二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【ポケモン】_出逢いはナナイロで…_【コラボ】
- 日時: 2015/11/07 22:50
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: jWLR8WQp)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=29260
どうも、こーすけでございます。
今回はなんと!マルガリータ様の小説『ポケモンXY 生命と破壊の花』と我が『ナナイロ冒険記』とのクロスオーバー作品でございますっ!!!!
まさかのコラボでございます!こーすけとマルガリータさんによるWポケモン作者の合同作品です。僕は誰かと協力して小説を書き上げるというのは初めてな物でとても緊張しております(笑)
誰だ。手抜きタイトルとか言った奴w!
【注意事項!】
・悪口、荒らし絶対にやめてください。
・合同作品です。リレー小説、視点小説とも言うのかな?
・不定期更新です。完結目指して頑張ります。
・二人とも素人作者です(笑)どちらもバトル写が苦手です
・誤字などを出すと思います。(こーすけが特にw)
・人間×ポケモンの写があります。あるったらあります(笑)
これが嫌な人は左上の矢印をクリックなりタッチなりして帰るのを推奨します。
注意事項は増える可能性があります!
マルガリータ様の生命と破壊の花のURLでございます
>>3
登場人物>>7、>>25
団体など>>11
【目次】
プロローグ>>1>>2
第1話『出逢い』>>4>>5>>6>>8>>9>>10>>12>>13>>14>>15>>16>>17>>18>>19
第2話『別れ?』>>26>>27>>28>>29>>30>>31>>32>>33>>34>>35>>36>>37
第3話『再会』>>38>>39>>40>>41>>42>>43>>44>>45>>46>>49>>50
第4話『帝王』>>51>>52>>53>>54>>55>>56>>57>>58>>59>>60>>61>>62>>63>>64>>65>>66
第5話『死闘』>>67>>68>>69>>70>>71>>72>>73>>74>>75>>76>>77>>78>>79>>80>>81
第6話『激突』>>82>>83
- Re: 【ポケモン】_出逢いはナナイロで…_【コラボ】 ( No.24 )
- 日時: 2015/09/28 06:55
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: KqRHiSU0)
マルガリータさん
ムラサメを乗せてくれるですねありがとうございます!シモーナとアミはまだ未定ですね。手間だとは思いますが一応乗せといて貰えると嬉しいです。
やべえwそんな事書いたっけw覚えてないw
でも確かにすげぇ偶然ですねw
- Re: 【ポケモン】_出逢いはナナイロで…_【コラボ】 ( No.25 )
- 日時: 2015/09/28 13:03
- 名前: マルガリータ ◆Ywb2SqBO2Q (ID: 0O230GMv)
- 参照:
あちらで書くと2000越えてしまうので、ブラック団側載せておきます
ブラック団側
ダイナー
ブラック団のボス。幻や伝説のポケモンを使って、世界征服を目論んでいる。手下やポケモンを奴隷としか考えていない。同じ赤毛の娘がいるらしい。手持ちにミワセ……アルセウスを加えており、さばきのつぶてはプレート関係無しに好きなタイプにさせるチート構成である。容姿は肩まで伸びた赤毛に美形の顔立ち、営業時はブランドのスーツに、戦闘時は黒い服になる
手持ちポケモン……ヘルガー、パルシェン、ゲンガー、ジバコイル、モルフォン、アルセウス
ムラサメ
ブラック団の幹部の一人。オカマ口調で話す為、一人称は「あたし」。幹部の中でも最も偉く、下っ端や残りの幹部を纏めているが、オカマ口調とオカマの性格で、部下たちからにはあまり信頼されていない。メガシンカを「低俗なもの」と呼んでいる。オカマだがゲイではない。容姿はブラック団の制服にマントを付け、左眼に眼帯
手持ちポケモン……スターミー、ボーマンダ、ダストダス、ポリゴンZ
ダン
ブラック団の下っ端で最も偉い下っ端。変装が特技で、老人や女装も出来る神業を持つ。容姿はブラック団の制服に、耳までかかる位の黒髪にイケメンの顔立ち
