BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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カゲプロ小説を書く!!
日時: 2016/03/05 09:20
名前: クロハlove (ID: XpbUQDzA)

クロハloveです。
これからは別館で投稿します。
リクはありですがr指定のものは書きません。すみません。

まず言いますがカゲプロですよ!!
前のスレにリクを貰ったr無しのものから書いていきますので!!
よろです!!

目次>>17

Re: カゲプロ小説を書く!! ( No.21 )
日時: 2016/03/25 13:51
名前: クロハlove ◆174zHE//4M (ID: lBcGKEKB)

「僕、君の事嫌い」


僕はシンタロー君にそう言った。
ホントは違う。そう言いたいんじゃない。
だけど、僕の口からは嫌いという言葉しか出なかった。
嫌いじゃない。僕は知らないだけなんだ、シンタロー君の事を。


「ああ、そうかよ」


シンタロー君から告げられた言葉。
それは僕が放った言葉への返しだった。けれど、僕はその言葉を聞いて走っていった。
どこにいくかなんて決めてないのに。









「どうしたんすか?」


「…セトか」


何か暗い雰囲気だ。
俺は帰ってきたばかりで何も知らないが、さっきカノが出てったのを見るとどうやらケンカでもしたらしい。


「アイツが嫌いって言うから反応してやったんだろ」


「だからってあんなこと言っていいと思ってるの。お兄ちゃんってホントに馬鹿だよね」


シンタローさんに続き、キサラギさんが言う。シンタローさんは、頭がいいのに馬鹿なのか…、そう思ってきた。


「まだそんなに遠くまで行ってないと思うんで、俺探してくるっす!!」


まあ、カノならそこら辺の路地とか、公園のベンチとか、何かに欺いているだろう。気づかれないように。


「カノに謝るように説得するっす。だけど、シンタローさんも謝った方がいいっすよ。一応」


オレが謝るのは一応なのかよ。
そう聞こえた時には、もう扉を閉めていた。

Re: カゲプロ小説を書く!! ( No.22 )
日時: 2016/03/28 13:31
名前: クロハlove ◆174zHE//4M (ID: n8TUCoBB)

「…何処だろ、ここ…」


適当に走ってきたあげく、道に迷った。
たぶん路地裏だと思う。
暗いし、狭い。
まあ、いっか。
誰も僕の事を探す人なんていない。
だって僕は…


「ひとりぼっちだから」


その言葉を呟いた瞬間、目が熱くなってきた。
何かが出てきているような…、顔が何かによって濡れているような気がする。
よかった。此処が路地裏で。
道で泣いてたら可笑しいもんね。笑える。


「やっと見つけた」


ふと、そんな声が聞こえた。
何処かで聞いた事のある声だった。
顔をあげると、目の前には知ってる人物が立っていた。


「何で居るのさ、セト」


「何でって、カノはシンタローさんと喧嘩したんすよね。謝らなきゃいけないんじゃないんすか?」


セトは正論を言っている。
そうだ。これが正論だ。
彼は何も悪いことは言っていない。
だけど、僕にそんな言葉は届かなかった。
気がついたら僕はセトの事を叩いていた。


「お前に何がわかるんだよ。知ったかぶらないでよ。何も知らないくせに、いい子ぶらないでよ」


口から出任せばかり吐き出す。
そんなこと思ってない。だけど、止まらない。
我にかえった僕は嫌われるだとか、本当にひとりになるだとか、そんなことを頭の中いっぱいに思っていた。
セトが口を開く。
ああ、僕はなんて汚いんだ。
こんな僕を嫌ってくれても構わない。だけど、ひとりにさせないで。此処に、隣にいて。でも嫌って。
…何でだろ…。





…頭がぐらぐらする。












「カノ!?大丈夫っすか!?」


急にカノが倒れて、俺は慌てた。
さっきから、(勝手に)覗かせてもらっていたが、カノはずっとマイナスな方向に考えていた。
誰も、カノのことをひとりぼっちにさせないのに。大丈夫なのに。

