二次創作小説(紙ほか)

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ドラえもん+オリジナル (あらすじ)
日時: 2022/05/16 19:55
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

それは、ずっと待っていた。
ある物の体の中で。
そして、時々話しかけて、酷いいじめにあった時は、ジャイアンとスネ夫はニュース沙汰になるほどの大けがを負わされ、その者との会話が、のび太は唯一の楽しみとなり、何時の間にやら、唯一の友達になっていったのだ。

それが、どんな目的で、のび太の中に潜んでいたかもしれずに、ドンドン育って行き、ついに、目覚めの時が来たのだった。

そう。彼が怒りと憎しみと疑問に満ちた時、ついにそれは外に出る事ができ、そのお礼として、のび太にある力を与え、その為の魔方陣を描くように言うと、彼は必死に書いて行く。

そして、ついに完成し、それはのび太にどんなパワーが与えられるのだろうか?

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(第14章 勇気と奇跡。豊の馬鹿力ならぬバカ魔法?) ( No.16 )
日時: 2022/05/08 15:25
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 そして、リフェレスと豊の闘いは始まった。
だが、元からこの世界に呼ばれたのではなく、巻き込まれただけの彼の力では、もうなんにもできないと、皆は思っていたが、理沙は知っている。彼が必死になって、理沙の魔導書をコッソリ読んでいた事を。
それは彼が、魔法力を闘いの為でなく、守りの為に欲していたからだ。

それでも、彼は一度だけ魔法を使った事が有ったが、コントロールがうまくできずにいた。

修行をしたいけど、魔法力がそんなにない為、どうにかしたいと本当に思っていたが、近くに魔法について学べる所を探すが見つからなかった。

一方のイルミは元から魔法力が凄く、その才能も有り、彼女にも頼めないしと、彼はホントに困っていた。

ラマースは、召喚力も増し、今ではドラゴン系列の物まで呼ぶことに成功していたのだ。

レミアは、剣術はすごく、剣の力だけで、魔王軍の半分をなぎ倒してしまった

一方の豊の方は劣勢に立たされており、アチコチが傷だらけだ。
「く、クソ~!!」
「ホーホホホ。たかが人間で大人なお前に何ができるのじゃ? もう降参した方が良いのではないか?」
と、バカにしてくる。
と、その時、魔法の杖が反応した。
理沙は遠くにいる為、パワーを送るのは無理だ。
「それではジ・エンドと行こうかの~」
「だ~れが、ジエンドだ――――――!!!」
と、彼は魔法力をそのまま流すが、そんな技が効くわけ等なかった。
「ホーホホ。いかんの~悪あがきは、今ので魔法力がかなり減ってしまったぞ? さあどうする? 人間よ。お前のその杖は飾りか? にしてはちと派手でではないか?」
「うるせえ! こいつは国王から貰った物だ。そんなにやすやすと手放せるか!?」
「ではそれを何に使う? な、何って、魔法を使う為に決まってるじゃねえか!」
「では聞くが、お主は一体どんな魔法が使えるというのじゃ? ならば今ここで出してみよ。お前さんのいう魔法を」
「う、うるせん! なんでお前に指図されなきゃいけねえだ!」
「おやおや? その口調からすると、魔法力が全然ないようだな。それでは皆の足を引っ張るだけじゃぞ! 今、この世界とお前達の世界は、滅びようとしておるそうじゃな~。さて、お前さんが魔法力を出して現実世界を守るか。はたまた、幻想世界が勝つかの正念場じゃぞ~」
と、彼はからかう様に言う」
するとそん時、宝形が少しずつではあるが、光り始めたが、豊は全然気づいていなかった。
自分に魔法力が宿り始めていた事に……

そして、皆と同様、火が何かの形になり、それが終わると、炎の字となった。
「! これは……唱えるってのか? こいつを……迷ってるばあいじゃねえ! 受けてみろ! サラマンダーバースト!!」
と、その宝石が光輝き、凄まじい炎となって、突き進み、途中から、ドラゴンの顔の様になると、口を開けて、彼を飲み込んだ。

だが、これで参る程の彼ではなかった。
豊はそれを知っていたのか、今度は、何故か、何をすれば良いのかわかった。
「不死鳥フェニックスよ。今こそ我に力を与えよ。邪悪なる者を消し去り、2つの世界の平穏を、取り戻す為に!!」
と言うと、またもや今度はオレンジ色に光った。
流石に、これはマズいと、そこから逃げようとするが、リフェレスの周りは炎だらけで、さっきから消そうとしているのだが、消えず、逆にこちらが押されつつあった。
「ば、バカな。何故魔法力のないはずの人間にこれ程のパワーが!?」
と言っていると、豊のパワーはすさまじく、今度はジャンプしてそのフェニックスのパワーをそのままその炎にぶつけると、これには、流石の彼もたまらず、消し飛んだ。

これを一部始終見ていた理沙は、目が点になった。

まさかこの短期間で、あんな巨大魔法を出すとは思わなかったのだ。

だが、彼の魔法力は使い切ったのが倒れてしまった。
「豊。大丈夫?」
「ああ。なんとかなった~てか、も~ダメ。うごけね~よ~」
「はあ~。後は私が何とかするから、あなたは休んでて」
と、回復魔法で疲れを傷を癒してくれた。
「スマネエな嬢ちゃん。あ~俺ってなさけね~」
「そんな事ないわ。魔王軍の1人をやっつけたんですもの」
「やれやれ。この杖のお陰だな。恐らくは」
「でも、守る為の力をって言ったシーンは素敵でした。あなたは攻撃ではなく、守り為のパワーを使ってくれた。本当にすごい事なのですよ」
「ヘヘヘ。あ~あ。こりゃしばらく動けそうにねえな~。てか、こんな状態じゃあ……」
と言っていると、そこを待っていたかの様に、凄まじい魔物の大群が現れた。
「やはり思った通り! 彼の力が尽きるのを待ってたのね!」
「足手まとい引っ込んでろ!」
「そうだそうだ!」
と、魔物たちは、理沙を襲おうとすると、彼女は、豊にバリアを張ると、魔法を使って戦いだすが、かなりの数だ。

