二次創作小説（紙ほか）
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- フェアリーテイル 狙われた星霊魔導士〜ゾルディオとルーシィ〜
- 日時： 2020/08/18 14:12
- 名前： ソラ （ID: Dc7kH2Yb）
５年前の作品を見返してたら、書き途中のものがあったので、復刻したいと思います。
最後まで、書き続けられるといいな・・・、と思います。
プロローグ
キャンサー「できたエビ。」
ルーシィ「ありがと！キャンサー！」
ルーシィは仕事に行く前に髪の毛をセットしてもらっていた。
キャンサー「ルーシィの髪もだいぶ伸びたエビね。」
ルーシィ「うん。大人っぽくなってきたかな？」
ルーシィの髪は胸の下辺りの長さまで伸びていた。
ルーシィ（ナツが見たら、どう思ってくれるのかな？）
ルーシィは心の中でナツのことを想っていた。ナツが旅立って半年。ルーシィはナツの帰還を心待ちにしていた。
ルーシィ（フェアリーテイルが解散して半年かぁ。みんな元気にやってるのかなぁ。）
ナツが旅立った次の日、マスターからフェアリーテイルを解散するという話があり、フェアリーテイルのメンバーはばらばらになり、それぞれの道を歩んでいた。
ルーシィは週刊ソーサラーの記者になっていた。
ルーシィ「よし、今日も一日頑張ろう！！」
ルーシィはクロッカスにある自宅を出た。
今日はセイバートゥースを取材する日。ユキノたちとの再会をルーシィは楽しみにしていた。
この時、ある計画が進んでいることを誰も知らなかった。
- Re: フェアリーテイル 狙われた星霊魔導士〜ゾルディオとルーシィ〜 ( No.23 )
- 日時： 2020/11/18 21:41
- 名前： ソラ （ID: Dc7kH2Yb）
第２３話
（翌日 地下牢）
アルカディオス「はぁ、はぁ･･･。」
スティング「･･･。」
ローグ「ん･･･。」
カミカ「もう･･･いや･･･。」
４人は一晩中豪門・ヒスイによって拷問を受けていた。
ゾルディオ「どうだ？こいつらは？？」
ヒスイ「ゾルディオ様！！」
豪門「たっぷり拷問させていただきましたなー。」
ゾルディオ「我が戦力になりそうな奴はいたか？」
ヒスイ「はい。この者たちの能力はしっかりと見極めさせていただきましたわ。」
ゾルディオはヒスイに特別な任務を与えていた。アヴァタールの戦力になるか見極める仕事をヒスイに託していた。
ゾルディオ「そうか。特殊な戦闘をする奴はいたか？」
ヒスイ「はい。スティング、ローグ、アルカディオスという者たちは単純な攻撃タイプの魔道士です。カミカという者は紙を飛ばし、様々な状態異常を引き起こすタイプです。」
ゾルディオ「そうか。アヴァタールに単純な戦闘タイプは必要ない。ブライヤたちが戦闘タイプの新しい幹部を連れてくるそうだ。それも超大物らしい。状態異常を引き起こす変則魔道士はアヴァタールにうってつけの戦力。豪門！そのカミカという女を洗脳しておけ！」
豪門「おちゃー！」
豪門はカミカを連れ出し、ラボへ向かった。
カミカ「いやー！」
ヒスイ「あの･･･。あのぉ･･･、ゾルディオ様。昨晩はルーシィと？」
ゾルディオ「一晩一緒に共にしたよ。」
ヒスイ「ゾルディオ様。ルーシィも任務を果たしてますが、ルーシィだけでなく、私のことも見てください。」
ゾルディオ「もちろんだ。お前も美しい俺の奴隷だ。」
ヒスイ「ありがとうございます。ゾルディオ様。」
ヒスイはゾルディオに肩を抱かれた。
ゾルディオ「これからもよろしく頼むよ、我が忠実な奴隷。」
ヒスイ「私はゾルディオ様のためだったら何でもしますわ。ルーシィよりも頑張りますわ。」
ヒスイはゾルディオの胸元に深く寄り添った。
ゾルディオ「ヒスイ。お前をかわいがってやりたいところだが、今から幹部会議がある。次の機会な。」
ヒスイ「残念です。またお願いしますわ。」
（アヴァタール会議室）
アーロック「全てはゼレフのために。」
アベル「全てはゼレフのために。」
メアリー「全てはゼレフのために。」
豪門「全てはゼレフのために。」
ゾルディオ「全てはゼレフのために。」