手持ちポケモン……ゴースト、モンジャラ、シュバルゴ
- Re: 【ポケモン】_出逢いはナナイロで…_【コラボ】 ( No.26 )
- 日時: 2015/09/28 18:43
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: ecbw2xWt)
・・・・・
ーーポケモンセンター
「……はぁ〜〜〜〜〜」
カルムは大きな溜め息をつきロビーの椅子に座りながら下を向き明らかに負のオーラを放っている。カルムの近くには誰も近寄ろうとしないだがそんな事を気にしてる暇なんか自分にはなかった。
自分がイーブイに気付いてあげれなかったからこうなってしまった。イーブイは今治療を受けているジョーイの話を聞くとあちらこちらの骨が砕けていたり顔には痣が大量に出来ているこれは1日かけて手術しなけなければならない、自分も近くで見守りたいと言ったが断られてしまった
「イーブイ…ごめんね…。あれ?あの二人…いや?二人はおかしいか…」
カルムが顔を上げるとリュウトとヒメがいない事に気付く。どこに行ったんだろうとキョロキョロと周りを見渡す。すると首筋になにか冷たい物が当たったカルムは驚き背筋が伸びる。後ろを振り返ると犯人はリュウトであった缶ジュースを首筋に当てたみたいだ
「奢り。『コラ・コーラ』だ」
ナナイロ地方でしか売っていない炭酸の飲み物大人にも子供にもポケモンにも人気。ポケモンに飲ませるとHP90回復する。カルムはリュウトからコラ・コーラを受け取る
「落ち込むのは勝手だが。周りに迷惑かけんなよ」
リュウトはコーラをカルムに渡すと何処かに行こうとする。これは彼なりの慰めなのだろうか?リュウトは何も言わず階段を上がり宿泊室の自分の部屋へと入っていく。
しかし周りに迷惑をかけているというのはどうゆう事なのだろうか…。
「………。」
・・・・・
ーー宿泊室のリュウトの部屋
「はぁ…イーブイか……」
リュウトはあの白銀のイーブイを見て自分のイーブイのイブの事を思い出した。イブもブラック団に痛めつけられ大怪我をした。その時以降戦うのが恐怖となりパーティを一時離脱し今は実家で妹のアミが面倒を見ている。
「まあ、リュウトが気にしてもしょうがないんじゃないですか?トレーナーでもないんですし」
「そうだな…。ってあいつは何をしている」
キッスが勝手にボールから飛び出しなぜか部屋に置いてあるダンベルを持ち上げようと踏ん張っている。
「お前特殊の方が高いんだから。下手に筋肉付けなくていいの。」
「チック!」
「これくらい持ち上げられなかったら女が廃るぜっ!ですって」
顔を真っ赤にしながら自分の体重よりも遥かに重いダンベルを持とうとする。「もういいって」と言い呆れながらチックをモンスターボールに戻す。
「で?これからどうするんですか?」
今後のことをリュウトに聞いてみる。自分達の役目はあくまでカルムを研究所に案内することだ。もう研究所まで案内したし道順も覚えただろう。リュウトとしてはいつまでも一回来た街を踏み止まるよりツギハギシティに戻りジム戦や街の探索をしたい。来てすぐバトル大会をしツギハギシティの探索をほぼ出来ていない。
「よし、ツギハギに戻るか」
「そうですね。わたくしも飽きてきましたし」
相変わらず自由な奴だな自分で来たいと言ったのにもう飽きている。
・・・・・
ーーブラック団本部。
本拠地に戻って来たモブの下っ端A、B、C、D、Eはムラサメに土下座をして謝罪をしている。どうか命だけはと命乞いをしている
「スカポンタン!ブラック団は今人手不足なのにそんなくだらない理由で殺す訳ないでしょ!?本来の仕事は成功してるんだから!」
そうこのモブ達の本来の仕事『麻薬の取り引き』は邪魔される事なく無事成功している。それにブラック団は今下っ端が大量に死亡し人手不足たかがバトルで負けたくらいで殺す訳がないとムラサメに逆に怒られる。
「に、しても…ラボエの奴せいでテリトリーの筈だったプレミで影でこそこそでしか動けなくなったのよね。あいつは死んで正解だったわ」
「え!?ラボエ…様って死んでたんですか!?」
下っ端Aが驚く他の団員達を目を見開いている。『ラボエ』とはプレミシティの事件を起こした張本人てブラック団最高科学者の老人だったが。あまりにも大きな騒動を起こしてしまいボスのダイナーがパルシェンで処刑をした。この下っ端達は知らなかったようだ。
