二次創作小説(紙ほか)
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- フェアリーテイル 狙われた星霊魔導士〜ゾルディオとルーシィ〜
- 日時: 2020/08/18 14:12
- 名前: ソラ (ID: Dc7kH2Yb)
5年前の作品を見返してたら、書き途中のものがあったので、復刻したいと思います。
最後まで、書き続けられるといいな・・・、と思います。
プロローグ
キャンサー「できたエビ。」
ルーシィ「ありがと!キャンサー!」
ルーシィは仕事に行く前に髪の毛をセットしてもらっていた。
キャンサー「ルーシィの髪もだいぶ伸びたエビね。」
ルーシィ「うん。大人っぽくなってきたかな?」
ルーシィの髪は胸の下辺りの長さまで伸びていた。
ルーシィ(ナツが見たら、どう思ってくれるのかな?)
ルーシィは心の中でナツのことを想っていた。ナツが旅立って半年。ルーシィはナツの帰還を心待ちにしていた。
ルーシィ(フェアリーテイルが解散して半年かぁ。みんな元気にやってるのかなぁ。)
ナツが旅立った次の日、マスターからフェアリーテイルを解散するという話があり、フェアリーテイルのメンバーはばらばらになり、それぞれの道を歩んでいた。
ルーシィは週刊ソーサラーの記者になっていた。
ルーシィ「よし、今日も一日頑張ろう!!」
ルーシィはクロッカスにある自宅を出た。
今日はセイバートゥースを取材する日。ユキノたちとの再会をルーシィは楽しみにしていた。
この時、ある計画が進んでいることを誰も知らなかった。
- Re: フェアリーテイル 狙われた星霊魔導士〜ゾルディオとルーシィ〜 ( No.38 )
- 日時: 2020/12/31 17:03
- 名前: ソラ (ID: Dc7kH2Yb)
第38話
ゾルディオたちが到着した日の昼
(ステラ王国 ザッシュの牢獄)
ルーシィ「痛い!!!いやぁ!!!!!」
ザッシュ「いい鳴き声だ!」
ルーシィ「いやぁぁ!!!あん!!やめて!!!!!」
ザッシュ「もう少し血をもらうぞ」
「ジュパッ!」
ルーシィ「ぐっ・・・。あん!!いやぁ!!!!!!」
ルーシィはボロボロになっていた。
ルーシィ「ハァ・・・。ハァ・・・。痛い・・・。」
ザッシュ「今日はここまでだ!ははは!いい鳴き声だった。そそるなぁ!!」
ルーシィ「もういや・・・。はぁ・・・。誰か助けて・・・。」
ルーシィは弱り切っていた。
ザッシュ「まだ3日目だろ?まだまだ、たくさん血をもらうぜ!他の女はもう何ヶ月も毎日血をくれてるんだ。」
ルーシィ(ゾルディオ様・・・。お元気ですか?わたくしはもう・・・。会いたいですわ・・・、ゾルディオ様。)
ルーシィは涙を流していた。
ザッシュ「さぁ、次の女の血をもらう。お前は自分の牢獄に戻れ!」
ザッシュの目が赤く光った。
そして、ルーシィの目が赤く染まった。
ルーシィ「はい。」
ルーシィはザッシュに操られ、自分の牢獄へ戻っていった。
(アヴァタール船 甲板)
ジェローム「ちょうど夜中に到着したな。」
船はステラ王国沖に到着した。時刻はちょうど24時頃だった。
ゾルディオ「ヒスイ、感知を頼む。」
ヒスイ「わかりましたわ。」
ヒスイは呪力を自身の角に集めた。
グレイ(ヒスイ姫もとんでもないことになってしまったな。)
ヒスイ「はぁ!!!!」
メアリー「すごい呪力ねぃ!悪魔化ってとんでもない力ねぃ!」
ヒスイ「状況が見えましたわ!まず、街の外れにある大きな森。そこの麓にある鳥の巣というところにアヴァタール兵とユキノが幽閉されていますわ。」
ジェローム「見張りは?」
ヒスイ「見張り兵はいません。ただ、入り口に大きな鳥がいますわ!私たちの比ではない大きさですわ。」
ジェローム「なるほど、そんな生物の巣に幽閉しているのか。」
