二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ドラゴンクエストⅦ 新たな冒険
日時: 2013/11/24 19:05
名前: らくじょう (ID: viAVUXrt)

初めまして。らくじょうといいます。

これから書くのはドラゴンクエストⅦです。

魔王を倒し終え、フィッシュベルで平和に暮らしていたアルスとマリベル、きこりの家で暮らしていたガボ。
この3人が新たに冒険を始めるストーリーです。

アイラとメルビンは登場しないです。(たぶん)
途中で出すかも知れませんが・・・・。

オリジナルキャラも出します。

注意(?)警告(?):この作品には主人公の初恋話が入ります。


プロローグ 謎の神殿再び>>01

第1章 >>02-05>>08-17
 第1話  妖精の国>>02
 第2話  消えた旅の扉>>03
 第3話  人間と妖精の住む町>>04
 第4話  人間と妖精の昔ばなし>>05
 第5話  ガボの迷い>>08
 第6話  少女>>09  
 第7話  痣>>10
 第8話  少女の言葉>>11
 第9話  託した天命>>12
 第10話 儚い笑顔>>13
 第11話 コロン>>14
 第12話 旅の扉を復活させる少女>>15
 第13話 邪悪な魔力>>16
     
第2章 >>17-18
 第1話 みんながいたから>>17
 第2話 アルスの両親>>18
 第3話 目覚めたフィーナ>>19

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Re: 第8話 少女の言葉 ( No.11 )
日時: 2013/09/01 01:05
名前: らくじょう (ID: viAVUXrt)

SIDE:アルス
「時が動き出した。止まっていた120年の時が・・・。」

 120年の・・・・時・・・・。

「やっぱり人違いだよ。」
「そんなことないわ。絶対に。私はアルスの幼なじみだもの!!」
「でも・・・」
「うぅっ!!」

 少女が頭を抱えた。とても痛そうに。

「どうしたの!?大丈夫!?」
「あああぁぁぁぁぁぁぁ!!!わ・・・我が・・・・復活する・・・・とき・・・が・・・ついに・・・・。2りが・・・・そろ・・・え・・・ば・・・・我の・・・・復活・・・・だ・・・・・。」
「えっ!?復活!?何が!?ねぇ!!ねぇ!!」

 少女は倒れ、返事をしない。意識を失った感じだ。どうしよう。マリベルは走っているときにはぐれたし、外は雨で出れないし・・・・。

「ここで看病するしかないか・・・。」

 鞄からタオルを1枚取り出し、雨で濡らす。それを眠る少女の額にのせる。
 顔が真っ青だ。さっきから、どんどん青くなっているような・・・。

Re: 第9話 託された天命 ( No.12 )
日時: 2013/09/04 16:30
名前: らくじょう (ID: viAVUXrt)

SIDE:???

『フィーナ!!』
『?アルス!!』
『『久しぶり〜!!』』

 今までのは夢だったのかな・・・。どうでもいい。今、こうしてアルスと触れ合えているから。

『アルス!フィーナ!』
『『ベルボさん。』』
『こっちにきてくれ。お前たちに会いたいってやつが来てるんだ』

・・・・・・ドクンっ・・・・・・

『わかりました。今行きます。』
『ほら、フィーナも早く行ってくれよ。』
『・・・や・・・だ・・。いや・・・いや!!!』
『フィーナ!?どうしたの!!??』
『ダメよ。アルス!!その人の言うことを信じてはいけない。』

 そうだ。思い出した。ベルボさんは・・・ベルボさんは・・・・!!

『何を言ってるの?』
『そうだよ。フィーナ。何でおれの言うことは聞いちゃいけないんだ?』
『だって・・・あなたは・・・本物じゃないから!!』
『フィーナ!?』
『!?アルス!!後ろ!!!』

 ベルボは短剣をアルスに振り下ろす。

『ああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
『フィーナ!!』

 二の腕が斬られる。骨まではいってないものの、出血がひどい。

『ベルボさん!?何をするんだ!!』
『その小娘がうるさいからよ〜殺しちまおうとな。』
『何が目的なんだ!!』
『それはな・・・・』
『!!アルス!!こっち!!』

 アルスの腕をひき、走る。あの場所へ。秘密のあそこへ!!!

『ぐぅぅ!!』
『フィーナ、それ以上走ったらいけない。せめて手当てを!!』
『そんな時間はないわ!!』





『つ・・つい・・・た・・・』

 目の前がかすれ、足に力が入らない。崩れ落ちる。

『フィーナ・・・。ベホマ!!』
『早く・・・行って。我らの願いを聞き届けよ。扉よ!開け!!』

 石でできた祭壇の前に青く渦を巻く光。

『アルス。早く・・・。』
『それか〜・・・・への扉は。』
『ベルボ・・・。』
『いきなり呼び捨てかよ。フィーナ。』
『あなたは本物じゃないからよ。』
『まあな。さ。こっちに来てもらうぜ。』

 アルスだけでもこの扉の中へ・・・。

・・・・・・・・・・・・バッ・・・・・・・・・・・・・・・・

 え・・・。私は扉の中にいた。青い渦が光を増していく

『アルス!!』
『フィーナ。見つけるんだ。僕たちの光を。』
『ガキが!!』

 ベルボの短剣がアルスの胸に刺さった。口から血を吐き、それでもベルボを扉に近づけさせまいとしている。

『フィーナ。僕の天命・・・託したよ。』
『アルス——————————!!!!!!!!!!!!』

Re: 第10話 儚い笑顔 ( No.13 )
日時: 2013/09/08 01:59
名前: らくじょう (ID: viAVUXrt)