ルーシィ「全てはゼレフのために。」
アーロック「ルーシィ、昨日はご苦労だった。お前の実力はアヴァタールの幹部にふさわしい。」
ルーシィ「ありがとうございます。」
ゾルディオ「ユキノは代わりに幹部クビだ。ヒスイ、ユキノは我がゾルディオ部隊に入れさせてもらう。ルーシィ、お前は自分の鍵でルーシィ部隊を引き連れてくれ。」
ルーシィ「はい。ゾルディオ様の期待に応えられるようにわたくし頑張りますわ！」
アベル「新たな捕虜は？」
豪門「変則魔道士は現在洗脳中ですなー。我が豪門部隊に加えたいですなー。」
ゾルディオ「ルーシィが捕まえた捕虜だ。ルーシィ部隊に入れる。」
豪門「あちゃー。残念ですなー。」
アーロック「まぁ、何でもよい。これより議題に進む。」
メアリー「はい。」
アーロック「浄化作戦を明日実行する。」
ゾルディオ「場所は？」
アーロック「ステラ王国。」
アベル「ステラ王国？」
アーロック「そうだ。ステラニウムで有名だが、あそこには黒魔術を信仰する者がいると聞く。」
ゾルディオ「で？」
アーロック「どうやら我々と信仰が異なるらしい。ゼレフのための黒魔術ではない。そんな国は必要ない。」
豪門（ゴクリ。）
アーロック「その国の穢れなき魂を捧げることで、黒魔道士ゼレフを導けないか試みる。我々は彼と歩くために、ステラの魂を供物として捧げよう。」
ルーシィ「ゾルディオ様もその作戦に賛成なのですか？」
ゾルディオ「あぁ。」
ルーシィ「ではわたくしもゾルディオ様のために頑張りますわ！」
アーロック「向かうのはアベル、ゾルディオ、ルーシィ。お前たち３部隊に任せる。」
ゾルディオ「おう。」
アベル「はい。」
ルーシィ「ゾルディオ様のためにも、わたくし頑張ります！」
３部隊はステラ王国へ向かう準備を進めだした。
- Re: フェアリーテイル 狙われた星霊魔導士〜ゾルディオとルーシィ〜 ( No.24 )
- 日時： 2020/11/29 19:02
- 名前： ソラ （ID: Dc7kH2Yb）
第２４話
ゾルディオの部屋にて、アベル、ルーシィ、ヒスイ、ユキノが集まり、作戦会議が開かれていた。
ゾルディオ「一般市民、雑魚を相手にしているのには労力がかかってしまう。」
アベル「じゃあ、どうするの？」
ゾルディオ「雑魚は我々の雑魚の手下どもをぶつける。我々の雑魚の指揮をユキノ、お前に任せようと思う。ちゃんとできるか？」
ユキノ「任せてください。もう二度と失敗はしません。」
ゾルディオ「王国兵が外に出てくるだろう。そいつらを相手してくれ。」
ユキノ「かしこまりました。」
アベル「えー、僕たちはどうするの？」
ゾルディオ「雑魚たちをユキノが相手している間に、王宮に潜入する。黒魔術に手を出しているのは王宮内にいるらしい。王宮兵の幹部クラスを俺、ルーシィ、ヒスイ、カミカ、アベル、少数精鋭で葬り去る。」
アベル「カミカ？」
カミカ「はい、私もこの作戦に加わりますわ。ルーシィ様のために私は尽力します。」
ゾルディオ「はっはっは！カミカの洗脳が終わった。ルーシィ、お前の部下として洗脳しておいた。」
ルーシィ「わたくしのためにありがとうございます、ゾルディオ様。部下がいようといまいとゾルディオ様のために尽力するだけですわ。」
ヒスイ「私もゾルディオ様のために尽力します。」
ルーシィ「では、戦闘ですね。ドレスでは戦いませんわ。奴隷服に着替えてきますわ。」
ルーシィはドレスから奴隷服に着替えに行った。
ゾルディオ「１時間後に出発する。到着は今日の深夜。深夜にユキノ部隊が奇襲をかける。俺ら５人は早朝に王宮に潜入する。」
（××丘）
ブライヤ「お前が新入りか。」
ジェローム「その体･･･。黒い･･･。」
グレイ「これは悪魔の力だ。」
ブライヤ・ジェロームとグレイが対峙していた。
ジェローム「なぜアヴァタールに入ろうとした？」
グレイ「俺はゼレフ書の悪魔、Ｅ．Ｎ．Ｄ．に興味がある。Ｅ．Ｎ．Ｄ．の書を手に入れるためには、ゼレフに近づかなければならない。お前たちはゼレフに出会うために活動していると聞いた。」
ブライヤ「確かにそうだが。」
