社会問題小説・評論板

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★お姉ちゃんと妹事情★
日時: 2011/07/27 09:53
名前: *。.+☆meriy☆+.。* (ID: f/UYm5/w)
プロフ: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/index.html

2作品目は妹と姉系のにしましたっ!
もうひとつあったんで悩みました笑




登場人物


芝崎 亜里栖♀小6    
         =姉妹
芝崎 亜里紗♀小4


大月 茉莉 ♀小6
         =亜莉栖の友達(同い年)
華庭 香月 ♀小6


鈴関 蘭  ♀小4
         =亜里紗の友達(?)
古川 光希 ♀小4


金田 幸子先生=亜里栖の担任

田中 美奈先生=亜里紗の担任

Re: ★お姉ちゃんと妹事情★ ( No.53 )
日時: 2011/09/21 08:20
名前: *。.+☆meriy☆+.。* (ID: kws6/YDl)

作戦会議は1時間もかけてやっと終わった。

「ふぅっ、実戦するのが楽しみだねぇ♪」

ニコニコと笑う香月

「あははっ早くやりたぁい」

クスクスと微笑むような茉莉


「よしっ、じゃあお母さんに気づかれないように・・・ね?」

「ラジャー☆」

あたしの一言で皆が立ち上がった

最初のいじめは・・・

亜里紗の部屋を汚す

という実に簡単なものだった

亜里紗の部屋に移動。

ドアを開けると、亜里紗がベットでゲームをしていた


「あり?香月ちゃんも茉莉ぴーも来てたんだぁ

 ねぇねぇ遊ぼ!ねえ!」


・・・うざい

なによ・・・さっきあんなことがあったのにもう開き直ってんの?

マジで1回死んでこいよ

「じゃあさ、かくれんぼしよ!あたしが鬼ね!」

香月が言うと、亜里紗は目を光らせてコクリとうなずいた


カウントダウンが始まると、亜里紗は必ず行く場所がある


それは・・・・2階のトイレ。

2階のトイレはスライド式。

つまり、板かなにかを置けば開かないってこと。


当然、あたし達はうごかなかった

「もういいかーい?」と香月の声に続いて「もういいよー」という

声がした。

そうして、静かに茉莉がトイレのドアを開かないようにする


「よし、まずは亜里紗の部屋をぐちゃぐちゃににてから、臭いにおいに

 してやろ!」

茉莉がそう言うと、あたし達は作業し始めた

できるだけ静かに・・・できるだけ汚く・・・


「ねえねえ、コイツ日記とか、書きかけのラブレターとかあるよ!」

「よし。それを取っておこう。」

「あははっ、めっちゃ楽しい〜^^」


思う存分部屋をめちゃめちゃにしたあとは、臭くて使いたくない

ケープ(失敗したとき)や匂いがきつい香水を部屋に撒き散らす


「こ・・・これはやばい・・・・」

「確かに・・・吐き気してきた・・・」

「じゃあ・・・最後にやるよ。茉莉、あたし達部屋戻ってるね」

「う、うん・・・・」


あたしと香月は亜里紗の部屋をでた。


亜里紗おもらし疑惑

くくく・・・

Re: ★お姉ちゃんと妹事情★ ( No.54 )
日時: 2011/09/21 08:30
名前: *。.+☆meriy☆+.。* (ID: kws6/YDl)

数秒後、茉莉がもどって来た。

「おっけークスクス」

「あははっ!じゃあ日記とか見てみよう!」

「あ・・っと。その前に・・・亜里紗を見つけた後、部屋に戻って

 お母さんに部屋のことを報告・・・にしよ」

「ナイス亜里栖☆」

あたし達は何事もなかったように

「亜里紗みっけ!」と言った。


「あは、みつかっちゃったぁ〜でも最後まで残ったんだよ!やったあ」

知らぬが仏って知ってる?


「じゃあ亜里紗部屋戻ってて、あたし達お菓子とってくるね。」

「うにゅ!」

そういって笑いをこらえながら下に下りる


「ね・・・お母さん!ちょっと来てよ!亜里紗の部屋!」


あたしが叫ぶと、2階の亜里紗が「えっ!?」と言った

「な・・・なに?またなにか・・・・・」

2階に駆け上がり、亜里紗の部屋のドアを開けると・・・


「きゃっ・・・なによこれ!」

お母さんは口を押さえた。

酷い悪臭

ベットにはおもらし

ぐちゃぐちゃの部屋


「ち・・・ちがうのぉ・・・これは・・・あたしもいま・・・」

「黙りなさい!貴方に部屋なんて要らなかったわね!

 こんな風につかうなら、部屋は没収します!

 それと、庭の草むしり!終わるまで家に入れないわよ!」


「え・・・やだぁ!お母さん!ねえ!あたしじゃな・・・」

「じゃあ誰がやったん?」

あたしが一言言うと、お母さんもそれにうなずいた


「え、もしかして・・・おねえちゃん・・・」


「早く行きなさい!」

亜里紗の声はお母さんの怒鳴り声にかき消された

下に下りた亜里紗の鳴き声が響いていた


「作戦成功☆」

Re: ★お姉ちゃんと妹事情★ ( No.55 )
日時: 2011/09/23 15:21
名前: *。.+☆meriy☆+.。* (ID: kws6/YDl)

あたし達の笑い声は小さな部屋に響き、亜里紗の小さな泣き声は

静かに消えてった

「あぁ、おもしろい!さて、次はなにをする?」

茉莉の弾んだ声に、あたしはすぐにこう答えた

「-----この家の庭ってね、あたしの部屋の・・・ここの窓から見えるの」

あたしはカラリと音を静かにたて、窓を開けた

「こっから・・・うまくいけば亜里紗を殺せるんだよ?」

あたしがクスクスと笑うと、2人は目を見開き、お互いの顔を見合わせた

「・・・なーんて!冗談だよ!」


あたしが笑ってみせると、なにかが溶けたかのように笑いだした


でも、あたしは机の上にあった分厚い月間漫画を放り投げた

窓の向こうに・・・・


バサッと音が聞こえた

それとともに亜里紗の叫び声が聞こえた

なんだ・・・当らなかったんだ

泣かないってことは・・・ね。


そのあとに、お母さんが庭に出たようだった

「亜里紗!?何漫画読んでるの!?反省してないワケぇ!?」

お母さんの怒鳴り声があたし達のいる部屋にまで聞こえる


すると、下から電話が聞こえた

あたし達3人は下に駆け下り、電話を取った

担任の先生からだった

『もしもし?亜里栖さん?

 9月すぐに運動会があるでしょう?2人技など逆立ちができるかと

 5、6年会わせた75人ピラミッドをやってみるから

 できたら明日来て下さい』

とのことだった

電話を切ると、亜里紗の部屋にあった日記などを読んで遊んでいた

「ねえっ、この書きかけのラブレターをさ、続きでっちあげない!?」

Re: ★お姉ちゃんと妹事情★ ( No.56 )
日時: 2011/09/24 21:49
名前: it (ID: 4/FhumS2)


 何気なく読んだものでしたがハマってしまい、最後までよんじゃいました(笑)
 応援してます頑張ってください^^

Re: ★お姉ちゃんと妹事情★ ( No.57 )
日時: 2011/09/25 11:25
名前: *。.+☆meriy☆+.。* (ID: kws6/YDl)
プロフ: http://アメー●ピグは依存性が高すぎる

フハハハハハ!ハマれハマr(((((爆


長いのに全部読んでいただけるなんで感激です(*´ω`*)

応えん・・・ヤヴァイ程嬉しいです(=ω=.)

頑張ります!


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