社会問題小説・評論板
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- (仮)強がり
- 日時: 2013/03/04 22:42
- 名前: 黒猫モンゴル (ID: ScWyjXSP)
プロローグ
今日の次には必ず、いつものように明日が来る。
そう信じてた。
菜実、もし、会えるなら
私は何だってするのに。
会いたいよ…。
- Re: (仮)強がり ( No.3 )
- 日時: 2013/03/04 22:48
- 名前: 黒猫モンゴル (ID: ScWyjXSP)
高校に入って、親友の菜実とクラスが分かれてしまった。
「恵那、どうしよう…。」
廊下で会った菜実が私に相談してくる。
菜実は、新しいクラスにまだ馴染めないでいるようだ。
「平気だって。まだ4月じゃない。友達もすぐできるよ。」
それに、私もまだあまり新しいクラスに慣れていない。
「本当にどうしよう。」
菜実が私の腕をつかむ。相談にのってあげたい。
でも、次の授業は音楽だ。はやく移動しないと遅れてしまう。
「大丈夫だよ、私も今、1人だから!」
クラスの子において行かれそうになったので
私はとっさに、そう言い放つと菜実に手を振りはらい、
急いで音楽室へと向かった。
- Re: (仮)強がり ( No.4 )
- 日時: 2013/03/05 18:56
- 名前: 黒猫ミシェル (ID: HBvApUx3)
名前に親しみを感じて来させて頂きました(o^^o)
私も高校生になりますから、この話にワクワクです!!
あ、いや別に、虐められたいとかそう言うのじゃないですよ(^_^;)
更新頑張って下さいね、応援しています!!
- Re: (仮)強がり ( No.5 )
- 日時: 2013/03/05 22:38
- 名前: 黒猫モンゴル (ID: ScWyjXSP)
黒猫ミシェルs>
初コメ嬉しいです^^
ありがとうございます、頑張ります!
- Re: (仮)強がり ( No.6 )
- 日時: 2013/03/05 22:43
- 名前: 黒猫モンゴル (ID: ScWyjXSP)
菜実。澄川菜実は私の無二の大親友。
きっかけはささいなこと。5年生のとき私は1人だった。
いわゆる女の子たちのグループ行動が大嫌いな
私は、1人でいることが好きだ。
でも、やっぱりさみしい。そう感じてきた。
そんななか、同じクラスだった菜実も1人だった。
あの子と友達になれたらな。
一緒に行動できたらいいな。
そう感じ、思い切って、話しかけた。
すると、意外に、とても気が合って、私たちは仲を深めていった。
菜実とは友達歴6年目だ。
- Re: (仮)強がり ( No.7 )
- 日時: 2013/03/07 16:41
- 名前: 黒猫モンゴル (ID: ScWyjXSP)
音楽の授業がはじまった。
私は音楽が大好き。先生が良いからかもしれない。
音楽の先生は皆から人気がある、明るい先生だ。
そんなことを思っていると、校長先生が来て、先生を呼びたした。
先生たちは廊下に出た。
一瞬、しんと静まりかえった音楽室はすぐにざわついた。
「何があったのかな。」
「大丈夫かな。」
しばらくして先生がもどってきた。
え?
普段は決して疲れも見せない先生が
ものすごく深刻な顔をしていたから。
「…今あったことはすぐには言えません。全員、荷物を持って教室に戻ってください。」
何があったの?
私たちは何も分からないまま、教室へ戻った。
途中で、パトカーと消防車のようなものが止まっているのを私は見た。
皆もそれに気が付いた。
まさか、調理室で事件が起こったのでは…。それとも火事?でも煙は出ていない…。
私は頭の中で、勝手にそんなことを考えていた。