グレイ「俺とお前たちの最終目的は一致している。その目標を達成するために、力を貸してやるよ。」
ジェローム「お前はフェアリーテイルにいたと聞く。そんな正規ギルドにいた奴を簡単には信用できん。」
グレイ「確かにそうだ。ただな、俺は今悪魔に取り憑かれている。この体を見ろ、悪の力が湧き出てくる。もうフェアリーテイルに未練もねぇ。殺しだってなんだって協力してやる。」
ブライヤ「黒い･･･。」
グレイ「すぎに信頼してもらえるとは思っていねぇ。行動で信頼を勝ち取ってやる。」
ジェローム「わかった。本部に連れてってやる。ついてこい。お前をアヴァタールに入れるかは、あとはアーロック様に決めてもらう。」
グレイ「わかった。」
グレイはアヴァタールに戻るジェローム・ブライヤについて行くことになった。
グレイ（潜入成功！）
- Re: フェアリーテイル 狙われた星霊魔導士〜ゾルディオとルーシィ〜 ( No.25 )
- 日時： 2020/12/02 17:34
- 名前： ソラ （ID: Dc7kH2Yb）
第２５話
ゾルディオ「出発の準備は整ったか？」
ルーシィ「整いましたわ。」
ゾルディオ・アベル・ルーシィ・ヒスイ・ユキノ・カミカがアヴァタールの本部前に集結した。
アベル「みんな同じような服着てて面白いね。」
ヒスイ「私たちはゾルディオ様の奴隷。当然ですわ。」
ルーシィは黒、ヒスイはピンク、ユキノは白、カミカは紫の奴隷服を身にまとっていた。
ゾルディオ「さぁ、行くぞ！」
６人は兵を従え、ステラ王国に出発した。
（ステラ王国）
ザッシュ「さぁ、今日も純血な血をいただこう！」
女性たち「いやぁ！！」
ザッシュ「だいぶ集まってきたが、全然足りんな。黒魔術のためには大量の純潔な血が必要。あと１年くらいか･･･。強力な魔道士の血がほしいが、この国にはいないからな。」
ザッシュは地下室で女性たちの血を奪っていた。
ソーニャ「ザッシュ様！」
ザッシュ「おやおや、ソーニャ様。どうかされましたか。」
ソーニャ「またひどいことを･･･。アニムズ陛下がお呼びです。」
ザッシュ「そうですか。では行きましょう。」
２人は王の間へ向かった。
ザッシュ「陛下、お呼びでしょうか？」
アニムズ「お前もともとフィオーレにいたんだよな？」
ザッシュ「そうですが。」
アニムズ「ドラゴンクライというものを知っているか？」
ザッシュ「知りませんが。」
アニムズ「ならそれはそれでいい。ただ、ドラゴンクライを手に入れたい、至急な。これが手に入れば我が念願が実現する。」
ザッシュ「どういうことですか。」
アニムズ「多くを知る必要はない。手に入ればこのステラ王国が救われる。」
ザッシュ「ステラニウム関係のことですかな？」
アニムズ「まぁ、そんなところだ。」
ザッシュ「それはどこにあるのですか？」
アニムズ「フィオーレにあるらしい。だからお前に在処を調べてほしい。そして届けてほしい。」
ザッシュ「なるほど。」
ザッシュ（フィオーレか。フィオーレに行けば、魔道士の女がたくさんいるはず。我が能力を使えば拉致できるな。我が黒魔術の成就にも近づくな。）
ザッシュ「かしこまりました。至急調査します。」
アニムズ「頼む。」
ザッシュ「はっ。」
ザッシュは王の間を出た。
ザッシュ（我が黒魔術が完成すれば、こんな奴に従っている義理はない。ははは！俺の時代がより早く実現できるチャンスが来た！）
ザッシュはフィオーレの女性を捕らえ、純潔な血を手に入れるという計画を思いついていた。
ザッシュ（一応ドラゴンクライがどんなものかも調べるか。あの陛下が手に入れたいって言ってるんだ。きっと裏があるぞ。）
ステラ王国内ではそれぞれの陰謀が動き始めていた。しかし、それらが実現する前に、ある大きな事件が国内で始まろうとしていた。アヴァタールの波が押し寄せていることに、このときは誰も気がついていなかった。
- Re: フェアリーテイル 狙われた星霊魔導士〜ゾルディオとルーシィ〜 ( No.26 )
- 日時： 2020/12/02 17:41
- 名前： ソラ （ID: Dc7kH2Yb）
第２６話
（ステラ王国）
アベル「到着！」
