BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】
- 日時: 2014/10/17 22:26
- 名前: 穂樽 (ID: DNzgYQrN)
穂樽と申します。
ハイキュー!!BL小説(短編)を書いていきたいと思います。
【とりあえず自己紹介】
好きなCP…クロ月、影月、管月、葦月、山月…とりあえず、ツッキーは右固定w…他は、管影…とかですね。
書きやすいもの…月島右CPは大体大丈夫ですw
書きにくいもの…特に無いですけど…性格掴めてないキャラは無理です
BLについて一言…ツンデレ=受け。普段ドs=受け。
リクエスト、受け付けますが…ハイキューは、キャラが多いので…性格が掴み切れてないキャラがいます…
【↓性格掴めてるキャラ↓】
・烏野…縁下、木下、成田以外はOk。
・音駒…研磨、黒尾、夜久、リエーフ(ちょい怪しいかも)はOk。
・梟谷…木兎、赤葦Ok。
・青葉城西…及川、岩泉、国見(これもちょい怪しい)はOk。
こんだけですね…。増えるように頑張ります。
えー、最後に。リクの仕方ですが…「シリアス系」か「ギャグ系」か、希望ありましたらお伝えください。(なにも言われなかったらシリアスに走る人ですw)
あと、おおまかに、こんな話がいいなー、とかありましたら言ってください。
あ、あと一つ。R-18は無理です。なにしろ17歳以下なもので…
- Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.32 )
- 日時: 2014/11/08 18:26
- 名前: 穂樽 (ID: DNzgYQrN)
第3章‐4年後
あれから、4年が過ぎた。
ケイのことを忘れたことは一度もない。そう、一度も。
でも、色々変わってしまった。
歳をとったし、身長も伸びたし。それに、俺の父様は死んじゃったし。まあ、今は叔父様が仕事はしてくれてるけど。
…ケイの住んでた屋敷には、近づいていない。いつか会えなくなることは頭の何処かで分かっていたし、近づくと余計寂しくなるし、あの短い手紙から、『来ないでほしい』というケイの気持ちが何故か伝わってきたし。
ある日のこと。
ケイの家から手紙が届いた。
ケイの父からだった。
『クロ様 ○月○日に行われる婚約パーティーにご招待いたします。』
婚約…?
理解不能。理解不能…。
違う。理解したくないだけだ…。
無邪気に笑うケイに…、階級が違うのに普通の友達みたいに接してくれるケイに…俺は、恋心を抱いてたのかも、しれない。
だから、理解したくなかったのだ。
現実逃避はやめようか…。続きを読んでみる。
『我が娘、ケイは、トビオ様と結婚することになりました。婚約パーティーを行うので、ご出席いただけると幸いです。』
その下に、詳しい日時が書かれていた。
そしてもう一枚。手紙が入っていた。
「お久しぶりです。突然あんな手紙書いてすいませんでした。ちょっと事情があって。私、クロさんに会いたいです。こんな再会の仕方、望んでなかったですけど。 ケイ」
前より綺麗になった字。
なんてことに気を取られたのは一瞬で。すぐに内容に目が行った。
「…ケイ。」
会いに行こう。お別れをきちんと言えないまま、一生会えなくなるのは嫌だ。
—・—・—・—
馬車に揺られる。馬車の中には、俺と執事が2人だけ。
叔父様は他の用事で来れなかったのだ。
「着いた…です。」
金髪の執事が振り返る。敬語に慣れていないので、妙な言葉遣いになっている。本人曰く、「敬語は嫌い」らしい。
「クロ様、着きました」
茶髪の執事も言う。こいつはベテランで、さくさく仕事をこなすが、背の小ささを気にしている。
パーティーは今日の夜。ちなみに、今夜はここに泊らせてくれるらしい。もう、夕暮れだ。準備は始まっているだろう。
- Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.33 )
- 日時: 2014/11/08 18:28
- 名前: 穂樽 (ID: DNzgYQrN)
亀更新すいません!
