社会問題小説・評論板
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- 問題児優等生と平凡な僕
- 日時: 2015/12/04 17:44
- 名前: 和奏 (ID: 1CPnMR4A)
こんにちは!
新しく小説をかかせていただく事になりました、和奏と言います。
よろしくお願いします!
この「問題児優等生の日常」は、ギャグ系でお送りしていきたいと思います。
小説を書くのは久しぶりで、と言うか途中で挫折してしきたので、自信など全く無いのですが、見守っていっていたただければなぁーと思います。
更新は不定期になるかも知れませんが、大体三日に一回、書いていきたいと思います!
学生なので、基本夕方や夜になると思います。休日は、まちまちになってしまうと思います。
題名変更いたしました。内容が日常では無くなって来ているので(・・;)
- Re: 問題児優等生の日常 ( No.18 )
- 日時: 2015/11/20 17:08
- 名前: 和奏 (ID: 1CPnMR4A)
ありがとー!
頑張るー!
- Re: 問題児優等生と平凡な僕 ( No.19 )
- 日時: 2015/12/04 17:53
- 名前: 和奏 (ID: 1CPnMR4A)
高城「…実は私、施設育ちなの。赤ちゃんの頃に捨てられて、今は一人暮らししてるんだけどね」
松原「えっ…」
高城さんの衝撃的な言葉に、僕は面食らってしまった。
高城「…それでよく学校でつっかかられて、喧嘩して問題起こして、いろんな人に迷惑かけてて、高校に入ってもやさぐれてたんだけど、そんな時に黒田先生に会ったの。『んな、死んだ目してたら人が寄ってこねーぞ』って、第一声がそれ
だよ?笑っちゃうよね。」
高城さんは、僕の顔を見てしっかりと言った。
黒田「いや、だってマジで死にそうな目してっから、そのままを言ってやった訳ですよ、俺は。」
高城「で、私びっくりしちゃって!それから黒田先生と良く話すようになったの。」
黒田「俺は、仕方なーくコイツの話を聞いてやってただけだけどな。どーして、ここまで変わっちまったのかね、全く。」
黒田先生は、呆れた様な、でも嬉しそうな顔をして、高城さんを見て言った。
松原「そうだったんですね。やっぱり、僕はお二人がとても仲が良いように見えます。」
高城「え…」
松原「だって、僕はそんな人が居ませんから、とても羨ましいです。」
高城「松原君…。じ、じゃあさ!と、友達になってくれない?私と。」
松原「え?いいんですか?」
高城「当たり前じゃん!ダメなんて、誰も言わないよ!」
高城さんは、僕に満面の笑みを向けてくれた。
松原「ありがとうございます!これから、よろしくお願いしますね!高城さん!」
高城「う、うん!よろしくね!」
その時、丁度いいようにチャイムが鳴った。
高城・松原「ぁ、」
黒田「おっ、もうそんな時間か、おしっ、鍵は俺が閉めとくから、お前ら帰れ帰れ〜。」
松原「あ、はい!」
高城「わ、私、黒田先生にちょっと話あるから、松原君また明日!」
松原「は、はい。また明日?」
高城さんの、圧に負けて、図書室から追い出された形になってしまった。
図書室で、二人が密かに話をしているのも知らず、僕は呑気に締りのない顔で家まで帰った。
高城「ぶはぁーー!き、緊張したぁ!」
黒田「ったく、好きな人の前だからって、キョドりすぎだろう。」
高城「しょうが無いじゃんー!」
黒田「それに、なぁにがそれからよく話すようになっただ!お前は恋愛相談をしに来てたんだろうが。勝手に、しかも、押し掛けて。」
高城「だってー!本人の前で言えないでしょう!」
黒田「ったく、今度は何だ?何かあるから残ったんだろう?」
高城「えと……
高城さんのこの気持ちに、僕が気付くのはもっと、先の事になる。
- Re: 問題児優等生と平凡な僕 ( No.20 )
- 日時: 2015/12/04 17:54
- 名前: 和奏 (ID: 1CPnMR4A)
僕は、あの近づきにくいと思っていた高城さんと友達になれたことに驚きつつ、嬉しく思っていた。
そして…今日高城さんが話してくれた事を部屋で一人、じっくりと考えていた…
松原「高城さん…親に捨てられたって、しかも小さい頃に…僕には到底分かり得ない悲しみが、あったんだろうな…」
でも、たとえ分かり得ない事だったとしても、僕は…高城さんのことを知りたい、彼女の悲しみも知ることが出来たら…
松原「…明日、聞いてみようかな…」
こんな僕でも、役に立てるだろうか、ずっと友達なんて居なくて、いじめばかり受けてきた僕に…。
- Re: 問題児優等生と平凡な僕 ( No.21 )
- 日時: 2015/12/04 17:55
- 名前: 和奏 (ID: 1CPnMR4A)
今日、高城さんと話をしようと思う。
僕の方から、話しかけて。
松原「で、出来るかなぁ…」
…………
席が隣なのだからと、たかをくくっていたのが悪かったのだろうか。
今は…放課後である。
僕は、朝から今の今まで高城さんに話しかける事が出来なかった。
バカ!アホ!僕の意気地なし!
松原「あっ!でも、図書室で待っていたら会えるかもしれない!待ってみよう!」
…今日一日、高城さんを見ていて分かったのだが、高城さんは男友達の方が多いようだ。
休み時間は、高城さんの席の周りには男子ばかりだったし、体育の時間には男子と混じって、サッカーをしていたくらいだ。
そして、僕は誰も居ない図書室で一人、待っていたのだが…
待てども待てども…来ない。
かなり時間が経っていたらしく、日が沈みかかっていた。
僕はもうしょうが無いと思い、図書室を閉め、学校を出た。
………………
高城「うわ!もうこんな時間じゃん!何でこんな日に資料運びなんて手伝わせるかなーもう!
まだ、松原君いるかな…」
高城「あ…閉まってる…。だよねー…流石にこんな時間まで居ないよねー。
…ただでさえ、今日全然話ししてないのに…。はぁ…。」
- Re: 問題児優等生と平凡な僕 ( No.22 )
- 日時: 2015/12/12 23:17
- 名前: 和奏 (ID: 1CPnMR4A)
昨日は、全くと言っていいほど高城さんと話をしていない。
…昨日は、では無く、一週間前、と言ったほうがいいだろう。
どうして、こんなに日が開いてしまったかというと…今日の僕の様子を見てもらえばわかると思う。
・・・
今日こそは!と、意気込んで学校へ来た。
そして、何度か話しかけようと試みたのだが…高城さんの近くにいる男子達に、邪魔されてしまう…。
こうして、一週間も話せていないのだ。
…もう、お昼の時間だ…。このまま、昨日みたいに話せないで終わってしまうのだろうか…。
そう思っていると…
ピンポンパンポーン
黒田『えー、2年A組、高城咲、松原静、至急、弁当を持って、現国資料室まで来なさい。』
え…?
僕と高城さんは、顔を見合わせて、二人してハテナを浮かべたが、至急、との事だったので、弁当を持ち、現国資料室まで急いだ。