二次創作小説(映像)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

【ラブライブ!】アイドルを支えたロックバンドの話
日時: 2015/07/25 19:19
名前: 北瀬結里 ◆Hy48GP/C2A (ID: hxVh9B54)

はじめまして。北瀬結里(きたせ ゆうり)です。
この名前では活動していませんが、かつてはよく別の名前でここをよく訪れていました。

それはいいとして。

*注意*

この話は、とあるバックバンドに照準を当てたお話であります。
完全なバンド初心者の自己満足です。

!!!μ'sがほぼ出てきません、ご了承ください!!!



プロローグ「皆で叶える物語」
>>1

オリキャラ紹介
>>2



μ'sがほぼ出てきませんが、よろしくお願いします(2回目)。

Page:1 2 3 4 5 6



Re: 【ラブライブ!】アイドルを支えたロックバンドの話 ( No.17 )
日時: 2015/05/16 18:49
名前: 子猫のあゆ (ID: VHEhwa99)

こんにちは
子猫のあゆというものです。
お友達なってもらえますか
タメ口で大丈夫ですので・・

私、ミューズというか、ラブライブ大好きです

更新頑張ってください!

Re: 【ラブライブ!】アイドルを支えたロックバンドの話 ( No.18 )
日時: 2015/07/25 19:20
名前: 北瀬結里 ◆Hy48GP/C2A (ID: hxVh9B54)

子猫のあゆさん

はじめまして。
お返事遅れてしまい、ごめんなさい。
もちろん、私でよかったら、お友達になってください!
私のことは北瀬でも、ゆうりでも、好きなようにお呼びください。

ラブライブ大好きです!
すべてのキャラが輝いているのが本当に素敵なアニメですよね!
μ'sの中では、みんな好きですが、とくにえりちが好きです。

コメント、ありがとう!!

Re: 【ラブライブ!】アイドルを支えたロックバンドの話 ( No.19 )
日時: 2015/07/25 19:25
名前: 北瀬結里 ◆Hy48GP/C2A (ID: hxVh9B54)

12. 華乃香side

最近はクラスの人とも打ち解けてきつつあり、俗に言う「いつメン」の友達ができた。あと、最近は新瀬さん……もとい、渚と居ることも少しだけ増えた。
いかつい風貌の彼女とバンドを組んだということが知れると、初めこそ色々な人に驚かれたりもしたが、最近はむしろ興味を持ってくれる人も増えたようで、やれセッション聴かせろ、やれライブはいつするのかなどと尋ねられることが増えた。

「華乃香、一緒に帰ろうぞ〜」

今日も授業が終わると、ベースを背中に抱えた渚が、教室まで迎えに来てくれた。最初こそ渚にビビっていたクラスメイトだったが、近頃は渚に話しかけていく子もいる。

「あ、渚! 待って、今日は日直だから、黒板消して、黒板消しクリーナーして、日誌書かなきゃなの」

私が渚にこう言うと、渚は「華乃香って黒板を消しちゃうのか〜すげぇ」と返すので、それを聞いていたクラスメイトが爆笑しながら「保坂さんマジぱねぇっす!」などと言うので、つい「そんなこと言う渚ちゃんは消しちゃおうね〜」と笑顔で返してしまった。

「うーわ、華乃香ってそういうこと言うのか〜、私そらちゃんのファンやめます」
「アッハハハ! 新瀬さんっておもしろ〜!」

渚のブラックジョークに爆笑するクラスメイトを眺めつつ、私は必死に日誌を書いていた。

「えー、今日の欠席者は……」

欠席者や遅刻者は、各授業毎に先生が確認をするが、日直も日誌に名前を書くということになっている。私は今日欠席していた人を思い出すために、クラスを見回してみた。すでに大半の生徒が帰っていたが、顔を見ていない人は居ないのを確認し、日誌に「欠席者はなし」と書き込んだ。

