複雑・ファジー小説

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恋愛の書
日時: 2016/07/26 19:45
名前: hikari (ID: lBubOowT)  

おはこんばんは。どうも、この小説の作者です。

これはタイトルから見てわかる通り、恋愛系の小説です。そういうのが苦手ではない方は是非、お読みください。

それでは、ごゆるりとどうぞ。

Re: 恋愛の書 ( No.1 )
日時: 2016/07/26 19:56
名前: hikari (ID: lBubOowT)  

「人生の中で一度だけ、きっと必ず、心から誰かを好きになることがある。」

俺は心の中で思ったことを、そのまま呟いた。

それがテレビに映っているアイドルだろうと、漫画やアニメの中の存在だろうと、同性だろうと、別にいいと思う。だってそれを選ぶのは自分自信じやないから。

そして、その瞬間がいつ来るのか、なんてわからない。その瞬間に気付くのだ。

それが訪れたのは、俺の場合は今だった。

今日から中学二年生になる俺が恋をした相手は、隣の席の女子だった。

Re: 恋愛の書 ( No.2 )
日時: 2016/07/26 20:14
名前: hikari (ID: lBubOowT)  

今になって思いを巡らせてみると、今までの一年間は実に空虚なものだったと言えるだろう。

別にクラスの奴らと仲が悪かったわけではないが良かった訳でもない。だが、何かがあのクラスには欠けていた。決定的な何か。それが何かはわからないが、余程大切なものだつたのだろう。お陰様でとてもつまらない一年間だったよ。

だが、今になってようやくわかった。

足りなかったのはきっと、愛だ。

あのクラスには愛がなかった。とても、冷たかったのだ。

Re: 恋愛の書 ( No.3 )
日時: 2016/07/27 19:03
名前: hikari (ID: lBubOowT)  

……俺は彼女のことを好きになった。

それは今日の、朝のことだった。







「なぁ、優」

「なんだ、タク」

優、烏野優。これは俺の名前だ。

タク、というのは今俺の隣を歩く俺の大親友のあだ名だった。本名は川崎拓弥。テニス部のエースで、入ってすぐにレギュラー入りした、まさに才能の塊みたいなやつだ。

「俺ら、同じクラスだといいよな」

「だな。お、張られてる張られてる。確認してみよーぜ」

「おう」

まず始めに、タクの名前を探す。あった、二年四組。

続けて俺の名前を探すと……

「残念だな。お前、三組なのかよ」

タクの言う通り、俺の名前は二年三組のところにあった。だが同じ三組の中に、何故だか俺の目を引く名前があった。

「凜田…恵俚菜……」

しばらくそこに目を向けたまま、立ち尽くしていた。

「おい、優?」

「ん、ああ、悪い。んじゃあ行くか」

「そうだな。ま、クラスは違っても友達は友達だ!」

「照れるからやめろバカ」

なんでこんなことサラッと言えるんだよ、俺にはとうていできやしねえってのに……。

「んじゃーな。またあとで」

がららっ

「えーと、俺の席は…と、あった。窓際の隣の列の、一番後ろか……」

黒板の中で自分の名前を探し終えると、席へと歩く。

机にバッグを下ろし、一息を着く……

「おはよう!烏野優くんでしょ?私は凜田恵俚菜。これからよろしく!」

「おはよう。よろしく、凜田さん」

「ねえ優くん、恵俚菜のこと、下の名前で呼んでよ」

「ああ、わかった。よろしく、恵俚菜さん。」

衝撃を受ける、とはまさにこのことだ。

俺は一瞬で、この人を好きになった。

Re: 恋愛の書 ( No.4 )
日時: 2016/07/28 12:07
名前: 匿名希望 (ID: ???)  

No.1 誤字ありますよ。(自分自身じやないから)になってますよ(自分自身じゃないから)じゃないですか?いきなりすみません。

Re: 恋愛の書 ( No.5 )
日時: 2016/07/29 22:47
名前: hikari (ID: lBubOowT)  

匿名希望さん、ありがとうございます。気付いてませんでしたww


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