ヒスイ「戦闘力は高そうですわね。」
ゾルディオ「ル、ルーシィは?」
ヒスイ「ルーシィは鳥の巣にはいません。王宮の地下のある部屋にいますわ。私たちが戦闘した、こないだの部屋のもう少し地下深く入ったところですわ。」
ゾルディオ「見張りは?」
ヒスイ「アイツがちょうど入って行きますわ!私たちが倒せなかったザッシュという男がその部屋にいますわ。」
ゾルディオ「その部屋に行くまでの道中は?」
ヒスイ「ほとんど休んでいますわ。今日見張りを任されているのはスワンという足技を使う女。そして、兵隊50名程度ですわ。」
ゾルディオ「なるほど。さて、どう攻める?」
ジェローム「二手に分かれよう。俺はルーシィという女よりもアヴァタール兵の方が大事だ。鳥の巣に行く。グレイ、お前もついてこい!」
グレイ「なんで俺なんだよ!」
ジェローム「お前が信用するに値する男か見定めさせてもらう。」
グレイ「チィ!ちっとも信頼してもらえねぇな!わかったよ!」
ジェローム「残りのメンバーで王宮を攻めてくれ!」
ゾルディオ「了解。」
メアリー・アベル「了解。」
カミカ「今度こそルーシィ様のために役に立ちますわ!」
ヒスイ「待ってて、ルーシィ。すぐに助けますわ。」
グレイ「俺もさっさと鳥さんを片付けて、駆けつけてやるよ!」
ゾルディオ「雑魚兵をまずはどう片付けるかだな。ザッシュの元に一刻も早くたどり着きてぇ!」
ヒスイ「私もザッシュをこの目で見ています。ザッシュを倒すために悪魔の力に手を染めたのですわ。私もザッシュの元にすぐに行きますわ。」
ゾルディオ「メアリーの能力もザッシュ攻略のためには必要だ。よし、アベル・カミカお前らで雑魚兵を相手してくれ。俺とヒスイとメアリーでルーシィ救出に向かう。」
ヒスイ「途中までは5人で一緒に行きましょう。問題はスワンという女。私がすぐに倒しますわ!」
ゾルディオ「作戦開始は1時間後の午前1時。夜明け前にすべてを終わらせこの国を出発するぞ。」
ジェローム「作戦も固まったな。俺はアヴァタール兵を救出し、船に誘導する。時間が余ればグレイと駆けつける。」
ゾルディオ「了解!ではみんな行くぞ!!」
一同「おう!」
アヴァタールはそれぞれの目的地へ向かって出発した。
(王宮)
ザッシュ「おやすみなさい、ソーニャ様。」
ソーニャ「おやすみなさい。」
王宮に付く者たちはみな眠りについた。
カプリ「スワン、見張りよろしくな。」
ドール「フランソワ、キャトリン、寝るとしよう。」
スワン「今日はあの侵入者たち来るかしら?」
スワンは夜の見張りに付いた。
ザッシュ「さてと、俺も部屋に戻るとするか。」
(ザッシュの牢獄)
ルーシィ「眠れませんわ・・・。」
深夜になったが、ルーシィは寝付くことができなかった。
ルーシィ「痛いですわ・・・。」
ルーシィは3日連続で体中を切りつけられ、傷もどんどん大きくなっていっていた。
「カツ・・・。カツ、カツ。」
ザッシュが入ってきた。
ザッシュ「さてと、昨日は一日休んだし、今日は誰か犯させてもらおう。」
女の子A「いや・・・。」
女の子B「今日は誰が・・・。」
ルーシィ「あっ・・・。」
ルーシィは2日前の出来事をフラッシュバックしていた。
ルーシィ(わたくしゾルディオ様以外の男とあんなことを・・・。わたくしはもうこれ以上は絶対・・・)
女の子C「ザッシュ様、私でお願いします!」
ザッシュ「ほう。」
他の地下牢にいた女の子がザッシュに名乗り出た。
ルーシィ「なんで?」
女の子D「いや、私で!」
女の子E「いや私とお願いします。」
ルーシィ「「どういうことですか!?」
ザッシュ「ほう、教えてやろう。ここにいる女は毎日血を奪われている。どうだ、気持ちいいか?」
ルーシィ「そんなわけありませんわ。」
ザッシュ「だろう。血を奪われる以外はずっと牢獄でぼうっとするのみ。楽しいか?」
