複雑・ファジー小説

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日時: 2019/08/03 20:33
名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12590

鳳凰の戦い〈闇の鳥〉

はじめまして 渾身です。
「鳳凰の戦い」の第2作です。 1作目は現在休止中ですが、1作目も面白いです。ホントにホントにたまーに過激になります。ご注意ください。
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現在連載中の「王城」もおススメです。「王城」は父を倒すために生きる男の運命を描く歴史スペクタルです。
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【お知らせ】
2019/07/24(水)21:00 スレ誕生
2019/07/25(木)7:00頃閲覧100突破
2019/07/25(木)18:48~50 閲覧130突破
2019/07/25(木)23:00 閲覧150突破
2019/07/26(金)第1章 集結
2019/07/28(日)閲覧200突破
2019/07/28(日)閲覧230突破
2019/08/02(金)18:50閲覧300突破
【目次】
一気見したい方 >>06

休止中の「鳳凰の戦い」のURL>>04

登場人物>>02

用語解説>>01

プロローグ>>03

第1章「戦いの始まり」 第1話 >>05 >>07 第2話 >>08 第3話 >>09 >>10 (終)

第2章「確執」 宣伝・あらすじ>>11 第1話>>12

Re: ~鳳凰の戦い~〈闇の鳥〉 ( No.6 )
日時: 2019/07/24 21:41
名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)

>>01-05 ←一気読みしたい方用

>>06-10

>>11-15

>>16-20

>>21-25

>>26-30

Re: ~鳳凰の戦い~〈闇の鳥〉 ( No.7 )
日時: 2019/08/04 17:03
名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)

第1章 「戦いの始まり」 第1話「クンイェの怒り」②

901年(天復元年)1月4日 李裕反対勢力の宦官らとクンイェらによって退位させられる。その後''徳王''と呼ばれるようになるになる。

【王殿】
クンイェ「陛下。ご復位、誠におめでとうございます。」
昭宗「ハッハッハ。余は既に聞いておる。そなたたちの活躍あってこその反正だったとか。そなたに褒美を使わそうではないか。」
クンイェ「それでは褒美の代わりに新羅と同盟をお取り消しください。」
昭宗「何だと?たわけた事を申すな!」
昭宗は机を叩き、立ち上がり、クンイェの胸ぐらを掴む。
クンイェ「唐は我らを滅ぼそうとした国です。唐に共に滅ぼされた百済と同盟を組めば、唐に出兵しすぐにでも唐を滅ぼす事は不可能ではありませんぞ。」
昭宗「分かった。決まり次第知らせよう。」

【新羅・宮妓楼】
酒と女に溺れている孝恭王。
孝恭王「全くだ。亡き英雄キム・ユシンと武烈王が敷いた三韓一統を壊してしまった。この私が。私は高句麗や百済に対抗もできないとは。なんと無能な王だ。」
妓女「大王殿下のせいではありません。そうだ。唐に国書を送ってははどうですか?」
孝恭王「唐とは既に和平も組んでいるそれなのに国書が必要なのか?」
妓女「昨晩、高句麗の王クンイェが唐の政変に加担したそうです。それで新皇帝から寵愛を受けているとか。このままだとクンイェは我らの和平までを壊そうとするでしょう。その前にご対処を。」
孝恭王「そうだったのか。よし。即刻国書を書こうとしよう。」

【唐朝廷】
昭宗「全くだ。新羅からも国書が来た。」
パンソク「陛下。どうするおつもりで?」
昭宗「これは…高句麗・百済か新羅を今選ばねばならぬ事では?」
パンソク「どちらを選んでも兵士たちがが攻めて参ります。」
昭宗「これは…高句麗・百済と和平を組むべきだと私は察した。」
パンソク「何故 高句麗・百済を?」
昭宗「今は高句麗・百済は建国して間もないから力がそれほど強くない。時が経てば、高句麗・百済も力を付け、唐と高句麗 百済が和平を組めばまさしく最強だ。」
パンソク「分かりました。ではクンイェを釈放するとしましょう。」
昭宗「あぁ。」





Re: ~鳳凰の戦い~〈闇の鳥〉 ( No.8 )
日時: 2019/08/04 17:04
名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)