「おっと、余計な事を話したわね持ち場に戻っていいわ」
モブ達は言われた通り持ち場へと戻る。
「……………。あっ!!!!!!!!!ラボエで思い出したわ!?あいつ確かプレミシティの地下の研究室であれを研究していたわね!?」
立ち上がりわなわなと何かを思い出したムラサメ。
「ズイカク、ショウカク!」
ムラサメはズイカクとショウカクと言う一件先程のモブ達と変わらなそうな二人組を呼んだ。だがモブっぽいのは見かけだけでこの二人かなりの実力者。ポケモンの相性、技、特性、コンビネーションなどとモブの顔付きとは思えない実力を持っている
その証拠にダイナーの娘『シモーナ』を負かしている。『見かけで判断するな』とは正にこの二人の事を言う
「あんた達はダンと共に他の下っ端達を連れてラボエが使っていた研究室で……。
『デオキシス』のコアを回収してきなさい!」
「分かりました!腕がなるぜショウカク!」
「俺もだぜズイカク!」
この二人に任せて大丈夫だろうか……。まあ、ダンもいるし心配はいらないか…。
「まあ、あたしも出撃出来る準備をしておくか…」
・・・・・
「…………?あれ、リュウトにヒメどっか行くの?」
カルムがリュックを持ってポケセンを出て行こうとするリュウトに話し掛ける。
「あぁ、ツギハギに戻ろうと思ってんだ」
「へえ、そうなんだ……ええええ!?」
落ち込んでいたカルムが久しぶりに大声を出す突然過ぎる…せっかく仲良くなれたと自分の中では思っているのにもう別れとはまだ出会って1時間ほどしか経ってないのに
「俺達だっていつまでもてめえに構ってる程暇じゃねえんだよ。お前はイーブイの治療が終わったらカロスに帰るんだな。ってかそうした方がいいこの地方は他と違って無愛想な奴が多いからな。じゃあな」
「短い間でしたが多分忘れません!カルム!!」
・・・・・
- Re: 【ポケモン】_出逢いはナナイロで…_【コラボ】 ( No.28 )
- 日時: 2015/09/28 23:37
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: ecbw2xWt)
・・・・・
「えっと…ラボエの地下室の入り口ってこの辺だったな……。」
ダンはかつて自分達が経営していた博物館の跡地にやってきた。この下に前まで使っていた基地がある。ラボエが研究していた『デオキシス』のコアもこの下しかしラボエの奴そんな物を持っていたなんて全く知らなかった三人組
「よし、俺のハガネールでここをぶっ壊して一気に地下に行くぜ!!」
ショウカクがモンスターボールを構えるが「馬鹿かショウカク!」とズイカクは怒鳴る。
「そんな事してみろデオキシスのコアに傷が付いて。デオキシスが完全体に復活できなくなるだろ!」
「す、すまねえズイカク」
「はぁ、確かこの辺地下室の入り口が…だな。あ?」
ダンは後ろに何か気配を感じ後ろを振り向くと少し息を切らして肩に銀色の毛色をしているイーブイを乗せている青いジャージの少年がいた…。銀色のイーブイ……。青いジャージ…そうかこいつがカメックスナイト持ちのガキかと気づくダン
「おい!なにしようか知らないけどまた人やポケモンに迷惑をかけるような事しようとしてるんだろ。モブラック団!!」
最後の一言を聞いてズコッとずっこけるダン。
「だ〜れが!モブラック団だ!言っとくけどな俺には『ダン』って名前があるし。時期の幹部候補でもあるんだぞ!」
「そんな事知った事ないよ。名前なんか覚えれる気ないしね」
生意気で口の減らないクソガキだと思いながら歯をギリギリさせる。まだリュウトの方がマシだと…若干思った。
「ダンの兄貴は先に例の物をここはこのズイカクと…」
「ショウカクがこのガキの相手をしますぜ!」
ズイカクとショウカクがモンスターボールを構えるカルムから見たら昨日のモブラック団と同じだろうと思う。ダンはここはこの二人にまかせデオキシスのコアを取りに行くことにした
「来い!モブラック団!」
「二度とそれを言えないようにしてやるぜっ!」
「「どりゃ!」」
ブラック団の ズイカクとショウカクが しょうぶをしかけてきた!
・・・・・
ちょっと時間は遡る。
「あぁ、とんでもない事になっちまった。」
「まあいいじゃないですか。」
リュウトとヒメは何とツギハギには戻っておらず噴水広場のベンチに座っていた。やはりカルムが心配で残ったのだろうか?