ルーシィ「そんなわけありませんわ。」
ザッシュ「だろう。じゃあ何が気持ちよくて、何が楽しくて生きているのか・・・。そう、俺がこうやって気持ちよくさせてあげることでこいつらは命を長らえているんだよ!俺がこうやって女どもに快楽を与えてやっているんだよ!!」
ルーシィ「そんな・・・。」
ザッシュ「お前もこないだどうだった?あぁ?気持ちよかっただろ?」
ルーシィ「そ、そ、そんなことありませんわ。」
ザッシュ「動揺しているじゃないか。ははーん!これは気持ちよかったってことだな。」
ルーシィ「そんなことないって言っているではありませんか!!」
ザッシュ「まぁまぁ、ムキになるな。」
ルーシィ「わたくしは絶対にあなたなんかに屈しませんわ!」
ザッシュ「面白い!お前もすぐにこの女どもと同じ精神状態にしてやるよ!!よし、決めた!今日もお前を犯してやろう!そして、前回よりもずっと気持ちいいことをしてやる。そしてお前に言わせてやる。ザッシュ様、わたくしを犯してくださいとな!!ハハハ!」
ルーシィ「いや、嫌ですわ!!!」
ザッシュ「来い!」
ザッシュの目が赤く光った。
ルーシィの目も赤く染まった。
ルーシィ「はい。」
ルーシィはザッシュの後ろをついて行った。
ルーシィ(こんな男とまた?絶対に嫌ですわ!!!わたくしはゾルディオ様のもの。ゾルディオ様以外の男とまたやるなんて・・・。誰か、助けて!!いやぁぁぁ!!!!!)
- Re: フェアリーテイル 狙われた星霊魔導士〜ゾルディオとルーシィ〜 ( No.39 )
- 日時: 2021/01/03 15:07
- 名前: ソラ (ID: Dc7kH2Yb)
第39話
(鳥の巣内)
ユキノ「寒いですわね・・・。」
兵士A「あれからもう3日ですか?」
ユキノ「毎日一人ずつ鳥に連れてかれてしまってますわね・・・。」
兵士B「今日の夜は同期の者がブロックに閉じ込められました。」
兵士C「今日までにブロックに入れられた者たちは戻ってきていません・・・。」
ユキノ「鳥が足で持って行ってどこかに捨てているんですかね。」
兵士A「そういう処刑の仕方なんでしょう。」
ユキノとアヴァタール兵が大量に捕らえられていた。
ユキノ「処刑に人間の手も必要ないんですね。」
兵士B「こう魔封石の錠で封じられては何も抵抗できません。」
ユキノ「不安でなかなか寝付けませんわ。」
「バゴォーン!」
その時大きな音がした。
ユキノ「何事ですか?」
兵士C「あなたは・・・。」
兵士A「ジェローム様!」
ジェローム「我が暗黒剣は振れた物を腐敗させる。」
ジェロームが剣で鳥の巣の壁を切り裂いていた。
グレイ「さてと、鳥さんはっと・・・。」
ジェローム「コイツか!?」
ジェロームとグレイの目の前に大きな鳥が寝ていた。
ジェローム「我が暗黒剣は何もかも腐食させる。おりゃぁ!!!」
ジェロームが鳥に斬りかかった。
鳥「クェ?クェェェェ!!!」
鳥が目を覚ました。
ジェローム「羽を斬られた気分はどうだ?」
鳥の右羽根が斬られていた。
グレイ「さてと。氷魔 零ノ太刀!!!」
鳥「クェェェ!!!」
グレイ「とどめだ!アイスメイク シルバー!!」
グレイが鳥に斬りかかった後、凍らせた。
鳥「・・・。」
ジェローム「コイツ、強い!」
グレイ「へへ、いっちょ上がり!!」
兵士A「さすがジェローム様。そして、誰かはわかりませんが、ありがとうございます!」
ユキノ「助かります。」
ジェローム「動くな。我が剣で錠を腐敗させてやる。全員錠を外せたら船へ、アヴァタールへ帰るぞ。」
兵士一同「はいっ!!!!」
グレイ「さてと、俺は王宮の方へ駆けつけるぞ、いいな?」
ジェローム「まぁ、いいだろう。」
こうして鳥の巣解放組の方は任務を終えた。
(王宮入り口)
ヒスイ「あなたが幹部ですね」
スワン「あーら、あなたやるじゃない!」