ここから先へは一歩も行かせねえ! この先には、王と女王がになられた方がおられ場だ。お前達をここで足止めしておけとのご命令だ。sの為にゃ仲間達もあっちこっちにいるんだ! さあ宴の始まりだ~!!!」
と魔王の手下達が襲ってくると、理沙は冷静に魔法力で大半を片付けて行く。
「あいつから本をぱくっちまえ~」
「お~~~~~~!!!」
と、皆が来た時、
「理沙! 伏せてろ!!」
と、豊の声がして伏せると、凄まじい雷撃と共に、半分以上の手下がぶっ飛び、もう半分は余りの事に逃げ出そうとすると、理沙が留めをさした。
「豊。今のは、あなたが?」
「ああ。俺、魔法って特別な力かなってずっと思ってたんだ。そしたら、なんつうか、天使みたいな人が出て来て言ったんだ。
「あなたは優しい人。それを武器に闘いなさい。皆を守る為の力を与えます」
って言われて出したのが、さっきの雷撃ってわけだ」
「そうだったの」
「さ、行こうぜ! 急がねえと、本当にどっちの世界も滅んじまう!!」
「はい!」
と、2人は皆の元に急いでいると、
底へ大きな白い鳥が飛んできた。
「乗んな!」
「サンキューラマース」
「ありがとう」
「さっきの奴、凄いじゃないか。ありゃ火事場のなんとやらって奴に似てる。でも、それでもアンタは攻撃じゃなくて守る方に力を使いたいって願ったんだろ? だからだよ。だから天使は答えてくれたんだ。アンタの気持ちにね」
「多分な」
「私も……かな?」
「え? 私は体が弱いのに、最近では、なんともなくなってきています。これってどういう事なのかしら」
「さあな」
「! あれは」
と、皆が見てみると、そこには、戦う美穂がいた。
彼女はどうにか頑張っているが、かなりヤバイ感じになっていた。

パソコン部で体を鍛えてなかった所をつかれたのだ。
「チィ! 美穂がパソコン部だった所を付きやがったな!」
「助けなきゃ!」
「イヤ。それじゃダメだ。なんとか彼女の力で勝たせなきゃ。この戦いの意味がない」
「そうだ。俺達に出来るのは、祈る事だけだ。そして、あいつに力を貸してやる事だ!」
と、皆が見ていると、フラデリアは、鎧を脱いだ。
「あいつ、まさか!」
「本気モードでやる気満々なんだ!」
「俺は、女にも、容赦はしない!!」
と、彼が突っ込んで来ると、どうにかして美穂は逃げて反撃の体制に入るが、逃げるだけでも必死だった。
「フフフ俺をここまでさせた事は褒めてやろう。だが、お前はまだまだ修行が足らぬな。ならばせめてものなさけだ。俺の最大級のパワーで、あの世へ行け――――――――!!!」
と、手から炎を出したその時、豊が叫んだ。
「美穂。諦めるな! お前は確かにパソコン部の副部長カモしれねえけど、お前、凄い馬鹿力持ってるじゃねえか! あのパワーを出せ! お前のパワーはそんなもんじゃねえはずだろが~~~~~!!」
と、豊の言葉に、彼女は再び立ち上がる。
「そうよ。私はよく男の子を泣かしてて、クラスからも、馬鹿力呼ばわりされていた。でも、私はいじめられず楽しい毎日だった。友達だっている。そうだ。私は……!!」
と、彼女が立ち上がった時、武具にルーン文字が浮かびあがり、彼女のパワーが上がっていく。
フラデリアはそれを見た。
「ほ~。俺の技を消したと思ったらその態度か。まあ良いだろう。トコトンまで、オモチャ……に!?」
「ズゴーン!」
と、彼女の18番のハンマーが決まった。
しかもそのハンマーにもルーン文字が有った。

が、彼は既に気絶していた。
しかし、ここで見逃すわけにもいかず、倒すしかなかった。
「ここで終わりよ。ルーマズトエレーラー!!」
という呪文と共に、彼はブラックホールへ落ち、二度と上がって来られなくした。
「終わったわ。後は、レミアの方よ」
「その前に、その傷ナントカしなくちゃ。と、理沙が回復呪文で治してくれた。
「よっしゃ! 行こうぜ!」
「ちょっと待った。それなら、もうちょっと大きいのにしないとね」
と、ラマースはさっきより、大型のドラゴンを召喚すると、皆はそれに乗り、レミアの元へ急ぐと、こちらもこちらで凄い事になっていた。

なんと2人共が、互角以上の力で戦っていたのだ。

しかも2人共、かなりの力で、暗黒の剣も負けておらず、レミアの剣にもルーンの文字が浮き上がり、向こうも浮き上がっている。

まさに暗黒と光の闘いになっていた。
「すごい!」
「てかさ~。あの2人、なんか楽しそうにやってね?」
「それはそうよ」
「美穂?」
「私が何て一方的だったけど、レミアは違う。本当に剣士になりたくて、ずっと修行を続けていたんだもの。だから嬉しいのよ。自分と同じ、かそれ、それ以上の者と闘えるのが嬉しいのよ」
と、皆が見ている間、気づいていなかった。もう1人の剣士の存在を

(第15章 閉じられた世界! 音光とエインガーヘイトレイドと ( No.17 )
日時: 2022/05/08 15:36
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 その頃音光は、弱虫と言われた事が相当聞いたらしく、まるで八つ当たりするかのように、モンスターを片付けて行く。
「私が弱虫なんて、なんて失礼な奴! 私やる時はちゃんとやるわよ!」
と、彼女は剣術だけ出も相当アップし、他のモンスターなんて敵ではなかった。
「よっくもこの私を~~~~無視してくれたわね~~~~~~~!!!」
と、凄まじい怒りのオーラには、ダークネスクイーンすら引きつった
「に、人間とは、怒ると、ここまでスゴイ物、なのか?」
「まあ、確かにしずかも怒ると、怖い思いをした事はあるな。1度だけだが」
と、エインガーヘイトレイドも引きつる。

しかし、2人だけでは、彼女を支配する事は出来なかった。
「チィ! よりよってあいつを失うとは!」
「フン! ならば、俺が行こう。剣はダメでもこっち有る」
と、出して来たのは銃だった。
「あなた、そんなパワーも持っていらしたんですね」
「まあな。でも、人間達はその特技を認めようとはしなかった。おかしい奴だと言ってのけて、悪い部分だけ見られていた。もう、俺は、あの時の俺じゃない!」
と、彼の目が赤く光ると、背中から蝙蝠の羽が出て来た。