「まさか『アミ』がこっちに来るなんてな」
全然違った実はカルムと別れたあの後妹の『アミ』から連絡が来て明日プレミシティに行くから噴水広場に待っててほしいとの事。ブティック店を一緒に回って欲しいとの事らしい。『とんでもない事』というのはカルムの事だ
昨日あんな事を言った後に自分が残ったというのはあまりにもカッコ悪すぎる、が可愛い妹の頼みを断るわけにもいかなかった。
「まあ…その…あいつ帰ったよな?」
「さあ?どうでしょうね。彼の性格上リュウトに言われたくらいで帰るとは思えないですね」
「……。やれやれ、はぁ…」
「あっ、ブラック団です。モブしゃなくてダンです」
リュウトとヒメもダン達を発見したがリュウトが両手でヒメの目を隠した。
「いいか、お前はブラック団もダンも見ていない。戦いに行かないアミとの時間が最優先」
「やっぱりリュウトって正義感ないと思うんですよね」
リュウトとヒメはまさかのダン達を無視しアミと会う事を優先した。ダン達の後ろをカルムが追っているという事には気づかなかった。
・・・・・
「グライガー!」
「ハガネール!」
ズイカクは紫色のコウモリ?のようなポケモン。ショウカクはとてつもなくデカく長いポケモンを繰り出した。
『とびさそりポケモン グライガー がんめん めがけて とんでくる。はりつかれた えものが おどろく あいだに どくバリを さしこむ。』
『てつへびポケモン ハガネール イワークが 100ねん いじょう いきると からだの せいぶんが ダイヤのように へんかする という。』
この二匹はどちらも地面タイプというのが共通点だが。グライガーは『飛行タイプ』、ハガネールは『はがね』が入っている…。ピカチュウは絶対に駄目。ハリボーグはグライガーが厳しい。ニャスパーはハガネールが厳しいし…。考えに考えた結果
「カメール、ハリボーグGO!」
カメールとハリボーグがモンスターボールから飛び出す。
「カメール、みずでっぽう!」
「ハガネール。体を回転させろ。そしてそのままいわおとし!」
カメールは口から水を発射させるショウカクのハガネールは体を回転させ水鉄砲を弾き。しかもなんと体の一部の岩を発射させる。カメールは殻にこもり岩を防ぐ
「ぐっ、『いわおとし』じゃなくて『いわとばし』じゃないか…!ハリボーグ。ミサイルばり!」
「すなかけ!」
ハリボーグの耳から無数のミサイルを発射させようとした時グライガーはすかさずハリボーグの目に砂を叩き込み目を眩ませ狙いを定めさせない。目が眩んでいるハリボーグにシザークロスをする。こうかはばつぐんだ。ハリボーグは膝をつく
「ジャイロボール!」
ハガネールは体を丸めカメールに突っ込むカメールは大きく吹き飛ばされ壁に叩きつけられる。ジャイロボールは素早さが遅いほど威力が上がる技素早さが遅いハガネールには対的な技。
「カメール!ぐっ…みずのちかい!」
「すなおこし!」
グライガーは周りの天気を『すなあらし』にする地面から水柱が噴き出るがそれがグライガーに当たらない。
「このズイカク様のグライガーの特性は『すながくれ』だぜっ!」
特性すながくれによりグライガーに当たる攻撃の確率が減る。カメールがもう一度水鉄砲を放とうとするとハガネールが尻尾でカメールを薙ぎはらう。ハリボーグがくさのちかいをしようとするとグライガーが鋏のような手でハリボーグを殴り飛ばす
攻撃を与える隙を全く持ってくれない。昨日のモブラック団とは全く次元が違う
「こ、こいつら強過ぎる…!ただのモブラック団だと思ってた…!」
「人を見かけで判断しちゃ駄目だぜ?」
・・・・・
- Re: 【ポケモン】_出逢いはナナイロで…_【コラボ】 ( No.30 )
- 日時: 2015/09/29 22:46
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: ecbw2xWt)
「まさかシモーナが手も足も出せなかったズイカクとショウカクを倒すとはな…主人公補正って奴か?まあ俺はこいつが手に入ればいいんだけどな…!」
またメタ発言をしているダン。ダンはさいみんじゅつでカルムを眠らせる事に成功し紫色の水晶玉のような形をしているデオキシスのコアを持ってそそくさと逃げて行く。
・・・・・
「だーかーらっ!『クロユニ』を見たいの!」
「駄目だクロユニは全体的に値段が高い。安い上に品揃えの多い『むらしま』でいいの」