第1章「戦いの始まり」 第2話「二韓一中同盟」

【唐の牢獄・外】
三日月のでる夜__
クンイェ「これは我らと和平を組むという事として見ていいのだろうか。」
ワン・ゴン「そうでしょう。ただし、あの頑固なキョン・フォンをどう説得するかが問題ですな。」
クンイェ「今日全部で考えるのは無理だ。今日は酒を飲んで今度にでも考えようではないか。」

翌朝
【百済の朝廷】
キョン・フォン「何だと?我らが高句麗と手を組めと?」
マンチュン「このままでは新羅には到底勝つ事は不可能でしょう。新羅に負けるか。かつて和平を組んだ事もある高句麗と手を組むか。」
ロクニョン「王様。高句麗がかつて新羅と同盟を組んだことも忘れてはなりませんぞ。」
キョン・フォン「だが新羅はかつて百済の最後の国王義慈王に土下座とてさせた。余は新羅を許す事は到底できぬ!よって高句麗と和平を喜んで組もうではないか!」

【唐朝廷】
昭宗「左様か。ならば''二韓一中同盟''を組もうではないか!」
クンイェとキョン・フォン「ありがたき幸せ。我らは喜んで同盟を組みます。」

901年1月9日 クンイェとキョン・フォン、昭宗が血を流して同盟を組んだ。それに怯えた孝恭王は酒に溺れ続け、孝恭王は日に日に削れていく領土に目を向けもしなかった。領土が削られて行くにつれ臣下らの報告に怒りを感じ、臣下らの粛清を行った。これを''孝恭慈乱''と。

901年1月24日 左大臣・藤原時平の甘言により醍醐天皇が右大臣・菅原道真を太宰権帥として太宰府に左遷した。この事件を倭国では''昌泰しょうたいの変''と呼ばれる。新羅の忠臣キム・ユシンの子孫 キム・ジェミンは醍醐天皇に助けを求め、倭国と和平を組んだ。これを''昌泰和平''という。

【倭国朝廷】
醍醐天皇「そちはかつての英雄キム・ユシンの子孫であるな?」
キム・ジェミン「はい。その通りです。」
藤原時平「我らと急を要して和平を結びたいと申してきたが何か新羅であったのか?」
キム・ジェミン「唐と百済、高句麗が和平を組んだのです。」
醍醐天皇「何ですと?」
藤原時平「それは我ら倭国にも影響が及ぶのでは?」
キム・ジェミン「兵士を1000いや、500人頂けますか?」
藤原時平「500でいいのか?そなたが望めば我らだって10000は出せるぞ。」
キム・ジェミン「あと、時平様と天皇陛下にお願いがございます。」

Re: ~鳳凰の戦い~〈闇の鳥〉 ( No.9 )
日時: 2019/08/04 17:05
名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)

第1章「戦いの始まり」 第3話「五国の戦い」

【倭国・朝廷】
藤原時平「我は新羅のキム殿と共に出兵に出る事とした。醍醐天皇陛下!私、藤原時平は出兵より無事に帰って参ります!」
醍醐天皇「さぁ行って参れ。必ず生きるのだ。それがそなたたちの宿命だ。」

【唐朝廷】
キョン・フォン「私、キョン・フォンはクンイェ将軍と共に倭国の出兵を妨げてみせます!」
クンイェ「私、クンイェはキョン・フォン将軍と共に倭国の出兵を妨げてみせます。」
昭宗「必ず無事に帰ってくるのだ。」

【新羅朝廷】
孝恭王「そうか。キム・ジェミンはよくやった。あやつに…褒美を授けよ。私は…もう力が抜け、動くことも容易ではあとはキム・ジェミンに全権を授けようではないか。」
宦官「陛下。陛下。陛下。起き上がってください。」
孝恭王「もう余は無理だと申しているだろう。後はキム・ジェミンに任せる。キム・ジェミンは余の従兄弟だ。故にキム・ジェミンに王位を継承させよう…もう余には力など残っておらぬ。余は酒を飲み、新羅の領土がすり減るのを見ているだけに限る。早くそなたも休め。下がれ。」