スワンとヒスイが一戦を交えていた。
ヒスイ「さっさと片付けさせてもらいます。」
スワン「とぅわ!!」
スワンがヒスイに襲いかかってきた。
ヒスイ「悪魔の力をなめないでください!デビルウィンドウ!!」
ヒスイは黒い風を起こした。
スワン「何コレ?まとわりついて動けな・・・。」
ヒスイ「デビルストーム!!!」
スワン「いやぁ!!・・・。」
スワンにまとわりついた風の渦が一斉にスワンに斬りかかった。
スワン「・・・。」
ヒスイ「さぁ、ゾルディオ様急ぎましょう!」
ゾルディオ「さすが、ヒスイ。最高の我が奴隷だ。」
ヒスイ「お褒めのお言葉ありがとうございます。ルーシィよりも優れている姿、存分に目に焼き付けてください。」
ゾルディオ「アベル、カミカ、あとは頼むぞ!」
アベル「うん!」」
カミカ「すぐに片付けて退路を確保しておきます!」
ゾルディオ、ヒスイ、メアリーはルーシィの元へ急いだ。
(ザッシュの牢獄)
ルーシィ「あん!いゃああああ!!!!!!!!」
- Re: フェアリーテイル 狙われた星霊魔導士〜ゾルディオとルーシィ〜 ( No.40 )
- 日時: 2021/01/10 22:42
- 名前: ソラ (ID: Dc7kH2Yb)
第40話
(ザッシュの牢獄)
1時間前
ザッシュ「ほら、入れ!」
ルーシィ「はい。」
ルーシィはザッシュに操られ、3日前にも入った地下牢のベッドのある個室に入った。
ザッシュ「今日は特別だ!俺もお前を気持ち安くしてやるために、気分を上げたい。ボロボロな姿のままじゃ、どうも気分が乗らなくてな。」
ルーシィ「?」
ザッシュは召使いを連れてきた。
ザッシュ「きれいにしてやれ!」
召使い「かしこまりました。」
ザッシュは召使いに裸姿のルーシィを着替えさせた。
ルーシィは黒のゴスロリ衣装を着させられた。
召使い「せっかくザッシュ様に犯されるんです。髪型も服装に合わせないと。」
ルーシィは高い位置で髪を二つ縛りにされた。そして、二つ縛りにされた髪をアイロンで巻かれた。
召使い「ツインドリルという髪型です。さぁ、ザッシュ様できました。」
ザッシュ「おぉ!きれいなお嬢様って感じになったな。ペロッ。犯しがいがありそうだ。」
ルーシィ「やめなさい!」
ザッシュ「さぁ、気持ちよくさせてやるよ!」
ルーシィ「嫌ですわ!!わたくしはゾルディオ様のもの。ゾルディオ様以外の男となんてもう二度と・・・。」
ザッシュ「ほれ。」
ルーシィ「・・・、あぁ・・・、あぁん!!」
ザッシュ「ほらどうだ?気持ちいいか?」
ルーシィ「やめなさい!いやぁ!」
ザッシュ「いやだね!おりゃぁ!」
ルーシィ「いやぁ!!あん、ああん!!!いやぁぁぁ!!!!!!」
ザッシュ「へへへ、どうだ?気持ちいいか?」
ルーシィ「やめなさい!気持ちよくなんてありません!!」
ザッシュ「本当にそうか?ほれ!」
ルーシィ「あぁん!!はぁ、いやぁ!!あん!!!あっ、ダメ!!!あぁん!!!」
ザッシュ「自分に正直なったらどうだ?感じてるじゃないか。」
ルーシィ「はぁ・・・、はぁ・・・、感じてなんか・・・、あぁん・・・、いませんわ・・・、あっ!いやぁあ!」
ザッシュ「どうだ?」
ルーシィ「体さえ、体さえ動けば・・・。」
ザッシュ「ちゅ。」
ルーシィ「んーっ!!」
ザッシュ「ちゅ!ちゅ!」
ルーシィ「んー!んー!」
ザッシュ「さぁ、俺のことをまずは気持ちよくしてくれ!」
ザッシュの目が赤く光った。
ルーシィ(いやですわ、こんな男の奴を口になんて・・・。)
ルーシィ「ごぷっ!」
ザッシュ「あぁ・・・。」
ルーシィ「んー。んんー。ごぷっ。んー。」
ザッシュ「あぁ、気持ちいい。」
ルーシィ「んー・・・。ん・・・。んん!」
ザッシュ「あぁ・・・、あぁ・・・。」
ルーシィ(もういやですわ!ゾルディオ様ぁぁ!!!)