彼女と闘うつもりなのだ。
その手には、銃を持ち、本気モードで行くつもりなのだ。

そしてついに闘いが始まった。
銃と剣では、殆ど意味がない思われがちだが、どちたも引かない!」
そして、音光は剣で銃をはじき返し、彼はそれでも銃に拘った。

何故なら、彼にはこれしか武器がないからだ。

それを見たダークネスクイーンは、大丈夫なのかちょっと心配になった。

その頃、ドラえもん達は、道具で作った家のなかで、その白い子の様子を見ていると、ようやく目覚めた。
「う、うう……誰? 僕は、誰なの? ここはどこ? 狭いよ」
と言うと、ドラえもんは、その子を大事そうに抱き上げた。
「君の事なんだけど、どうして外に出たの?」
「……僕が、邪魔だから。僕は、居ちゃいけない存在だから。だから、追い出された。僕の居場所は何所にもないんだ……ホントにいて良い場所……ホントに有るなら教えて! 僕は何所にいれば良いの?」
「だ、大丈夫。この戦いが終われば、君は自由になれる。僕達が保証する! ね。だから君は個々はここにいて。しずかちゃんはこの子を頼む」
「はい!」
「あ、あの? ぼ、僕は……」
と、スネ夫が遠慮がちに言うが、ドラエモンズ達は何も言わずに出て行ってしまった。

そして、その時、現実世界が揺れ、幻想と現実世界の穴あが広がりつつあった。
この事を知った、アミラル達は、最終手段に入るしかなかった。

これを使えば、現実世界と幻想世界の穴が閉じ、現実世界は元に戻す事はできず、とにかく今は穴を塞ぐしかなかった。
「穴は魔法で開ける。でも、これ以上広がると、2つの世界は消滅してしまう。許せ。二つの世界よ!」
と、トリガーを引くと、その穴の中央に、宝石が現れ、現実世界と幻想世界の穴が閉じた。
「チィ! 奴等目!」
と、ダークネスクイーンが言うと、彼は言った。
「こんな事で、俺が封じれるとでも思っているのか? 本当にバカな奴等だ。俺のパワーが、そんな物で押さえられると思ったのか!? 俺の事を、バカにする為に!!」
と、エインガーヘイトレイドは、その名の通り、怒りと憎しみで、強制的にゲートをぶち壊した。
「フフフフフこれでもう、俺達を縛るものは何もない! 俺達はもう自由だ!!」
と、更にパワーが増した彼の力に、音光が困っていると、そこへ、ドラえもんズが来てくれた。
「ドラえもんズ全員集合!」
「あ、アンタ仲間いたの?」
「まあね。紹介は、この戦いが終わってからだ。この戦いが終わらないと、全てが消えてしまう。それだけは、絶対に止めないといけない!」
「うん!」
「ウオオオオオオオオオオオオ!!!」
と、彼が突っ込んでくると、音光も負け時と突っ込んでいく。

そして、決着がついた。

勝ったのは音光だった。
だが、なんとか急所は外れたが、重傷を負うも、無事に倒す事が出来た。
そして、そいつは消えた。

なんと、音光が倒したのは、エインガーヘイトレイドの分身体だったのだ。
「な、なんて卑劣な! この子は一生懸命頑張ったんだぞ! 何て事をするんだ!!」
「フン! 青ダヌキめが、まだ分かっていないようだな。もう現実世界は破壊され、後は、この幻想世界を俺が支配してやる。

これでもう、どっちの世界も我等が支配する事になるのだ。
「フフフフフフハハハハハハハハ」
と、彼は笑い、ダークネスクイーンも、
「ウフフ。私は地上を支配するのです。
もう、何所の国がどうなろうと、こちらの知った事ではないわ。人間なんて居たらダメなのよ。あいつ等がいるから滅びるの」
「違う!!」
と、ドラえもんが前に出る。
現実世界は人間の世界だ! 今すぐ元に戻せ!!」
「フフフそれは無理な話ね。もうジャイアンとか言う奴は、商店の息子。楽しそうにやっているではないか。なのに、スネ夫と来れば、まだ逃げる事しか考えていないバカだ! だから雇い主に捨てられて、また途方に暮れている。もう。親はいない。彼は永遠に彷徨い続けるだろう。フフフ。さ~て彼は今どうしてるかしら?」
あなた達にも見捨てられた彼は」
と、ダークネスクイーンがモニターを付けると、彼はまだ中にいたが、まだ足の鎖が取れておらず、どうして良いか分からなくなった。そもそもどうしてこんな目に遭わなければならないのかも分かっておらず、自分がやった事に関してまるっきり反省していなかったのだ。
「スネ夫の奴! 全然反省していない!」
「そう。こいつは、自分が何をしてこうなったかもわかっていないわ。だから、こういう奴には、お・し・お・きをするのが鉄則でしょ?
「嫌なら良いのよ。私がやってあげるわ」
と言うと、彼女は姿を消し、スネ夫の前に現れた。
「う、うわ~!! あ~~~~~~んママー!!」
「あ~ら。ちょっと都合が悪くなっただけでそんなに泣くなんて、これで大人になったら、どうなるのかしらね。見物だわ。フフフフフ。教えてあげましょうか? あなたのご両親が今どうなっているのかを」
と、いきなりモニターが付くと、そこには、変わり果てた地上の様子が映し出され、小っちゃく建てられた、裁判所と書かれた建物に皆が集まり、そこでは、骨川家のしつけや勉強の方面などで言い争っていた。
「ぼぼ、僕は会社で忙しいんだ」
「こっちもおうちのお世話で忙しいザマス。スネちゃまはちゃんとお勉強をしているザマス!」
と、2人が言い合っていると、この世界でようやく使える様になったモニターを移すと、そこには、スネ夫の今まで隠していたスネ夫のクラスメイトの個人情報が全て有り、使えそうな奴、そうでない奴とが分けられて、保存されていた。
「これだけの証拠物件んが有るんですよ。それでもお認めになりませんか? 今回のこの一連の騒動の原因は、のび太君じゃなくて、彼に有ります! もはやこれは、少年法には入りません! れっきとした犯罪行為だ! よって、彼は見つけ次第逮捕! その上に裁判所でしっかりと厳しく調べさせてもらいます。いくら彼が、少年法を出して来ても、通じないぐらいにね!」
と言われたところでモニターが切れた。
「そ、そそそんな~酷いよこんなの! ぼぼ僕はただ、情報が欲しかっただけなんだ! ただただ面白い情報が欲しかったんだ。の、のび太の事を暴露したのは、成績が学校1のバカだから、それを思い知らせて、ちゃんと勉強させようとしただけなんだよ! ほ、ホント。これホント。ね? 
と、皆を見ると、怒りの色で、自分を見ている。

