二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【戦国BASARA】佐助さまと私。【ギャグなんです】
- 日時: 2011/11/30 21:34
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)
**
敵同士だからこそ、燃えるのです。
**
(*11/12設立!)
初めましての方は初めまして。
紙ほかの方でお世話になっております、
いちかと申すものです´ω`*
前からBSRの小説を書いてみたいとは思ってました*
だけど本当にいいのか、大丈夫なのかと葛藤してたんですよね。
でも、こじゅがネギを振り回しているのを見た瞬間、
心の底から何かが湧き出てくるような感じがして…よし、書こう!となりました。
まぁそんなこんなで注意書き。
*主人公がオリキャラ
*そんでもって佐助ラブ
*ほぼギャグ
*戦?なにそれおいしいの?
*いちか家の武将は皆おバカです
*キャラ崩壊の可能性あり。
ギャグなんて嫌だ、
神文じゃないと嫌だ、なんて方はUたーん。
- Re: 【戦国BASARA】佐助さまと私。【ギャグなんです】 ( No.2 )
- 日時: 2011/11/12 23:51
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)
それは、政宗様と幸村様が知り合う前の出来事。
◆弐
「ふぅ、“甲斐の団子職人が魂を込めて作ったもちもち三色団子”…どこに売ってあるのでしょうか」
奥州から甲斐へと、馬に乗って遥々やって来たのはいいものの。
甲斐も広いのです。“甲斐の団子職人が魂を込めて作ったもちもち三色団子”がどこに売ってあるのか分かりません。
「ま、町を行けば見つかりますよね、大福丸」
そう私の乗っている馬の名を呼べば、ひひーんと返ってくる鳴き声。
ようし、大福丸と共にもちもち三色団子を探すのです。
***
「見、見つからないいぃ…」
どうしてでしょう。
町を何往復しても見つからない…。
もしかして、もう売り切れて店じまいしてしまったのでしょうか。
「そんな…折角政宗様や小十郎様へのお土産にと思ったのに…」
すっかり落胆する私。
今日は諦めて帰ろうかな、陽も暮れてくるし。
そう思った瞬間。
「佐助も遠慮せずに食べるがいい、美味いぞ!」
「旦那、今食べてどーすんの。大将の分無くなっちゃうでしょうが」
…ん?
不意に横を通り過ぎていく、二人の男性。
「大丈夫でござる。ちゃんとお館様の分も残してあろう」
「でも十本あったのに、もう半分無くなってるし…」
紅い人の手にあるものを見ると同時に、私は目を見開いた。
そっ、それはっ…!!
「“甲斐の団子職人が魂を込めて作ったもちもち三色団子”……!!」
私が口にすると、紅い人は私の方を振り返った。
続いて迷彩の人も振り返る。
「「「…」」」
少しの間、三人(+一匹)の間で沈黙が流れた。
けれどそれを破ったのは紅い人だった。
「貴殿は…これが欲しいのでござるか?」
団子を頬張りながら、首を傾げる紅い人。
「なっ、別にそんなことは決してっ…」
「しかし、涎が垂れているでござる」
「え……あっ」
気が付けば、自身の口からは涎が出てきていて、ぽたりと大福丸の首に垂れ落ちる。
ごしごしと着物の袖で拭うと、不意に目の前に三色団子が差し出された。
「一本やろう」
「えっ…」
驚いた。
だって、一日に百個しか販売しない伝説の団子をくださるなんて。
それと…
何故、団子を顔に押し付けてくるのでしょうか。
「う、ふぐっ…」
「どうした、いらぬのか? 遠慮せずに受け取るでござる」
そう言ってグイグイと三色団子を顔に押し付けてくる紅い人。
や、息が…死んでしま……
「あ、でも団子のいい香りに包まれて逝くのもいいかも…」
「ちょ、旦那何やってんの! この子窒息死するから!」
団子畑に逝く直前というところで、迷彩の人が団子を取り上げた。
酸素が団子の匂いではなく無臭になってはしまいましたが、一命を取り留めたので良しとしましょう。
すうーっと酸素を吸うと、迷彩の人が先ほどの団子を差し出してきた。
「はい」
素敵な笑顔に、私はイチコロ。
この時から私はこの人に恋をしたのです。
「ありがとうございます…っ」
そっと団子を受け取ると、紅い人が満面の笑みでこちらを見ていた。
「某は真田源次郎幸村と申す。こちらは猿飛佐助だ」
「ちょっと旦那、見ず知らずの人に簡単に俺様の名前…」
「私は翠と申します!幸村様、貴方も私と同様団子好きとお見受け致しました。また会う機会があれば語りましょう」
そう言って、幸村様にニコリと微笑んだ。
そして。
「佐助様。どうやらこれは団子が導いた運命のようです」
「…え?」
「やはり運命というものは存在したのですね…。団子に感謝致します。それでは!」
「いや、ちょっとアンタ」
団子を咥え、大福丸を走らせた。
もう少し佐助様と時を共にしたいものですが、そうもいきません。
仕事も残っているので、奥州に帰らなくては。
また訪れます、甲斐よ…!
