二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【おそ松さん】ラベンダーの咲く頃に、【オリキャラ募集中】
- 日時: 2016/10/22 01:02
- 名前: ラリティ ◆fvHE6RWqPQ (ID: 4MPbQGSh)
初めましての方が多いと思います!ラリティです!
今回はおそ松さんの小説です!
12話から見始めて、約一週間でハマってしまった…。おそ松さん恐ろしい(歓喜)
そしてやっと、やっとネタが固まったので書きます。
ちなみに箱推しの一松ガールです!一松!超絶可愛いよ!!一松ーーーーーっ!!!((
…さてと、それは一旦置いといて。
では、注意です!
【注意】
・更新が遅い
・作者の文才は0.0%
・作者のことが嫌いな人は回れ右しましょう
・荒しさんも回れ右しましょう
・完結しない可能性あり
・キャラ崩壊前提
・完璧なる二次創作松
・オリキャラ募集中です!
・世界観の元ネタあり。良かったら考えてみてね
・小説カキコのルールを守ろう
…ぐらいですかね。追加する場合もありです。
続いて目次です!
【目次】
序章…>>1
第1話…>>9
第2話…>>13
第3話…>>18、>>32、>>36
第4話…>>43、>>44、>>45、>>46
第5話…>>47
第6話…>>48
第7話…>>63
第8話…>>64、>>65
第9話…>>66
第10話…>>67
第11話…>>68、>>69
第12話…>>
【用語説明】
No.1 『マジーア』と階級…>>11
No.2 『私立カトレア学園』…>>12
No.3 寮…>>12
No.4 『私立カトレア学園』の科目…>>14
No.5 『深淵の森』…>>50
【その他諸々】
この小説でのイメ曲…>>51
題名変更のお知らせ…>>54
六つ子の誕生日記念…>>60
現在オリキャラ募集中です!!用紙は>>15に書いてあります!
早いもの勝ちですよ!
ここから下は、お知らせ覧とお客様覧となっております。
〜お知らせ〜
・2016/3/11 スレたて日
・2016/3/14 参照100越え!ありがとうございます!
・2016/3/17 オリキャラ募集中開始
・2016/3/18 参照200越え!!ありがとうございます!
・2016/3/19 『アンブラー』所属の生徒、募集終了しました
・2016/3/27 参照500越え!?皆さんありがとうございます!
・2016/7/16 参照1000越え…?見てくださってる皆さん、いつもありがとうございます!!これからも宜しくお願いします!
-お客様覧-
・フラン・ブレイク・ガルシア様
・凉月様
・あゆん様
・ミニウサギ様
・クラゲの天狗様
・魔夜様
・
・
_____________________________
時は現世。
とある世界のとある場所、『マジーア』と呼ばれる町があった。
その町は、魔法使いだけが住む町だった。
そんな町で、
『貴方には、加護をお与えましょう』
たった一人、女神の加護を与えられた×男と、
特に何事もなく過ごす、他五人の兄弟の、
なんてことない、失われていく日常のお話。
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- Re: 【おそ松さん】ラベンダーの咲く頃に、【オリキャラ募集中】 ( No.65 )
- 日時: 2016/07/16 17:25
- 名前: ラリティ ◆fvHE6RWqPQ (ID: MZMJrm6H)
第8-2話『漆黒の翼』
「はぁぁぁ…、良かった…。んもう、一松兄さんが居なかったらどうなってたことか…」
現在、『深淵の森』入り口付近。木の影により外で待ってる教師からは見えず、丁度良い位置にやってこれた。…流石は『アンブラー』一松、変身術を習得してるだけはある。
そして、そんな木の影に隠れて六人は話していた。トド松が一つ息を漏らして、安堵したように座り込む。
「あっはは、わりぃわりぃ」
「ちゃんとしろよお粗末なおそ松兄さん」
「んだとぉ!?」
おそ松が相変わらずの笑みでトド松にそう言い、チョロ松がちゃんとしろと言う。おそ松が名前の言い方に少し喧嘩腰。
「おい、二人ともやめろ。…あぁ、ありがとうな、一mぐふぉっ…!!」
「…うるせぇクソ松」
「にーさん!ルクスしっかり居るよ!確認した!」
「みゃぁ」
「…ありがと、十四松」