そして、たまらずスネ夫は逃げ出すが、新しい服も何も用意してもらえず、白い薄着の服に足に鎖をはめられたため、思うように走るという行為が出来ず、彼はすっかり地形が変わってしまった地上に出ると、そこはもう、幻想世界の様になり、もう、町も皆草で覆われて、町と言う町が全てそうなっていた。

そしてその時、
「いたぞー!」
という声に彼はドキっとした。

明らかに自分を捜していると思ったのだ。

そして案の定で、スネ夫は捕まり、鎖を付けられ、大形犬の小屋に閉じ込められた。
「コラー! 僕は犬じゃないぞ! なんでこんな事するんだー!! ママー! パパー!」
と、彼は騒ぐと、そこへやって来たのは大きな幻想生物だった。
「! ま、まさか……ぼ僕は餌じゃないぞ! ち近づくな! あっちいけ、シ、シ」
とスネ夫はなんとか追っ払おうとしたその時、小さな女の子がやって来た。
「マティちゃん。だめよそんなの食べちゃ!。ほら、あなたのはこっちよ」
「そうだ。ね、ねえお嬢ちゃん。お名前は?」
「え? 何これ?」
「あ、ぼ、僕スネ夫……あの、ここは……」
「パパ。小屋に変なのが居るの! 怖いよ~!」
と言っていると、その家に家主がやってくると、スネ夫を見て、すぐにどういう事か分かった。
「どうやらどこから~逃げたようだな。ちゃんとした所に出さないとな~」
「あ、あの、ぼ、僕は……」
「お前、スネ夫か!?
「え? な、なんで知って……まさか」
「千恵美、タクシーの準備を。こいつを裁判所に連行だ!」
と言うと、家主はスネ夫の口をガムテープで縛り、目も塞いですぐさまタクシーに乗せようとした時、なんとその車はドラえもんの道具で出した物だが、皆はスネ夫に対してはホントに冷たく、何もしてくれなかった。
やっと小屋から出されても目のガムテは取ってもらえても、口のガムテは外そうとしなかった。

スネ夫は泣きたいのに、泣く事すら、赦されない状態になり、もう世界中の骨川に関する情報は全て開示され、下部も大暴落し、恐らく明日には一文無しだ。
もう、スネ夫は死ぬ事すら考えた。

自分が、ちょっとやった遊びのせいで、こんな事になるなんて、夢にも思っていなかったのだ。

顔写真も既に地上にも幻想世界にも公表され、スネ夫はもうどっちの世界でも生きる事を許されなかった。
もう彼は、生きるという事自体が犯罪と同じ扱いになってしまったのだった。
ドラえもん達にも、全ての者達にも嫌われた。本当に1人ボッチになった……

(第16章 白き少年と、エインガーヘイトレイドの深き闇) ( No.18 )
日時: 2022/05/08 15:46
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 一方ドラえもん達の方は、ようやくエインガーヘイトレイドを倒したように見えたが、彼は生きており、音光は重傷を負って、今は城の中で治療と理沙の回復魔法で癒されていた。

そして、エインガーヘイトレイドが外に出した者は白い子供の様な物で、皆はこの子をどうするべきか決まらなかった。
それは、明らかに奴から出た者。
つまり、今度会えば、この子を殺しに来る可能性があると見たのだ。

でも、彼には罪はない。
罪が有るとすれば、のび太よりむしろスネ夫の方だった。

何しろ今回の事件の原因はスネ夫にあるのだ。

だが、彼はそれを認めず、家は売りに出され、自分の部屋の漫画も救出できず、全部壊されてしまい、夫妻は安い物に変わって逃げようとしたが、指紋検査で引っかかり、ホテルに止める事もできず、ホステスで働こうにも顔がバレており、美容実でなんとか変身しようとしたがそれもできなくなっていた。

一方の夫の方は、なんとかなるだろうと思ったが、友達に絶交され、彼もまた、1人になった。

自分の持っていたビルも別荘も何もかもが奪われ、今手元にあるのは鞄と服だけだったが、そんな彼でも重罪で捕まり、警察でしごかれた挙句、持っている物を取り上げられて、奴隷にされてしまった。

でも、誰もやとてくれず、必死に頑張ろうとするが、誰も助けてはくれなかった。

もう、この地球上で、骨川と言う名前な永遠に消されようとしていた。

そんな中、エインガーヘイトレイドが撒いておいた種が発芽し、彼の元へ集まり始めた。
「フフフようやく発芽したか。さあ、皆俺力を受け取れー!!」
と、暗黒のパワーで、皆は黒くなり、魔法、剣士、シューター等が出来、皆はそれで親を殺し、これからこの世界を守り、この世界の住人になる事を誓った。


その情報をまともに見た王ドラは、すぐに皆に知らせた。
「え~~~~~!!? そ、そんな~」
とドラえもんが言うと、ドラ・ザ・キッドが、
「まさかあいつの種が、小学生の点数の低い子供に植え付けられていたなんて」
「手回しの早い奴でアル。このままでは、現実の世界が、幻想世界と見分けがつかなくなるでアルぞ!」
と、ドラメッドが3世が言うと、ドラニーニョが、
「わ~キレイなとこ」
「ありゃ~」
と、ドラリーニョの言葉でズッコケタ。
彼は物忘れが激しすぎるが、今回はそうは言ってられない状態にあった。
「何言ってんだドラリーニョ! 幻想は……まあ確かにキレイっちゃキレイなんだろうが、それは幻想世界だけでの話だろ? そんなもんが現実世界にまで及んだら、大変な事になっちまうぜ?」
と、エルマタドーラが言うと、ドラニコフも
「ガウガウ」
と言う。

そして、しばらくすると、その白い少年の服を手に入れたドラミが戻って来た。
「これでいいかしら」
「まあ、ただの男の子だから、これなのは仕方ないけど、一体なんで、この子があいつから放りだされたかって事なんだけど……」
と皆が考えている時、
「いるか~俺だ~」
という声がして、調べてみると、豊達だった。
「あ、豊さん。いらっしゃ~い。さ、入って入って」
と、皆を入れると、音光の治り具合と、この町の事や、エインガーヘイトレイドの事が少しだけ分かったと豊が掴んできた。

