BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 一条くんと名取くん
- 日時: 2017/05/04 11:42
- 名前: あまのはし (ID: vstNT7v3)
学園もののオリジナルBL小説です。
α、β、Ω等が出てきますので、苦手な方はUターンしてください。
一条くんと名取くんの恋を一条くん目線で載せて行きたいと思います。
お互いの特性を知らないで惹かれあった二人がバタバタしながらも恋愛を成就させていくお話です。
- Re: 一条くんと名取くん ( No.1 )
- 日時: 2017/05/04 12:08
- 名前: あまのはし (ID: vstNT7v3)
俺の名前は、一条航貴私立T高校二年B組委員長をしていて、生徒会副会長だ。
父がIT企業開発者で母は有名ブランド社長をしている。生まれ持ってのαだ。生徒会選挙で生徒会長に任命されるかもしれないことが、俺としては心残りだ。俺は自ら望んで副会長を希望しているからだ。この学校を俺の物に出来たその時は、ただつまらないガラクタにしかならないからな。
生徒からは、クールでカッコ良くて優しい人。周りに何か光があるとかで近寄るなんて大層なことが出来ないらしい。ハンカチを落とした女子に拾って渡せば、お礼を言われると同時に鼻血を垂らして気絶された。
そんな俺を皆は一条航貴だと言う。
確かに、表ではそうだな。表では。
俺の性格は自覚があるからハッキリ言うが、かなり俺様だ。第一優先は俺でなければならない。俺より出来るやつなど居らん。
生徒会長については矛盾が生じると思うやつが居るだろうが、生徒会長はどこからどう見ても天然ボケのアホだ。他人の観察やら違いがすぐに分かるところなんかは凄いとは思うが見習おうとは思わない。だから放っておく。
理性的で物事を冷静に捉える表顔とは違い、俺は野性的だ。掛けてるメガネはそれを抑える為にしてるようなもの。一人でいられる副会長室に入ればメガネを放り投げて前髪にかかった髪をかきあげて机に踵を乗せて足を組むようなのが俺だ。
もちろん、隠している。社会で上手くやっていくには必要なことだからな。
それに気づいたのが、名取千秋。
アイツだったーーー・・・