複雑・ファジー小説

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終焉へ向かう幻獣たち—— 【オリキャラ募集中!!】
日時: 2013/02/05 22:33
名前: ガリュ (ID: 7VvLld12)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=7077

   オリキャラ↑にて募集してます。




復活☆゜
お久しぶりです!!
頑張って書いていきたいと思います★

※注意事項
 ・荒らし、中傷、チェンメ等はおやめください。
 ・誤字、脱字がよくあると思います。


コメントお待ちしております!!


お客様★
火矢 八重 様
亞扇  様
アヤカ 様
碧実 様

目次☆
登場人物&用語*紹介>>15

プロローグ >>3
1話『出会いは始まりに』>>6>>9>>10>>11>>12>>13>>14>>18

2話『謎の事件と能力者たち』
>>21>>22>>23>>28>>29>>30>>31>>32>>33


履歴★

2012年
11月10日「終焉へ向かう幻獣たち——」作成!!
?月?日 参照100突破!!

2013年
?月?日 参照200突破
2月5日 参照300突破

Re: 終焉へ向かう幻獣たち—— ( No.11 )
日時: 2013/01/28 22:02
名前: ガリュ (ID: 7VvLld12)

 第1話 『出会いは始まりを告げる』【4】


  少女が刀を焔に振り下ろす。しかし、刀は途中で何かにはじかれる。少女は刀を持っていたほうの右手をおさえながら横をみた。

「な…ナギ…!」

「夏華、その人は僕を助けたんだよ。」

夏華と呼ばれた少女は舌打をしてはじかれた刀を拾い、鞘にいれた。
夏華は焔を睨みつけると「世話になりました」と言ってナギを連れて出ていってしまった。


 「なにが…どうなってんだ…。」

焔は溜息をする。


焔は外でも歩こうかと外に出た。

街にでるとビルなどが建設されていた。ここいらに住む人は工事の音で迷惑だろうなと思いながら歩いていると、なにかコンクリートが破壊されるような音が聞こえてきた。
 しかし他の人達は工事などの音で誰一人気付かない。

焔は音の聞こえた方に向かって走り出した。


 ビルとビルの間の細い路地をぬけると人気のない錆びたビル群があらわれた。

すると最初に見えたのが大きな黒い触手に体を巻きつかれて動けない夏華だった。そして夏華になにか叫んでいるナギ。黒い生き物の隣で笑いながら何かを話している一人の男。


「テメェッ!!」

焔の片目が紅くなる。そして、焔の体から炎のような獣があらわれて黒い生き物に突っ込んだ。黒い生き物は悲鳴をあげて一瞬で燃えつきてしまった。

それに驚いたような驚いてないような表情の黒い生き物を操っていた男。何より驚いていたのは怜歌とナギかもしれない。


「へえ、今の炎は幻獣が生み出したものかな。」

 男は不敵な笑顔を見せる。

「それが何だ?文句あるのかよ。」
焔は少しムッとして言った。


「そんな怒んなくてもいいじゃないか。
 幻獣使いなんて久しぶりだなあと思っただけだよ。」

男はまたニッコリと笑う。

その瞬間焔にすごい衝撃がくる。焔は吹っ飛ばされて地面を転がった。

「...ッてぇ...!!今日何回目だよ...!!」


 焔が起き上がると、目の前には大きな獅子が立っていた。

「な...に...?」

「僕も幻獣使いですが…何か。」

焔はよろよろと立ち上がり歯を出して笑った。その両目の瞳はどちらも紅色に変わっていた。

すると焔から光が放たれたかと思うと大きな獣が焔の横に立っていた。


「幻獣使い…か。俺も久しぶりだよ。」

「僕のは獅子だけど…そちらは?見たことがないね。」

「俺のはケルベロスだ。聞いたことあるだろ、地獄の番犬ってなあ!!」

その瞬間ケルベロスと獅子がぶつかり合う。

その衝撃は大きく、周りの物をふっ飛ばしていた。夏華とナギは夏華の刀の力で衝撃を防いでいた。

 「いけ!!ケルベロス!!」

Re: 終焉へ向かう幻獣たち—— ( No.12 )
日時: 2013/01/28 22:03
名前: ガリュ (ID: 7VvLld12)


第1話 『出会いは始まりを告げる』【5】

 ケルベロスと獅子…レグルスの闘いで周りのものが消し飛んでいく。ましてやこの錆びたビル…倒壊するのは間違いないだろう。

「ナギ、大丈夫?」

夏華は衝撃波を刀に魔力を流して防いでいた。

「夏華こそ…!!」
 
「『あれ』があれば余裕かもしれないんだが…!!」


 ——ケルベロスとレグルスの闘いはますます激しくなっていく。

「ケルベロス!!」
「レグルス!!」

ケルベロスの口から炎がはかれ、レグルスの口からは雷が放たれた。その雷と炎がぶつかった衝撃波は錆びたビルを倒壊させる。

衝撃波がおさまり、ケルベロスとレグルスは構えて睨みあう。


「ふぅ。ここいらにしないかい?見つかると面倒だ。」

「まぁ、そうかもしれないな。」

男は後ろを向いて歩き出そうとしたが何かを思い出したらしくとまって焔に話しかけた。

「そうだ。君、名前は?」
「焔…坂上焔。」
「焔……なるほどそういうことか…。」
「は?」
「いや、なんでもないよ。僕は柴崎憐、次会った時は決着をつけようじゃないか。」