「ばごぉーん!!!」
そのとき地下牢に大きな爆発音が響いた。
ヒスイ「いましたわ!」
ゾルディオ「ルーシィ!!」
ザッシュ「ちぃ、邪魔を!」
ゾルディオ「ん・・・、何しているんだ、ルーシィ。」
ちょうどルーシィが操られている姿がゾルディオの前に広がっていた。
- Re: フェアリーテイル 狙われた星霊魔導士〜ゾルディオとルーシィ〜 ( No.41 )
- 日時: 2021/01/11 17:45
- 名前: ソラ (ID: Dc7kH2Yb)
第41話
ゾルディオ「何しているんだ、ルーシィ・・・。」
ゾルディオはルーシィが目の前で行っていることを見て、愕然とした。
ザッシュはルーシィから離れた。
ルーシィ「ハァ・・・、ハァ・・・。違うんです、ゾルディオ様!」
ゾルディオ「なんでそんな男と?」
ルーシィ「わたくしはこの男に操られて無理矢理・・・。わたくしはこの首輪のせいで思考を奪われて、体を動かす指示を脳から出せなくなっているのです・・・。」
ゾルディオ「本当か?」
ルーシィ「信じてください。わたくしはゾルディオ様のものですわ!ゾルディオ様以外の男なんて受け入れられません!それをこの男が無理矢理・・・。助けてください!ゾルディオ様!!!!」
ゾルディオは号泣しながら訴えるルーシィの方から、ザッシュの方に体の向きを変えた。
ゾルディオ「貴様ぁぁ!!俺のルーシィに何してくれたんだ?」
ザッシュ「ただ奴隷として生きていくのは辛いからな。俺が気持ちよくさせて上げてたんだよ!現にこの女はすごく感じていたよ。今日も前回もな!」
ゾルディオ「貴様ぁ!ルーシィに何をした!!」
ザッシュ「説明してやろうか?へへ。」
ルーシィ「やめてください!!」
ゾルディオ「お前だけは許さんぞ!!」
ルーシィ「ごめんなさい、ゾルディオ様。わたくしは動けません。助けてください!」
ゾルディオ「すぐに助ける。メアリー、頼む。」
メアリー「わかってるしぃ!」
ザッシュ「ん?お腹が・・・。」
ザッシュはお腹を押さえて膝をついた。
ゾルディオ「ヒスイ、頼む!」
ヒスイ「開け、獅子宮の扉、レオ!」
ヒスイ「開け、処女宮の扉、バルゴ!」
レオ「たぁぁ!!」
バルゴ「お仕置きだよ!!」
ヒスイ「デビルストーム!!」
ザッシュに向かって一斉攻撃を仕掛けた。
ザッシュは大きな煙の中に包まれた。
ゾルディオ「大丈夫か、ルーシィ。」
そのすきにゾルディオがルーシィを抱き上げた。
ルーシィ「ありがとうございます。ゾルディオ様!」
ザッシュ「この首輪、外れない!!」
ヒスイ「ここは危険です。この男は私が仕留めます!ゾルディオ様はルーシィを安全なところへ連れてってください!」
ゾルディオ「ありがとう、ヒスイ」
ゾルディオはルーシィをお姫様抱っこしたまま部屋を出て行った。
ヒスイ「さて。」
ザッシュ「ぐぐっ。やってくれたな。」
煙が散り、お腹を抱えたままのザッシュの姿が露わになった。
ヒスイ「ゾルディオ様のために、こいつを仕留めますわ!!」
(ステラ王国 書庫)
ゾルディオは地下牢から上の階に上がり、書庫のような部屋に到着した。
ゾルディオ「すまなかった、ルーシィ。俺がヘマしたせいで、お前が捕まってしまって・・・。」
ルーシィ「わたくしは大丈夫ですわ。ゾルディオ様が無事であったのが、わたくしにとって嬉しきことですわ!」
ゾルディオ「たくさん怖い思いをしたんじゃないか?ごめんな。」
ルーシィ「いいんです。こうやってわたくしなんかをゾルディオ様が助けに来てくれて、幸せですわ。」
ゾルディオ「それにしても、この首輪・・・。外れないし、これのせいで動けないなんて・・・。」
