二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ルパン詰め合わせセット1ケ333円
日時: 2015/03/18 23:25
名前: 八咫烏 (ID: vVNXDLge)

どうも八咫烏です。
今回は「ルパン三世」を元にした作品を書いて行こうと思います。

オリキャラやコラボ作品などもあるので色んな方に楽しんでもらえたらなと思っています!

リクなどありましたら、気軽に仰ってくださいね!

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ひねくれ者と大泥棒 ( No.19 )
日時: 2015/03/24 03:45
名前: 八咫烏 (ID: vVNXDLge)

 **

 落ち着いた雰囲気のあるカフェを後にして、本来の目的である服屋に向かう。
さすがにシャツ1枚と言うのはどうかと思いつつも、ルパンは子供の歩幅に合わせながら歩く。
 暫く歩いたところに服屋があり、中に入ると最近の流行や、昔のものなど幅広く品が揃っておりその中でも1番シンプルなシャツと、ズボンを購入しアジトに戻る。
 ただし、ルパンが悪戯心で何かを買ったのは子供は知らない。

「ただーいまー」

 ルパンの陽気な声がアジトに響けば、リビングのドアがバァンと音を立てて開き、子供に銃口が向けられる。

「何してんの、次元ちゃん」

 子供は驚く事もなく銃口を見つめ、ルパンはドアから出てきた人物、次元に何をしてるのかを問い、次元は「コイツを喋らせるにはこうするしか方法はねぇんだ! 止めるなルパン」と訳の分からない事を言い出した。

「何訳の分からない事を言ってるんだ」

 はぁ、と子供は溜息を吐いて言葉を放ち、銃を構えている次元は当然急に話しだした子供に驚いている。
 そして「ルパン、おめぇが何かしたのか?」と普段の冷静さを取り戻してルパンに尋ねた。

「俺は何もしてやしないさ。コイツが自分から話したってだけだ」

 実際は銃口を向けて話さなかったら撃つという発言をしたのだが、それで口を開いたのは子供なので、ルパンは『自分から話した』と表した。
 一方次元はマグナムを仕舞い、五右ェ門を呼び、4人でリビングに入る。
 各自自分のスペースは無いが定位置になっている場所に行き、単刀直入に次元が子供に尋ねる。

「お前本当に恋也なんだろうな?」
「高校生が消えて子供が現れたんだ、どう足掻こうと俺だろ」
「はっ、そのうぜぇ言い方変わってねぇな」
「そりゃぁ、どうも」

 ルパン一家のいつものやりとりである。
次元が尋ね、恋也が答える、どこにでもある光景。
 次元は恋也本人かどうかは口調などで判断する。
誰かが変装していても、ルパンだったら無理だが、そこらの低級が変装した場合、ルパン一家は本物かどうかはすぐに分かるだろう。
 それほど繋がりがあるとも言う事もでき、それほど恋也は普通と違うことだったりする。

「ところでルパン。恋也の服を買いに行ったのに何故この様な服があるのだ?」

 五右ェ門がガサゴソと袋の中から明らかに女の子が着るであろう服が姿を現した。
淡いピンク地に白のレースがつき、胸元には真っ赤なリボンが付いたフリフリの服が。
 そんな服があった事など恋也は知らない為、顔を引きつらせ、ゴクリと喉を鳴らす。

「何故って、そりゃぁ恋也ちゃんに着てもらう為にでしょ」

 当たり前の様に答えるルパンを見て恋也はリビングから出て行こうとするが、大人の子供の力というより、足の速さは比べ物にならないのですぐにルパンに捕まり、服を渡された。