「へぇー、新瀬さんはベーシストなのー?」
「そのもう一人の子がさっきのそらって子ー?」

いつの間にやらクラスメイトに馴染んでいる渚を横目に、私は黙々と日誌を書いていた。

「書けたー!」
「うおマジかー! 帰ろー!」

私は日誌を書き終えたのち、渚に報告した。渚がクラスメイトと話を切り上げたのを確認し、2人で教室を出て、職員室へと向かった。

「ていうかバンド名って結局どうなったっけ?」
「3人の名前適当に取り入れて『渚とそらの華』とかウケるんじゃね?」
「渚ってネーミングセンス0なの?」
「ネーミングセンスあるよー、1ミリ程度は」
「微々たるものってことかな?」

他愛もないようなくだらない話をしていると、何故か急に渚が慌てだした。

「やっば! 弁当忘れた」
「アホなの? 渚ってアホなの?」
「やばたんってやつだよ〜 つらい」

やばたんという未知の単語が気になったが、とりあえずあとで聞くことにした。私が職員室にいる担任に日誌を提出してから、もう一度渚のクラスに戻ることにした。



「あーあった、よかったよかった」

無事弁当箱を回収した後、少し教室でお喋りをしていた。話題がひと段落ついたところで「そろそろ帰りましょかー」と渚が言うので、私も言われるがままに教室を後にした。ふと廊下の窓に目を見やると、もうすっかり西日が差してきていた。

「渚ちゃん、もうこんなに日が傾いてるよ」
「話しすぎわろた〜」

渚と話しているた私は、ふと目の前に人がいることに気がついた。それがそらであるということにはすぐに気がついた。

「あー! 華乃香先輩! 大仕事! 大仕事っす! 大変だ!」

そらが何か叫んでいたが、何を意味しているのかは分からなかった。そして彼女は誰かの手を引きながら走っているようで、後ろには、引っ張られるようにしてついてきている誰かの姿を確認することができた。

「ぜんた〜〜い、とまれ!」

渚が対抗し、声を張り上げてこう言うと、そらは「いっち、にー、さーん、しーい、ご!」と言いながら静止した。その位置が大体私達より2メートルほど前であったため、私は少しだけ近付いて、改めてそらに尋ねた。

「もう一度日本語でお願いしていい?」
「世紀の大仕事が舞い込んできたんです」

私と渚は、顔を見合わせた。そしてどちらからともなくこういった。

「……うん、日本語だけど分からない」

Re: 【ラブライブ!】アイドルを支えたロックバンドの話 ( No.20 )
日時: 2015/08/01 17:28
名前: 北瀬結里 ◆Hy48GP/C2A (ID: hxVh9B54)

13.真姫side

ギタリストを紹介してきたクラスメイトのことを、完全に信用していたかと言われると、正直そうではなかったわ。私達μ'sとしての楽曲作りに、まだよく知らないクラスメイトや他人を関わらせることには私としても抵抗があったし。
でも、何故か動画を見終えた時には、このサウンドしかない!と直感がそう告げたの。ほんとイミワカンナイけど。

「ちょっと、北原さん! どこに連れてくのよ!」

そして今私は、クラスメイトーー北原そらという名だったはずーーに、手を引かれながら全力疾走している。スクールアイドルとして歌とダンスの練習を積み重ねてきて数ヶ月、基礎体力も運動神経も格段に上がったおかげで、この程度の走行は特に苦ではなかったけど。

「先輩のいるところ!」
「えっ」
「多分教室にいるはず!」

上級生の教室に入ることなんて、今までほとんどなかった。だから少しだけ緊張を覚えたわ。あの演奏をしていたのは誰なのだろうかってね! 見ず知らずの他人に、器楽の演奏だけで魅せられた事が今までになかっただけ、期待感は格段に高まっていたのよ。

