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- 七つの大罪 団長総受け
- 日時: 2015/03/19 18:38
- 名前: 団長 (ID: l38dU1rK)
七つの大罪の団長受けが好きな方の為の場所です。
私自身団長総受けが大好きなんで、主に団長総受け小説を書いていきます。団長受け小説を探している方!仲間だぜ!
最近、仲間が増えてきて嬉しいです!リクエストもありがとうございます!
- Re: 七つの大罪 団長総受け ( No.327 )
- 日時: 2015/04/11 00:00
- 名前: りん (ID: HhjtY6GF)
レンさん、メイさん、お願いします!
- Re: 七つの大罪 団長総受け ( No.328 )
- 日時: 2015/04/11 09:02
- 名前: もも (ID: .HkLA/wn)
(^O^)次からも
頑張ってねー。団長さん!
- Re: 七つの大罪 団長総受け ( No.329 )
- 日時: 2015/04/11 12:02
- 名前: ユイ (ID: CUZMS95d)
団長さん、頑張ってください‼︎
応援してます^ ^
- Re: 七つの大罪 団長総受け ( No.330 )
- 日時: 2015/04/11 17:30
- 名前: カズヒロ (ID: Zzn.Kyek)
こんにちは!カズヒロです!
最近、暖かくなりましたねって事で、だいぶはやいですが炎天下での話
※やたらと長い
【妖精はもともと暑いのは嫌い】前編
(キンメリ?)
暑い。体が干からびそうだ。じりじりとうねりながら地を溶かす陽炎は、水分を奪おうとこちらに手を伸ばしている。
頭上の太陽は、跳ね上がった寝癖の先を焦がそうとにじり寄ってくる。
流れる風は蒸され、生暖かく、頬に湿り気を遺して去っていく。この薄い皮膚はいつか、火傷を負ってしまいそうだ。
夏になるたびに思うのだ。こんな季節、無くなればいい。無駄に暑いだけの季節なんて……、暑さを忘れようと、ぼんやりと遠くを眺めていた。
*
陽が射しこみはじめた、ひんやりと涼しい時間帯に鳥の鳴き声で目が覚めた。赤く燃える東の空が気になり、衝動のまま外へ飛び出す。丘の上に建つ、店の前で、明るく鮮やかに火の粉を散らす山々に溶け込んだ金髪に出会い、彼を喜ばせたい一心で遠くまで仕入れに出てきたのが悪かった…。
この真夏日の真っ昼間に、何も対策をせずに飛び出したのが間違いだった。今頃悔やんでも遅すぎる。…この汗ばんだ頬を伝う、この雫は一体なんだろうか。意識した時には既に、渇いた地に呑まれ、消えた。
…暑い。一刻も早くもどりたい。
遠くまで出向いたまではまだ良かったが、仕入れに失敗し、ヒビだらけの折れそうな心がそのまま焼かれてしまいそうだ。
遠くの山々を眺めているうちに熱気は随分と近付いてきたようだ。四方八方から迫り来る熱気から逃げるためにキングはようやく、ふらふらと遠くの三角屋根を目指した。
***
木の根に腰を下ろしながら、ふうっと息を吐く。乱暴に通り過ぎて行く風が心地よい。
憎き太陽を睨み付けると、その姿は縮み遠くからこちらを伺っている。続けて地に目を向けるとゆらゆらと立ち昇っていた熱気は、鉄板に思えた茶色い地面に囚われ、その地を這いつくばっている。…それでいい。二度と寄ってこないでくれ…
再び深呼吸をした後、店の裏に泉の存在を思い出したキングは、そこで汗を流し、店にもどるまでの大まかな流れを思い描くとキングはゆっくりと立ち上がった。
****
泉に浸り、全身の血液が冷やされていくのを感じながら、キングの頭は、朝方にみた、金にも見えた鮮やかな橙。そしてあの翠で埋められていた。
風で舞い上がる金髪は、死者の都で再会した妹のーー…
「おう、キング。今日はやけに早いな」
肩越しに声をかけられ、ハッと現実に連れ戻される。
翠の瞳に見つめられ、胸の高鳴りは意味を変えた。
「おっおはよう。団長……なんだか、目が覚めちゃって…」
「おう、そうか。」
真っ直ぐにこちらを見つめる翠。
バクバクと騒ぐ鼓動から逃げようと、部屋に戻ろうかと考えはじめた時
ボソリと彼が呟いた。え?、思わず聞き返せば、何でもない、と照れ臭そうに微笑むのだ。風に撫でられた金髪をいじりながら笑う彼に見惚れ、耳元で騒ぐ鼓動を忘れていた。
**
「〜!」
不意に今朝の笑顔を思い出し、服を着込んだばかりの冷えた体は内側から暑くなってくる。これだから暑いのはーーーー!
無性に駆け回りたくなり衝動のままむちゃくちゃに 声を置き去りに、地を蹴る。泉を離れ坂を下ろうとした時、すぐそこにゆらりと左右に揺れる二本のアホ毛があった。…団長だ!泉を目指して坂を登ってきている!
「団長ーー!!」
地を蹴る力が強すぎたのか、足首が痛かったが気に留めなかった。
「おう、キングか」
相変わらず飄々としているのは変わらない。が、
「だんちょう…?」
メリオダスの顔からぽたり、ぽたり、と絶え間なく落ちる汗も、首筋を撫でる汗粒も拭うこともなく肩で息を切らしている頬は赤く、足元もおぼつかない。
「団長!どうしたのさ!水は飲んだ!?」
華奢な肩を組んで支える。体温が高い。
とりあえず団長、体を冷やさないと。
容体を伺いながら口にしようと視線を動かす。
…あれ?オイラは団長に視線を…?
見ているはずの金に変わって視界に映るのは緑一点。草原だ。
さわりと風が吹き尖った草に頬を突かれてもなお、思考は突然、視界が大きく変わったことを理解できずにいた。
ふわりと視界に金が流れ込む。まさか…!ようやく思考が追いつき、弾かれるように体を起こすと草原に埋もれながら荒く呼吸を繰り返すメリオダスの背中があった。
- Re: 七つの大罪 団長総受け ( No.331 )
- 日時: 2015/04/11 17:43
- 名前: カズヒロ (ID: Zzn.Kyek)
白菊桜花さん!了解です〜〜!!首を長くして待っていただけると嬉しいです!
メリオダス大好きさん!初めまして!ありがとうございます!!まとまりのない文ですが…!(?)
ばあさん!色使いがとっても素敵ですね…思わず見惚れてしまいました!
団長さん!更新お疲れさまです〜〜!!!つづきが気になります…が無理なさらず〜〜!!
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