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- 溜まった弱ペダ&HQネタを詰めるだけ。HQ更新!
- 日時: 2015/07/13 21:27
- 名前: 雪阿 (ID: 8Uc4pCMr)
はじめまして、雪阿と言います。
普段は占ツクにて、活動させていただいてます。
ついに、衝動に負け、書かせていただきます。 笑
弱ペダ好きの方、書いてくださって結構ですので、ご自由にどうぞ。
堅苦しい文章ですが、頭はお花畑(笑)な奴なんで
じゃんじゃん声、かけてください。
【追記】
*ハイキュー、始めました。
<好むCP>
*弱虫ペダル
東堂右側 東真 荒北右側 荒巻 悠隼 箱根学園中心 etc.
*ハイキュー
及影 松花 国影 花国 及岩 黒夜久 牛及 etc.
※無意味な荒しはご遠慮します。
- Re: 溜まった弱ペダネタを詰めるだけ。 ( No.12 )
- 日時: 2015/07/11 21:31
- 名前: 雪阿 (ID: nG1Gt/.3)
東真
時刻は午前0時を回った。
「まさか、こうなるとは思ってませんでした。」
へらっと笑って、東堂の胸に顔を埋めた真波は、とても幸せそうだった。
互いに触れ合い、抱き合うことで感じる体温はとても温かく、優しい。
真波は指を絡め取り、東堂の薬指に、そっとキスをしてやれば、キラリとシルバーの指輪が光った。
「俺もまさか、真波にここまで溺れるとは思ってはいなかったな。」
「えへへっ、東堂さぁん。」
甘い言葉を吐きながら、真波の額にチュッとリップ音を立てる。
天使のように、愛らしく笑う真波に東堂はぞっこんだった。
二人が出会ったのは高校時代。
東堂は後輩として入った、クライマーの真波に興味を引かれた。
その興味は、次第に恋心に変化していった。
卒業間近の2月、バレンタインデーに思いきって東堂は、真波へ気持ちを伝えた。
真波は1週間、悩んだあげく、yesと返事をしたのだった。
それから5年。
俺も今年から社会人。
正式にロードのプロ入りが決まっていた。
東堂は高校を卒業後、プロとなっていた。
真波が追うような形で、チームへ入団する。
「明日辺りにでも、親にも報告しないとな。」
「そうですね。反対されたらどうします?」
「そのときはそのときだ。 渡米でもして、巻ちゃんのところに転がり込もう。」
「駆け落ち、ですね。」
東堂は、真波の指を握り返す。
二人の薬指には、シルバーリングが輝いていた。
「俺、すっごく幸せです。」
「これからもっと、幸せにしてやるさ。」
何せ、この山神の嫁なのだからな。と言って、微笑みを浮かべた東堂は、真波に優しいキスをした。
end
- Re: 溜まった弱ペダネタを詰めるだけ。 ( No.13 )
- 日時: 2015/07/11 23:59
- 名前: 雪阿 (ID: nG1Gt/.3)
巻荒
東堂から着信があったから、取ってやった。
『もっしもーし、巻ちゃん‼ 東堂だ。』
「しってるっショ。んで、用件は。」
東堂のアホみたいな声が、響く。
だが、俺の耳にはピチャ、という小さな水音が耳を通り抜ける。
滑りとした感覚がする脚にチラッと視線を向ければ、そこにいるのは上目使いで、俺の脚を舐める、ライバル校のエースアシスト。
トロンとしているが、奥に期待を波乱だ目をしている。
『巻ちゃーん、再来週だが、空いておるか?』
「ん? あぁ、空いてるっショ。」
『そうか、ならば、箱根山を登坂しようではないか!』
めんどくせぇから嫌、と返すと、東堂は、じゃあ千葉に行く、とほざいていた。
東堂の存在をまるで気にしていない様子の荒北は、音を立てて脚にキスをし、舌を這わせている。
ピチュ、ピチャッと響く水音は東堂には、聞こえていないようだ。
くいっ、と脚で顎を持ち上げてやると、小さく息を漏らした。
「ふぁ」