「あー! 華乃香先輩! 大仕事! 大仕事っす! 大変だ!」

北原さんは目の前にいた人に声をかけると、走るペースを一層速くして、その人に駆け寄った。どうやら向こうに2人いるようだったわ。北原さんの声にその人が振り向く瞬間が、どういうわけかスローモーションのように再生されたの。

2人が振り向いた時、私がどう思ったかって? ……私、本当に大丈夫なのかなって思ったわ。片方はヤンキーみたいだし、もう一人もパッとしなかったもの。きっとヤンキーの方がギターを弾いていたに違いない、やっぱり断った方が面倒にならないって思ってた。

「このお方こそがプロギタリスト華乃香先輩です」

しかし、北原さんが紹介してきたのは、パッとしない方だったわ。

「あ、あなたが?」

失礼だとは思ったのだけど、つい口に出てしまった本音に、隣のヤンキーが反応して「人は見かけじゃないんよ」と笑いながら言った。その笑顔は思いの外柔らかく暖かいもので、私はもう驚きで頭がいっぱいになった。

「まあまあ〜、話せばわかるわかる!」

北原さんは、私と2人の先輩を連れて、教室に入っていった。


私、とんでもない人に引き継ぎ曲作り手伝ってもらおうとしてるのかしら……。

Re: 【ラブライブ!】アイドルを支えたロックバンドの話 ( No.21 )
日時: 2015/08/15 04:25
名前: 北瀬結里 ◆Hy48GP/C2A (ID: hxVh9B54)

*視点なし

「なるほど、そういうこと」

すべての事情をそらと真姫から聞かされた華乃香は、こう言って頷き、笑った。

「そういう話なら是非やらせて欲しいかな!」

明るく答えた華乃香だが、

「でも正直、私でいいの? 西木野さんの独断で進めても大丈夫なの? メンバーにも確認しないと」

と続けた。確かに他のメンバーに断りなく、勝手に1年生がこういう話を進めるのは、ややこしい事態を引き起こしそうな気もする、と概ね華乃香の意見に同意する真姫。

「それについては私からみんなに話をしておくわ、心配しないで」

真姫が髪をいじりながら答える。渚はこの時「真姫ちゃんが髪をまきまき」という誰も笑わないような駄洒落が浮かんでしまったのを悟られないために、必死に平静を装っていた。

「ここ最近どうしたらいいか分からなくて、ずっと悩んでて……別に大したことじゃないのに、わざわざ声かけてきてくれるなんて……」
「正義のヒーローそら様だからな」
「……あなたって、お節介?」

そらはしばらく考えてから「だな」とだけ答えた。

「そういや今日も屋上でμ'sのみんな、ダンス練してたな〜真姫ちゃんほとんど出れてなかったんじゃない?」
「べ……別に大して支障はないわ! でも、みんなと一緒に練習はしたいかしら……」

真姫が窓の外を見やりながら言った。渚は、その姿が妙に色っぽかったように思えた。なるほどスクールアイドルの色気というやつか、と1人で納得していた。

「いやー分かるよ! そらには! こうやってずっと残って作曲作業してるの! 実は知ってた! μ'sのために曲作りに励む真姫ちゃん! やっぱμ'sは今季ラブライブ注目のグループですな!」

そらがいきなり、隠れドルオタなのかと疑わざるを得ない、早口でちょっと聞き取れないような、何言ってるのイミワカンナイ! な口調で話し始めた。これにはその場の空気が少し冷えた。間を空けて渚が「なんだそのラフランスとやらは」と聞くと、真姫は「スクールアイドルのトップを決める大会よ」と答えた。

「UTXのA-RISEが有名じゃない? 毎年優勝候補だって聞くけど」
「知らねえっす、UTXのことは」

華乃香が言うと、渚がポカンとしながら答えた。

「まぁなんだ、とにかく! 華乃香はギターを頑張れってこったな!」

そらがうまくまとめて、今日は解散となった。


Page:1 2 3 4 5 6



この掲示板は過去ログ化されています。