複雑・ファジー小説

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恋愛の書
日時: 2016/07/26 19:45
名前: hikari (ID: lBubOowT)  

おはこんばんは。どうも、この小説の作者です。

これはタイトルから見てわかる通り、恋愛系の小説です。そういうのが苦手ではない方は是非、お読みください。

それでは、ごゆるりとどうぞ。

Re: 恋愛の書 ( No.11 )
日時: 2016/07/31 18:43
名前: hikari (ID: lBubOowT)  

「おっじゃま〜…ってあれ、誰この男子?何彼氏、彼氏なの?どっちの?恵俚菜も遂にとうとうリア充ですか?おめ!おめでとう!そして全世界のリア充共よ塵となれ」

「いや別に付き合ってないしリア充でもないわっ!そして何、そのリア充へのどす黒い感情は!!」

「別にリア充呪ってもいいでしょ!つーか私の旦那は漫画の世界にいるのよ!つまり私は二次充!おっけー!?あんだすたん!?」

「いやアンタの旦那何人いるの!?どうせ登場するイケメン全部とか言うんでしょ!?」

「違うわよ!一部除いたジャンプの男の子キャラ全員よ!!」

「「「あんま変わんないわよ(変わんねーよ)!!!」」」

なにこの娘、もしかして友達って、恵俚菜ちゃんの友達って……

「私だよ?」

「いやなんでサラッと心読んでんの!?」

「ふふふ、これも全て漫画のお陰……で、どちら様で?」

「いやそれこっちが聞きたいよ……まあいいや。二年三組烏野優、バレー部所属。ポジションはWS(ウイングスパイカー)」

「ふーん、バレー部かあ。ちなみに私は春川櫻。二年一組。好きなものは漫画とアニメ、好きな言葉は友情努力勝利。好きな漫画はONEPIECEと黒バス、ハイキュー、ヒロアカ、ハンター、銀魂、ワートリ、テニプリ、こち亀、暗殺教室、ソーマ、ブリーチ、ナルト……」

「はいストップ!!!ごめんね優くん、櫻は漫画のこと話し始めると止まらないんだよね」

「失礼ね!それだけ漫画への愛が溢れているってことなのよ」

「わかったわかった。それより本借りるんだったよね。ちょっと待ってて」

そう言い残すと、恵俚菜ちゃんは本棚の中の一つに向かって駆け出した。

「ねえねえ、烏野くん、実際恵俚菜とはどんな仲なのよ?教えなさいよ〜」

「別に好きとかそういうんじゃないから」

「あっれ〜何を勘違いしているのかな〜?私は友達なのかどうかって意味で聞いたのに、これはもしかして」

そう言うと、春川さんは一旦言葉を切った。そして次の瞬間耳元で囁かれた。

「好、き、な、の?」

多分、いや確実に、俺の顔は耳まで真っ赤になっているのだろう。
助けを求めて小野さんを見ると、くすくすと笑っている。

しかしこうして見ると、結構小野さんもかわいいんだよな……。

いやまてよ、春川さんもそれなりにかわいいし……
なんか地味にハーレム状態じゃ!?



いや、やめよう。そんなことを考えるのは。これ以上心を読まれたくはないしな。

「はい、お待たせ〜。じゃあこれカウンターで借りてきて」

「おっけー。あ、そうだ恵俚菜ちゃん。本って何冊まで借りれるの?」

「三冊まで大丈夫だよ。どうする、他にも借りる?」

「うーん、どうしようか…。まあ今回は一冊でいいや」

「ん、わかった」



「これ借りまーす」

「はいはーい。それよりやっぱり、恵俚菜に気があるの?」

ボンッ

「あれ、ごめん。でもやっぱりそうなの?まあいい娘だからね。優が好きになるのもわからなくはないよ」

「……うっ/////////」

Re: 恋愛の書 ( No.12 )
日時: 2016/07/31 21:08
名前: hikari (ID: lBubOowT)  

 ☆キャラクター紹介☆

・烏野 優
 白羽学園中等部、二年三組。バレー部所属。ポジションはWS。ハイキューの小さな巨人に憧れて、バレーを始めた。入部してすぐにレギュラー入りした(リベロ含めて7人目の部員)。

 好きな作家は有川浩さん。小学生の頃に塩の街を読みファンになった。

 恵俚菜のことが好き。

・凜田惠俚菜
 白羽学園中等部、二年三組。文芸部の部長。図書委員会に所属していて、図書室の司書の小野さんと仲がいい。

 読書家で、特に推理小説が好き。愛読書は万能鑑定士Qの事件簿。

 白い肌と細い体は恵俚菜の女子らしさを際立たせてる。本人は気付いていないが男子からの人気もある。

 優のことが気になっている?

