BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- DB 悲しみと絶望の先
- 日時: 2018/03/21 15:21
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
またまた長編です!
テラごめん!
では注意!
ひぐらしパロです!
羽入は出ます。すいません。
羽入はオヤシロ様ではない←
どっちも原作崩壊。
キャラ崩壊注意!
バーダックが主人公。
ブラックも何故か惑星ベジータに。
それでも大丈夫な方はゆっくりしていってね!
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.12 )
- 日時: 2018/03/29 08:15
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
帰り。なんとかターレスと二人で帰る事が出来た。
ターレスは俺のこと、好きだろうか…?
「ターレス、話があるんだけど、良いか?」
「手短にー。長々とした話は嫌いだぜ」
「じゃあ簡単に。ターレスの事が好き」
ターレスが歩みを止めた。
顔を盗み見ると、何やら考え込んでいる…
嘘を言っていると思われてる…?
「本気だから、な」
そう言うと、俯くターレス。
少しして、ターレスが無表情で言った
「…俺はあんたの事好きじゃない。勝手に…、好きにならないでくれよ」
「ッ…お…おぅ…すまなかったな!明日までに忘れれるかな?あはは、忘れっぽいからたぶんすぐに忘れれるな、じゃあまた明日!」
泣いてる所なんて見せたくなくて、走って帰った。
また明日…?明日になんか会いたくない…どうやって接したら良いんだよ?
一人取り残されたターレスは溢れ出る涙を拭っていた。
本当は好きだった。大好きだった。
なのに、素直に好きだと言えなかった。
好きな人を、傷つけてしまった…。
「戻ってきてくれよ…っ」
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.13 )
- 日時: 2018/03/29 23:13
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
家に帰宅すると、玄関に息の荒い父が立っていた
「おかえり。遅かったじゃないか。」
「ほ、補習だよ。小テストで0点だったから…」
「そうか。良いニュースだぞ。母さんが出ていったから、今日から父さんと二人きりだ」
最悪。なんでこんな変態と二人で過ごさないといけないの?
嫌だ…嫌だ!!!祭具殿になんか入らなければよかった!!
「料理、できるか?母さんとよく料理してただろ?」
出来ない事はないけど。こいつの為に作ると考えると吐き気がする。
冷蔵庫を開けて中を見るが料理に使える物がない。
「買い物に行かないと…」
「そうか。ついでに酒も買ってきてくれ。」
家を出て、トトカマスーパーへ行く。
とりあえず、野菜と肉は買わないと。
計画もなしに買い物なんてハード過ぎる…
あのクソジジイ…
「あ、バーダック?」
「あぁ!!?…ってブラック!?すまん!」
「…告白、したのか?」
__勝手に好きになるなよ__
「盛大に空振りだった」
「よし!!」
「!?」
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.14 )
- 日時: 2018/03/29 23:28
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
す、すげぇ喜んでる…こんな笑顔のブラック見たことない…
いや、まずなんで喜んでんの?
「ブラック…?」
「バーダック!奢ってやろうか?」ウキウキ
「よろしくお願いします(キリッ」
家に帰り、料理、洗濯、お風呂掃除をし、やっと飯が食えると思ったら、父につまみを作れ、一緒にお風呂に入ろうなどと邪魔され…
夕食が9時という遅い時間に。
食べ終わって洗い物をした時、父に部屋へ呼ばれる。
どうやら、あの地獄の時間が訪れてしまったようだ…
「さぁ、いつものように、やってごらん?」
アームカバー以外を脱ぎ捨て、ベットの中心辺りに座り、M字型に足を開く。
「良い子だ。…じゃあ、その可愛いお口で、お父さんの事が大好きですって言ってごらん?」
マジで死んでくれクソ野郎。
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.15 )
- 日時: 2018/03/30 07:40
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
次の日、腰の痛みで動けない為、学校は休む事になった。
ターレスに会わないで済む。しかし、父と居なければならない。
…ターレスを遠目に見つめて、想ってるだけで、十分だった。
長い月日が経って15歳になった頃には、自傷行為に溺れていた。
自分を傷つけて、まだ生きているんだって思うことぐらいしかできない。
学校にはターレスにフラれて以来行ってない。
歩けばひたひたと誰が着いてくる
…もう、死んじゃおうかな…
カッターを血だらけの手で持ち、首筋を切る。
「…?何…?」
鏡を見て、首筋にうねうねと動く何かを確かめる。
「ひッ!?」
それは大量のうじむしだった。
手にも違和感を感じて見る。
そこにもうじむしが湧いていた。
必死にうじむしを除けても、それは落ちる所か奥へ奥へと進入していく。
仕方がない、これはオヤシロ様の祟りなんだから。
そう思った時、鏡に黒い何かが浮かびあがって、俺に言った。
『祭具殿を管理し、森のどこかにある霊鏡を割れ。そして、7月には綿流しをしろ。そうすれば、お前を許してやろう。だが、祭具殿に自分以外の者を入れたり、霊鏡を割らなかったり、綿流しをやらなかった場合は…』
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.16 )
- 日時: 2018/03/30 07:55
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
__お前を、痛みだけを感じ後は何も感じない、世界へ連れて行こう__
暴風雨が体を叩きつける。
数時間も森をさまよい、やっと霊鏡を見つけ出した。
それを地面に叩きつけて割る。
「…約束は守りました…今度は貴方が約束を守る番ですッ!オヤシロ様ああああああああああああッッ!!!」
稲妻がひとつ落ちる。
やっと、俺は幸せになれる。
次の日、久しぶりに学校へ行った。
包帯だらけの俺を見て、みんなが絶句したのは、言うまでもない。
「バーダック!一体何があったんだ!?」
「トーマ…俺は成し遂げたんだ…ハハハ…アハアハ…アッハッハッハッハッハッハッ!!!」
急に狂ったように笑いだした俺をみんなが見つめる。
成し遂げた…、成し遂げた…?
ううん、まだ。復讐するべき相手が二人いる。
父と母。あいつらを生かしておくものか。
「絶対に…許さない…」