BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- デュラララ!! BL小説!?【亀だけどリク募集】
- 日時: 2016/02/20 11:22
- 名前: 夢埜 ◆okR9D5EASs (ID: hVBIzJAn)
はじめまして、夢埜です。
初めてBL小説を書くので、つまんねーって場合は見捨ててくださっても・・・・・・嘘です!み、見捨てないでくださいぃぃ!
最初に謝っておきます。すみません、下手です。ちょー下手です。それでも見てくださるという方はいらっしゃるのでしょうか・・・・・・。
それでは、楽しんでいってくださいな!
※季節感ゼロ
目次
☆クリスマス編 >>2 >>4-5 >>11 >>14 >>18-19 >>22 オマケ>>23
☆風邪ネタ(クリスマス続)>>27-28 >>31 >>48 >>50 >>56 >>64 オマケ>>66
☆最低で最悪な五日間 >>79
一日目 >>85 >>86 >>90
二日目 >>91 >>96-97 >>100-102
三日目 >>104 >>106-107 >>109 >>110
★参照1000突破記念 >>105
*リクエスト(メモ)*
・シズイザ/キス魔なシズちゃん/おまかせ(真紀さん)
- Re: デュラララ!! シズイザ小説!?【BL】 ( No.103 )
- 日時: 2015/07/06 17:27
- 名前: 夢埜 ◆okR9D5EASs (ID: hVBIzJAn)
今読み返してみると、二日目は昼がとんでるくせに無駄に長いですね、反省です。次からは三日目、シズちゃんに更なる変化が!? お楽しみに!
でもこれ、まだ見てる人居るのかな……
- Re: デュラララ!! シズイザ小説!?【BL】 ( No.104 )
- 日時: 2015/07/18 13:35
- 名前: 夢埜 ◆okR9D5EASs (ID: hVBIzJAn)
最低で最悪な 三日目 Ⅰ
恐れていたようなことは何も起こらず、なんだか拍子抜けしたような、物足りないような、よく分からない気持ちになった。
しかしそんな気持ちも、数秒後にはきれいさっぱり吹き飛ぶことになる。
俺の視界のほとんどは見覚えのある服で埋められ……いや、それはまぎれもなく昨夜 臨也から借りたもので——それにうずもれている自分の身体は、まぎれもなく一匹の猫であった。
(なんでこんな……くそっ 臨也!)
とりあえず服の下から抜け出して臨也が居るはずの部屋にたどり着く。ためしに にぁお、と鳴いてみると、臨也はすぐにこちらに顔をむけて微笑んで見せた。普段はよくよく見ることもないから気がつかないが、こういう表情を自然にできるところは……まあ、いい、のかもしれない。
「おはよう、シズちゃん」
臨也は作業の手を止めて腰をかがめると、手を伸ばして俺を抱え上げた。完全に猫扱いをされていることには納得いかないが、頬のあたりを親指でくすぐられるとつい気持ちよ……なんでもない。
「ごめんね、急に仕事が入っちゃってさ。今日はほとんどここにいられないんだけど」
気持ちよさに細めていた目を開いて臨也の顔を見上げると、気のせいかその目に怒りが浮かんでいるように思えた。しかしすぐに表情を変えてもう一度微笑む。
「そろそろ時間になるから、いってくるね。ごはんはちゃんと用意してあるから」
そう言いながら臨也は愛用のコートを羽織ると、あわただしく部屋を出て行った。
- Re: デュラララ!! シズイザ小説!?【BL】 ( No.105 )
- 日時: 2016/01/16 10:06
- 名前: 夢埜 ◆okR9D5EASs (ID: hVBIzJAn)
突然ですが、参照1000越えに気づいたのでなんか書こうと思います!
題してっ!
「デュラララ!! 1000突破 de デュララライティング by 夢埜」
ですっ!
ウザいとか思っても気にしない気にしな〜い
最低で最悪な、とは関係ないですよ
どっちかというとベタ甘のシズイザのほうです
それではどうぞっ!