規則正しい息が聞こえる。
どうやら寝てしまったらしい。
…いや、気絶か。
しかし、カノの寝ている顔を見るのは何年ぶりだろうか。
昔から寝顔だけは変わっていない。
て、おい。
俺は何をしようとしてるんだ。

とりあえず、俺はカノを背負ってアジトへと帰っていった。
さっきのことはカノの寝顔が可愛いかったせいにしておいた。

Re: カゲプロ小説を書く!! ( No.23 )
日時: 2016/03/28 17:18
名前: クロハlove ◆174zHE//4M (ID: jJ.GwC2w)

久しぶりに夢をみた。
みんなと馬鹿みたいに笑いあっていた。
僕が話そうとするとみんなどこかへ消えてしまった。
どこいったの?
そう言っても何も答えない。
アジトにひとりで。僕は。何を。
みんなに悪いことしたのかな。嘘つきで、こんな心の汚れた僕だけど、みんなのことは大切に思っていたはずだ。
目の前に黒い光が見えた。
その光は僕に向かって、嫌いだ、と言った。
それがどんどん増えていって…


終いには僕のまわりは真っ黒で、何も見えない。ただ、嫌いという言葉だけがずっと聞こえる。
何で嫌いだと言うの?何で誰も助けてくれないの?僕はひとりぼっちなの?
ひとりぼっちは嫌だ。お願いだから嫌わないで。
嘘つきでごめんなさい。僕が悪い子でごめんなさい。

だったら君が死ねばいいんじゃない?
そう、何処かから聞こえる。
そうか。そうだよね。僕がいなくなればみんな幸せになれるし。
こんな嘘に嘘を重ねて、信頼という信頼を失った僕なんかいなくても…。

そんな僕の目の前に、光が差した。
とても心地がよかった。
これが死なのかな。
あまりよくわからないや。









「ん…」


目を開けると、そこは死後の世界ではなく、あの路地裏でもなかった。
そして、僕は誰かの上に乗っている、そんな感じがした。


「起こしちゃったっすね…」


「…せ…と?なんで、僕、路地裏に…」


記憶が曖昧で、何もわからない。
何故セトが僕をおぶっているのかもわからない。
でも、セトの体温はさっきの夢でみた、あの光のようだった。


「カノ、俺、カノがあのとき何考えていたかわかったんすよ」


いや、覗いたと言った方がいいんすかね?
セトはそう言った。
何を言っているのかわからない。
僕はセトに何かしたのか?
思い出そうとするほど、頭がガンガンしてわからなくなる。


「カノのこと、ひとりぼっちさせないから。安心してくださいっす。みんなカノのことを嫌ってないから」


大丈夫だよ。
その言葉がさっきの夢であったことと同じような感じがした。
わかってるよ。
そう返そうとしたけどその言葉は出てこなかった。


「アジトに帰ったら、すぐシンタローさんに謝るんすよ?」


僕は「ん」とだけいった。
肯定としてとらえてくれればいいけれど。


「あ…のさ、セト…」


前から何すか?と聞こえる。
僕はセトに気づかされたから。
僕の回りには僕を思ってくれるひとがいて、絶対にひとりぼっちではないってこと。


「ぼくも、いつかその言葉を返せるように強くなる、から…」


視界が歪む。
それはやっぱり眠気には逆らえないとでも言うようだった。


「わかってるっすよ、だって…」



僕は最後まで聞く前に寝てしまった。







「カノは覚えてないんすかね…」


俺がカノにいった言葉は昔カノに言われた言葉だった。
俺の能力が勝手に発動して、泣いてたときに言われた言葉。
俺はあのとき、カノに言ったんだ。
その言葉を返せるように強くなるから、って。


