二次創作小説(紙ほか)
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- 〜 徒然Diary 〜
- 日時: 2026/01/21 12:52
- 名前: ねずみかちょー。 ◆qvdBsJ.aJU (ID: FLOPlHzm)
閲覧ありがとうございますm(_ _)m
この小説は、映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」に出てくる“謎の少年”目線の二次創作小説です。
作中のキャラクター、設定なども掲載するつもりですので、作品を未鑑賞などでネタバレが嫌な方はご注意ください。
語彙に乏しいところもありますが、暖かい目で見守っていただけたら幸いです。
※この小説はファンアートです。公式とは一切関係ありませんのでご了承ください。
◇この前作品として、ゲゲゲの鬼太郎の「ねずみ男」が主人公の「路地裏Diary」という小説も書いておりました。
時系列としては本作⇒前作 となりますが、そちらも合わせてご覧いただけたら幸いですm(_ _)m
プロローグ >>1
第1話 >>2
第2話 >>3
第3話 >>4
第4話 >>5
第5話 >>6
第6話 >>7
第7話 >>8
第8話 >>9
第9話 >>10
第10話 >>11
第11話 >>12
第12話 >>13
第13話 >>14
第14話 >>15
第15話 >>16
第16話 >>17
第17話 >>18
第18話 >>19
第19話 >>20
第20話 >>21
第21話 >>22
第22話 >>23
第23話 >>24
第24話 >>25
第25話 >>26
- Re: 〜 徒然Diary 〜 ( No.2 )
- 日時: 2025/02/14 12:44
- 名前: ねずみかちょー。 ◆qvdBsJ.aJU (ID: xPB60wBu)
第1話
ある晴れた朝のことだった。
僕は、行く当てもないままフラフラと知りもしない道を彷徨っていた。
故郷に残してきた父さんと母さんの顔は、覚えていないほど昔に飛び出してきてしまった。
少しでも腹の足しになればと思い、懐に入れていた僅かな食料もとっくに潰えて、ここ1、2週間は何も口にしていない。
暦はもうすぐ1月の半ばに入ろうとしている。
吹き付ける風がやけに身に染みるのは、風の冷たさのせいだけではないだろう。
しばらく歩き続けたところで、薄暗いトンネルがあることに気がついた。
よほど古いものなのだろう。あちこち見ると汚れが付着していたり、錆び付いてはいたが、入り口付近に掛けてある看板の字はどうにか読み取ることができた。
「哭……倉村……?」
- Re: 〜 徒然Diary 〜 ( No.3 )
- 日時: 2025/02/21 12:51
- 名前: ねずみかちょー。 ◆qvdBsJ.aJU (ID: noCtoyMf)
第2話
看板からの情報だとそこまでしか読み取ることは出来なかったが、このトンネルはどうやらその場所へと通じているらしい。
僕はつい、引き寄せられるように足を踏み入れていた。
トンネルの中は外よりも寒く、そして薄暗い。
軽はずみな気持ちで入ってきてしまったことに若干の後悔をおぼえつつも、今更引き返すのもなんだと思い直し、先へと慎重に歩を進める。
しばらくして周りの暗さにも目が慣れてきた頃、ようやく周りの景色も把握する事ができるようになった。
…まあ、といっても見えるのは、寂れた灰色の壁と所々に這っている枯れた蔦だけだが。
そのうち何だか禍々しい雰囲気を感じ、僕は歩くスピードを少しだけ早めた。
- Re: 〜 徒然Diary 〜 ( No.4 )
- 日時: 2025/03/05 12:45
- 名前: ねずみかちょー。 ◆qvdBsJ.aJU (ID: 3EnE6O2j)
第3話
そのまま10分ほど歩き続けただろうか。
遠くに出口らしき光を見つけ、僕はつい、そちらの方へ小走りで向かっていた。
一刻も早く、この暗闇から抜け出したかった。
トンネルを抜けると、眩しさのあまり、太陽の光が目に刺さるような思いがした。
暗いところから急に明るいところへ出たものだから、眩しくて目が思うように開かない。
しばらく目を閉じて、片方だけ開けてみる。
すると、そこには目を疑うような光景が広がっていた。
一面の田んぼ。一面の緑。
所々に建っている家屋も、昔ながらの家、という趣を残している。
何より驚いたのは、トンネルに入る前は冬のような寒さだったのに、今こうして出てみると、まるで初夏のような暖かさだった、ということだ。
- Re: 〜 徒然Diary 〜 ( No.5 )
- 日時: 2025/03/18 09:43
- 名前: ねずみかちょー。 ◆qvdBsJ.aJU (ID: as61U3WB)
第4話
「何だここ……」
率直な感想が口をついて出てくる。
まるで、異世界へと迷い込んだようだ。
その時、何かを告げるように腹の虫が騒ぎ始めた。
……仕方ない。これだけ家があるんだから、一軒一軒訪ねていけば、少しくらいは食べ物をくれる家があるだろう。
そう思い、ゆっくりと歩いていった。
この村に入った時から感じていた、辺り一面の田んぼから漂う、青臭い匂い。
それは、どこか懐かしく、ふるさとを思い起こさせる匂いだった。
僕は、その匂いをもう一度胸いっぱいに吸い込んで、再び歩き始めた。
- Re: 〜 徒然Diary 〜 ( No.6 )
- 日時: 2025/03/27 12:45
- 名前: ねずみかちょー。 ◆qvdBsJ.aJU (ID: RuL2wqqJ)
第5話
しばらく道沿いに歩き続けると、大きな屋敷が見えてきた。
庭には木がたくさん植えてあり、手入れも行き届いているようだ。
この家が築何年かは分からないが、子供の僕から見ても、その凛とした佇まいには息を飲むほどの美しささえ憶える。
僕は、その屋敷の門口にそっと踏み出す。
すると、「何か御用ですかな?」と声を掛けられた。
この村に入ってきてからの初めての人の気配だ。僕は怖々振り向く。
そこには、茶髪の長い髪を後ろで1つ結びにし、目は糸のように細い、どこか狐のような不思議な雰囲気の男が立っていた。