そう言って憐は姿を消した。


 「上等じゃねえか。」


Re: 終焉へ向かう幻獣たち—— ( No.13 )
日時: 2013/01/26 12:13
名前: ガリュ (ID: 7VvLld12)



第1話 『出会いは始まりを告げる』【6】

 倒壊したビル群は瓦礫と化していた。

「燐…どっかで聞いた名前だな…、ケルベロス、会ったことないか?」
「…さあ——」

ケルベロスは一言そう答える。

「それよりも…あいつらも消えているぞ。」

そう言ってケルベロスは辺りを見回した。焔はただ「はぁ」と溜息をついた。



        ■■■

 廃墟のような真っ暗い城のなかを燐は歩いていた。歩いているとどこから現れたのか女の人が燐を呼び止めた。

「燐、闘ってきたようだな。」

燐は冷たい目で女を睨みつけた。

「それが何?なんか僕悪いことしたかな。」
「いや、あの方に恥をかかせないようにと言っているんだ。」

女は燐に睨み返す。

「だったらあれが直接でればいいだろう。だいたい力があるんなら僕等にやらせないであれがやればいい話じゃないか。」

「私だってそう思うさ。ただ…あの方が何を思っているのか、それがわからないのだ。」

燐はフッと笑って去っていった。



        

Re: 終焉へ向かう幻獣たち—— ( No.14 )
日時: 2013/01/26 15:46
名前: ガリュ (ID: 7VvLld12)


第1話 『出会いは始まりを告げる』【7】


 焔が帰ろうとした瞬間大きな音ともに黒いバケモノが瓦礫を吹き飛ばしながら出てきた。そのバケモノは雄叫びを上げる。

「うげっ!なんだコイツ…!!」
「こいつは…」

ケルベロスは何か知ってるような素振りをする。

「知ってるのか!?」
「…話は後だ、一先ず倒せ!!」
「あ、ああ!!」

焔は黒い怪物に向かって跳ぶ。焔の手のひらから炎が出、そして炎は日本刀に姿を変えた。焔は日本等を抜いて怪物に振り下ろす。怪物は悲鳴をあげながら瓦礫の上に倒される。砂煙が辺りの視界をさえぎる。

砂煙が晴れると先ほどまで倒れていた怪物は消えていた。

「焔、上だ!!」

ケルベロスの声で焔ははっとして上を見た。上には焔に覆いかぶさるように怪物が落ちて来た。

「うわあああああ!!こんにゃろおおおおおおお!!」

焔は跳び、刀を構えると刀から出火する。その炎は大きくなり、怪物を切り裂いた。その瞬間爆音と爆風が瓦礫を吹っ飛ばした。

焔は地面に着陸する。


「なんなんだコイツ…!!」

「そいつは多分『暗黒の教(あんこくのおしえ)』がつくったやつだろう。」

「それってまさか…。」

「ああ、歴史では幻獣の戦士と呼ばれた幻獣と幻獣使いによって潰滅した。だが…その子孫か何かがまたつくったのだろう。」
「そう…なのか。」

焔は強く拳を握り締めた。




「だが…おまえも幻獣の戦士の子孫だろ。」



Re: 終焉へ向かう幻獣たち—— ( No.15 )
日時: 2013/02/02 15:59
名前: ガリュ (ID: 7VvLld12)

☆主なキャラクター&用語紹介★


◎坂上 焔(サカウエ ホムラ)
16歳の幻獣使い。いつもは藍色の瞳だが幻獣の力を使うと瞳が紅になる。武器は日本刀で幻獣はケルベロス
主に炎を操る。幻獣の戦士の子孫。


◎柴崎 憐(シバサキ レン)
16歳の幻獣使い。薄い金髪。いつも瞳は黒だが幻獣の力を使うと黄金色になる。武器は槍で幻獣はレグルス。
主に雷を操る。焔と憐はたがいに知り合いのようだが…!?

◎夏華&ナギ
・夏華
14歳、武器は日本刀。藍色の瞳。
・ナギ
年齢不明だが見た目は12歳くらい。
いろんなことが不明。

◎水瀬千羽夜
16歳。黒髪で腰までのロングストレートヘア。水色の瞳だが幻獣の力を使うと銀色になる。幻獣はユニコーン。主に風を操る。武器は西洋っぽいデザインの拳銃。

○幻獣 … ケルベロスやユニコーンのような存在しないような動物たち(召喚獣ともいえるかも)一匹に一つずつタイプをもっている。(主に炎、雷、水、風)

○幻獣使い … 幻獣を宿している人のことを指す。

○暗黒の教 … 能力や幻獣を思い通りに動かそうとしている。

○幻獣の戦士 … 歴史に旧暗黒の教を倒したといわれている、伝説の戦士。

○白咲宮学校 … 中等部・高等部がある。特別な能力をもっている人達が通う学校。(幻獣使いのほか、超能力者など)

などなど増えていくと思います。


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