「アルス!!」
「起きた?」

 目の前にはアルスがいた。あの事を思い出し涙が溢れる。止められない。
 多分アルスも驚いたと思う。でも涙のせいでよく顔が見えない。
 違う。私が泣いている顔を見せたくないんだ。

SIDE:アルス
 少女は泣き続けている。僕はどうすることもできない。

「ねえ。何があったの?」
「うぅ・・・いえ・・ない・・・。」
「どうして?」
「わた・・し・・・ひ・・どい・・こと・・した。」
「・・・。」
「泣き止んでよ。君が泣いていると僕も悲しくなるよ。」

 ハンカチを差し出す。受け取り、涙を拭いている。少しは落ち着いたかな?

「改めまして。僕はアルス。フィッシュベルに住んでいる。君は?」
「フィー・・・ナ。」
「フィーナ。いい名前だね。よかったら僕と一緒に来ない?」
「いい・・の?」
「もちろん。」
「うれしい。」

 微かに笑ったフィーナの顔は今まで見てきた誰よりも綺麗だった。でも、少し儚く、いつか消えてしまいそうに思えた。

 雨が上がり虹が浮かぶ。まるで少女が天気を操っていたかのように。

Re: 第11話 コロン ( No.14 )
日時: 2013/09/08 17:33
名前: らくじょう (ID: viAVUXrt)

「ちょっと!!今までどこに行ってたのよ!?」
「ご・・ごめん!!いろいろあって・・・。」
「はぁ〜!?」
「あ・・・アルスは悪くないです。私を・・・助けてくれて・・・。」
「ってか誰!?」
「フィーナといいます。」
「お前不思議なにおいするぞ!!」

 雨がやみ、ガボが居るところまで戻ったらマリベルの大声が・・・。それとガボさん・・・。初対面の人のにおいをかぐのはどうかと・・・。

「とりあえず、町に行きましょう?」
「いや・・それは・・・。」
「?」
「あたしたちどういうわけかあの村の人たちに嫌われてんの。」
「失礼ですが、コロン・・・付けました?」
「コロン?」

 ポケットから小さな小瓶を取り出して説明を始めた。

「これはこの世界のにおい。私たち異世界の住民はここの人とにおいが違う。それなので異世界の者だとわかる。」
「なんで異世界の住民だったらダメなの?」
「異世界には魔物がいます。モシャスを使って化けているのかもしれませんから。この匂いは魔物が嫌うにおいです。それなので、これをつけてないと魔物と思われます。」
「この世界の魔物は!?」
「特定の場所にしかいません。それぞれの町々は鉱山に囲まれ、森に囲まれてあります。このコロンのにおいを嫌ってそうそう来ません。ただ、においがわからない魔物は来ます。」

 初めて知るこの世界の事実。みんな魔物は怖いよな・・・・。
 僕たちは戦い続けていたから慣れてしまった。でも、町の人々はそうじゃないんだ。わけもなく町から追い出したりしない。

「なあ。フィーナも別の世界からきたのか?」
「ええ。」
「どこなんだ?」
「・・・知らないと思うよ。もう・・・滅びた・・・から。」

Re:第12話 旅の扉を復活させる少女 ( No.15 )
日時: 2013/11/06 23:01
名前: らくじょう (ID: viAVUXrt)

昨日、フィーナからコロンを借り、町にとまった。そして夜が明け、町の外で話し合った。これからどうするか・・・。

「どうするのよ?お金もない、武器もない、それに何も言わないで来ちゃったけどパパたち絶対に心配するわ!」
「?帰ればいいじゃないですか?」

 そうか。フィーナは何も知らないんだ。

「僕たちがこっちの世界に来た旅の扉は力を失っているんだ。」
「だったら私をそこに連れて行って?」
「一体何をする気?」
「それはそのばに行ってから。」

 穏やかな笑顔を僕たちに向けたフィーナ。でも、何もしないよりはいいか・・・。
 フィーナをすぐ近くの旅の扉へと案内した。

「これね。」
「そうよ。どうする気?」
「こうする気。少し離れてくれる?」

 2,3歩後ろに下がるとフィーナが両腕をあげた。!?気のせい・・?フィーナから魔力が出てくる。それもどんどん強くなっている・・・。

「我、汝の守りし扉を開けよう。我の魔力を吸い込みし、蒼き光、蘇らん!!」

 すごい・・・。旅の扉から光が溢れてくる・・・。さっきまで何もなかった石段の上に蒼い渦を巻く光が・・・・。

「さあ。みなさん。どうぞ。これで元の世界に戻れますよ。」
「フィーナはどうするんだ!?」
「私は・・・。」
「いくところが無いなら・・・僕たちと来ない?」

 戸惑っている顔。でも、そんなのお構いなしにマリベルが後ろから背中を押す。

「さっさと入んなさいよ!」
「え!?まって!!」

 僕たちを揺らすような感覚が襲う。旅の扉での移動の時は毎回襲ってくる感覚。


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