「着ないに決まってるだろ!」
「仕事でいつも着てる癖に」
「仕事とコレは別だろ! 大体誰が喜ぶんだ!」
「誰も喜ばねぇけど、無口だった罰」

 どんな罰だ、と恋也は思いながらも着れたら問題ないのか着替えてくると言えばものの10分でリビングに姿を現した。

「何か、あんま変わんねーな」

 ぽつり、ルパンが呟いた。

「じゃぁ着せようとするなよ」

 呆れたように恋也が溜息を吐き、ソファに腰掛けた。

「ルパンの趣味は分かんねぇな」

 次元の呟きに五右ェ門、恋也が頷いた。
今日も平和な1日である。

 その日の晩、黒いジャケットを着た男が、恋也のコップに『元に戻る薬』をこっそり入れるのだが、ルパンにバレて、怒鳴られるというオチが次元には待っていた。

 恋也は次の日、元に戻っていた。

手段は選ばない〜自分のやり方〜 ( No.20 )
日時: 2015/03/26 01:27
名前: 八咫烏 (ID: vVNXDLge)

 手段は選ばない〜自分のやり方〜(ルパン三世2nd)


 本日56回目の溜息。
1日で56、1週間で言えば125回目の溜息。

「——あのさ……いい加減決着付けてくれないと、こっちも色々事情ってもんが……」
「あら、レディにそんな事言う気?」

 赤いブレザーを身に纏い、制服姿で居る少年——六条道恋也に、スタイルが良い女、文字通り胸も大きく、腰周りも女性誰もが憧れるスタイルの女——峰不二子が上目使いで少年を見上げる。
 その状況だけ見れば口説いていると言うと思うがまぁ、口説かれていると言えば口説かれているようである。
 恋也本人は適当に流したりとしている様だが。

「そんな事って、俺の本業は『学生』。盗みが副業ってだけ」

 はぁ、と本日57回目の溜息を零す。
1日でこんなに溜息を吐く事はないのだが、ここ一週間溜息しか出てこないとしか言えない状況である。

 **

 —1週間前—

「——って、何で不二子ちゃんが居るの?」
「あらやだ。私が居るのはいけないの? ルパン」

 ルパン、次元、五ェ門が次の仕事の打ち合わせをリビングでしていた時だった。
 丁度音もなしにやってきた不二子がその話を少しだけ聞いており、ルパンが話し終えたと同時に不二子がリビングに繋がる木製のドアを開いたので、正確にはほぼ聞いていないのだが、居ないと思っていた者が居たのはルパンにとっても驚きだ。

「不二子と組むなら俺は降りるぜ」

 はっ、と次元がお決まりと言うように鼻を鳴らし、ガラス製のテーブルの上にソファから伸ばした足を置き、片手を頭の後ろに当て、バーボンを飲みながら仕事をしないと宣言する。
 当然いつもの事なのだが、不二子は次元の発言に腹を立て「ちょっと何よ、まるで私が疫病神みたいな言い方じゃない!」フンッと腕を組んでそっぽを向く。
もう一度言おう、いつもの事だ。

「疫病神だろ、お前さんは。いつも裏切りやがって」

 机から足を下ろし、右手に持ったグラスを不二子に向けながら馬鹿にするような言い方で、左手を胸の辺りに持ってきて、ヒラヒラとさせてあっちに行けという動作をした。

「ルパーン、私って疫病神なのぉ? 正直に言ってお願い」

 不二子お決まりの色仕掛けでルパンに近付くが、今回ばかりは不二子に裏切られる訳にはいかない仕事なので、ぎこちない笑みを浮かべつつもルパンは「今回はちょぉっと厄介なのよ。不二子ちゃんには悪いけど、仕事の内容は教えられないんだ。でも不二子ちゃんが疫病神って事はないんだなぁ」といつものおちゃらけた調子で返事をした。

「ルパンがそう言うなら今回は身を引くわ。こっちはこっちで好きなようにしているわけど、恋也君は借りるわね」

 此処には居ない(学校の為)、少年の名前を不二子は口にした。
ルパンに絡めていた腕を解いて窓際に腰掛けるように座った不二子はルパンに確認を取るように「仕事の邪魔はしないから良いでしょ?」とルパンに交渉を持ちかける。
 だが、ルパンもルパンで恋也と組む気でいた為、すぐに『分かったよ』と頷くことは出来ないでいる。

