BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 饗李ここで夢也しよか!!おぉん!!暇な時に更新
- 日時: 2020/03/03 15:25
- 名前: 守沢冬一 (ID: ZqtI4eVj)
これはただただ作者が暇してる時に書くためのとか思いつきとかそんなのです
饗李と冬一さんが夢也するだけ!!
自己満!!!
うん!!!!
BLあり!!!
- Re: 饗李ここで夢也しよか!!おぉん!!暇な時に更新 ( No.13 )
- 日時: 2020/03/03 16:53
- 名前: 守沢冬一 (ID: ZqtI4eVj)
「……副会長でも、ちゃんとした人間だからな」
ビアジーニの嬢ちゃんがポツリと呟いた言葉に蓮巳もポツリと呟き返す。
いや隣に座ってんだからちゃんと目見て言ってやれよ。
くそ、もどかしいぜこっちが…!!
こうなんねぇのか、と思っていると嬢ちゃんが言った。
斎宮先輩も好きな人いますよね、と
全身の力が抜けて机に思い切り頭をぶつけるようにひれ伏す。
わかった、絶対朔間だ。そうだ、絶対そうだ。
はぁ…………
「す、好きな人なんていないのだよ!!ふーっ!ふーっ!!」
怒ると猫みたいになるの可愛いぜ……泣けてくる
「鬼龍、相手が好きな人を発表もしていないのに」
「蓮巳の旦那ってハーフが好きだったよな!!」
「ッ!!?」
あぶねぇだろ!!バレるだろ!!蓮巳!!
ここは全力で売りに出させてもらうぜ旦那ァ!!
が、蓮巳の旦那も抵抗する気なのか、机を力強く叩いて立ち上がったかと思うと俺に人差し指を向けて言った
「鬼龍は確かピンク色の髪の奴が好きだったよな!!全くもって度し難い!!」
「は!?なんだと!!旦那はプロデュースしてくれる人が好きなんだろ!!」
「そういえばマドモアゼルと名付けられた名前の人形持ってる人が好きなんだろう!!」
あああああ!!!もう完璧に言ってんじゃねぇか!!
「へぇ、僕と同じでマドモアゼルと名付けた人形を持つ子がいるのだね」
……………。
え………………ピンクでマドモアゼルって言ったらもう斎宮しかいなくねぇか………
わかんねぇのか…………こ、こんなの答えと一緒だぞ斎宮……………
「な、なんだね鬼龍…そんな憐れむ様な目で見て………」
- Re: 饗李ここで夢也しよか!!おぉん!!暇な時に更新 ( No.14 )
- 日時: 2020/03/03 17:06
- 名前: 饗李 (ID: 6XMnZo/j)
「ふふ、顔真っ赤ですよ斎宮先輩」
猫みたいに威嚇しても、正直…、という印象。
鬼龍先輩はなんとなく勘違いしてそう…な気はする。女の勘とかいうやつだ。って前にあんず先輩が言っていた。
さてどうしようかな、なんて思うと、副会長と鬼龍先輩が突然立ち上がって言い合いが始まる。
どうやら好きな人を言い合ってるらしい。へぇ、ハーフでプロデューサー………
そこまで考えて、思考が止まる。
紅月をプロデュースしてて、この学園でハーフなんて…
自惚れてももいいのか?あんず先輩かと思ったが、先輩はハーフじゃない。
女子のプロデューサーは私と先輩しか居ない。
正直斎宮先輩のフォローに回りたいが、言葉から出される答えが一つしかない事実を受け止めきれない。
ぶわ、と顔が赤くなる。
心臓は五月蝿いし、副会長の方はきっと見れない。
嗚呼もう、どうしよう。いっその事、斎宮先輩の好きな人の特徴でも言ってしまおうか。
「……そういう斎宮先輩って、赤髪でちょっと目つきが怖い幼馴染さんが好きですよね」
…最早答えなものだ。照れ隠しに言った。どうにでもなってしまえ、なんて。
- Re: 饗李ここで夢也しよか!!おぉん!!暇な時に更新 ( No.15 )
- 日時: 2020/03/03 17:20
- 名前: 守沢冬一 (ID: ZqtI4eVj)
「………………マジか?」
い、いま、絶対俺の事だったよな??
