BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- DB 悲しみと絶望の先
- 日時: 2018/03/21 15:21
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
またまた長編です!
テラごめん!
では注意!
ひぐらしパロです!
羽入は出ます。すいません。
羽入はオヤシロ様ではない←
どっちも原作崩壊。
キャラ崩壊注意!
バーダックが主人公。
ブラックも何故か惑星ベジータに。
それでも大丈夫な方はゆっくりしていってね!
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.2 )
- 日時: 2018/03/22 12:58
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
食堂に入る。
…今回もどうせセリパかトーマが話しかけてくるだろう。
ほんの少しの確率でターレスだが。
「…あ、バーダック…ギネが死んだって…」
「あぁ。そうだな」
「あ、あれ、悲しくないの?」
セリパが戸惑う。
悲しいさ。でも、何度繰り返したと思う?
涙なんて枯れてしまった。
席について食事をする。
何故かトーマやセリパ、パンプーキン、トテッポが不雑な表情をして、カカロットとラディッツがひそひそ話し、ブラックとターレスは何やら考え込んでいる。
こんな世界初めてだ…いつもの様にはいかないかも。
「ねぇバーダック。私が死んだのに悲しくないの?」
目の前にギネがいる。
…え?ギネ?
「な、なんで…」
「実はね、みんなでバーダックにドッキリを仕掛けようって話になったんだよ!」
「ゆ、夢…?これは夢なのか…?」
みんながえっと言う表情になる。
「あれ…私が生きてる事にあり得ないって思ってるのかな?」
「だって、ギネはカカロットを産んでから死んだじゃないか…!!そういう運命だった…!!」
『あぅあぅ!この世界はギネが生きている世界なのです!』
ギネが生きている世界…なら、俺も死なない世界…?
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.3 )
- 日時: 2018/03/22 13:12
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
ブロリーも?
『あぅあぅ。ブロリーも生きていますです!今はまだお眠り中なのです!』
全員が揃っている。行けるかも知れない。
期待できる未来だ!!俺が生きてさえいれば、フリーザを倒し、惑星ベジータを救える…!!
みんなとずっと幸せに暮らせるんだ!!
「越えられる…!!ブロリーもギネも生きている世界なんだ!!あっはっはっは!!!後は綿流しさえ越えれば俺の勝ちだ!!ざまぁみろフリーザ!!そして運命!!あっはっはっはっはっは!!」
「バーダック??何を言ってるの??」
「ギネ…俺はやっと幸せを手に入れるんだ。俺は千年分を、ターレスは百年分を、ね」
…あれ、何で今俺はターレスの名を?まぁ良いか。
バーダック…俺を…ここから出してくれ…
痛い…痛い…何年ここに閉じこめる気なんだ…お前は…何を求めているんだ…
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.4 )
- 日時: 2018/03/24 19:51
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
食事後、バーダックは思いきって皆に話をしてみる。
「俺、綿流しの晩に殺されるかも知れない…」
場が静かになったかと思うと次の瞬間笑いが起きる。
「何言ってんのバーダック!冗談にしてはすごいね?あははははは!」
「あんたってホントにバカらしい事しか言えないんだな」
本当なのに…なんで信じてくれないんだよ?
仲間って…助け合う為に居るんだろ…?
頼って頼られるのが仲間なんだろ!?
必死に訴えてもみんな笑う。あり得ないって。
羽入がもう聞きたくないと俯いている。
「被害妄想も大概にしなよ?」
「バーダックを殺す人なんていないって」
__きっといないから。安心しろって__
そう言われて抑えていた怒りが涙と共に溢れ出る。
みんなは言い過ぎたか…と反省し、バーダックに謝る。
ギネが涙を拭き取ってあげようと手を伸ばした時…
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.5 )
- 日時: 2018/03/24 20:07
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
バーダックが急に立ち上がる。
「羽入ッ!!こいつらを全員殺せええええええッ!!!皆殺しだあああああああッッ!!!ギネの運命もブロリーの運命も関係ない!!ターレスが死のうがトーマが死のうがどうでも良いッッ!!!!
もう興味など微塵も無いッ!!そうさお前らはいつも俺を罵りあざ笑ったッッ!!そうさそうさ!!お前らはいつも困った事があれば仲間を頼れと言った!!!なのにッッ何故ッッ!!!仲間一人信じず、守ろうとしないのかッッ!!
何故守る事のみにおびえるのかッッ!!!俺は何の見返りも求めずお前達を助けようと命をかけているのに!!!
もう良いもう良い!!!どうでもいい!!!どうせ俺は殺される為だけに生かされている運命なんだ!!!
お前は舌を噛みきって死ねッッ!!!お前は睡眠薬飲んで自殺しろッ!!!お前は腹を裂いて死ねッッ!!!!この世は袋小路ッッ!!!運命の袋小路ッッ!!!!!!
死ねッッッ!!死ねッッッッ!!!!みんな死ねええええええええッッ!!!!うわあああああああああッ!!!あああああああああああああああああッッ!!!!」
- Re: DB 悲しみと絶望の先 ( No.6 )
- 日時: 2018/03/24 20:25
- 名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: OAjqk0/I)
怒って泣いた俺にみんな何も言えず固まった。
折角みんながそろったのに何故、こんな事を…?
いいや、違う。こいつらが悪いんだ。
助けようとしないこいつらが悪いんだ!!!
『あぅあぅ…言い過ぎなのですよ』
「さっさと殺せよ。神様なんだろ。はやく、殺せノロマ。」
『ぼ、僕は…縁結びの神様なのです…』
縁結び…?ふざけるな。なんでそんなクソしょうもない神なんだよ。
「なら、もう用はない。俺が死のう。どうせ死ぬ運命だ。誰かに殺されるくらいなら、自分で死ぬ」
『ダメです!!それだけは…!!!』
ナイフで自分の喉を刺す。
みんなが止めようとするが、もう遅い。
「ブラッ…ク…次は貴…様…が…」
何を言いたいんだ俺は…。
頭が完全にイカれてる。
もう、今どうなってるかすらわからない。
「…******…」
ターレスが何かを言っている。
何を言っているんだ…?
死ぬ間際に聞こえたのは“解放しろ”
まるで意味がわからない。ただ、あいつは、何かを握っている。
「……」
一瞬ブラックが笑って見えたのは、幻だろうか…