「マジ、エロい。」
『ん? 巻ちゃん、何か言ったかね。』
「いやぁ、なにも。」
そうか、と不審がらない東堂に助けられた気分だ。
荒北は、指先を舌を使って丁寧に舐める。
時おり甘噛みされ、その度に当たる八重歯に快楽を覚える。
徐々に上がってくる荒北の舌と指に、ゾクゾクとした甘い痺れを堪能しながら、東堂の話を聞く。
これが最高のスリルと快感。
「なぁ、東堂、聞こえるか?」
『ん? 何がだ。』
「これっショ。」
よりキツいスリルを求め、東堂が向こうにいる携帯を荒北の前に持っていく。
アイコンタクトで、続けろと命令すれば、恍惚とした顔で舐め始めた。
「は、ふ、」
段々大きくなる音。
荒北は興奮して疼いているのか、下半身をくねらせながら、脚を舐める。
『何も聞こえんよ?』
「そうか、ならもう切るっショ。」
そう言って通話を終了させると同時に、荒北の手は巻島の股間へ伸びていった。
「もう、オアズケは、勘弁ネ。」
「よく我慢したっショ。ご褒美。」
好きにしろ、と言ってやる。
荒北は、飢えた野獣のように、俺に覆い被さった。
腹ペコオオカミ。
end
巻荒は何かエロい。
- Re: 溜まった弱ペダネタを詰めるだけ。 ( No.14 )
- 日時: 2015/07/13 21:26
- 名前: 雪阿 (ID: 8Uc4pCMr)
及影(北一時代)
「……雨。」
まるでバケツをひっくり返したような、どしゃ降りだった。
偶然にも、いつもなら鞄に入っている折り畳み傘は、丁度小雨だった時に、女の子に貸してしまっていた。
運がないな、と一人、ポツリと呟いた。
「及川さん?」
パシャりと、跳ねた水音が聞こえた。
かけられた声に顔をあげる。
「げっ、飛雄。」
「何ですか、その不服そうな顔。」
影山はさしていたピンクの傘を折り畳み、及川の隣に入ってきた。
「なんで入ってくるのさ。お前、傘持ってんだから、早く帰りなよ。」
「でも、及川さんは、」
「俺は女の子に入れてもらうから良いの。」
及川は影山に、べっ、と舌をだし、ばーか、ばーかと言った。
まるで、子供のような及川の態度に、影山は呆れてしまっていた。
もう、慣れっこなのだ。
「及川さん、傘貸してましたよね。ないんでしょ? 風邪引かれたら、困るんで、送ります。」
ほら、行きますよ、と手を引く。
「ちょっと、飛雄!」
待って、と言う及川を無視して、腕を引き続けた。
すると、不意にフワリと及川の香りが鼻孔を擽った。
首回りには腕があり、耳元では、小さく、及川の呼吸音が聞こえた。
抱き締められている。
そう、気づくまで、時間はあまりかからなかった。
「飛雄、今日、泊まっていけ。 先輩命令。」
「〜〜〜っ! 」
吐息をかけられ、低く囁かれた声に、ドキリと心臓が高鳴った。
「不意打ちは卑怯、ですよ。」
「そっか、飛雄は不意打ちに弱いのか。」
ニヤニヤと笑っている及川と二人、傘の中で手を繋ぐ。
「飛雄が俺の事、よく見てくれてて嬉しいな。」
「当たり前ですよ。だって、」
______恋人ですから。
そう言って、微笑みを浮かべる。
もう、雨は上がり、空には虹がかかっていた。
end
さて、このあと影山さんはどうなったのでしょう 笑
- Re: 溜まった弱ペダネタを詰めるだけ。HQ更新! ( No.15 )
- 日時: 2015/07/16 19:41
- 名前: 雪阿 (ID: nZxsmZ3d)
一日遅れ
新開さん誕生日おめでとう企画【ハコガク四番総受け】
東新 お題【緊 縛】
自由に腕が使えないもどかしさと、上から俺を見下ろす尽八の感情を宿さない、冷たい目に、体が熱くなる。
ハァ、と短い呼吸を繰り返せば、尽八は口元だけ笑みを浮かべた。
「どうだ、隼人。丁度一時間だ。そろそろ脚、痺れてるんではないか。」
「あぁ、ヤバイかな、」
声を発すると、尽八は容赦なく前髪を掴み、自身の端整な顔を近づけた。