・川崎拓弥
 白羽学園中等部、二年四組。テニス部のエース。ポジションは前衛。稀にみる天才的な実力を誇り、中学時代は全国大会に何度も出場していた。

 優とは昔からの親友で幼馴染み。優のことは、家族を除いた誰よりも理解している。

 ちなみに身長187cmの長身。

・茅野大知
 白羽学園二年三組の担任で英語科の教師。バレー部の顧問でもある。

 23歳と若く、男女問わず人気がある。ちなみに独身。

・小野夏実
 白羽学園図書室の司書さん。ちなみに20歳。恐らく学園の中で一番若い。

 司書さんなだけあってかなりの読書家。親しい人は下の名前で呼び捨てで呼ぶ癖がある。

・春川櫻
 白羽学園中等部、二年一組。文芸部の副部長。漫画をこよなく愛する漫画オタク。家にある漫画の量は数知れず。

 両親と兄、姉がジャンプっ子であり、幼い頃から多くの漫画を読んできた。白羽学園の中で、漫画の知識で彼女に敵う人はいない。

 漫画のキャラクターのイラストを描くのが得意で、その実力は、美術部員が絶賛するほどのものである。

Re: 恋愛の書 ( No.13 )
日時: 2016/07/31 21:34
名前: hikari (ID: lBubOowT)  

 side小野さん


それにしても随分わかりやすいのね。
まさか少しからかっただけでこんな真っ赤になるとは。

けど、私が見る限りでは見込みあると思うんだけど……。

「ねえみんな、もう結構時間過ぎてるけど昼ご飯大丈夫なの?よかったら奢るけど…どうする?」

「え、ホント!?」

「やった、小野さんありがと!昼食代の分漫画に使えるわね…」

「いいんですか?それじゃあお言葉に甘えて」

上から惠俚菜、櫻、優の順番である。まあ優と惠俚菜のお祝いもかねて…ね。

「決まりね。場所はどうする?」

「うーん、惠俚菜ちゃんと春川さんはどこかある?」

「惠俚菜は特には……」

「私も別に…あ!カフェなんかどう?駅前の!」

二人はすぐに賛成したが、私は見逃さなかったわよ、櫻の一瞬の笑み。
もう、櫻ったら二人をくっつける気じゃない。

けど、カフェってのも悪くないわ。ただ……男子一人っていう優くんが可愛そうではあるけど。

「ねえ、だったら私の行き着けのとこ行かない?カフェというよりは純喫茶だけど、とても眺めがいいの」

「じゃあ俺はそれでもいいですよ」

「じゃ行くわよ!小野さん隣いいー?」

「別にいいけど…。櫻、ほどほどにね?」

「あはは、相変わらず勘がいいですね……」

「櫻は分かりやすすぎなのよ」

「うう…。

恵俚菜は烏野くんと歩いたら?ほら、図書委員の仕事についてとか教えてあげなって!ほらほら、もっとくっついて」

……随分とぐいぐいといくのね。
けど…どこかあの二人嬉しそうだし、いいか。私からみたらお似合いのカップルなんだけど。

Re: 恋愛の書 ( No.14 )
日時: 2016/07/31 23:03
名前: 匿名希望 (ID: ???)  

いえ。 こちらが気になっただけですので。読ましていただきました。面白かったですよ。

Re: 恋愛の書 ( No.15 )
日時: 2016/08/01 15:37
名前: hikari (ID: lBubOowT)  

 side櫻


ふー、やっと着いた。
ったく、こんな暑いのに制服だなんて…

あーあーやんなるやんなる!


…けど、それに見会うだけの報酬はあるわよね」

「櫻、声に出てるよ……」

ふふふ、何を隠そう、今私と小野さんはある作戦を実行しているのです。

名付けて、「恵俚菜と烏野くんをくっつけよう作戦!!」なのだ。

「…櫻、着いたわよ〜」

お?とうとう着きました!まあなんと言っても、ここが山場ですからね!
実に楽しみだ♪

「いらっしゃいませ!何名様ですか?」

「四人です」

「わかりました。あいにくですが大変店内が込み合っておりまして、二人席しか空いておりません。誠に申し訳ないのですが、二人ずつに別れていただけないでしょうか」

ふおおおおおぉぉぉぉ!!!

キタキタ、来ましたわー!!!これはもう追い風!追い風だわああぁぁ!!

「じゃあ私と小野さんでいいでしょ?はい決まりぃ!店員さん、これでお願いします」

はい、やりぃっ!!ありがとう店員さん、ありがとうお客様たち。

「感謝してよ、恵俚菜。じゃ、頑張ってネ!」

そう言うと、恵俚菜はトマト見たいに真っ赤に染まっている。烏野くんも同様だ。
そうだ、撮っておくか!

ぱしゃり

「じゃ、小野さん行こう!」

「ゆ、ゆゆ、優くん、わ、私たちも、い、行こっか?」

「う、うん」

ヤバイこの二人サイコー!照れすぎでしょう!かわいいなぁ、おい。

まあ私たちが通された席は二人の席から近いので観察できますな。


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