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- DB 悲しみと絶望の先
- 日時: 2018/03/21 15:21
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
またまた長編です!
テラごめん!
では注意!
ひぐらしパロです!
羽入は出ます。すいません。
羽入はオヤシロ様ではない←
どっちも原作崩壊。
キャラ崩壊注意!
バーダックが主人公。
ブラックも何故か惑星ベジータに。
それでも大丈夫な方はゆっくりしていってね!
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.7 )
- 日時: 2018/03/27 22:09
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
第1話 オヤシロ様
俺がこの終わりのないループに迷い込んだのは、きっとオヤシロ様の祟りなんだ。
オヤシロ様を壊した俺が悪い。すべて俺のせいなんです。
オヤシロ様ごめんなさい…ごめんなさい…
あの時…俺がまだ9歳の時。
祭具殿と呼ばれる倉庫が森の中にある、という噂を確かめる為に森に探検しに行った時…
何時間も歩いていると、それはついに見つかった。
鬱蒼とした森に囲まれた薄暗い場所、そこに祭具殿はあった。
厳重に施錠されている。
きっとすごい物があるに違いない。
「この鍵なら、すぐに壊れるかも…」
殴った。気弾を放った。引っ張った。蹴った。…罵ってみた。
でも鍵は壊れず。違う場所から入ろうと、上を見上げると窓があった。
しかも、鍵は開いている。
中に入ってみると真っ暗で見えにくい。
気弾を作り、周りを照らすとそこにはたくさんの拷問道具と大きな仏像があった。
一つ一つ見ていると、古びた本があった。
「オヤシロ様…?」
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.8 )
- 日時: 2018/03/27 22:33
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
本を読んでみる。まともに学校で授業を受けていない俺にはさっぱりだ。
ブラックにでも読み聞かせてもらおう。
ただ気になった文があった。
最後の最後のページに、震えた字で
__ごめんなさい__
そう一言書かれていた。
なんだか不気味に思えて本を閉じる。
「もう…帰ろ…飽きたし」
拷問道具を踏み台にし、ジャンプしながら光が差し込む窓へと移動する。
しかし、吊ってあった拷問道具を落としてしまう。
それは仏像の手の上に落下し、手はあっけなく砕けてしまう。
「あ…ど、どうしよ…壊しちゃった…誰も来ないし…良いよね…?」
その日は家に逃げ帰り、食事もせずに寝た
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.9 )
- 日時: 2018/03/27 23:05
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
次の日、壊したのをばれたくなくて、一人で本を読んでいた。
どうやらあの仏像はオヤシロ様らしい。
「バーダック。学校行けよ。」
「今日はそんな気分じゃない」
「戦術だって習うんだぞ。」
「気弾打てるし、空飛べるし」
親父って学校行けとか言わないはずなのに…
頭おかしくなったかな。
本に書いてたオヤシロ様の祟りってこれ?
そんなのんきな事を考えていた時、急に殴られる。
「痛ッ!何すんだよ!?」
「………お前が言うことを聞かないなら、こうするまでだな」
ベットに押し倒され、服を脱がされる。
「え…?親父…?何…?」
「保健の授業を始めようか」
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.10 )
- 日時: 2018/03/28 14:36
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
あの日から全てがおかしくなった。
母には殴られ、罵られ。
父には辱められ。
毎日が地獄に変わった。
いつの間にか嫌いだった学校が、天国になっていた。
ターレスは意地悪だけど、何かと頼れる存在で。
トーマは優しくて、笑顔の絶えない兄の様な存在で。
セリパは弱気になった時に元気をつけてくれる姉の様な存在で。
ブラックは優しくて、頼りになり、勉強をみてくれる父の様な存在で。
「ねぇバーダック、どうして学校真面目に来るようになったの?」
「え、あ、んー」
家でのことは言いたくない。
言った所で意味なんてない、せめて学校にいる時だけは忘れたい。
「好きな人がいるとか?」
「はっ?」
セリパの一言で自分の顔が真っ赤になったのがわかる。
実はターレスの事が好き、など誰にも言えない!
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.11 )
- 日時: 2018/03/29 07:59
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
初恋の人がターレスなんて、おかしいかな?
幼なじみだし、好きになるのは必然…?偶然…?
「その顔、好きな人がいるようだな?」
ブラックはニコリと笑う。
さすがだな…ブラックは何でもお見通しだ…
嘘ついてもすぐ見破られるし。
今この場にターレスは居ない。居るのはセリパとブラックだ。
「その、ターレスの事が…」
二人がターレス!?何で!?と驚き、問う。
一番長い付き合いだから、かな?
それとも、何かと守ってくれるとか、かな?
どうなんだろうか…それ、という答えが見つからない。
「とにかく、好きなんだ。近くにいるだけで胸が高鳴って、どうしようもないくらい」
「告白してみたら?バーダックなら余裕っしょ!」
「黙ってても、意味ないよな。今日、言ってみる」
そう言うとセリパは背中を叩いて応援してくれた。
すると、小さく舌打ちが聞こえた。
セリパはブラックの方に振り向いて、ため息をつく
「ブラック、ちょっと話があるんだけど」
「わかった。」
二人は教室を後にした。
教室内ではいろんな話が飛び交っている。
戦術、怖話、恋愛、悪口、世界、死…
暇だし、あの本でも読んでみよう。