「主に対する態度ではないな。 」
「っ、すみません、許してくださ、」
「嫌だ、と言ったらどうする。」
掴み上げられた前髪と腕に食い込む縄、痺れた脚が痛くて、でもその苦痛が、徐々に快楽に変わっていき、体を熱くしていく。
だが、決定的な快感が得られず、中途半端に自身のモノは主張するだけだった。
「だらしがないな、縛られて、喜ぶなんて。 どうだ、さわってほしいか?」
美しい笑顔を浮かべた尽八に、ごくりと喉を鳴らし、コクりと頷く。
「俺に懇願しろ。」
冷えきった瞳が俺を捕らえ、ますます俺を熱くした。
「じらさ、ないで、ください、っ、」
「ヤラシイ犬だな。」
そう言った尽八の手は、スラックスの上から、俺に触れた。
荒新 お題【風 邪】
「けほっ、けほっ」
「39度7、はい、今日は大人しく寝てなヨ。」
ひんやりとしたタオルが額に置かれ、熱が蒸発していく気分だ。
体調管理ちゃんとしとけヨ、と悪態を吐きながらも、靖友は看病してくれてる。
「ゼリー位なら食える?」
「うん、ありがとー。」
ピリピリとゼリーを開ける音がしたので、起き上がり食べようとしたが、靖友に寝とけ、ボケ、と言われたので渋々、布団の中に入る。
「ホイ、あーん。」
「え、あ、あーん、」
口内に入ってきた、ゼリー。
ほんのりと桃の味がした。
「どう。」
「うまぁい。何か、本当ごめんな。」
「良いよ、気にすンナ。」
そう言うと、靖友はチュッと額にキスをした。
いつもならしてくれないその行為に、ドキリと心臓が高鳴った。
「早く良くなんなヨォ。」
靖友は、ニカッと笑い、部屋を出ていく。
靖友の唇の感覚が残る額を押さえながら、また熱が上がった気がした。
「靖友のばかぁ。」
- Re: 溜まった弱ペダネタを詰めるだけ。HQ更新! ( No.16 )
- 日時: 2015/07/17 15:26
- 名前: 雪阿 (ID: flKtWf/Q)
福新 お題【禁 止】
テスト一週間前。
寿一から言い渡された、接近禁止令。
今日で三日目になるのだが正直、欲求不満だ。
耐えきれなくなった俺は、寿一の部屋の前に来ていた。
「なぁ、寿一。入っても良い?」
「駄目だ。接近禁止だろう。」
部屋の中から聞こえた声は冷たくて、かなり辛い。
もう、泣きそう。
「寿一ぃ。」
泣きそうな声で、名前を何度も何度も言う。
寿一、寿一。
寂しいよ。
たった一週間でこんなに寂しい。
俺、寿一に依存してんな。
「……新開。」
「っ、寿一! 」
扉が開いて、中から出てきた寿一に抱きつく。
寿一は小さくため息をつくと、仕方ないな、と言いながら俺を抱き締め返した。
「寿一がいないと、俺、駄目だよ。」
「たった一週間だろ、」
「一週間でも無理。寿一から離れたくない。」
寿一は一瞬、驚いた顔をしたが、いつもの鉄仮面に戻ると、
「俺もだ。 たく、こうなるから、離れていたんだ。」
小さく呟いた。
「寿一、」
「隼人、愛している。」
悠隼 お題【女装攻め】
悠人はアブノーマルなプレイを好む。
この前は、アニマル耳、その前は、コックリングと毎回様々な道具を使う。
「隼人君、これどう?」
そんな弟が今、ミニスカセーラーに黒髪ウィッグという姿で、俺の前にいる。
どうやら今日はこれらしい。
ヒラヒラとスカートを、俺を煽るようにまくりあげる。
よく見れば、悠人の大事な部分を覆っているのは、女性物の下着。
そんなところまでこだわるのか。
「じゃあ、隼人君。 今日は隼人君は寝てるだけで良いよ。 俺が気持ちよくしてあげる。」
「あぁ。」
ベッドに横たわった俺に、悠人は股がり、見下ろす。
「何か、悪いことしてるみたいだな。」
「そう? でも、これお母さんに見つかっても誤魔化せるよ。彼女だってね。」
「彼氏に突っ込む彼女がどこにいるんだよ。」
笑ってやると、悠人は、自身を指差した。
「ここ。」
怪しげに笑う悠人に、キスをする。
「愛している。」