彼は唯一誰にも負けないのは優しさだった。
それを聞いた、ドラえもんは思い出す。あのキー坊の事を。それだけの優しさがあれば、彼にとってはこれからやろうとしている事を邪魔してくると思った。
だから捨てた。
もう彼には、優しさと言うものはない。
ただの戦闘マシーンになったのだ。
もう、彼にどれだけ呼び掛けても、通じはしないだろう。

皆はなんだか悲しくなった。

一体どれだけの闇で、あいつが出来たのかが知りたくなった。
おそらくはスネ夫の一端もあるだろうが、あれが引き金になったとすれば、それ以上の闇を抱え込んでいたのだろう。
ドラえもんは、それを探ろうと、何かのモニターをだし、スイッチを入れ、回しを繰り返して、闇の始まりに迫ろうとした。

だが、どうしても分からなかった。
「う~ん……」
と、悩んでいると、
アミラルが現れた。
「あ~アンタ!」
と、ラマースが言うが、ドラえもん達は始めて出会う人だ。
「この人は?」
「空間の警察の1人だよ!アンタだろ!? さっき強制的に現実と幻想の扉を閉めようとしたのは!」
「なんだって!」
「すまない。それで詫びに来た。それならば、彼等と共に、この事件を解決するように上に言われた。ちなみに武器はこれだ」
と、出して来たのはビームサーベルだった。
「これが君の武器なの? あ、それと分からない所があるから教えて欲しい」
「君達は?」
「あ、僕達はドラえもんズです」
と言うと、みんなが頭を下げた。
「こんなにいたのか。まあ、名前は後にするとして、問題とは?」
「あの、エインガーヘイトレイドって呼ばれる奴は、昔は野比のび太って言われていたのに、どうしてこれ程まで暗黒パワーを持つようになっちゃったのか、それが全然分からないんだ。なんでこうなっちゃったの?」
と言うと、彼は持って来たデータ資料から、ある者を映し出した。
「……おそらく、こいつの仕業だな」
「エス・バラード? こいつがどう関係してるんですか?」
「実はこいつは魔王が復活する予兆として放った者だ。自分の肉体を生成し、自分の言いなりになる人形を捜してな。そして、その中に宿り、復活、我々はレザレックシェンと呼んでいる。そして、その暗黒のパワーが溜まった時、魔王の分身体としてできたのが、あいつというわけだ」

これを聞いていた皆は疑問を持った。

つまり今のエインガーヘイトレイドは、第1段階過ぎないという事になるのだ。
「じゃ、じゃあ、あいつはまだ成長段階にしか過ぎねえって事か!?」
「そこまでは分かっていないが、これほどの暗黒のパワーを持っている奴はそうはいない。これは明らかに彼が暗黒のパワーを取り込まれたというか、逆に取り込んだと言った方が良いだろう。だが、そうなると、かなりのマイナスエネルギーを要求される。一体どうして……」
「それを知っている奴ならこっちです!」
と、言ってドラえもんが連れて来たのは、スネ夫の入れられた檻だった。
「こいつが?」
「そ。のび太君を、ジャイアンと一緒にいじめたり、弱点を知ったら、それを町内に流していじめたりしていたとんでもない奴なんです!」
「ちょ、ちょっと待った。い、言いすぎだぞドラえもん。ぼぼ、僕は決して……」
「嘘をつくな!! 今回の全国合同のテストののび太君のテストの答案をSNSに散らばせたのはどいつだ!? お前しかいない!! お前のせいで、のび太君をあんなにして、もう、何もかもがグチャグチャだ! どうしてくれるんだ! もう得意のお金攻撃は効かないぞ!!」
「お金?」
「そう。こいつはちょっとお金が有るからって言って、いろんな珍しい物を持っていても、のび太君だけには見せないようにしていたんだ。そればかりか、楽しそうにしている様子を撮影して送りつけてする最低な奴だ!」
「なるほど。そして、今回のテストと言うのが引き金となり、彼は生まれたのか」
「間違いありません!」
「ちょ、ちょっと待てって! 第一、その大魔王って何んの事だよ。子供騙しみたいな話ばっかりして! 僕達をいくつだと思ってるんだ!!」
「フン! 精神年齢はま~良く見ても3歳くらいかな~?」
「な、なんだと! よーしジャイアンに電話を……」
「その心配は無用だ。もうあいつも使えないぞ。今回の事件の一旦として、もう捕らえてある」
「さっすが空間警察。やる事が早い!」
と、ドラえもんは言うが、スネ夫は納得しなかった。
その時、彼の通信機が鳴った。
「どうした?」
「大変です。ダークネスクイーンが人間に対して攻撃を開始しました。」
「なんだと!? 狙いは分かるか?」
「しずかという女を出せ! そいつを殺せというのが命令だと言っています。その為に、あちこちにモンスターを」
「分かった。さいわいしずかはこちらにいる。こちらにおびき寄せて、なんとかしよう」
と言って、通信を切った。
「ダークネスクイーンって?」
「情報によれば、エインガーヘイトレイドが生み出した、彼の妻だ」
「え? 自分で産んで自分を愛させたって事?」
「ああ。それで、しずかを生贄にしようとしたんだろう? 出木杉と共にな」
「ええ? なんで出木杉君も一緒に!?」
と言うと、彼は通信機に貯まっていたデータの中から、出木杉を検索して、出してみると、そこに理由が記されていた。
「これは?」
「動かした方が分かりやすいか」
と言う事で、彼はその動画を再生すると、何時の間にやら、のび太と一緒にいたしずかは出木杉の方へ行ってしまった。
その映像を切ると、ドラえもんは納得した。
「なるほど。出木杉にしずかちゃんを取り上げられたと思ったのか」
「どうもそうみたいだな。とりあえず、これ以上、ここを破壊されないようにしなければならない。一旦幻想世界へ行こう」
「ええ? 行こうって言って、そっちで 勝手に鍵を……」
「ここにある。皆を集めろ」
「あ、あの、僕は? お前は別の物に逮捕させる身だ。そこで大人しくしておくんだな」」
と言うと、皆が集まるも、しずかは全然元気ではなく、かなり弱っていたが、イルミの回復魔法でどうにかついていけるまでには回復した。

そして、彼は、地下にある穴に鍵を差し込み、ひねると、幻想世界への入口が開いた。
はたして、幻想世界は無事なのだろうか!?

