BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】
日時: 2014/10/17 22:26
名前: 穂樽 (ID: DNzgYQrN)

穂樽ホタルと申します。
ハイキュー!!BL小説(短編)を書いていきたいと思います。

【とりあえず自己紹介】
好きなCP…クロ月、影月、管月、葦月、山月…とりあえず、ツッキーは右固定w…他は、管影…とかですね。
書きやすいもの…月島右CPは大体大丈夫ですw
書きにくいもの…特に無いですけど…性格掴めてないキャラは無理です
BLについて一言…ツンデレ=受け。普段ドs=受け。

リクエスト、受け付けますが…ハイキューは、キャラが多いので…性格が掴み切れてないキャラがいます…

【↓性格掴めてるキャラ↓】
・烏野…縁下、木下、成田以外はOk。
・音駒…研磨、黒尾、夜久、リエーフ(ちょい怪しいかも)はOk。
・梟谷…木兎、赤葦Ok。
・青葉城西…及川、岩泉、国見(これもちょい怪しい)はOk。

こんだけですね…。増えるように頑張ります。

えー、最後に。リクの仕方ですが…「シリアス系」か「ギャグ系」か、希望ありましたらお伝えください。(なにも言われなかったらシリアスに走る人ですw)
あと、おおまかに、こんな話がいいなー、とかありましたら言ってください。

あ、あと一つ。R-18は無理です。なにしろ17歳以下なもので…

Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.37 )
日時: 2014/12/20 22:46
名前: 穂樽@マカロン食べたい<(`^´)> (ID: 5LwYdnf7)

第4章-少女


広いバルコニーに独り、佇む。

何であの時なんにも言わずに会えなくなっちゃったのか。
考える。
父様にも「行くな」って言われたし、ケイなんか「ごめんなさい」だしさぁ。
初めは、会えなくなるのは、なんとなく分かってたけど、理由までは分からなかった。
嫌われてたのかと思ったほどだ。
でも、今ここに居るんだから、嫌われてはないらしい。
今考えると、多分、勉強とかで忙しくなったんだろう…っていう理由が予想できた。

そういえば、昔、全く白いドレスを着ないケイに、白が好きなのに白いドレスは着ないのか訊いたことがあった。
ケイは「ふふっ、秘密。そのうち教えてあげるよ。」と答えていた。
そういえば、今日も着てなかったな。
理由はまだ聞いてない。

何で、結婚なんかしちゃうんだろう。
まあ、政略結婚とか多いし、常識といえば常識か。
それでも…辛いのだ。

頭の中にいろんなことが浮かんでは、消えていく。
どのくらい経ったか。
数分?いや、数時間かもしれない。

バルコニーに、もう一人出てきたのだ。

「あれ…貴方は、さっきの…」

それは、先ほどぶつかった少女だった。

「さっきは、スミマセンでした。ところで、パーティーはもういいんですか?」

と、訊いてみるが…俺も同じか。

「はい…。」

突然、少女は泣きだしたのだ…。
まあ、慌てるわ。

「うぅっ…」

「!?どうしたんですか」

「ご、ごめんなさい、ごめんなさい!もうっ…うう…堪えられなくなっちゃって…」

なぜか、「ああ、この少女は俺と同じ思いをしてるんだな。」
そう、感じた。
だから…

「俺でよければ聞くよ。辛いことあったんだろ?」

と、言わずにはいられなかった。

「いいん…ううっ…ですか?」

「良いよ。無理はしなくてもいいけどな。あと、敬語とか堅苦しいからやめよ?」

「で…でも…。」

「いいってことだ」

「は、はい…。あ、その前にお名前をお伺いしてもいいですか?私、ヒナタっていいます」

「俺はクロ。俺、敬語喋るの苦手なんだよな…。あ、自分のペースで話していいからな?」

「はい…私、トビオ様が好きなんです。」

突然の爆弾発言。とりあえず、続きを促す。

「一年と少しくらい前かな…トビオ様に初めて会ったのは。あの時は、なんか怖い人、としか認識してなかったんですけど…ううっ…。半年くらい前にもう一度会ったんです。で、あの、いろいろ話してるうちに打ち解けちゃって…。あの、その…」

