社会問題小説・評論板
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- 杏里活動停止
- 日時: 2010/08/02 11:59
- 名前: 杏里 ◆5RRtZawAKg (ID: IsQerC0t)
- プロフ: http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=karin5c1
魔法のiらんどで書きます。
参照をご覧ください
ペンネーム 花梨
- Re: * 12才のNo.1キャバ嬢 * 作り直しました ( No.10 )
- 日時: 2009/11/03 18:45
- 名前: 杏里 ◆5RRtZawAKg (ID: IsQerC0t)
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「あんたは今、私に借金したの。二万六千、きっちり払ってもらうわよ?」
まぢですか・・・
「私、欲しいなんて言ってな・・・」
「早く来て!」
全く人の話全然聞いてないんだから・・・・。
まぁお世話になるんだからいいかな...
30分後—...
「ここがあんたが働く店よ」
は・・・?
「キャバクラ!!?」
中から中年の男が出てきた。
「ん?まりんちゃんまた来たの?」
まりんちゃん...?
「えぇ。働く人紹介したくて・・・。」
おいおいおい...
「そちらのお嬢さん?」
「はい。葛岡瑠奈っていう20才です。」
今なんて言いました—..,?
"20才"——...?
「へぇ〜可愛いね!よし、採用!! 」
まぢですかーーーーーーーーー!?
*☆*つづく*☆*
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- Re: * 12才のNo.1キャバ嬢 * 作り直しました ( No.11 )
- 日時: 2009/11/03 18:46
- 名前: 杏里 ◆5RRtZawAKg (ID: IsQerC0t)
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「あの...店長さんっ!?私、ちが—————...もがっ!?」
彩美さんが私の口を塞いだ。
「店長〜?瑠奈の"源氏名"どうします?」
おぃおぃ源氏名って・・・
「そうだね〜まりんちゃん、本名「彩美」ちゃんっていうんだよね?瑠奈の「瑠」と彩美の「美」を合わせて、『瑠美』ってのはどう?」
「それいい〜決定!!」
おいっ!!勝手に決めんな!!
「じゃあ早速働いてもらう・・・けど、同じ働いてる子に挨拶しなきゃネ★」
挨拶・・・もう働く一歩手前なんスね。
そこで彩美さんが小声で言った。
『大丈夫。すぐ慣れるわ。洋服代と、生活費、きっちり稼いでよ!?』
生活費もプラスされてるし!
私、そもそも親を探すためにいるんだけど!?
「どうも〜、瑠美こと、葛岡瑠奈です・・・。」
私は化粧の濃い、世間でいう、キャバ嬢に挨拶をしています。
うわぁ〜...笑顔めっちゃひきつってんの自分でも分かるし・・・。
「うわ〜なんかちっちゃくて可愛い!!よろしくね♪」
ギャルギャルの女の方が私に抱きついてきた。
「ちょっと朱里!!私にも触らせなさいよ〜」
ギラギラしてる爪で女の人が私を撫でる。
なんなんだ....こんなに愛想がいいのか〜。
ていうか・・・まぁ悪い気はしないけど・・・。
自己紹介をしてもらった。
↓
・朱里 [シュリ] (20) 背が私より小さい、元気なかわいい子
・苺 [イチゴ] (20) 朱里と仲がいい
・エミリ (22) サラサラストレートが特徴
・未来 (21) 一番謎の多い人。無口
紹介されたのはこのくらいだった。
出勤してない人が、まだまだ居るらしい。
「でもまりんさんに紹介された人なんでしょ?期待してるよ♪」
そうそう、彩美さんはまりんっていうらしい。
「ちょっと朱里!!プレッシャーかけちゃだめでしょ〜」
「あは♪ごめんごめん。可愛いからいじめたくなるよ」
でもみんなの顔みてるとなんかやっていけそうな気がするな〜...
ちょっと私はやる気が出てきた。
*☆*つづく*☆*
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- Re: * 12才のNo.1キャバ嬢 * 作り直しました ( No.12 )
- 日時: 2009/11/03 18:46
- 名前: 杏里 ◆5RRtZawAKg (ID: IsQerC0t)
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「それじゃ、瑠美ちゃん、指名されたら必ず名紙お出ししてね。今日は彩美さんと一緒に仕事して。」
「はっはい・・・!」
早くも仕事。
『瑠美ちゃん、指名入りましたぁ!』
早くも指名。こんなスムーズにいくもんなの?