そんな二人の喧嘩を止めるように言い、一松の方を振り向く。感謝しようとしたら殴られる、不憫な扱いなのはおそ松の笑顔と同じくらいに相変わらずなことだろう。
そして殴った本人一松。低く唸るような声でそう言うが、精神安定剤という名の十四松と自身の使い魔・ルクスを確認できてホッとしたように、優しい声で言ってから、十四松の頭を柔らかく撫でた。
…最近だと自分でも思うのだが、ほんっと十四松とトド松には甘いと思う。弟は可愛いものだとかチョロ松が言っていたことがあるのをふっと思い出し、きっと自分もそういうことなんだろうと思う。
あぁそうだ。実は、さっき使った魔法は自分では暗記しきれてない部分だった。自分は呪文学をしっかりやっていたわけではなかったし、そこまで暗記力が良い方でもない。要領が良いのは『トラスト』の二人だろう。あっさり覚えて、自分たちに通達してくれるのだ。
けれど、今回は違う。ふいに声が聞こえた気がしたのだ。優しく包み込むような、そんな声音。
そうだな…、例えるならば機嫌が良い時のチョロ松…だろうか。あの優しく微笑んでる感じ、一番分かりやすい例えだと思う。ぼんやりと響いて消え、何故か頭の中の大半はその呪文でいっぱいになり、発音も言葉も間違えることなく言えた。…彼は、一体誰だったのだろうか。
まぁそんなことを気にするのは後だ。今、そんなことよりも大変なことがさっき起こっていたのは事実だった。
封印が解かれたのだ。史上最凶最悪の、王が。
- Re: 【おそ松さん】ラベンダーの咲く頃に、【オリキャラ募集中】 ( No.66 )
- 日時: 2016/08/01 11:49
- 名前: ラリティ ◆fvHE6RWqPQ (ID: MZMJrm6H)
第9話『居場所を求めて』
暫くの沈黙。
息苦しい空気の中、チョロ松が口を開けた。
「…カラ松、分かってるよね?」
「…あぁ。ティーチャーたちに報告しなければな…」
…それは、マジーアでは有名な昔話。
昔々。ここ一帯を支配していた魔物が居たらしい。魔物は「王」と呼ばれ、民たちを支配していた。そんな頃に王を封印しようと、立ち上がった五人の若者がいた。彼らは決して強い魔力を持っていたとは言えない。だが、人を助けようとする気持ちは人一倍強い者だった。
彼らは、王を森の奥深くに封印した。支配された民たちは、彼らを『メシア』と呼んだ。
…というような内容の昔話だ。今では『メシア』は一番上位の階級となっている。相当はことをしないと『メシア』になることができない。
「…『此処に来た者の弱い心に漬け込み、全てを我がモノとする』…だったよね」
「…大丈夫だよ、一松。心配しなくても…」
「…うん、分かってる」
静かに、一松が口を開らき話す。彼が言った言葉は、王が最期に言った言葉だ。詳しく書いてある書物には必ずお決まりで書いてある言葉であったりもする。
きっと心当たりがあるのだろう、少し目を逸らす。心当たりなどたくさんありすぎて困るくらいで。心当たりを思い出すたびに、苦しくなって。辛くないと言ったら嘘だけれど。弟たちに、兄弟たちに情けないところは見せたくない。
「あ…、カラ松くんたち居たんだね」
「別行動していたのはしっていましたわ、まさかこんなところで出会うなんて」
深淵の森の方から声が聞こえ六人は振り向く。そこに居たのは、白露時雨とローズマリー・ブラッドフォード。二人とも『アンブラー』の生徒で、白露時雨はカラ松のルームメイトであったりもする。
「…二人で行動してるなんて珍しいね」
「さっきそこでたまたは会ったんだよ。折角だから一緒に戻ろうって」
「…ボクたちも戻る?」
「そーだな、俺らも戻るっかー」
同じ『アンブラー』である一松が二人に言い、時雨がそう答える。何人かで行動しろと教師に言われたのに、ずいぶんと大胆に出る二人だな、と思いながら「へぇ…」と軽く返事をした。
そしてチョロ松がそう言い、おそ松が頭の後ろで手を組んでそう答えた。チョロ松の目はどうにしてもさっきのことを言いたいようで、速く行こうと訴えていた。それに気付いたのか、おそ松は「おー、こえー」と笑いながら呟いた。
- Re: 【おそ松さん】ラベンダーの咲く頃に、【オリキャラ募集中】 ( No.67 )
- 日時: 2016/09/06 23:38
- 名前: ラリティ ◆fvHE6RWqPQ (ID: 4MPbQGSh)
第10話『閉ざされた心』
バンッと自室である『アンブラー』寮の245号室のドアを勢いよく開け、そして勢いよく閉める。一つ深く息をついてからズタズタとベットの方に行き、そこに倒れこんだ。