その頃リュウト達はどこのブティック店に行くのかをもめていた。高級ブティック店『クロユニ』か安いけど品揃え豊富の『むらしま』かで揉めている。決して『ユニ○ロ』と『しま○ら』ではないので注意して貰いたい。
ヒメは喧嘩している二人を「まあ、まあ」と宥める。
「ここは『洋服の青海』にしません?」
「第三の意見出しちゃ駄目だろ…うおっ」
リュウトはドンと誰かにぶつかった。振り向くとそれはダンであった
「いってえなてめえ木偶の坊みてえにつったてんじゃ…げっ!?リュウト!?」
「そういう君はダン」
「い、いや〜久しぶりだなリュウト君〜うんうん、元気そうだなじゃあ俺はこの辺で」
棒読みで汗もダラダラ垂らしながらこの場を立ち去ろうとするも手元にあったデオキシスのコアがない今ぶつかった衝撃で落としてしまったらしい怪しまれないように顔と体を動かさず目だけでどこに落ちたか探す
「綺麗な水晶玉ですね〜しかもちょっと重いです」
ヒメが落ちたのを拾っていた。ダンは心の中で悲鳴を上げた
「あ、いや〜お、俺実は最近占いに凝ってて前使ってた基地にそれを置いてきちゃってた事を思い出して取りに行ってたんだよ!」
「へえ〜。そうだったのか」
「いいだろ?返してくれ?」
「断る。てめえの物は俺の物俺の物も物」
見事なまでのジャイアニズムを発動させるリュウト。ダンは「なにぃいいい!?」と大声を上げる。リュウトはロトムのロロを使ってダンを追っ払う
「くっそ〜〜!!どっちが悪役なんだよ!!これ!」
「多分どっちも悪だと思いますよ」
ロロの攻撃を食らったもっともなことを言ってダンは逃げて行く。アミはその様子を呆れた表情で見上げる。改めてリュウト、アミ、ヒメ、ロロはダンが落とし自分達が奪った水晶玉を見る。これがデオキシスのコアだと言うのは想像もつかないだろう
「しっかし本当に綺麗な水晶玉ですね。売れば高く付きますよ」
「うしっ、売りに行くかアミ高値で付いたらクロユニでもいいぞ」
「ロトトトッ!」
「え〜いいのかなぁ……警察に届けだした方がいいと思うんだけどなぁ…」
この中でまともな参考を持っているはアミだけだった…。浮かない顔をしながら兄のリュウトに付いて行く。というかお金が欲しいならヒメがダイヤモンドを出せばいいのではないかと思うかもしれないがヒメの造るダイヤモンドは高価過ぎてお金に換えられないという悲しい事実。
「これで久しぶりにカップ麺生活から脱出できますね」
「あ、こら」
「やっぱりカップ麺ばっかり食べてるんだ!体に良くないから駄目って言ってるでしょ!?」
「うぐっ…」
朝昼晩のカップ麺生活がバレアミの説教が始まってしまった。リュウトが珍しくヒメはジロッと睨んだヒメは知らんぷりをしながらリュウトと目を逸らす
・・・・・
「あ……ぅん?…はぁっ!!しまった寝てた。おい!ブラック団のダンス!」
ようやく目を覚ましたカルムはダンを呼ぶが返事がない自分の声だけが響く…とっくに逃げてしまった。「くそっ」と床を殴る。確かあいつらデオキシスのコアと言っていたかそんな世紀の大発見をあんな外道連中に奪われてしまうなんて…。せっかくなのズイカクとショウカクのコンビを倒したというのに最後の最後で油断してそんな自分に苛つきを覚える
カルムはまだ寝ていたイーブイを起こすとトレーナーの本能なのかこの荒れ果てたブラック団の基地になにか落ちていないか探してみるここは研究室のようであり…。
ポケモンの改造の仕方や解剖した中身などの書類が目に入る
改めてブラック団は頭の逝かれた連中だと再認識する。フレア団だってこんな事はしないのに……。カルムの目にとても気になり資料が目に入った。
その内容は『モンスターボール開発計画』という物だった。しかもかなり古めで痛んでいるが内容はポケモンを捕まえられる道具を作ってポケモンと人間を関わりを深めようと言った物とモンスターボールの設計図。モンスターボールの開発段階前の資料みたいだが…なぜブラック団の基地にこんな物が?この資料と設計図を書いた人物の名前が最後の方に乗っていた名前『ラボエ』とてつもなく変わった名前だ。『エボラ出血』から来ているのかそれとも研究所の『ラボ』から来ているのか…。ん?ちょっと待てよ。
『ラボエ』って確か昨日のモブラック団達や先程のダンも言っていた名前だ。
「おいおいおいおいおい、ちょっと待てよ…嘘だろ?嘘だと言ってくれよ…っ!」
カルムの額から汗がポタと垂れた。
「僕は…僕達トレーナーはずっとブラック団の科学者が作った物でポケモンを捕獲してたのか……!?」
・・・・・
いえいえ、僕の方が滅茶苦茶ですよ基本w