 丁度その頃合に、恋也は授業を終え、帰宅してくるのだが……。

手段は選ばない〜自分のやり方〜 ( No.21 )
日時: 2015/03/26 01:57
名前: 八咫烏 (ID: vVNXDLge)

 —帰宅途中—

「っていうかさ、今回のテストふざけてるよな。範囲広すぎだろ!」

 肩を竦めつつ友人の話を聞いていた恋也は、正直テストの事は考えていなく、どうせ点が取れるのだから考えなくても問題は無く、分からないところがあれば兄かルパンにでも聞けば何とかなると思っているので、心配すらしていない、とも友人相手だと言いにくいので、肩を竦めるという行動だけで返事をしていた。

「分かろうとしなければ、分かるものも分からないままだって」

 一応アドバイスをしておいた方がよさそうだったので、思いついた言葉を適当に並べておき、そろそろアジトにでも帰るかと思っていた。
そんな時に目の前に夕日から銭形が現れた。
 いや、決して銭形が太陽から「よう!」と言うに出てきたと言うわけではなく、ただ夕日が丁度道に虹の様に掛かっており、反対側から歩いて来た銭形が、夕日から出てきたように見えたというだけだ。

「ちょっと良いか?」

 銭形は恋也、隣で歩いていた恋也の友人に声を掛けて、とある1枚の写真を2人に見せた。
 黒髪で長さは肩ぐらいまであり、前髪を真っ赤なピンで留めて、頬にスペードのAと描かれ、サングラスを掛け、右手で外国人がよく使うグッドのサインをし、その右手を逆さまにし、左手は中指だけを立てた男の写真を見せた。
 しかも右手は男の右側の胸元にあり、若干傾いていた。
一度、首を斬る動作をした後の傾き具合だった。

「この男を見なかったか?」

——何で持ってんだよ!

 恋也は心の中でそう叫んだ。
いや叫ぶしか方法は無かった。
だって自分自身なのだから。

 そんな事を言ってしまえば、自分は裏社会の住人だというのを友人に告白するようなものだ。
学校や家庭内では『表世界の住人』と言うのを演じている為、家族内はともかく友人には『裏世界』ましてや『ルパン三世』のメンバーの1人など、言える訳もない。

「……この男が、どうかしたんですか? 見た目的には失礼ですが、犯罪者という感じですけど」

 出来るだけ丁寧に、そして笑顔を崩さず、問いただす。
自分に何の用か、それを聞きださない限り、情報など提供しないのが常識である。

「高校生に言うのは気が引けるが、コイツは悪党だ。それも色んなものを盗んでる、な」

 それだけを聞いて、恋也は自分の写真を見ていつ撮られたものだろう、と的外れな事を考えていた。

「名前は?」
「ギルティ・クラン」

 友人の問いに恋也が普段の授業中の表情で答える。
銭形は犯罪者の名前を知っていたことに驚いたようで、目を見開きつつも「よく知っているな」と口を動かした。

「まぁ——色々調べてたら、色々な事を知ったって言う方が正しいか」

 自分自身だ、なんて言えないので適当な嘘で誤魔化し、自分たちにギルティの事を聞いてくるという事は捜査中なんだろうと言うのは聞かなくても理解できたので、先に恋也がミスをする前に「時間をとらせてしまったようで悪いですが、俺が知っているのは顔と名前だけです。この辺りでは見かけていません」と申し訳なさそうに肩を竦めつつ、口を動かした。

「そうか。でも気を付けろよ、コイツもルパンと同じで変装の名人だからな」

 ヒラヒラリと写真を振りながら銭形は恋也とその友人を通り過ぎて行った。

手段は選ばない〜自分のやり方〜 ( No.22 )
日時: 2015/03/26 02:08
名前: 八咫烏 (ID: vVNXDLge)