アヴァタール一行を乗せた船がステラ王国浦野岬に到着した。
ゾルディオ「よし。俺、ルーシィ、ヒスイ、カミカ、アベルは今から島に上陸し、潜入を試みる。ユキノたち兵士はここに待機。深夜２時、奇襲をかけろ！」
ユキノ「かしこまりました。」
アベル「潜入かぁ。でもこんな奴隷服を着たのが３人も島に現れたら怪しくない？」
ルーシィ「クスクス。ばれないように潜入することは容易いことですわ。」
ゾルディオ「行くぞ！」
アヴァタールは深夜に向けて、動きを始めた。
（王宮）
ソーニャ「おやすみなさい。みなさん。」
夜が更け、ソーニャは眠りについた。
アニムズ「おやすみ。」
王宮内の兵士も陛下が眠りについたのを確認し、それぞれの部屋に入り、休みについた。
ザッシュ「さて、俺も陛下の命に従い、調査に入る。夜の警備を頼むぞ、スリースターズ。」
スワン「はい。」
カプリ「りょーかい。」
ドール「フランソワ、キャトリン、夜の警備だ。」
（ステラ王国 裏の岬）
ユキノ「２時ですわ。行きますよ、みなさん。」
兵士「はっ！」
ユキノ「今度こそ任務を達成しますわ。ゾルディオ様の信頼を回復してみせますわ。」
アヴァタールの策略が今、始まろうとしていた。
- Re: フェアリーテイル 狙われた星霊魔導士〜ゾルディオとルーシィ〜 ( No.27 )
- 日時： 2020/12/02 17:46
- 名前： ソラ （ID: Dc7kH2Yb）
第２７話
ユキノ「行きますわ！！」
兵士「おーっ！！！」
アヴァタールの兵士が一斉に島になだれ込んだ。
ユキノ「目指すは王宮。一目散に王宮を目指してください！！」
（王宮）
カプリ「外が騒がしいな。」
スワン「何かありましたね。見張り兵に報告をさせなさい。」
兵「はい。」
見張り兵「大変です！！大量の軍隊が王国の方になだれ込んできます！！」
ドール「なんだって？フランソワ、キャトリン、大変なことになってきたな。」
スワン「カプリ、ザッシュ様に報告を。私とドールで外に駆けつけますわ。」
カプリ「りょーかい。」
ドール「フランソワ、キャトリン、行くぞ。」
（王宮ある兵士の一室）
兵士「うっ･･･。」
アベル「潜入成功！」
ヒスイ「容易いですわ。」
ルーシィ「これからどうするのですか、ゾルディオ様。」
ゾルディオ「しばらくこの部屋に待機だ。たくさんの兵が外に出て静かになったところで動く。黒魔術の魔力を感じるか。ルーシィ。」
ルーシィ「そうですわね、ひしひしと感じますわ。この部屋からかなり地下深くに進んだ道から感じますわ。」
ゾルディオ「そこに向かう。アヴァタールに異を唱える黒魔術など不要。潰すぞ！」
ルーシィ「任せてください。クスクス、この悪魔の力をまた発揮するときが来ましたわ。」
ルーシィは胸の呪印を解き放った。
ルーシィの肌は水色に変わり、角、悪魔の羽が生え、顔が悪魔の呪印に覆われた。
ヒスイ「ずるいわ、ルーシィ。私もそのような力を手にしてゾルディオ様に貢献したい。」
ゾルディオ「まぁ、そう言うな。お前にはお前なりにできることがある。頼むぞ。」
ヒスイ「はい、ゾルディオ様！」
（ステラ王国 王宮前）
王国兵「止めるぞ！！」
ユキノ「出てきましたわね。こちらも行きますわ！」
アヴァタール兵「はぁーっ！！」
王国兵「はぁーっ！！」
兵と兵がぶつかり始めた。
ユキノ「開きなさい、暗黒の扉。デーモン！！」
ユキノが悪魔を召喚した。
王国兵「何だ、あれは？」
王国兵「でかい･･･。」
デーモン「うぉー！！」
デーモンから雷が放たれた。
王国兵「うぅ･･･。」
王国兵「あぁ･･･。」
王国兵「ぎゃー！！」
王国兵が次々と倒れていった。
ユキノ「容易いですわ。このまますぐに殲滅させてあげますわ！」
デーモンの攻撃が猛威を振るっていた。
スワン「すごいことになってるわね。あの悪魔を操ってる者がいるはずですわ。その術者を私が倒しますわ。ドール、悪魔をお願い。」
ドール「フランソワ、キャトリン、任務を開始する。」
ユキノとスワン・ドールが対峙しようとしていた。
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