- - -
「——あぁ、団子を差し出されたときの佐助様の笑みは太陽にも勝る…」
「Ahー、その話何回も聞いたから」
現在、政宗様の馬に乗って奥州へ引き返し。
- Re: 【戦国BASARA】佐助さまと私。【ギャグなんです】 ( No.3 )
- 日時: 2011/11/13 13:53
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)
◆+。- - -
翠 -16才
伊達軍に仕える女中。
あることから佐助に惚れ、毎日のように甲斐に通う。
(だが後から政宗や小十郎に連れ帰られる)
甘味好きで、幸村とは甘味仲間。
髪は胡桃色で、長さは胸あたりまでのミディアム。くせっ毛で所々跳ねている。
基本の服装は瑠璃色の着物(裾と袖に白い花模様が散りばめられている)。
- - -。+◆
- Re: 【戦国BASARA】佐助さまと私。【ギャグなんです】 ( No.4 )
- 日時: 2011/11/13 14:23
- 名前: ☆Milk☆ (ID: 24IJJfnz)
>いちかサマ
キャー!すごい!主人公の翠が可愛い!
伊達の女中のくせに佐助好きって・・・!w
毎日甲斐に通うその体力と精神力・・・素晴らしいですね・・・!
また読みに来ます☆彡
- Re: 【戦国BASARA】佐助さまと私。【ギャグなんです】 ( No.5 )
- 日時: 2011/11/13 19:50
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)
>>Milk様
す、すごくないですよ゜Д゜
可愛いだなんて…嬉しい限りです*
もはやストーカーと呼んでもおかしくないくらいなのです(
はい、お待ちしておりますっ!
- Re: 【戦国BASARA】佐助さまと私。【ギャグなんです】 ( No.6 )
- 日時: 2011/11/13 20:24
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)
「翠、てめえは何時になれば反省というものを覚える。
毎度甲斐まで迎えに行く俺や政宗様の身にもなれ」
「はい…」(小十郎様、政宗様とおんなじこと言ってる…)
奥州まで連れ戻された私。
現在、小十郎様の部屋でお説教を食らっております。
◆参
約三十分続いた小十郎様のお説教。
部屋から出た私は、うんと伸びをしながら縁側を歩いた。
「はぁー、足がビリビリ…」
ずっと正座だったから…すごい痺れるのであります。
…ていうかいつも思うけど、小十郎様は怖い。
頬の傷だけで貫禄が十分にあるのに、更にオールバックっていうのはどうかと。
いや、別に駄目だっていうことではないんですけど、やっぱり怖い…。
まぁ、やっぱり極めつけはあの眼力ですかね。小十郎様に睨まれたら石になっちゃいそうです。
「それに、政宗様も政宗様で……」
「俺がどうかしたのか?」
…ぬ?
頭上から政宗様の声がしたと思い、顔を上げて見れば。
それはやはり政宗様であって。
…俯きながら歩いていたから気付かなかった。
「あ、いえ何にもありません! 何で南蛮語使うんだろう分かり辛いなんて思ってませんから!」
「いや、思ってるだろ完全」
「思ってませんよ。言いがかりとか止めて下さいませんか、本当に」
「いや、だって」
「私に言いがかりつけていいのは佐助様だけですから!」
腰に手を当て、えっへんと言わんばかりに胸を張る。
そんな私を見て、政宗様は脱力したように溜め息をついた。
「ほんと猿馬鹿だよな」
「さ、猿馬鹿!? そんな、猿という文字が入ってるなんてっ…」
「……」
「まるで私が佐助様馬鹿みたいじゃないですか!」
「そういう意味で言ったんだよ!」
あれ、そうだったんですか。
まったく、政宗様は人を名前で呼ばなかったり南蛮語を使うから、何を話しているのかいまいち分からないのです。
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