**

「だーかーら! 邪魔はしないって言ってるでしょ!」

 ルパンアジト、と言うわけでもなく、ただ恋也が買っていた家の1つで特に使う用事も無かったので、この国での仕事の時は今居る家を使うことになっている。
 そのせいで修理代がかなりの額になってしまう事があるのだが、その辺りは大体と言って良いほどルパン持ちである。

 そんな一軒家の一室では口論が行われいた。
『恋也をどっちに組ませる』という、実にくだらない内容の言い争いを繰り返している。

「ルパン! あなたには次元と五ェ門が居るじゃない! 私は1人なのよ!」
「よく言うぜ、普段1人で抜け駆けしてるくせに」
「アレはアレ、コレはコレよ!」

 いい加減、もうそろそろ何か物が飛び出そうだ。
不二子が近くにある物でルパンを殴っても良い頃なのだが、そうしてしまうと恋也からのきっついお言葉が待っている為、やりたくても出来ない状況だ。
 実際ルパンが何回も恋也に「一週間外出禁止」や「銭形に引き渡す」や「晩飯タコ」など、ルパンにとって不利になる事を言われているのを不二子も知っているので、家主の物を壊すという事は出来ないのである。
 仮にしたとしても、恋也に色仕掛けは通用しない。
それがオチなのだ。

「ちょっと五ェ門! ルパンに何とか言ってよ!」

 五ェ門に振ったのだが、五ェ門はルパンの味方なので、不二子に従うことはなく「不可能でござる」と一言、次元の向かい側にあるソファで座禅を組みながら返答する。

 完全に味方が居ない不二子。
それでも諦めたくないのか、不二子はどうしても恋也を貸してもらおうと、ルパンに必死にお願いをしている。

「だから俺も今回は恋也ちゃんは必要なのよ、分かって頂戴」

 手を合わせてお願いするルパンに目もくれず、嫌だと言う不二子にガクリと分かりやすい動作をしつつ、イスを反対向きに座って、背凭れに腕を回している。

 その様子を見ている次元と五ェ門の気にもなってやれないのだろうかと、後々恋也が呟いていたのだが。

「いい加減にしねぇとこっちの仕事の話進まねぇぞ、ルパン」

 次元がグラスを揺らしながらルパンに告げた。
かれこれ30分は経っているだろう。
いい加減に話が終らないと仕事の話も出来ないため、早く終らせろと言う様に、次元は空になったグラスをテーブルに置いて、ソファの肘掛に膝を掛けて、ソファに横になった。

「分かってるけどよ……」

 恋也なしで仕事をするか、恋也を含んで仕事をするかそう言った事を悩みつつ、不二子の頼みなので断れず、そんな優柔不断な思考がぐるぐると頭の中を回っている。

 ——とその時、ドアが開かれた。

手段は選ばない〜自分のやり方〜 ( No.23 )
日時: 2015/03/26 02:24
名前: 八咫烏 (ID: vVNXDLge)

「ただいま。不二子も来てたのか」

 日本人の血が多いからだろうか、日本人特有の『ただいま』を言って独り言の様に呟いてから、どうせ来てるなら、リビングだろうと思った恋也は、リビングまで歩いて行き、リビングに繋がる薄い茶色のドアを開く。

「……俺入らない方が良かった空気?」

 ドアを開けた瞬間恋也が目にした光景は、自分から見て左側にイスに反対向きに座るルパンと、手前のソファに横になっている次元と、その向かいのソファに座禅をしている五ェ門と、自分から見て右側に、大人しい服装をして凄い怒っているというのが分かる不二子が居た。
 一瞬入らない方が良かったのかと思い、距離的に1番近い次元に尋ねてみた所、別にそういう訳でもないようで、軽く息を吐いた。

「もう良いわ! 直接恋也に聞くもの!」

 最終手段、と言うよりお得意と言った方が納得されやすい不二子の十八番。
恋也に近付いて首に手を回し「ねぇ、私とルパン、どっちが好き?」なんて色気のある声を恋也の耳元で出しながら尋ねる。
 