「瑠奈!挨拶して!!」
彩美さんが横で小声で言ってきた。
「あ・・・えっと・・・瑠奈・・・じゃなかった、瑠美です。新人の。」
私は名紙を渡した。
「へぇえ〜瑠美ちゃんて子か。幼い印象がまだ抜けないねぇ〜」
40代くらいのおっさん。太ってるし・・・。
「瑠美!山田さんのグラス空いてる!」
彩美さんが私に注意する。
「はっはい。」
お酒をコップに入れようとした。
「先に氷でしょ!」
彩美さんが強い口調で注意する。
「あっ・・・」
バシャッ—....
私はいきなり大声を出されたので、手をぐらつかせ、私の服や、山田さんのスーツにお酒をかけてしまった。
「あぁ〜もう!!君もうどっか行っていいよ!!」
山田さんが怒った。
「すいません・・・。」
私は休憩室に行った。
やっぱり無理だよ・・・こんな仕事。
やだ・・・もう。
「ぐすっ・・・。」
涙がこぼれる。
「こんくらいで泣いてんの?」
え—...
「未来さん・・・?」
未来さんは私の胸ぐらを掴んで言った。
「あんた、キャバの仕事なめてるでしょ。」
怖い—....
クールな人がクールな表情で怒ると、とても怖い...
私にこの仕事は続かない...
そう思った。
*☆*つづく*☆*
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- Re: * 12才のNo.1キャバ嬢 * 作り直しました ( No.13 )
- 日時: 2009/11/03 18:47
- 名前: 杏里 ◆5RRtZawAKg (ID: IsQerC0t)
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『エミリさ〜ん?指名されましたー』
助かった・・・。
「覚えてなさい。」
ぞくっとした。
私の耳元で小声で言い、去っていった。
怖い・・・・怖いよ!!
「瑠奈?帰るわよ?」
「彩美さんっ!!」
すごく安心した。
「ん?泣いたの?」
彩美さんに相談しよっかな・・・。
{覚えといて}
エミリさんの言葉が頭に過ぎった。
「ん・・・ううん!!あくびだよ!!」
「?そう・・・。あ!!店長から今日の給料もらったよ★」
「あ・・・そぅなんだ・・・。」
帰り道—...
「あんた、やっぱりなんかあったでしょ?」
「え?」
「あくびにしては様子が変だから。」
心配してくれてるの...?
「ううん!!ほんとになんでもないよ!」
ありがとう、彩美さん。私頑張ってみるよ。
「両親のことなら安心しなね?」
「え?」
「私の親は・・・借金つくって私捨てたんだよね。
あんたみたいに—...
だから、私はホームレスで、借金返してるんだけど。
ある日、両親たまたま見かけたんだ。そしたら・・・
あいつらは新しい子供作って、
幸せに暮らしてたよ。
その子・・・まあ私の妹が。
すごく憎かった。
だから、私はあんたの気持ちよく分かるんだ。
絶対探し出すから。」
え・・・彩美さんにそんな過去があったの・・・?
「ありがとうっ・・・。」
つらかったよね・・・彩美さん。
私が支えるから。
この時は、まだ、私が彩美さんの恨みの原点なんて・・・全然思わなかった。
*☆*つづく*☆*
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- Re: * 12才のNo.1キャバ嬢 * 作り直しました ( No.14 )
- 日時: 2009/11/03 18:48
- 名前: 杏里 ◆5RRtZawAKg (ID: IsQerC0t)
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『瑠美さーん?ご指名されましたー!』
「はーい。」
今日は一人で仕事!!ヘルプじゃないの!
指名、今日二回目!
けっこうあたし、人気かも?
"ちっちゃくてかわいい" で。
「こんくらいで浮かれないよーにねー」
「・・・は?」
エミリさんがマスカラを塗りながら嫌味を言う。
「ちょっと人気でたからって調子乗るなよ。」
耳元で小声で言って、私のお腹にパンチした。
「いたっ・・・。」
あの女・・・。
私は、指名されてテーブルへ向かった。
「はーいっ♪ご指名ありがとうございます!瑠美ですっ★」
って・・・・この男!!
「近所の・・・?」
そこには、前、ホームレスの隣にいた人・・・。((詳しくは>>8で))
「レオ。」
男が口を開いた。
「あだ名?」
「源氏名。ホスト。」
・・・・え。
「ホストォォォオオオオオォォ!!!?」
クラブ内が一気に静まる。
「う・そ。」
「何だ嘘か・・・。」
「普段はホストだけど、今日は偵察。」
「え?何でホストの人がキャバを偵察すんの?」
「言ったら意味ないだろ。」
・・・何よ、この人。
「まぁいいわ。これ、名紙。瑠奈です。」
「瑠奈?」
し、しまったぁぁあああ!! 本名で行っちゃった。
「あぁーー。○○小学校の6-2葛岡瑠奈だな?」
*☆*つづく*☆*
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