二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 〜 徒然Diary 〜
- 日時: 2026/01/21 12:52
- 名前: ねずみかちょー。 ◆qvdBsJ.aJU (ID: FLOPlHzm)
閲覧ありがとうございますm(_ _)m
この小説は、映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」に出てくる“謎の少年”目線の二次創作小説です。
作中のキャラクター、設定なども掲載するつもりですので、作品を未鑑賞などでネタバレが嫌な方はご注意ください。
語彙に乏しいところもありますが、暖かい目で見守っていただけたら幸いです。
※この小説はファンアートです。公式とは一切関係ありませんのでご了承ください。
◇この前作品として、ゲゲゲの鬼太郎の「ねずみ男」が主人公の「路地裏Diary」という小説も書いておりました。
時系列としては本作⇒前作 となりますが、そちらも合わせてご覧いただけたら幸いですm(_ _)m
プロローグ >>1
第1話 >>2
第2話 >>3
第3話 >>4
第4話 >>5
第5話 >>6
第6話 >>7
第7話 >>8
第8話 >>9
第9話 >>10
第10話 >>11
第11話 >>12
第12話 >>13
第13話 >>14
第14話 >>15
第15話 >>16
第16話 >>17
第17話 >>18
第18話 >>19
第19話 >>20
第20話 >>21
第21話 >>22
第22話 >>23
第23話 >>24
第24話 >>25
第25話 >>26
- Re: 〜 徒然Diary 〜 ( No.7 )
- 日時: 2025/04/04 09:40
- 名前: ねずみかちょー。 ◆qvdBsJ.aJU (ID: rLG6AwA2)
第6話
その雰囲気に圧倒されつつも、僕は声を振り絞って「いえ、何も…」と答えた。
すると、その男の眉がピクリ、と一瞬動いたような気がした。
…まずい、人間の世界では、人様の土地に無断で踏み入ることを“不法侵入罪”なんて呼ぶんだっけ…
僕がそんなことを頭の中でぐるぐる考えていると、そのキツネ目男はずい、と1歩こちらへ詰め寄ってきた。
そこはかとなく漂う威圧感に身じろぎしていると、ガラリと音を立てて屋敷の入口へと通じる扉が開いた。
その音に反応して、キツネ目男も僕も思わずそちらを見てしまう。
- Re: 〜 徒然Diary 〜 ( No.8 )
- 日時: 2025/04/04 09:48
- 名前: ねずみかちょー。 ◆qvdBsJ.aJU (ID: rLG6AwA2)
第7話
入口から出てきたのは、見た目的には40代くらいだろうか。髪は若干白髪混じりで、世間を悟ったような表情はしているが、どこか余裕を感じさせる恰幅のいい中年の男だった。
「何を騒いでいるんだね、長田くん」
その中年男が言葉を投げかける。
遠くからでも分かる酒とタバコの臭いに思わず顔を顰めそうになるが、その前に長田、と呼ばれたキツネ目男が口を開く。
「これはこれは克典社長。屋敷への訪問者がいるようですよ」
- Re: 〜 徒然Diary 〜 ( No.9 )
- 日時: 2025/04/16 12:44
- 名前: ねずみかちょー。 ◆qvdBsJ.aJU (ID: SsbgW4eU)
第8話
中年親父(かつのり、というらしい)は、キツネ目男のその言葉に眉をひそめたかと思うと、僕の方へと視線を向けてきた。
「そこの少年くん、どうかしたかね?」
恐らく、自分の敷地に知らない顔があったので気になってのことだろう。僕の方を瞬きひとつせずじっと見つめている。
「いやぁ……その……」
僕は一気に挙動不審になり、口ごもってしまう。
上手い言い訳考えてなかったぞ……!
そんな僕の焦りの気持ちを見透かしたのか、中年親父はため息を1つついた。
- Re: 〜 徒然Diary 〜 ( No.10 )
- 日時: 2025/04/16 12:48
- 名前: ねずみかちょー。 ◆qvdBsJ.aJU (ID: SsbgW4eU)
第9話
そして、声をワントーン下げた後、
「お前さん、行くあてないんだろ?良かったらうちで働かないか?」
想像もしない言葉だった。
学校もろくに行っていない僕が、誰かのもとで働くなんて。
驚きすぎて答えが出せないでいると、中年親父は持っているカバンから何かを取りだし、僕の手に握らせてきた。
「それは駄賃だ。とっておきなさい」
- Re: 〜 徒然Diary 〜 ( No.11 )
- 日時: 2025/04/22 12:44
- 名前: ねずみかちょー。 ◆qvdBsJ.aJU (ID: KDFj2HVO)
第10話
何を渡されたのかと手元を見ると、1枚のお札だった。おそらく、人間界で言われている“いちまんえん”というものだろう。
なぜ渡されたか分からず、渡された“いちまんえん”をぼうっと眺めていると、
「それを受け取ったからには、明日から確り働いてもらうよ」
そう言って、中年親父……かつのり社長は、僕に向かって笑いかけてきた。
……働く?僕が?
実感こそ湧かなかったが、胸の奥に小さいけれど暖かな光が差し込んだような気がした。