3章は少し短い…
クロの誕生日までに中世シリーズ終わらせたい
- Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.34 )
- 日時: 2014/11/24 19:36
- 名前: 穂樽 (ID: 5LwYdnf7)
第4章-婚約
婚約披露パーティーが始まった。
二人…ケイと、婚約相手が入場してくる。
ケイは、薄い青色のドレスを着ていた。幼いころ着ていたドレスより、飾りが豪華になっている。当たり前と言えば当たり前か。
…そして、綺麗になっている。
ふわふわの癖毛は相変わらず。腰まで伸びたその髪は、彼女が動く度に揺れている。
幼いころとデザインが変わっていない、黒縁メガネ。
白い肌。
金色がかった瞳の色。
その瞳が宿す、不思議な光。
彼女が纏っている、その雰囲気。
何も、変わっていない…。
そんなことはあるわけも無く。
白い肌には化粧が施され、
ふわふわの癖毛には宝石を使った飾りが付けられ。
一番、変わっていたのは雰囲気。
幼いころの雰囲気が残ってるってのは嘘じゃない。
初めは幼いころの雰囲気と同じように感じた。でも、すぐ気づいた。
“その雰囲気の中に、『悲しみ』が紛れ込んでいる”ことに。
彼女は悲しんでいる。…多分。
…ということを考えながら、フロアの真ん中に引かれたカーペットの上を歩いているケイを見ていると。
突然、フッと微笑んだのだ。…ケイが、こちらを見て。
気づいているのか?いや、それは無いだろう。だって、こんなに周りに人がいるんだし。気のせいだ、気のせい。
そうこうしているうちに、新郎新婦(まだ結婚してないから違うのか?っていうか認めたくねぇ!)の紹介&スピーチが始まった。
あ、相手側の紹介してねぇな。
名前はトビオ。侯爵の家のご子息らしい。
そして…目付き悪い。ちなみに、このフロアに入ってから、多分笑ってない。
そりゃあ、な。地位は高い。地位は高いが!こんな奴に娘あげていいのかよ!ケイの父さん!!←
ケイはひきつった笑みを浮かべながら(多分、ケイの笑顔を見慣れている人じゃないと、ひきつっていると気づかないレベルだと思うけど。)話をしていた。
ドンッ
「すすす、すみませんすみませんすみませんっ!!」
俺に人がぶつかってきた。人が多いし仕方ないだろう。
黄色のドレスを身に纏った少女…さっきぶつかってきた人だな…は、あわてて謝っている。
背は低く、150cmあるか無いかだろう。
「いや、大丈夫ですよ。周りを見ていなかったこっちも悪いですし。怪我は無いですか?」
「な、無いです!大丈夫です!私、急いでいて、周り見てなかったので…本当にすいませんでした」
少女はそそくさと立ち去っていった。
…その少女の目の端から、ツーッと、涙がこぼれ落ちたように見えたのは、気のせいなのだろうか。
まぁ、俺が気にしても仕方ないことだ。
…ケイ達の方に目を戻すも、俺も限界だった。
ケイが、誰かと結婚するって聞いた時から、ずっと、胸が苦しいのだ。
多分、俺はケイの事が好きだったのだろう。
階級なんか気にせず、
俺にも笑ってくれて、
いつも優しくて、
その割には少し不器用で…
そんなケイを守りたかったし、大好きだったし。
『好き』の感情が、友人としてか、異性としてなのかはわからない。
でも、今こんなに苦しいのだから、多分、異性として、の方なのだろう。
理由がどうであれ、俺は、これ以上ここには居たくなかった。
だから、廊下を通り、バルコニーに出た。
- Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.35 )
- 日時: 2014/12/20 13:41
- 名前: 陽姫 (ID: w1UoqX1L)
中世のお話最高です。本当、ハッピーエンドになって欲しいとただただ願います。続き、頑張ってください。
- Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.36 )
- 日時: 2014/12/20 21:52
- 名前: 穂樽@部室にて長い髪の巻き付いた櫛発見w (ID: 5LwYdnf7)
陽姫s
初めまして!
中世シリーズ、気に入っていただけて何よりです!
バッドエンドもメリーバッドエンドもぶん投げる勢いでパッピーエンドに持って行きたいですw
わー、亀更新ヤヴァイw