社会問題小説・評論板

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大好きだったお兄ちゃん。。。
日時: 2010/10/29 23:01
名前: 麗華ちゃん♪ (ID: zdDXpDJz)

私の“大好きだったお兄ちゃん。。。”

○人物紹介●


■佐田莉那  さだりな   中学2年生
侑と慧の妹。

■佐田侑  さだゆう  高校2年生
慧の弟。莉那の兄。

■佐田慧  さだけい  大学2年生
侑と莉那の兄。

■佐田奈津  さだなつ  40歳
佐田家の母。

■佐田恵  さださとし  40歳
佐田家の父。

■波江奈央  なみえなお  中学2年生
莉那の親友。

■矢吹翔  やぶきしょう  高校2年生
侑の親友。

■友枝大樹  ともえだだいき  大学2年生
慧の親友。

■菜々瀬瑠璃  ななせるり  高校1年生
佐田家の近くに住んでいる優しい女の子。一番に莉那を守ろうとする。

次から——

本題です^^

Re: 大好きだったお兄ちゃん。。。 ( No.20 )
日時: 2011/01/07 10:07
名前: 奈留樹 ◆hjAE94JkIU (ID: zdDXpDJz)

△第12話▲

どんな顔で…慧にいに会えば良いの?
私は、、、最低だよ。自分の都合で人を傷つける。
自分の都合で人に迷惑をかける。

だから—…
大好きだった侑にいにも嫌われるんだよね。

—慧、帰宅—

「ただいま…」
「慧にい!今日、帰ってくるの遅かったね」
「ちょっと友達と話してた…」
「慧おかえり。ご飯・・・食べる?」
「ごめん母さん。今日外で食べてきちゃったんだ。」
「そう…あ、そうだ。今瑠璃ちゃんいるわ。」
「瑠璃が…?」

瑠璃は時々莉那と話しに家へ来る。
そのたびに心配になるんだ。

莉那に…何があったんだ?

「慧にい!塾でわからなっかたところがあるんだ。教えて?」
「ごめん。後にしてくれないか…」
「うん…」

—莉那Room

がちゃ

「慧にい…」
「…泣いていたの?」
「違うよ。あくびだよ。」
「さっき…なんであんなこと言ったの?」
「自分が…そう思ったから。」
「…侑だろ。」

…ぇ?

「隠しても無駄なんだよ。前から2人の関係がおかしいのは分かってるんだよ。侑は莉那を軽蔑したような目で見る事が多いし、莉那はなんだか侑を避けようとしてる。侑に話しかけられるとおびえるし。」

全部—…
慧にいは分かってた。

Re: 大好きだったお兄ちゃん。。。 ( No.21 )
日時: 2011/01/14 17:51
名前: 奈留樹 ◆hjAE94JkIU (ID: zdDXpDJz)

△第13話▲

がちゃ

「莉那ちゃんごめん。この人に…全て話しちゃった。」
「本当に…?」
「莉那、この人が気付くまで、ずッッと1人で抱え込んでたんだってな。」
「うん…」
「本当にゴメンね。莉那ちゃん…鈴さんなら、信頼できると思ったし…落ち込んでる?」
「平気だよ莉那。鈴は簡単に口を割るような人間じゃない。」
「うん…」
「この4人で一緒に戦おう」
「うん」

私はうんっていう返事しか出来なかった。
凄く嬉しかったから。
鈴さんの言うとおり私はずッッと1人だった。
誰も私の事を理解してくれない。
そう思っていたから。
でも、もう1人じゃないって思うとなんだか凄く嬉しくなった。

Re: 大好きだったお兄ちゃん。。。 ( No.22 )
日時: 2011/01/14 18:15
名前: 奈留樹 ◆hjAE94JkIU (ID: zdDXpDJz)

△第14話▲

—次の日

「おはよう莉那^^」

…は?
なんで侑にいからあいさつ?

「おはようございます…」
「なんで敬語なの?」
「ボクも前から思ってたー!」
「慧にい、もう行く時間じゃ?昨日も大樹君待たせてたんでしょ?」
「やっべ!今日ちょっと早いんだ!…まずい。」
「急いで事故ったりしないでねー!?」
「いってきまーす」

やだ…
侑にい絶対こっち向いてるよ…

「ねえ莉那、こっち向いてよ。」
「いい…です…」
「調子…乗ってるんだ^^」

ばしゃッ!

「ッ…」
「もうこんな時間だ!遅刻しちゃーう!いってきまーす!」

私も、、、遅刻するし…
なんで出る寸前にこんなことするの?侑にい…

もう8:00。
私は10分に家を出なきゃ間に合わない。
でも頭からグレープフルーツジュースをかけられた私の髪の毛はもうベタベタ。こんな様子で学校になんて行かれない…
でもなんとか行かなきゃ…

私が椅子から立ち上がった瞬間…

フラッ

どさッ

視界がだんだん白くなってく…


Re: 大好きだったお兄ちゃん。。。 ( No.23 )
日時: 2011/01/14 22:22
名前: 朱音 (ID: sFz0WLkt)

すごいです!!

小説かくのすごくうまいんですね♪

いいなぁ(〇▵〇)

頑張って下さい!!!

応援してます

私ゎ同じ社会問題系小説で

『ネットから携帯へ…    地獄の日々』

ってやつやってます。よかったら来て下さい!

Re: 大好きだったお兄ちゃん。。。 ( No.24 )
日時: 2011/01/16 18:57
名前: 奈留樹 ◆hjAE94JkIU (ID: zdDXpDJz)

△第15話▲

12:00

<<佐田家の子機が鳴る

「なんだよさっきからうっせなー…」

目の前に机の近くに倒れこんでる莉那を見つける。

「莉那!?なんで…!?学校はどうしたんだ!?」
「…鈴さん…ッ?」
「そうだけど…なにがあったんだ?」
「なんか視界が真っ白になって倒れて、、、」
「貧血か。」

<<佐田家の子機が鳴る

「誰なんだよ…はい、佐田ですが。」
〝あ、○×☆中学校の××といいますが、まだ莉那さんの姿が見えないんです。まだお家にいらっしゃいますか?〟
「います。」
〝なにかの用事や急に体調が悪くなったのでしたら、学校をお休み、とさせていただきますが…〟
「ちょっと待ってください。」
〝わかりました〟
「莉那、学校いくか?」
「あんまり行きたくない…でも、お母さんたちに心配かけちゃう…」
「大丈夫。…すいません、今日は少し体調が優れない、ということで休みにさせます」
〝わかりました。失礼します…〟

「莉那。」


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