902年 6月5日 新羅の国王・孝恭王は責任逃れのために自害しようするが失敗。7月14日にはクンイェ、キョン・フォン連合軍が藤原時平を退却させる。そして連合軍は新羅王宮を包囲する。すると、藤原時平は倭国に戻る。

【倭国朝廷】
醍醐天皇「ではキム・ジェミンの願いを聞き入れよう。」
キム・ジェミン「それでは私は天皇陛下と藤原時平殿に願いを聞いて頂きたいです。」
藤原時平「願いとは?」
キム・ジェミン「私が兵を1人連れ、あちらへ投降します。そして、私が「倭国には手を出すな」と念を押しておきます。その夜 私が既に連れた8000の兵を連れて、高句麗・百済に攻め入ってください。もし失敗してもいいように倭国からも兵を多めに出していただけると嬉しいです。」
醍醐天皇「よかろう。こちらから70000出そう。」
藤原時平「誠に良いのですか?」
醍醐天皇「これで全てが終わるのならば。」
キム・ジェミン「ありがたき幸せ。」



Re: ~鳳凰の戦い~〈闇の鳥〉 ( No.10 )
日時: 2019/08/04 17:06
名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)

第1章「戦いの始まり」 第3話「五国の戦い」②

【百済・新羅 宿舎】
酒を飲むキョン・フォンとクンイェ
キョン・フォン「今日こんにちは誠に見事であった。あの新羅のキム・ジェミンらを倭国へ追い込むとは。」
そこに、兵士がやって来る。

【宿舎・外】
そこには土下座をしたキム・ジェミンが。
キム・ジェミン「両大王陛下。私は新羅の代表として百済と高句麗に投降をお伝えを参りました。」
クンイェ「何だと?」
キョン・フォン「誠に投降するのか?」
キム・ジェミン「はい。そう言うと思ったか?かかれ!」
大軍が宿舎に攻め入る!
そして、キョン・フォンに矢先を向ける兵士が矢を放ち、キョン・フォンの肩に毒矢が刺さる。
キョン・フォン「よくも…よくも…皆殺しにせよ!」

そこに藤原時平が馬に乗って7万の大軍を率いて宿舎に攻め入る!
藤原時平「7万の兵士達よ!百済と高句麗を滅亡させよ!」

902年 9月18日 高句麗と百済は倭国と新羅の大軍に敗れ、「新羅の奪った領土を返す代わりに助けてくれ」とキョン・フォンは醍醐天皇にせがみ、五国は和平を組む。

西暦903年(天復3年)官僚を次々と殺害し、権力を持っていた李茂貞は901年宦官勢力がクーデター事件に関与していた朱全忠と和議を結び、901年に起こった李裕退位の乱を終結させた。その後、長安に帰還する昭宗すると、官僚殺害を続けた李茂貞を失脚させ、官軍だった朱全忠は大藩鎮として勢力を振るうようになる。さらに、朱全忠は自ら皇帝になろうと、宦官を約7000人処刑した。

【唐朝廷】
朱全忠「陛下。李克用を処刑なさいませ。陛下を還元で惑わし…」
李克用「陛下。奸臣の言葉に惑わされてはなりませんぞ!」
朱全忠「黙れ!」
朱全忠は刀を衣から出し、李克用の腹に刺そうとした時…
昭宗「やめなさい!皇帝の前で殺生を行うと言うのか!」
朱全忠「ですが…陛下…」
昭宗「ここは神聖な宮廷の場だ。殺生はならぬ。」

【高句麗朝廷】
クンイェ「唐朝廷で内乱が?」
ワン・ゴン「はい。王様。朱全忠という極悪非道な大藩鎮が内乱を起こしております。」
クンイェ「ハッハッハ。唐の皇帝陛下も歳を召されておるというに。臣下の内乱が起きるとは。陛下も大変だな。」
ワン・ゴン「朱全忠は自ら帝位に昇ろうとしています。このままでは高句麗にも被害が及ぶやもしれません。」
クンイェ「そうか。ではチュ・ヤンス、あの者を使臣として唐へ行かせろ。」
ワン・ゴン「はい。陛下。」



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