(第17章 白き子の謎と、生きていた魔王!) ( No.19 )
日時: 2022/05/08 15:56
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

幻想世界は、真っ暗な暗闇に包まれており、本当にさっきまで晴れていたのが、嘘のように、真っ暗になっていた
「もう、ここは夜なの?」
美穂の言葉に理沙は、何か違う物を感じると同時に、発作を起こした。
「ウ!……ア、アア……ウウ……ウ!」
「ドックン! ドックン! ドックン!」
と、発作が酷くなろ。
だが、それでも、彼女の心臓は落ち着かず、ついには気絶してしまった。
「美穂、彼女の薬と水を」
と豊が指示を出し、
「はい!」
と、すぐに行動に出た。

彼女の体は、柔らかめな布団のベッドの上に寝かされ、そのままグッタりとしていると、イルミが心配になって見に来た。
「大丈夫なの?」
と言うと、ラマースが、
「分からない。でも、前まで、こんな事なかったのに、どうして突然こんな事に?」
と言っていると、豊は自分の足を枕がわりにして、少し落ち着かせてから、薬を飲ませ、お湯を飲ませると、少しずつであるが、落ち着き始めた。
「ありがとう。皆」
「でも、大変な事になったな。何故これほどまでの闇が……」
と、その時音光が有る事を思い出した。
「もしかして、魔王の方が、力を付けて、外へ出ちゃったとか?」
と言っていると、
「その通りじゃ」
と、長老様が出て来た。
皆とは言えないが、数人が無事だった。
「長老様!」
「無事だったンすね」
「まあな。それはそうと、そこの連れている、白い子はどうしたんじゃ?」
「え?あ、ああこいつはエインガーヘイトレイドの白い部分だよ。今はドラえもんという奴等が見てる。地上は相変わらずの状態でさ。なんとかならないのか!?」
「1つだけ方法が有る。これは伝説でしたか語り継がれておらぬが、魔王が現れた時、白き心を捨てた時、魔王はもっと強くなるが、その白き子は、魔王の分身体。その分身体が成長し、仲間達から受けた正義と優しさの力が強くなった時、魔王を封じる力を持つ」
と伝えられておる」
「じゃあ、もしかして、この子は」
「うん。なんとあエインガーヘイトレイドを、元に戻すんだ。このままじゃ、地上はダークネスクイーンに支配されたままになってしまう。
まずは最果ての神殿に向かうのじゃお主達に託したじゃろう。あの宝石を」
「え? あ、もしかしてこれの事ですか?」
「う~む。光を失っておるが、間違いなく、これをあの子が使えば、なんとかなるやもしれぬ」
「どうすれば良いの?」
最果ての神殿行くのじゃ! 地図はココにあるが、スレイプニールを見つけなければならぬあの馬は8っ本の足を持ち、どこでも滑る様に走る事に出来る不思議な馬じゃ。そいつ契約を結ぶ事が出来るのは、ラマース。お前の役目じゃ!」
「分かってる。なんとかして、そいつ契約しなきゃ! それで、何所に行けば会えるんだ?」
「ラシーヌ城を北上したと所に、湖が有る。その周辺にいるはずじゃ。じゃが気を付けろ。彼等は警戒心が強い! くれぐれも油断専用にな」
「はい!」
と、皆は馬車を用意すると、荷物を乗せ、ラマースが地図を見ながら進む事にした。

だが、その白い子は、彼の捨て子だ。
狙ってくるかもしれない。

と、皆は思っていた。

そして、その皆の感は当たっており、白い子を殺そうとして襲って来た。
当然皆はそれに備えての準備もしておいた。

そんな中、白い子は、このお姉ちゃん達は、自分を守ろうとしているのは、一体なぜ? っという疑問が生まれた。

しかしそれは当然の心理だ。

彼は生れ出た時、すぐに見たのはしずかの顔だったので、しずかの頼みしか聞かないのだ。

皆はそれを知るも、それは仕方のない事だった。

あの白い子は、名前がない為、皆の意見を効く事にして、しずかは彼に、皆を紹介した。

でも、これだけ大人数では頭が混乱しそうなので、最低限にしておいた。

そんな中、しずかは空気砲でナントカしようとするが、かなり相手もしつこかった。

しかも今回は仲間が少ない。

でもやるしかないのだ。

覚悟を決めたしずかは目を閉じて祈った。
「お願いです。私に魔法をください。勝つ為じゃなくて、守る為の力を!!」
と、祈った時、皆と同じ現象かと思いきやオーロラが自分の上に現れ、そこから、文字がの順に切り取られ、それが1つの言葉になった。
「ここにいて、私がこれから救うのは勝つ為じゃなく、守る為の力! さあ、我に宿り師魔法のちからよ。今こそそれを我に!」
と言った時、彼女は叫んだ!
「ブリーザードツナキネーショーン」
と、その技は、オーロラの一部をカーテンとかして、触れた物を凍らせて、動けなくしてしまう魔法だった。
「やったよしずかちゃん。魔法、できたじゃないか!スゴイ事だよ!」
「でも、あれだけじゃダメ! もっと覚えたい。皆を守る力を付けて、あいつをこの世界から地上に戻し、ダークネスクイーンを消し去る! それが、今の私達の目標よ!」
「しずかお姉ちゃん……かっこよかったよ!」
「ウフ。ありがとう。良かったわ。これでもう安心ね」
と、彼女が言うと、豊が、
「安心じゃない。余計にキケンだ。今の技は低級レベルの奴には効きそうだが、かなりの高等な術の使い手なら、すぐにでもはじき返してしまう。まずはそれをなんとかいしなかきゃだな」
「どうすれば良いの?」
「まずは魔法力のアップと、魔法を覚えなきゃだな。理沙は無理でもイルミに相談した方が良いだろう。イルミは君達より歳は下だが、魔法にかけては、天才的な知恵を持ってる。まずはその子に相談してみよう」
「あ、はい。あ、あの、この子の名前は?」
「あ~そうか。名前がないと、やっぱり不自然だかららな」
と言っていると、ようやくその子が口を開いた。
「なまえ?」
「そう。あなたのお名前。皆で考えて、決めなくちゃ」
「そうだね。う~ンどんな名前が良いかな~……」
と、皆が必死に考えていると、
「ジェントルスツロンはダメか?」
「え?」
ラマースの言葉に、皆はわけが分からなかったが、出木杉がすぐに理解した。
「ジェントルは優しい。スツロンは強いって意味だよ」
「つまり、優しくて強い子って事か」
「う~んでも、呼びにくそうだしな~」
と、皆が困っていると、結局その名前は却下され、祐也(ゆうや)
と言う名前になり、彼は新しい名前を貰えて喜んでいた。