それで好きになっていったと。
…だから、ソイツが結婚しちゃうのが辛い、と。

「俺も、実は、ケイのことが…な。あ、ここだけの秘密だぞ。」

「分かってますよ。聞いていただけて、少し気分が楽になりました。ありがとうございました。」

俺を探してる声が聞こえてくる。

「いいってことさ。なにか、縁を感じたしな。じゃあ、執事が呼んでるから。じゃあな。ミス・ヒナタ。」

「はい。さようなら。ミスター・クロ。」

Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.38 )
日時: 2015/01/17 17:19
名前: 穂樽 (ID: QUWTL7M6)

第5章-白と紅


婚約パーティーの日から幾日かが過ぎた。
また、ケイから手紙が来た。
内容は、『”あの丘”に来てくれ。言いたいことがある』というものだった。
”あの丘”とは、ケイと二人で屋敷を抜け出して、よく遊びに行っていた丘のことだろう。人通りが少ないから、何かと都合が良かったのだ。白い綺麗な花が咲いていて、景色の良い場所だ。もう何年も行ってないけどな。
とにかく、手紙に書かれていた時間…夜、みたいだな…に行ってみることにした。

−・−・−・−

「クロさん…」

丘に行くと、ケイはもう居た。
…白いドレスを身に付けて。飾りの少ないシンプルなものだったが、それがケイの美しさをより引き立たせていた。満月をバックにして立つと、神々しさまでも感じる。

「よう…話すのは久しぶりだな。」

話しにくい。話題が見つからない。っていうかケイの話ってなんなんだ?

「…婚約おめでとう」

とりあえずこう言っとこう。俺としてはおめでとうしたくないんだけどな。

「おめでとう、じゃ、ない、ですよ。」

ケイがうつ向いて不満そうに言う。
つまり…この婚約をケイ本人は嫌だと思ってるってことか?

「昔、何故白いドレスを着ないのかって話しましたよね?覚えてますか?」

突然切り出す。

「覚えてる。それがどうしたんだ?今日は白いドレス着てるな。似合ってる」

「似合ってるか否かの話じゃなくて…」

少し顔を赤らめる。可愛い奴だ。

「白いドレスを今まで着なかった訳。知りたいですか?」

もちろん知りたい。内緒って言われちまったし。そう伝えると、ケイは俺に背を向けてこう言った。

「白いドレスは、本当に好きになった人の前でしか着ないって決めてたからですよ。ウェディングドレスって白でしょう?」

「は?」

思考が止まる。
それは…
それは、つまり…
『ケイは俺のことが好き』だってこと…か?

「分かんないんですか?…貴方が好きだって言ってるんですよ。」

背を向けたまま言う。

「…本当、か?」

「嘘ならこんな夜中にわざわざ呼び出したりしません。」

ケイは言葉を続ける。

「だから…」

「だから、その手で私を殺してください」

再び思考が止まる。

「っ…何で、何でそうなるんだよ!?」

気づいたら大声をあげていた。
ケイは驚いてこちらを向く。

「だって、だって!!!トビオさんにはヒナタって想い人がいますし!ヒナタさんもトビオさんのことが好きだし!私、ただの邪魔者じゃないですか!」

ケイも声を張り上げる。

「私がいなくなれば!!トビオさんとヒナタさんは一緒になれるかも知れないし!…なんて…」

言葉は勢いを失う。

「…人の為、みたいな理由挙げてますけど。本当は私の我が儘なんですよね。トビオさんと…あんな嫌な人と結婚するくらいなら…クロさんと一緒になれないくらいなら、死にたいって。どうせ死ぬんなら、好きな人の手で終わらせて欲しいって…」

…いい加減にして欲しい。…好きな人をこの手で、殺せと?
彼女は小さなナイフを差し出す。

「これで私の胸を突いてください。お願いです」

そんなこと出来るわけがない。

「早く。」

俺はそんな血も涙も無いような奴じゃない。

「早く!!」

ケイが俺の手にナイフを握らせて、自分の胸の方に思いっきり引っ張る。



「なん…で」


…紅。ケイの真っ白いドレスと、周りの白い綺麗な花が、紅に染まる。


俺の血で。


俺は、ナイフがケイの胸に刺さる前に手で握りしめて止めたのだ。
そのせいで、手のひらに真一文字の傷ができてしまった。そこから流れる血は止まらず、ケイの白いドレスを汚す。

