社会問題小説・評論板

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人生日記
日時: 2017/01/07 01:47
名前: クロ (ID: JF6Qryyk)

初めまして、クロと申します

この小説は、自分自身を描いた物語です
題名通り、これまでの人生を、日記のように記す小説ですね

登場人物は皆全て実在しますが、やはり本名はふせて仮名にします
自分の名前もまぁ....仮名にしておきましょう

小説は全て自己満足で書いているものです

Re: 人生日記 ( No.16 )
日時: 2017/04/11 01:18
名前: クロ (ID: sln.Gpvz)

しばらくテレビを眺めてた
画面の中で話す人の声を聞いていた
そしたらだんだん眠くなっていって、私はソファーに横になった

昔、今もだけど、自分はよく寝る子だった
まぁ当然かもしれない 一緒に遊ぶ友達も居ないからね
友達も居なければすることもない つまりそういうこと

そして、よく夢を見る
起きたときには覚えていないけれど、よく夢を見ていた
今覚えているのと言ったら包丁を持ったミッキーマウスが追いかけてくる夢
それが今もトラウマとなっている

Re: 人生日記 ( No.17 )
日時: 2017/04/11 01:29
名前: クロ (ID: sln.Gpvz)

1年生としての1年間
特にこれと言った思い出もない
変わったこともない、虐めも受けられなかった
まぁ無事に、2年生になれるというわけ

だけど、ここから私の生活には変わるものがあった
それは、学校でのある出来事から始まる

私の2年のクラスには読書の時間というものがあった
分かりやすく言うと自習のようなもの
この空間には先生はいない
すると当然、常識知らずの男子児童は喚き始める
喚き出したのは二人の男子
私が嫌いとする二人

Re: 人生日記 ( No.18 )
日時: 2017/04/14 22:48
名前: クロ (ID: sln.Gpvz)

こいつらは何処にでも居るような馬鹿な奴ら
こいつらには随分世話になったよ

髪の毛の癖をからかわれた
これは父さんからの遺伝なのに
目が怖いって
父さんの猫目だよ
肌の色が気持ち悪い
病気なんだ、仕方ないだろう

脅されて全部否定されて
邪魔だとかウザいだと
なんで私が言われないといけないのさ

さぁ、また今日も言われるんだろうね
まったく、しつこいもんだよ

Re: 人生日記 ( No.19 )
日時: 2017/04/20 23:36
名前: クロ (ID: sln.Gpvz)

ニヤニヤとした顔付きで私の席の前に立った

気持ち悪い......
なんで朝っぱらからこんな奴らの顔を見ないといけないのか....
最悪の朝だね

私はそんな奴らを視界に入れないよう、本の文字に集中した
無視だ無視、こんな馬鹿な奴らと絡むなんて時間の無駄
私は心の中でそんな罵倒を繰り返した

「おい、何無視してんだよ!!」

「ちゃんと人の話聞けよな!!」

何が話だ
お前らの話なんて聞いてどうになる
お前らだって人の話聞かないくせに
自分のこととなるといつもこう、綺麗事ばっかり
腹が立つ

「....何」

このまま無視していてもこいつらは消えない
だから早く話を聞いてお帰り願った方が良いね

「...今自習中だから、自分の席着いた方が良いと思うけど」

私は渋々顔を上げ自分の席に着くよう言った
淡々として言うと、私は再度本に目を向けた

「何こいつ、ムカつく」

馬鹿、こっちの台詞だよ
何がムカつくだ、私の方がストレス溜まってるんだよ馬鹿

この頃は馬鹿なこいつらの相手をしていて相当カリカリしていた
まぁ口が悪くなってるのも仕方がないと思ってる

「あ、見ろよ!!」

クソガキの1人が声を上げると、私の本を指差した

「こいつまた猫の本読んでるぜ!?」

「うわっ、ホントだー!!」

するともう1人のガキが私の本を取り上げた

「っ..!....返して..っ..」

私は思わず席を立ち、本を持った子から本を取り上げようとした
けれど、結構身長差があったため、そいつの手に持つ本が奪い取れなかった

「ほら、取ってみろよー!」

私の頭上でぶらぶらと本を揺らす
その挑発にまんまと乗った私は無心で奪い返そうとした
きっと、そいつらはいつも冷静沈着な私が必死になるのを見て、面白がっているのだろう

「...返してよぉ...っ....!」

こいつらに遊ばれているという思いから、悔しさが涙となって出てきそうになる
でも、こいつらの前では絶対に泣かない
弱味を見せてたまるか

「お前ってほんとつまんねー本読むよなー」

「しかもこれ絵本だろ?子供かよ!!」

そいつらは本を開いてそう言い放った
周りの皆は誰も何も言ってくれない
同情する者もいればクスクス笑いを立てる者

子供?何が子供?
つまんない?何がつまんない?

「こんな面白くねー本捨てちまおーぜ」

「は?」

この瞬間から、私の何かが変わった
ずっと身を固めて守ってきたものが一気に潰れたようで
ずっと隠し通してきたものが一気に爆発して
何が起こったのか全然分からなかった
自分が何をしたのか、今もまだ解らない、考えたくもない
その筈なのに、どうしても鮮明に思い出されちゃうんだ
忘れられないんだ
いつまで経っても

「いったぁ!!!」

馬鹿1人の悲痛な叫び声が上がったと分かると、私はもう戻れなくなっていた
手を見た
信じられなかった
指先が真っ赤に染まっていたんだ
爪の間には何かの塊が詰まっていて
気持ち悪いんだ

「ふざけないでよ」

周りがざわつき始めた
頬が赤く染まっている子を指差しながら周りは騒いでいる
私の脳はもう使い物にならなくなっていた

「ふざけんなよいい加減にしてよ、何してんの君...?勝手なことしないでよそれは私の大切な本なのになんで捨てようとするのねぇなんで?なんで?ねぇ」

私はもう誰にも止められない
今まで言いたくても言えなかった事がいっせいに溢れだした

「何が子供さ..君の方が一番ガキだよ馬鹿」

ふらついた身体を精一杯動かして椅子を手にした
それを力一杯天に上げると、私は怯えるそいつを見下すような目で見た

「今後一切私に近づくな関わるな、次話し掛けたら容赦なくぶっ飛ばすから」

そう言い捨てると私は椅子を振り下ろした____

Re: 人生日記 ( No.20 )
日時: 2017/08/10 01:53
名前: クロ (ID: FuIlpMfq)

そして彼の頭は赤く染まり___

.....なわけないよね

寸止めだった、もう少しでこいつの頭は割れていただろう
私は椅子をおろし、荷物をまとめて教室を出た

___やっばいどうしよ.....

校門を出たところ、私は自分がした事の重大さに気がついた
いくらアイツらが馬鹿だったとしても暴力は反対だ...
引っ掻いた時の傷はかなり深いはずだし...

治療費を奪いにきたらどうしようと、不安になりながらも自宅に着いた

空気で学校を飛び出してしまったが、これからどうすれば良いんだろう?
きっと明日学校に行っても先生に怒られるだろうし、
あいつらの親が黙っちゃいないだろうし...
今日電話来るかも....留守電にしとこう..

とにかく、傷が治りかける1週間は学校をサボろう
1週間経ったら傷も治ってるだろうし、きっとあの事も忘れてる...はず


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