そして、その日はもう遅い為、皆はその村の宿屋に近い場所にで休む事になり、彼は寝る前にトイレを済ませてベッドにはいるが、まだ怖いのか、しずかの隣に入ろうとするのを豊が止めかれは男同士で寝る事になった。

一応彼の分は有ったのでなんとかなるが、スネ夫はまだ檻に入れられ、何時殺されるかもしれない様な状況に立たされていた。
四次元トイレをセットしておき、トイレの事はナントカなったが、スネ夫はもう、全世界で指名手配され、下に入れられている為、見つかりはしないが、彼は皆を呪った。

どうして自分だけが置いて行かれるのかが、分からなかったがのだ。
彼はまだ、理解しようとしていなかった。
彼からすれば、のび太に対してやった事は正しい事だと思い込んでいたのだ。

今までずっとそうしてきて、罪の意識が無くなっていたのだ。
「誰か、誰かいませんか? 誰か……誰か~~~~~~!!!」
と、大声で叫ぶと、ダークネスクイーンがやって来た。
「あ~ら。まさか始末の対象から、読んでくださるなんて、とんだおバカさんね~。もう誰も助けてくれなくてよ。助けてくれるとしたら、死神ぐらいかしら。でも、一応言っておくは。もう、あなたはこちらの世界でも邪魔者。どうする? この世界で死ぬか、それとも奴隷になるか。このどちらかよ? ウフフ。さあ、どうするの?」
「ぼぼ僕を……げげ、幻想世界に行かせて下さい。あい、あいつ等はそこへ行きました。倒したいんでしょ? だったらまず、こんな事はヤメテ、僕はをここから出した方が良いですよ? あいつ等の事なら、なんでも知ってます。だから……」
「バババババ」
「ギャ~~~~~~~~~!!!」
と、スネ夫は電撃を喰らわされて、気絶してしまった。
「明日、お前を裁判にかける」
とだけ言って、居なくなった。

もう、地上世界の多くは幻想世界とほぼ限りなくなり、あちこちにユニコーンやスレイプニール等の幻想生物で溢れ、空を見ると、ペガサスが飛んでいた。

しかもドラゴンがたくさん飛んでいる。

これを待ちわびたかの様に、美術部の皆は、絵を描き始める。

こんなチャンスなんて、普通はないからだ。

そしてユニコーンももちろん描く対象になり、皆はホントに楽しそうになっており、美術部や、芸術家にとっては、超ラッキーだった。

一方のスネ夫は、もう死にかけていた。
「ひひ、酷いよ皆。僕を置いて行くなんて……もう、涙もだない。誰か、ここから出して…‥」
と、かすれた声で言っても、もう誰も助けてはくれなかった。

夜が来て、朝が来る。これを繰り返して見ていると、ついに裁判の時が来た。

彼は望んだ。

死刑になる事を……

(第18章 (行われた裁判 祐也の冒険) ( No.20 )
日時: 2022/05/08 16:07
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

スネ夫は、かろうじで残っている裁判所で裁判になった。

第1に行われたが、彼はもう何に対しても疲れ切り、仲間にも見捨てられ、彼は1人になった。
「裁判長さん。お願いしますもう僕を死刑にしてください……もう、僕が死んで喜ぶ人はいても迷惑な人は誰もいません。友達にも、全ての人にも、憎しみの目で見られます。もう十分です。早く殺して下さい!」
と、スネ夫が言うとが、
「ダメだ。君はそう言って、罪から逃れようとしているとしか見えない。君は刑務所ではなく、奴隷商人に引き渡す!」
「え~!! な、なんでだよ!? 僕は本当になんにもできないのに、何しろって言うだ!?」
「君は確かに何もできない。だが、今回の一見は全て君に有る! よって、奴隷として働け!!」
と、裁判は一方的に終わってしまい、スネ夫は一応元の状態に戻す為の食事は与えられたが、彼はもう、味を感じる事ができず、もう、本当に地獄だった。

これ以上、奴隷として働かなければいけないととなると、もう、元の生活には戻れない。

そして、スネ夫が雇われたのは、掃除だった。

一応ちゃんと働ける様には戻ったが、その足には、奴隷のマークと言うべき鎖が付いていた。

なんとか彼は自由になりたかったが、それでも、スネ夫は悪という事は、この世界の人間全員が知ってしまい、とうとうスネ夫は奴隷として働くも、本当に、ただの奴隷になってしまうが、普通の奴隷と違う事は、服がもうボロボロになっていても変えてくれず、体はナントカ洗ってもらえたが、服は奴隷のそれと同じ奴を着せられていた。

一方幻想世界では、長老の部屋で寝ていると、祐也はある夢を見た。

それは、自分と、エインガーヘイトレイドと分離する前の夢。

本当に最悪な夢で、0点という答案が、ずっとずっと繰り返し見せられ、頭が痛くなった」
「ウ! ウウ! ウウウ……ウワわわああああああああああ!!!」
という凄まじい声で、皆が祐也を見ると、凄まじくのたうちまわり、もうどっちが自分か分からず、祐也の脳内に、直接暗黒のパワーが送りこまれている感じだった。
「や、やめて! 僕はのび太じゃない! 祐也だ! 違うんだ僕は僕は――――――――!!!」
と叫ぶ彼を、豊が抱いてやり、ドラえもんが、落ち着けベルを鳴らして落ち着けようとしたが、豊と出木杉やドラえもんズで見ても、祐也の悪夢は消える事なく、ずっと続いていた。