「ごめんな。せっかくのドレス汚しちまった。」

「何で…何で怪我してまで止めたんですか!?」

そりゃあ決まってる。

「好きな奴をこの手で殺せるかよ。」

「は?」

今度はケイの思考が止まる番だろう。

「クロさんが…私のこと、好き…?」

「俺も、嫌だった。ケイが誰か別の人と結婚するって聞いて。でも、そんなの伝えたってケイは困るに決まってる。そう思ってた。でも、結局はこうなって…正直に言っとけば良かったな。」

ニヤッ、と、いつもの笑みを浮かべる。

「…安心、した。クロさんにも他に想い人がいるって思ってたから。私一人が苦しい思いしてたって格好悪いでしょ?」

と、悪戯な笑みを浮かべて彼女は言った。でも頬の赤さは隠せてないぜ?

「俺も。…今日は、月が綺麗だな」

「…ええ」

ケイがふわりと微笑む。


俺は、ケイにくいっと上を向かせ、その唇に、自分の唇を重ねた…



                           Happy,End(?)

Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.39 )
日時: 2015/01/17 17:41
名前: 穂樽 (ID: QUWTL7M6)

-Epilogue


今は夜。俺の家。今日は彼が泊まっていくことになっている。

「読みました。」

ケイ…いや、蛍は本を閉じて言う。先程の『彼』は蛍のことだ。

「登場人物が僕らにそっくりな本があるって聞いたから読んでみましたけど…名前がことごとく被るとか怖いですね。性格も…特に黒尾さんとクロはそっくりでした。」

「だろ?外国の話なんだろうけどさ、似てるよな!」

「こんなのどこで見つけたんですか」

「俺の家の倉庫。ページ捲ったときに内容が凄く気になったから読んだら皆そっくりだった。」

蛍に本を見つけた経緯を説明する。
あ、そうだ。

「なあ」

「なんですか?」

「あのあと、二人は、あとトビオとヒナタは、幸せになれたと思うか?俺的には幸せになって欲しいけどな」

「僕は…なってないと思います」

蛍は言う。あんな可哀想な話読んで、幸せになって欲しいっておもわねえのか?

「だって、ケイはトビオとかいう人と婚約してるし、昔は政略結婚とか普通デショ」

夢が無い。そんなのを聞いてるんじゃないよ、俺は。

「夢が無ぇなお前…」

苦笑しながら返す
蛍は俺の言葉をスルーして続ける。

「それにね…僕は、神様が、あのとき幸せになれなかったから、今度は幸せになってくれ…。そう言ってるような気がするんですよ」

…え?

「お前って意外とロマンチストなんだな、オイ」

笑って言うと、彼は忘れてください、と顔を赤らめる。

「って言っても、神様はドジですね。男同士になっちゃってますし。」

からかうように言う。

「そんなこと関係ないってわかってる筈なのに、なんでそんなひねくれたこと言うかなぁ…」

そう言って、蛍との距離を縮める。

「今日は月が綺麗だな」

「そうですね…」

蛍が顔を真っ赤にして答える。可愛いな。


俺は、蛍の唇に、自分の唇を重ねた…

          月が綺麗ですね−貴方を愛しています−

Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.40 )
日時: 2015/01/17 17:46
名前: 穂樽@ツッキーと国見ちゃんは天使。 (ID: QUWTL7M6)

中世シリーズ完結っ!!
果たしてこれはハッピーエンドなのか否か。
ハッピーエンドムズカシイネー。
(亀更新のせいで完結が遅いんだよ、とか言っちゃダメ)

Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.41 )
日時: 2015/01/17 18:00
名前: お月様 (ID: HK6OImIM)
プロフ: http://www

初めまして。お月様です。あんまりこーゆーのやってないんで、お手柔らかにお願いします。あと、気をつけますが、もし失礼なことを言ってしまったり、やってしまったりしたらすみなせん。ワタシは、国見ちゃん受けが好きですね。R-15までいっちゃうかもです。でもマイナーなのであんまり見れないですね。


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