「…はー…、疲れた…」
『魔法生物学』の授業が終わり、そこから1時間ほど教師に『深淵の森』での出来事を詳しくと問われ続けた。自分と十四松の二人、そして自分ら兄弟六人は最凶最悪の王に直接会い、目を合わせたのだ。けれど最初に会ったのは自分と十四松で、一番問われたのは自分らだろう。はっきり言って十四松は言葉で詳しく説明するのは少し苦手で、大体は自分が話すことになった。
あの時、実は怖かった。相手に殺されることよりも、何よりも、弟である十四松が何か思ってしまうのではないかと。自分を、責めてしまうのでないかと。それが怖くって、兄弟を頼ってしまった。兄弟とはあまり関わりたくなかったのに、それなのに。
マクラにぐっと顔を沈ませ、目を閉じる。そして顔を上げまた息をつく。
『____________________』
…何でこういう時に限って、昔の言葉が出てくるのだろう。今でも夢で何度も言われて、怖くなって。カラ松兄さんにキツい態度とってるのもその八つ当たりみたいなところはあって。
バカみたいだ、自分勝手で人を傷付けるだとか。一緒に居ると、そして話すと、絶対にどこかで相手を傷付ける。だから、距離をとって、様子を見てる。自分だって、これじゃダメだとは思っている。だけど、恐い、怖い。
そんな自分に対してアイツら…、十四松は、おそ松兄さんは。どんどんと、自分たちの前を行く。羨ましい、一緒に行きたい。でも、恐怖の方が明らかに上をいく。
『トラスト』のチョロ松兄さんとトド松も、個人の力を充分に使っている。チョロ松兄さんの博識と、トド松の情報網のダブルコンボは本当に凄い。『トラスト』の生徒だけが持つ特別な力も有効に使い、僕らを導いてくれる。けれど、足がついて行こうとしてくれない。
『アンブラー』のカラ松兄さん。…別に何も持っていない、底抜けの明るさも元気もない。けれど、何故か皆を引っ張っていく。あの冷静さが、皆を落ち着かせているのは事実だろう。でも、自分の気持ちに素直になれない。
「…ハッ、バカみたいだ」
そう呟いて、何が変わると言うのだ。何も変わらない、知っている。話したところで気が落ち着くわけでもない。ただの独り言でしかない、こんな言葉なんかじゃ。
…もう、何もかも面倒だな。
- Re: 【おそ松さん】ラベンダーの咲く頃に、【オリキャラ募集中】 ( No.68 )
- 日時: 2016/10/09 23:08
- 名前: ラリティ ◆fvHE6RWqPQ (ID: 4MPbQGSh)
第11-1話『新しい絆』
翌日、朝のことだった。何時もの日課で、『アンブラー』の大広間まで来ていた。『アンブラー』の生徒は自室によく居る傾向がある。そのためここは授業が始まるまであまり人が来ないので、朝は広々としており、自分は気に入っていた。
「ミャァ」
連れてきたつもりはないのだがついてきたルクスが、自分の足の上で鳴く。やけに天上の高い大広間に声が響く。
…『アンブラー』の大広間には、学校内に行く道以外にもう一つ道がある。自分は行ったことないが、教会があるらしい。寮から直接教会に行けるのは、『アンブラー』だけらしい。実際、教会がどこにあるのかもわらかないが…。行く気もないし、気にしていなかった。
なので、いつも大広間の真ん中にある巨大なテーブルに付属しているイスに座り、ボーッとしている。…のだが、今日は違った。何故かどうしても、教会が気になったのだ。特に何にもないところだと聞いたが、気になってしまったのだ。
「ミャァァ」
それを感じたかのように、ルクスは床に降りる。そして、教会へ続く道へと歩いて行った。
…追いかけるために、立ち上がる。そして、教会への道を歩みだした。
教会へと行く道は地下にあるようで、一度階段を下がれば、普通のコンクリートで出来てるトンネルよりはよっぽど綺麗なレンガ造りのもので、所々に絵が飾ってあった。
習うとしたら魔法史であろう絵も、見たこともないものだった。全てモノクロで、動くこともない。…なるほど。この絵は、『生きていない』ものか。となると、結構昔に出来たんだなぁと感じた。
ルクスが鳴けば、少し響く。やはりこういう所は声や音が響きやすいようだ。歩く音さえもはっきりと聞こえる。静かに歩いているせいもあるのかもしれないが、その他の雑音は何も聞こえていなかった。
だが、しばらく歩みを進めている内に、遠くから何かが聞こえてきたのだ。これは、歌声だろうか。女性の声だ。…こっちから聞こえてくるということは、教会から聞こえてきているのか。聖歌か何かか?