「お、アジトが見えてきたっす」


カノは寝てしまったから、起きたら謝らせることにしよう。
俺はアジトのドアを開けた。












「ひとりぼっちにさせてごめん。何かあったんだよね。目、赤いから誰かの心でもよんじゃったのかな…」

「わか、ない…です。何か死ねとかいっぱい聞こえてきて…」

「いや、もう能力使っちゃってるじゃん…。でも、大丈夫だよ。もうひとりぼっちにさせないから。安心して」

「あ、ありがとう…ございます…」

「寝てもいいからね」

「カノ!!ぼ、僕!!」

「ちょっ、大きい声出したらダメだよ!!外に聞こえちゃうよ!!キドも起きちゃうし…」

「ごめんなさい…」

「謝んなくていいよ。で、どうしたの?」

「僕、その言葉を返せるように強くなりますから!!絶対に!!」

「ありがとう、セト」






悲しいときにかけられた言葉は誰かの心に残り、その言葉はまた誰かへと繋がっていく…











言葉は人を傷つけることもできるし、助けることもできる。
まさに、言葉とは魔法のような存在なのである








元にした楽曲
プレゼント SEKAI NO OWARI





セト、ハピバ!!

Re: カゲプロ小説を書く!! ( No.24 )
日時: 2016/04/01 14:11
名前: クロハlove ◆174zHE//4M (ID: APISeyc9)

短編(ゴミ箱行き)


キ「エイプリルフールかぁ…」
カ「エイプリルフールねぇ…」
「おいカノ、キド。なんでため息つきながらエイプリルフールって言ってるんだ?」
カ「だって誰も僕のはなし聞いてくれないんだよ?悲しいよ。僕、たまに本当のことを言うのに…」
キ「俺はこいつが煩いからエイプリルフールが嫌いなんだ」
「おいおい、もう午後だぞ?嘘ついていいのは午前中だけだ」
「「え」」
「知らなかったのかよ」

(カノシンキド・エイプリルフール)



「カノ。オレお前が好きだったんだ。付き合ってくれ」
カ「え…何で。まだ会って二日目だよ?」
「だけど、好きなんだ!!」
カ「あ…、そういうことね」
「何なんだよ」
カ「いやあ、誰でもいいから付き合いたいのかなってさ。だって1度も付き合ったことないし、しかもどーてーの君の事だからさ」
「やっぱオレお前の事きらいだわ」

(シンカノ・誰でもいいから付き合いたいパロ)



「ねーキドー。そろそろ構ってくれてもいいんじゃないの〜?僕、彼氏だよ?」
キ「お前な…。デートしたときのこと覚えてるのか?お前、背が小さいから女だと思われてたぞ?」
「そんなこと言ったらキドなんて男に思われてたじゃん!!顔立ちといい体型といい…。ホントは男なんじゃ、グハッ」

(カノキド)



「セト〜暇だよ〜」
セ「襲っていいっすか?いや、襲う」
「ちょっ、リビングでそりゃないよ!!」
シ「おい、オレも居るんだぞ。空気読め」
セ「空気は読めないっすよ!!あ、シンタローさんも襲います?」
「そんなヒキニートに何が出来んのさ」
シ「よしセト。混ぜろ」

(セトカノシン)

Re: カゲプロ小説を書く!! ( No.25 )
日時: 2016/04/04 15:08
名前: クロハlove ◆174zHE//4M (ID: C9n6E2JV)

奇病パロ




「えっと…誰…?」


いつもヘラヘラ笑っている彼はそう言った。オレの方を見ながら、彼が。
その言葉を聞いてみんな固まった。


キド「ど…どうした、カノ?」

カノ「キド…?ねえ、この人だれ。不審者?にしては赤のジャージは派手じゃない?」

「マジかよ。何で覚えてねえんだよ…」


冗談だよって言ってほしかった。いつもみたいに。
何でオレの事を覚えてないんだ。記憶喪失でもなさそうなのに。なんで。


カノ「やだ…怖い…怖いよキド…。この人を知ってる気がするのにわからないよ…」

モモ「私のことはわかりますか、カノさん?」

カノ「うん。キサラギちゃんでしょ?」


見事オレの事だけを覚えてなかった。まあ、キドが説明してくれたからいいけど。
だけど、よろしくねシンタロー君、と言われるのは何か変な感じがした。







しかし次の日、カノはまた違うことを忘れていた。


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