ちらりと斎宮の方を見ると、斎宮はマドモアゼルの髪の毛を優しく触っている…が、めちゃくちゃ手が震えている。
「なんだ?斎宮も鬼龍が好きなのか?良かったな相思相愛で。いつから好きだったんだ?」
「……敬人くん、今宗くんとても怒っているの…だからあまり質問しないであげて?あと、ビアジーニちゃんは確か敬人くんが好きなのよね?敬人くん良かったわね!好かれてるわよ!」
ちょっと待て。怒ってるって…俺の事嫌いってことか?それともビアジーニにバラされた事を怒ってんのか?
それよりもまて、情報量が多すぎる。
蓮巳の旦那もビアジーニも互いに互いが好きだったのか??
俺たちってなんのために悩みまくってたんだよ…
普通に告白すりゃ良かったんじゃねぇか
「おう、もうわかったし、一応言っとくぜいっちゃん。…ずっと前から好きだった」
「…………宗くん、頭の整理で忙しいから、少しだけ返事待ってくれるかしら?宗くんはね、とっても弱虫さんで照れ屋さんなの」
マドモアゼルは苦手だが、斎宮の心情をちゃんと表してるから一概に嫌いとは言いきれないな。
「この流れだと…俺もした方が良いのか…」
「旦那もしないといけねぇだろ。もう確定してんだからよ」
「………ビアジーニ、…こんな形で言わなければならないのは大変酷だが言わせてもらおう。……お前と出会った時に、一目惚れした。……付き合っては、くれないだろうか…?」
- Re: 饗李ここで夢也しよか!!おぉん!!暇な時に更新 ( No.16 )
- 日時: 2020/03/03 17:31
- 名前: 饗李 (ID: 6XMnZo/j)
…きっと、怒らせてしまった気がする。
後で謝っておこうと。
でも、正直言ってそんな状況じゃない、し。
そんな時に響いた、甲高い声。
「えっ、マドさっ……」
慌てて顔を上げるけど、まぁ自分も言ってしまったし、おあいこ、だろうか。
でも、それでも言い方が合った気がする…。私、直接的な名前、出してないんだが。
「っ…」
一目惚れ、その言葉が響く。
痛いくらいドキドキして、恥ずかしさでどうにかなってしまいそう、だ。
何回か声を出そうと口を開いたが、中々出ない。
やっと掠れて出た言葉は、簡素なものだった。
「わ、私で……よければ…っ」
声は震えているし小さくて、顔も見れないけど。しっかり伝えられただろうか。
自身の前髪とかで表情は見えてないだろうけど、きっと耳まで真っ赤なんだと思う。こんなふうになるの、初めてだ。
- Re: 饗李ここで夢也しよか!!おぉん!!暇な時に更新 ( No.17 )
- 日時: 2020/03/03 17:53
- 名前: 守沢冬一 (ID: ZqtI4eVj)
「うふふ、カップル成立ね♪相変わらず宗くんは黙りだけれど、紅郎くんも心配しないでね?宗くんはいつだって、紅郎くんの事考えてるのよ?」
「おぉ!マジかいっちゃん!今度は絶対破らねぇぜ、約束!」
「そうだわ、敬人くんとビアジーニちゃん、紅郎くんと宗くんの4人でお出かけにでも行ってきなさいな?」
たまにマドモアゼルはよくわからない。
斎宮がマジでそう思ってんのかな、と思ったりはする。
恥ずかしがりやである斎宮が率先してデートは珍しい。
…………やはり、もう1つの人格、なんだろう
母ちゃんじゃない、斎宮のもう1つの人格
「で、どこに行くんだ?」
「い、い、今から行くのか、鬼龍」
「放課後だしな。いっちゃんは庶民的なもんになれてねぇし、タピオカとかクレープとか食べさせてぇな可愛いだろうなもちもちしてるって言いながら」
「最早それは願望だろう。…び、ビアジーニにはどこへ行きたい?」
蓮巳の旦那初々しいな…まぁビアジーニの嬢ちゃんも初々しいが。…総じて初々しいカップルじゃねぇか
俺ん所なんて斎宮がダンマリだしな
「………りゅ〜くんが食べたいものや飲みたいものがあるのなら…全部は、た、食べれないので…半分こなら…」
あぁ好き。尊い。これを天使と言わずに何を天使というのか。
ちゃんと見ておかねぇと連れ去られちまうよなぁ…守らねぇと
「蓮巳の旦那とビアジーニの嬢ちゃん、すげぇ初々しいよな。もっとこう、俺のだぜ。私のよ。感だせよな」
「俺は生憎鬼龍のような不良ではないからな」
「そういう奴でも、そのうち独占欲強くなんだぜ」