社会問題小説・評論板

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人間なんて、大嫌い
日時: 2012/11/02 23:34
名前: 凛 ◆DsGFCj9jkQ (ID: mJV9X4jr)

こんにちは、もしくははじめまして。

凛といいます。

社会問題系ははじめてですが、
よろしくおねがいします。


コメント、アドバイスは大歓迎です。

荒らしなどはやめてください。

文才ないですが、
それでもOKな方はどうぞ、よんでください。

Re: 人間なんて、大嫌い ( No.17 )
日時: 2012/11/11 17:53
名前: 凛 ◆DsGFCj9jkQ (ID: mJV9X4jr)

梓守 白様

コメントありがとうございます。
おもしろい。でしょうか?
はじめてコメントしていただいたのですごい嬉しいです!
これからも頑張らせていただきます。

Re: 人間なんて、大嫌い ( No.18 )
日時: 2012/11/11 19:06
名前: cocoa ◆9XhjG9TDEA (ID: l0EYH8mH)
プロフ: 【PR】「血という名の涙」書いてます〜(´∀`)



これは.......貴方の文才パナいですね!!!引き込まれていっちゃいます。これからも、頑張って書いて下さい!!


>>17
>>面白い。でしょうか
はい!!ムッチャ面白いです!!

Re: 人間なんて、大嫌い ( No.19 )
日時: 2012/11/11 19:09
名前: 凛 ◆DsGFCj9jkQ (ID: mJV9X4jr)

「秋は、どうしたの?」

「‥‥‥‥‥‥‥」

おばさんは何もしゃべらなかった。おじさんはうつむいていて顔を私に見せない。渚ちゃんは真っ赤な目をハンカチで拭いている。そんな渚ちゃんがようやくしゃべった。

「お母さん、もう言いなよ!」

「で、でも‥‥‥‥‥‥」

おばさんがためらっているのを見て渚ちゃんは真っ赤になった目を私に向け、少しきつい目つきでためらいなく言った。

「秋っていう子は自殺した」

___ ___ ___ ___ ___


目を覚ましたときはもう、外は真っ暗だった。きれいな月が少し悲しそうに見えたのは、私の気分が最悪だったからだろう。寝る前の記憶があやふやだった。秋が死んだと言われたあと、私が何をしたのか、何を考えたのか。思い出せなかった。

「沙弥香、目を覚ました?」

声をかけてくれたのは渚ちゃんだった。優しくほほえんだその顔はとてもきれいだった。

「おなかすいたでしょ?」

渚ちゃんのくれたコンビニのサケおにぎりはひどく懐かしく感じた。最近はおばさんが毎日ごはんをつくってくれているので、食べることもなかったが、昔は毎日コンビニおにぎりだった。机の上には大量のおにぎり。一ヶ月分をいっきに買うから数日後には賞味期限が切れていたものを食べていたが、おにぎりすらなかった日もあった。そんな昔のことを考えながら食べているとなぜか涙が出てきた。

Re: 人間なんて、大嫌い ( No.20 )
日時: 2012/11/11 20:23
名前: 凛 ◆DsGFCj9jkQ (ID: mJV9X4jr)

cocoa様

返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
そして、コメントありがとうございます。
ムッチャ面白いなんて‥‥‥‥‥
そんなこと言ってもらえるなんてすっごい嬉しいです!

cocoa様の小説も読ませていただきました。
すごい文才もありますし、特に内容がすごいいいと思います!
(えらそうに評価しちゃってすみません)
cocoa様も更新頑張ってください。

Re: 人間なんて、大嫌い ( No.21 )
日時: 2012/11/14 20:30
名前: 凛 ◆DsGFCj9jkQ (ID: mJV9X4jr)

渚ちゃんは泣いている私を見て思いつめた顔になった。しかし、泣いている私はそれに気がつかなかった。ただ、必死にコンビニのおにぎりを食べていた。空腹だったからだろうか、とてもおいしく感じた。

「沙弥香‥‥‥‥」

渚ちゃんは静かにそう言うとうつむいてしまった。私はおにぎりを食べる手を止めて、渚ちゃんを見た。渚ちゃんは小さくふるえていた。昔の私のように。

「どうしたの?渚ちゃん」

私の声を聞くと渚ちゃんは顔を少し上げて、真っすぐ私を見た。しかし、その顔は少し怖がっているような顔だった。どうして渚ちゃんがそんな顔をしているのか、渚ちゃんの言葉を聞くまでは理解できなかった。

「ごめん」

その言葉はとてもシンプルで、だが、渚ちゃんが必死にその言葉を伝えたいのだとわかっていたからだろう。何とも言えない感情だった。

「今まで、本当にごめん。これからはもうあんなことしないから。だから‥‥‥だから‥‥‥‥‥」

「許してって言いたいの?」

「ち‥‥‥‥ちがう!ただ‥‥‥‥‥私のことを、本当の姉妹だと思ってほしいの」

「え‥‥‥?」

「私、沙弥香の親のことも、学校でのことも知らなかったの」

私は渚ちゃんの言葉に少し驚いた。いじめのことはまだ知られていないと思っていたのだが、もう知っているようだった。

「いじめのこと、知ってるの?」

「え!?眠る前に沙弥香が全部話したじゃない」

「‥‥‥‥‥‥そっか」

私は少し残念そうな顔をしたが、渚ちゃんは話を続けた。私もすぐに渚ちゃんの話に集中した。

「私、自分が一番辛いと思ってたの‥‥‥‥‥‥‥。でも、沙弥香のことを聞いて間違ってたってわかった。だからやり直したいの!」


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