…その歌声は教会の中で、美しく響いていた。
背は多分普通くらい。『カトレア学園』の制服を着ており、緑と赤のネクタイ。『トラスト』か。
どうやらこちらには気付いていない様子で、楽しそうに歌っている。
「…ねぇ、君…」
思いきって、声をかけた。
「えあっ、はいっ。…どうかしました?」
…その顔は、名前も何も思い出せないというのに、どこかで会ったような気がした。
- Re: 【おそ松さん】ラベンダーの咲く頃に、【オリキャラ募集中】 ( No.69 )
- 日時: 2016/10/22 00:36
- 名前: ラリティ ◆fvHE6RWqPQ (ID: 4MPbQGSh)
第11-2話『新しい絆』
驚きを隠せない。名前も何も思い出せないのに、どこか暖かみのある、知り合いのような、そんな感じの…。
…誰かの、大切な人だった、はず?
あぁ、昔の記憶がないのか。…少し、寂しいな。
「…あ、ど、どうかしました?…あ、教会の管理人さんですか?」
「…別にそういう訳じゃない。君、名前は?…僕は、『アンブラー』の松野一松…」
少女は、おどおどとした様に自分に問いかけてくる。そんな少女はきっちりと制服を着ており、長い茶色の髪を、左サイドに寄せた一本の緩い三つ編みにしている。顔はこの距離だとはっきりは見えないが、美人とは言いがたいのは少しわかる。
今自分は軽く自己紹介をし、少女の名前を聞き出そうとしている。名前を聞けば、思い出せるんじゃないか、とか少し淡い期待を持っていたりする。
「『トラスト』、エミリア・プリムローズです。宜しくね、一松君」
知らない名前だった。聞いたこともなければ、知り合いでもなんでもない全くの他人だった。知りもしない僕に、少女はふんわりとした笑みを向けた。
…一つ。何か、思い出した。いつの事だったのだろう。それさえも思い出せないような、とんだ昔の話なのだったのかもしれない。
夜の道。人通りのない道の隅っこにある売店で、六人がきつそうに座っている。一人だけ、水色のジャケットを羽織っている。多分、スーツだろう。スーツを着た青年は言う。
[あの子、いつも笑顔で言ってくれたんだ…。「××君」って、「いつもありがとう」って…!]
今にも泣きそうな声で、肩をすくめた。
何時もみたいに笑ってよ。何でそんなに泣きそうなの。…僕じゃ、お前を笑顔になんてできないよ。
自分は目を閉じたまま、「お前」の方から目を背けていた。相変わらず、臆病だな…。
「い、一松…君?」
「…何でもない。気にしないで」
その後、色々の少女に聞いた。此処は『深淵の森』の中にあり、校長が一番近かった『アンブラー』にだけ地下に道を作ったらしい。自分でも場所までは知らなかった教会を、『トラスト』の少女は何故知っていたのかと聞くと、「同室の子が言っていた」と笑顔で答えた。
…後で、チョロ松かトド松にこの子の同室を聞いてみよう。確か、大体の『トラスト』生徒を覚えていたはずだ。
「…それじゃ、僕は戻る。じゃ」
クルッと後ろを向き、『アンブラー』寮の方へと戻って行った。
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