ルーシィ「あの男を倒さないと、おそらく外れませんわ。」
ゾルディオ「ヒスイが今戦っている。あいつも悪魔因子を体に取り入れた。なんとか倒してくれればいいんだが・・・。」
ルーシィ「ヒスイも悪魔因子と適合できたのですね。」
ゾルディオ「あぁ。」
ルーシィ「ゾルディオ様、一つお願いしてもいいですか?」
ゾルディオ「何だ?」
ルーシィはポロポロ涙を流し始めた。
ルーシィ「怖かったですわ・・・。辛かったですわ・・・。」
ルーシィ「そんな中ゾルディオ様が来てくれて・・・。本当はすぐにゾルディオ様の胸に飛び込みたかったですわ。でも、体が動かせなくて・・・。」
ルーシィ「ゾルディオ様。わたくしを抱きしめてもらえませんか?」
ゾルディオ「あぁ。ルーシィ、無事で良かった。」
ゾルディオはルーシィをきつく抱きしめた。
ルーシィ「ありがとうございます。わたくし幸せですわ・・・。」
ゾルディオ「俺もだ。良く無事でいてくれた。」
ゾルディオはしばらくずっとルーシィを抱きしめ続けた。
その頃、地下では戦闘が進んでいた。
- Re: フェアリーテイル 狙われた星霊魔導士〜ゾルディオとルーシィ〜 ( No.42 )
- 日時: 2021/01/13 22:07
- 名前: ソラ (ID: Dc7kH2Yb)
第42話
(地下牢)
ヒスイ「メアリー、そのまま頼みます!」
メアリー「任せてだしぃ!」
ザッシュ「腹痛にできるとは・・・。なんて都合のいい魔法なんだ。」
メアリー「すごいでしょ?」
ザッシュ「ぐぐっ・・・。だが、お腹が痛くても俺は目さえ見られれば!」
ザッシュの目が赤く光った。
メアリー「あれ?」
その時、メアリーの目も赤くなった。
ザッシュ「ぐぐっ・・・。魔法を・・・、使うのを・・・、やめろ!」
メアリー「はい。」
メアリーは魔法を解いた。
ザッシュ「さて。」
ザッシュはさらに目を赤く光らせた。
ザッシュは今度はレオを操った。
ヒスイ「レオ!」
ヒスイの呼び声に反応せず、レオはメアリーを攻撃した。
メアリー「あぁ・・・。」
メアリーは気を失った。
ヒスイ「そんな、メアリー・・・。」
ザッシュ「さてと、次は。」
ヒスイ「これはまずい。強制閉門!」
ヒスイはレオとバルゴが操られるのを恐れ、強制閉門した。
ザッシュ「ペロッ。お前も悪魔の力があるんだな。なんだ、だったらあの時お前も捕らえておけば良かった。」
ヒスイ「何を言ってるんですか?」
ザッシュ「決めたんだよ、お前も俺のものにしてやるってな!」
ヒスイ「私はあなたに屈しませんわ。」
ザッシュ「さぁ、俺に勝てるかな?もう一人の金髪には首輪がしてある。少し遠くに行こうといずれまた俺の元に戻すことができる。お前もアイツみたいにかわいがってやるよ!」
ザッシュとヒスイの戦闘が始まった。
30分後
(書庫)
「カツ、カツ、カツ。」
ゾルディオとルーシィは2つの足音が聞こえた。
ゾルディオ「終わったか?ヒスイとメアリーだな!」
ルーシィ「ごくっ。」
ルーシィは息をのんだ。
そして、ゾルディオとルーシィの前に人影が現れた。
そこにいたのはザッシュと首に首輪をつけられ、その首輪につけられた鎖で引っ張られたヒスイだった。
しかもヒスイは服をすべて脱がされ、全裸になっていた。
ヒスイ「すみません、ゾルディオ様。負けてしまいました。」
ザッシュ「さぁ、その金髪を返してもらうぞ!」
残念ながら、ヒスイはザッシュに負けて捕らえられてしまっていたのだ!
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