静雄と臨也は朝早くから二人っきりで出かけていた。この二人の関係は昔こそ悪かったものの、現在ではごくごく一部の人間のあいだで、池袋一とも言われるほど仲の良い恋人同士である。つまりこれは、俗に言うところのデートというものだった。
しかしそれも終盤にかかった頃、事件は起こってしまう。
トスッ
妙に軽い音とともに、臨也の身体が静雄に倒れ掛かってきた。単に甘えているだけとも取れる行動だったが、静雄は嫌な予感を感じて臨也の顔を覗き込む。その顔にはうっすらと赤みが差し、少し開いた唇からこぼれる息はひどく熱かった。
「おい、臨也!?」
さすがに様子がおかしいと軽く揺さぶると、臨也はやっと静雄に目を向けた。だがせっかく静雄を視界に入れても、またすぐにそれをはずしてしまう。ふらりとバランスを崩した細い体躯を受け止めた静雄が、一旦家に戻るぞ、と抱き上げようとする。だが臨也はその腕から逃げ出して、更に赤みが増した顔をそらしながら、ぎこちなく歩き出した。
「大丈夫。ちゃんと歩けるし。ホントに、大丈夫だから」
静雄はそんな臨也の腕をつかむと、強制的に自分のほうを向かせる。サングラスの奥の静雄の瞳が、臨也を捕らえた。
「全然大丈夫じゃねえだろうが。つらいんだったら隠すな、ノミ虫が」
——やばい、またノミ虫って言っちまった……
「……痛いよ、シズちゃん」
臨也はがっちりと固定されている顔の代わりに必死に視線をそらしながら静雄に訴える。その言葉の意味を理解したとたん、静雄ははっと手を離した。
「わ、わりぃ……まだ力加減とか、良くわかんねぇから……」
「……別に、いいけど」
そのままなんとなくぎこちない時間が流れる。しばらくしてから、臨也が不意に口を開いた。
「……シ……んが、……いから」
「あ?」
よく聞き取れず聞き返すと、臨也は半ば怒鳴るようにして言う。
「だからっ、シズちゃんが、かっこいいからっ! すごいドキドキして、ものすごく混乱して! だってこんなに近くにいるの初めてだしさ! シズちゃんの顔もまともに見れないし! なのにシズちゃんは普通だし、ドキドキしてるのなんか俺だけって感じが…………っ違う! 今の無し!」
臨也は急にぼっと顔を赤くして叫んだ。
「そんなことねぇ。俺も、なんつーか……ドキドキ、してた。だから、その」
「え!? あれって池袋最強コンビじゃん!」
「それゆーなら24時間戦争コンビじゃなーい?」
「うそー、あ、ほんとにいるー」 「あれって本物ー?」
「やばいよ、あれマジだったんだ」 「付き合いだしたってやつ?」
「いまなんか叫んでたよねー!」 「ラブラブじゃーん」
「ちょっと友達に教えとく」 「ちょー真っ赤なんですけどー」
「あ、メールかえって来た」 「なになに〜?」
「さっさとくっつけや! って思ってた、だって」
「あたしもそれ思ってた!」 「お似合いだもんねー!」
「しししシズちゃんっ! はやくいこ!」
「お、おう!」
この出来事は一部の人間のあいだで大ニュースとなり、二人の関係は一気に有名になる。しかしそれを本人たちが知ることはないのだった。
……いかがでしたでしょうか。
付き合い始めたばっかりの二人の初デートは、こんな感じでした。
それでは
- Re: デュラララ!! BL小説!?【なんでもアリ!】 ( No.106 )
- 日時: 2016/01/16 10:10
- 名前: 夢埜 ◆okR9D5EASs (ID: hVBIzJAn)
最低で最悪な 三日目 Ⅱ
急な状況の変化に戸惑いながらも、ひとまず用意されていた猫用の食事を食べ始める。
しかしまあ、自分自身、びっくりしているのは確かだ。昨日の様子からして、てっきりずっとここにいるものだと思っていた。情報屋とか言うふざけたものではあるが仕事もあるわけだし、暇ではないのだろうが。それでもあいつのことだから、今の俺をからかって楽しむくらいのことはしそうだ。……いや、もしかしたらそう思わせておいて拍子抜けさせるつもりだったのかもしれない。臨也の性格を考えれば、おかしいことではない。むしろ大いにありえる。
——ここにいてほしかった、だの
——自分を選んでほしかった、だの
——冗談じゃない。
——俺は、あいつが大嫌いだ。
- Re: デュラララ!! BL小説!?【亀だけどリク募集】 ( No.107 )
- 日時: 2015/12/08 18:10
- 名前: 夢埜 ◆okR9D5EASs (ID: hVBIzJAn)
最低で最悪な 三日目 Ⅲ
いつの間にか眠ってしまっていたようで、窓から差し込む光は急角度になっている。時計を見れば、午前11時17分。昼には少しばかり早いものだから、今回の嫌がらせについて考えることにした。他のことをするにも時間が半端で、そのうえ今の俺は猫になっているわけだから、できること自体が少ないのだ。
臨也の家に猫はいない。だというのに、なぜ猫の餌が用意してあったのか。俺がこの部屋を訪れるまで、あいつが建物を出た気配はなかった。前日に買ってきたのか、だとしたら、なぜあいつは俺がこうなることを知っていたのか。
考えて見れば、おかしなところはたくさんある。いつものことではあるが、あいつはどこか怪しいのだ。
ここ数日——俺がこんな風になってしまってから、何度か感じた違和感。絶対にそうだといえるほどの自信はないが、おそらくあっているだろうというところまではたどりつけていると思う。
ただ——、ひとつだけ、分からないことがある。それが知りたいのだ。だから、だからたどり着いた答えが普段ならば怒り狂うものだったとしても、最後の日までは何もしない。
そう心に決めて、俺はゆっくりと身を起こした。
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