「どっちもどっち。良し悪しがあるから何とも言えない」

 さすが私立名門高校の校内2位の回答である。
解答用紙のような返答をしたのは良いが、何となく違うような気もしていたが、状況が掴めないので、不二子の様子から伺おうと考えている。

「そうじゃなくて、私とルパン、一緒に寝るならどっちを選ぶ?」
「迷わずぬいぐるみ」

 その場に居た、次元と五ェ門が吹いた。
無理もないだろう、選択肢に無いそれも人ではなく物と一緒に寝るというのだから、笑いもする。
それを笑うなと言う方が難しいに決まっている。
 絶対に答えてはいけない質問だな、と思った為ただの嘘なので不二子にもばれているのは承知だが何故、その質問をしてくるのかと予想するしかない。

「真面目に答えなさい!」
「はいはい」
「『はい』は1回!」

 親と子のようなやり取りをしつつも、不二子は自分の脚を恋也の脚に絡めて「お姉さんとイイコトしない? とっても楽しいこと」と上目使いで尋ねる。
 ここでの『イイコト』は思春期が思う事ではなく『盗み』の事だ。

「ベッド行きの方はしたくないな。気分じゃないし」

 少し口角を上げ、困った笑みを浮かべながら恋也は口を動かすが、実際のところどっちの意味でも捉える事が出来るので、あえて片方はやりたくないと反対するが、もう片方もやりたいとはあまり今のところは思っていない。

「そんな事じゃないわ、もっとスリルがあって楽しいことよ」

 どうしても自分の味方にしたい不二子は手段を選ばないようで、恋也に顔を近づけてそのまま口付けをしようとした所で見ていられなくなったルパンが、不二子を引き剥がそうとイスから立ち上がり、不二子にめがけて文字通り飛んできた。

「キスは、お預け。可愛らしいレディに相応しい所でキスは行おうか」

 ルパンが飛んでくるそれより先に不二子の顎を優しく摘まみ、ホストが言うようなセリフを恥じらいもなく吐き、自分に密着している不二子からすり抜けて、飛んで来たルパンの服を掴み、自分の後ろに立たせるように、腕をゆっくり後ろにした。

「何があったか知らないけどさ、色仕掛けで俺にいう事聞いてもらうって言うのは、さすがに無理だと思うな」

 ルパンと不二子から離れ、ルパンが先程座っていたイスの向きを正しい向きに変え、腰を下ろして脚を組みながら言う恋也に次元は、鼻を鳴らして「よく言うぜ」と放った。
続けて「この間路地裏で女人に口説かれていたのはどこの誰だ」と五ェ門。

「お詳しい事で、まぁ、俺も商売してるんで、ただの商売相手だな。基本女を扱う商売してるから口説かれてるのか、口説いてるのかよく分からない時があるけど」

 両手を少し広げ、そのまま上に軽く上げ、何故そうなったのかと言う理由を述べる。
 だが、そんな事はどうでもいい。

「恋也ちゃーん、俺とディナーでも——」
「ディナーの前に課題」
「ちょっと! 私が先に話してるのよ! あっち行ってて」

 何が何だか全く分からない状況で、恋也ははぁ、と1週間の1番初めの溜息を吐いた。

 **

 月日は流れて1週間。
 恋也もルパンと不二子が自分に何故色々聞いてくるのか、次元と五ェ門に理由を聞き、理解したところで、暫く様子を見ることにした。
それからというものお互い自分の物にしようという思いが強いのか、時にスリル、時にセクシーな事をやってくる。
 ルパンなんて今回一緒に組めば何でも望むものを盗んでやると言い、不二子は不二子で、味方になれば抱いても良いとか言い出した。
 この大人2人は本当に大丈夫なのだろかと恋也は不安になっていた。

 どうせ決着もつかないのは分かりきっていたので、1週間目の今日、恋也はリビングでルパン、不二子に向けて言葉を放つ。


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