とりあえず、しずかに来てもらい、どうにかする為、悪夢除けの結界をイルミが出し、なんとかそれで様子を見て見る事にした。

そして朝、彼等は、祐也を連れて、旅に出る事にした。
エインガーヘイトレイドが全ての祐也の全てなら、あいつを倒せるのは、自分達しかいないと思ったからだ。

更に前魔王も復活しており、地上だけでなく現実と幻想のバランスを元に戻すには、そいつ等を倒さなければならないのだ。

彼等はまず、その方面の達人を見つけると、修行を頼み、大事な事を教わる。

豊、イルミ、しずか、理沙は魔法の基礎練習から入るが、ある意味そっちの方が良かった。

彼等は基礎ナシで、やって来れたが、今回はそうはいかない。

そして、魔法力を高めていく。

これに早く上達したのは理沙とイルミだった。

何しろ彼等はこちら側の人間の為、覚えが早く、豊としずかは必死になって頑張った。

そして3日後、ついにしずかと豊が、魔法を出す事に成功し、喜んでいたが、それでも、納得出来ず、どんな呪文がどのように適しているかを必死に学んで行く。

一方武道の美穂は、無事に先生を見つけてけいこをつけてもらい、こちらも覚えが早く、皆の役に立ちたいという思いから、焦りが出ている事を見ぬかれので、まずは、その焦りを失くす事から始め、彼女は出される課題をクリアしていき、ついに自分だけの技を磨いたのだ。

そして、彼女はそれを忘れないようにとノートを取り、先生からは、体の方に、覚えさせるように言われた。

一方の、剣の方は、音光、レミアは剣術を教えてもらい、レミアは元から剣士だった為かかなり上達が早く、音光も負け時と頑張る。

そして、ついに、チートでしか出せなかったあの技を、今度は自分自身で出せる様になり、もう、チートではない技を出せるようになっていた。

そして、ラマースは召喚士としての修行を1人で行っており、その場には長老がついていた。

そのおかげか、かなり大型のドラゴンを呼び出す事が出来る様になり、長老に褒められ、皆は長老の家に集まり、これからの事を考えた。

だが、この話し合いに、祐也は参加させてもらえず、皆は祐也に、エインガーヘイトレイドの事をひた隠しにしたが、問題は、彼の中に、まだあいつがいるかどうかが分からなかった。

その為、皆は修行を積み、大魔王との決戦に備える。
まさかジャガルタ・スティが生きていたとは思わなかった。
エインガーヘイトレイドが現れた時点で消えたと思っていた。
それが何と、生きて時を待っていたのだ!
エインガーヘイトレイドが幻想世界に君臨に戻る時を。

そして、その時がようやく訪れた。
それを知った長老の配下の者が伝えに来た。
「そうか。皆の者よ、時はそう長くはない。奴等2人が暴れ出したら大変な事になる。なんとか潰し合えば良いのじゃが、問題は、祐也を守る事じゃ。彼はエインガーヘイトレイドが落とした最終の切り札。もしも、祐也が大変な目に遭うと、アヤツも怒りを抱く。それを待って、奴は攻撃を開始するじゃろう。しずか殿、出木杉どの。祐也を頼む」
「はい!」
「僕達も二手に分かれた方が良い。僕達は6人だから、守りと攻撃に分かれよう。
「私、くじ作ったは、赤が攻撃で、青が守り。これでいいわね」
「ありがとうしずかちゃん。さ、皆順番に引いてくれ」
「じゃ、まず俺からだな」
と、キッドがクジを引くと、攻撃だった。
「確かに俺は攻撃専門だな」
「じゃあ、次は私ですね。え~っと……」
と、王ドラが引くと守りと出た。
「私は守りですね。
「次はワガハイでアル。う~む……ん! お~攻撃でアルか」
「まあ、ドラメッドはいざとなったら頼りになりますからね」
と、王ドラが言うと、次にエルマタドーラが轢くと、守りになった」
「やっぱり俺はは守りか。まあ、確かにヒラリマントは守り専門だから、しょうがねえか」
「続くドラリーニョじゃあ次は僕っと……わ~守りだって」

守りは王ドラ、エルマタドーラ。ドラリーニョ
攻撃はキッド ドラメッド3世 ドラニコフ
となり、皆はそれぞれ分かれ、祐也君を、別の場所は避難させ、しずかと出木杉が守ってあげる事にした、

だが、無駄だった
実はすでに、偵察部隊のネズミを放っていたのだ。
しかも、幻想世界には妖精が居ても怪しまれない。
不思議な感じに導かれ、彼はその妖精の後を知らず知らずのうちに追いかけ、彼等から相当遠くへ来てしまった。

でも、小さな祐也は気付かず、ずっと妖精を追っていた。

しかも途中から、妖精もそれを知ってか、彼に言う。
「ウフフ。私と遊びましょ」
「うん! アハハ」
と、彼は楽しそうに妖精の後を追うと、トンネルを抜け、広い場所に来た。

そして、一歩踏み出すと、そこには様々な生き物達がおり、いかにも彼が気に入りそうなのばかりがいる。
「わあ~キレイ」
と、彼が見とれていたその時、強い突風が吹いた。
「うわ!」
と、彼が風の出て来て所から、なんとエインガーヘイトレイドが出てきた。
「フフフフフまさかこんな妖精如きに引っ掛かるとは、我が分身ながら、なさけない!」
「あ、あなたは誰? 僕の事知ってるの?」
「覚えていないのか? 今までの事を!」
「皆教えてくれないんだ。まだ早いって言われて、ねえ、どうして僕は隠れなくちゃけないの? ここはそんなに怖い場所なの?」
「フフフフフ何も知れないのか。では分からせて野郎。その身を我に捧げるのだ」
と、
いきなり彼を球体で包み、自分の方に引き寄せる。
すると、彼もようやくわかったのか、恐怖を感じて、
「う、うう、うわああああああああああああ!!!」
と凄まじい悲鳴を上げ、凄まじいエネルギーが放出されると、それを感知したドラえもんズが急行すると、突然の事に、彼はなんとか落ちて来る所をしずかと出木杉でキャッチした。
「あ! あなた! どうしてこんな事をするの!?」
「クッ! またお前か!! しかも出木杉と一緒とは!! 許さぬ許さぬぞおおおおおおおおおお!!!!」
と、凄まじい風で、皆を吹き飛ばそうとしたが、祐也だけは逃がす者かと追いかけて来る。出木杉としずかは必死に祐也を守り、守り側に着いたドラえもんズが攻撃に転じた。
「あの子もう、あなたじゃない!」
「そうだ。何も知らないが、無垢で優しい奴なんだ!」
「そうだそうだ……ってなんだっけ?」
「あら~~~」
と全員がズッコケている間に、どうにか逃げる事には成功し、巨大こけおどし手投げ弾でどうにか奴から逃げのびたが、これで懲りる様な彼ではなかった。


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