社会問題小説・評論板
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- 生まれて来なきゃ良かった。【コメ待ってます♪】
- 日時: 2012/08/28 16:05
- 名前: 夕凪☆゛ (ID: X2arTSSH)
初めまして。夕凪☆゛(ゆうなぎ☆゛)と申します。
・社会問題系の小説に興味のない方
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- Re: 生まれて来なきゃ良かった。【コメ待ってます♪】 ( No.15 )
- 日時: 2012/10/13 14:17
- 名前: 夕凪☆゛ ◆JGlOo5d1iU (ID: 6nCB5dVP)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
私…みんなに好かれてなんかなかったの…?
ただ…利用されていただけ…?
私の目からは知らず知らずのうちに涙がこぼれれ落ちていた。
みんなの冷たい目が私を突き刺す。
心臓がズキンズキンと苦しくなる。
私は一刻も早くこの場を離れようとした。
「「ドンッ!」」
「痛っ!!」
立ち上がってこの場を離れようとした私をみっちゃんがが殴った。
「「ドンドンッ!!ドスッ!!」」
「痛いっ!!!痛いっ!!!」
みっちゃんを始めとして、みんなが私を殴った。
何発も、何発も。
私は痛くて痛くてたまらなかった。
「「グイッ」」
みっちゃんが私の手をつかんだその瞬間、私はその手を振り切り、逃げた。
私は夢中で走っておばさんの家に帰った。
「まぁ…どうしたの?凪咲ちゃん…そのアザ…。しかも、もう学校終わったの?」
「あぁ…体育の時転んじゃって…。帰りが早いのは、今日、先生方の緊急会議があるからで…。」
「そう…。気を付けてね?」
「ハイ。」
おばさん…気付いて無いハズ無いよね。
普通、転んだだけで、こんなにもアザが出来る?こんなにも腫れる?
私は元お母さんの部屋に戻りながら思った。
痛いよ…苦しいよ…。
こんな時…お母さんなら…。
私は叶わぬ期待を抱いてしまった。
でも、お母さんが居ずに、私が生きていけるはずがなかった。
学校でいじめられた理由も、こんなおばさんのところに来た理由もおお母さん。
ねぇ…なんで?
まだお母さん生きてるんでしょう?
帰って来てよ…。
「ヒック…ヒック…。」
私は声をあげて泣いた。
声を上げる度に蹴られたり、殴られたところがズキンズキンと痛む。
それと同時に心臓もズキンと苦しくなった。
今まで感じたことのないような悲しみだった。
お母さんが居なくなったショックと、信じていたクラスの友達に裏切られた悲しみが一緒になって私の体を痛めつけた。
どうして…?
どうして私がこんなにも辛い思いをしなくちゃいけないの?
私は一晩中泣き続けた。
- Re: 生まれて来なきゃ良かった。【コメ待ってます♪】 ( No.16 )
- 日時: 2012/08/30 21:02
- 名前: 曇り空 ◆RCpQKCQVZQ (ID: pK07DWyY)
どうも、曇り空です。
なんかジーンってきますね…
私が中には入れたら裏切り者をぶっ飛ばすんですけど…
続き頑張ってください!
- Re: 生まれて来なきゃ良かった。【コメ待ってます♪】 ( No.17 )
- 日時: 2012/08/31 06:41
- 名前: 夕凪☆゛ ◆JGlOo5d1iU (ID: X2arTSSH)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
>> 曇り空 様
コメ、ありがとうございます☆
『ジーン』ってきますか?
嬉しいです…。
頑張ります☆
- Re: 生まれて来なきゃ良かった。【コメ待ってます♪】 ( No.18 )
- 日時: 2012/08/31 06:58
- 名前: 夕凪☆゛ ◆JGlOo5d1iU (ID: X2arTSSH)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
「ん…。」
朝起きると、空は青く、晴天のようだった。
私の気持ちとは裏腹に。
枕は涙でぐっしょり濡れ、目は泣きすぎて腫れあがっていた。
『凪咲ちゃ〜んご飯よぉ〜!』
下でおばさんが呼んでいる。
私はワザと起きていないふりをし、返事をしなかった。
『まだ寝ているのかしら…。』
おばさんの声が聞こえた。
「「トントントントントン…」」
階段を上ってくる音が静かに聞こえた。
「凪咲ちゃん。ご飯出来てるけど。」
おばさんの声が聞こえた。
「ハイ…。」
「今日も学校あるんでしょ?早く用意しちゃいなさい。」
おばさん…私…学校なんか行きたくないんだよ…。
嫌だよ…。
「あら!もうこんな時間じゃない!遅刻するわよ。早く行きなさい。」
私は渋々ランドセルを背負い、階段を下りて、玄関まで歩いた。
「行ってきます…。」
「行ってらっしゃい。」
おばさんの元気な声が響き渡る。
≪学校≫
「またアイツ来たよ。」
「どういう神経してんの?」
「マジ消えて欲しいんですけど—。」
「腹立つんですけど。」
「よっし。追放しちゃうかっ!!」
「「帰れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」」
私に向かってクラスのみんながそう叫んだ。
私は最初ビックリしたが、そのまま校門を後にし、行き先を決めずに歩いた。
「ねぇ、そこの女の子っ!!」
「…私の事ですか?」
「そっ!!学校は?」
私に話しかけた人は、大人っぽい女の人だった。
「サボった。」
「そっか。」
その人は苦笑いしながら言う。
「名前は?」
「えっと…。」
「あ!!私まだ自己紹介してなかったよね。沙羅っていうんだ。よろしく。」
「私は凪咲…。」
「なぎさかぁ…。」
「あ…私小6なの…。沙羅さんは?」
「沙羅で良いよぉッ!!!!私は15歳。」
「高校は…?」
「やめた。いじめられたんだ。」
こんな綺麗な女の人が…?
「友達だと思っていた奴に裏切られてさ。」
沙羅は二カッと歯を出して笑う。
私は何となく沙羅が他人とは思えなかった。
「私も…裏切られたの。」
- Re: 生まれて来なきゃ良かった。【コメ待ってます♪】 ( No.19 )
- 日時: 2012/08/31 07:34
- 名前: 曇り空 ◆RCpQKCQVZQ (ID: pK07DWyY)
夕凪さんの小説本当にスゴいですね!
なんか泣きそうになる。
続きファイト!