二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 逃走中『其の十』 〜Android and Road〜
- 日時: 2016/10/14 11:22
- 名前: 雨雲太郎&ぺんぎん ◆nUHHfTTC4A (ID: pQJ8x1bd)
ロボだって、乙女なんだぞ。……ドキドキ。
逃走者一覧
天海春香(4)
オーロラ(初)
上条当麻(6)
孤爪研磨(初)
不知火半袖(初)
周防桃子(2)
東條希(初)
Dr'53(初)
夏風邪(初)
パックマン(初)
双海真美(3)
松野おそ松(初)
ミコト・ウタヨミ(初)
ミズゴロウ(初)
ユリカ(初)
横山奈緒(3)
逃走パート担当、雨雲太郎と、ドラマパート担当兼コメント返信役、美柑の2人の合作は、現在こちらの事情で不定期更新となっております。申し訳ございません。
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- Re: 逃走中『其の十』 〜Android and Road〜 ( No.46 )
- 日時: 2016/08/18 09:50
- 名前: 雨雲太郎 ◆0mi52od77Y (ID: pQJ8x1bd)
牢獄 De トーク
ミコト
「はぁ……捕まっちゃった」
真美
「んー、みこちんお疲れー」
ミコト
「お疲れ様、真美ちゃん……って、何やってるの?」
真美
「ポケモンGoだよー」
ミコト
「ポケモン……Go……?」
真美
「えー!?みこちん知らないの!?今ね、世界中で話題なんだよ!?」
ミコト
「そ、そうなの?ごめん、私機械には疎くて……」
真美
「そんなんで神様大丈夫なの?」
ミコト
「うっ……!」
真美
「まあ、いいや。ポケモンGoはね、スマホのカメラで周りを見たときに、ポケモンを探すことが出来るんだYo!」
ミコト
「へー!そうなんだ!」
真美
「例えば、ほら、見てよ!みこちんの隣にはポッポがいる!」
ミコト
「あ、ほんとだ?実際にはいないのに……」
真美
「こうやって、本当にポケモンがいるみたいに楽しめるんだって!あ、ほらほら、こっちにはポッチャマもいるよ!」
美柑
「ポッチャマじゃないです!!」
真美
「うぎゃああ!?ポケモンが喋ったーっ!?……って、な、なんだペンペンか。あー、ビックリした」
美柑
「ペンペン!?」
ミコト
「美柑さんは、どうしてここに?」
美柑
「あ、私は今回、牢獄取締役を任されました!」
真美
「ふっ……その鯛焼き、ペンペンに務まるかな……?」
美柑
「鯛焼き……?あっ、大役ってことやんね。うん、頑張るから、おとなしくしててね?」
ミコト
「では、応援の意味をこめて一句、歌います!」
取り締まり
これで牢獄
未閑散(みかんさん)
ミコト
「……ふぅ」
美柑
「うまいですけど縁起でもないですよっ!?」
研磨
「……ポケモンGo、日本でもリリースされたね」
スタッフ
「やはり、楽しみですか?」
研磨
「一ゲーマーとしては、嬉しい話なんだけど……」
スタッフ
「けど?」
研磨
「……この世界、普通にポケモンいるからね」
ユリカ
「あっ、ゼニガメがいる!……って、いけないいけない。ハンターに集中しないと」
ミズゴロウ LV:10
「ボクは出てないけど、みんな是非ともプレイしてほしいのらっ♪」
オーロラ
「ほっほっほ、みんなは、歩きスマホに十分注意するんじゃぞ?」
世間をにぎわす、ポケモンGo。
奈緒
「えっと……こっちやんな」
しかし、今逃走者にとって一番の話題は、やはりミッションだろう。
奈緒
「私、賞金装置を目指そう思うんです。……別に賞金を上げたいってわけじゃなくて、誰か来た時に、ギリギリで説得してやめさせれるかなって」
現在、賞金上昇を目指して装置を探しているのは、松野おそ松ただ1人。
彼より早く到達し、うまく説得できるのだろうか。
Dr.53
「……あ、あれ当麻やない?」
当麻
「ぶえっくしょい!!ぶわっくしょい!!」
くしゃみ男と化した、上条当麻
Dr.53
「どうしたん、当麻。誰かに噂でもされとんちゃう」
当麻
「ち、ちがっしゃいっ!!」
Dr.53
「いっつもやらかしてんもんな。今回も、希に逆ワシワシとかせんといてくれよ?普通にセクハラやからな?」
当麻
「したくてやってるわけじゃねえっくしょい!!」
Dr.53
「……ところで当麻。俺の名前、Dr.53やんな」
当麻
「あ?そ、そうだなっくしゃい!!……あ、ドクター!!」
Dr.53
「よかったら、治したるで」
当麻
「頼む!!ばっくしょい!!」
なんとか、医者を見つけた上条当麻。
Dr.53
「それじゃあ、まず……うーん、そうやな。注射します」
当麻
「……え?いや、診察とかは?べっくしょい!!」
Dr.53
「いや、ようわからへんし、そんなん」
当麻
「はっ!?」
Dr.53
「……くくく、名前をよく思い出してみ、当麻」
当麻
「いや、だって、ドクター53……はっ……ゴミ……!っくしょい!!」
ただし、藪医者だったようだ。
Dr.53
「さあ……とくにうらみもなんもないけど、受験勉強の気晴らしになってもらおうか!」
当麻
「不幸だああああああああああああああああっくしょいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
ハンター
「……」
希
「動くの、けっこう怖いやんね」
ハンター
「……」
半袖
「ふっふーん♪」
エリアを徘徊する、3体のハンター。
ただでさえ彼らの存在がちらつく上に、リスクの伴うミッションに逃走者達はほとんど動きを見せていない。
おそ松
「賞金、賞金♪」
奈緒
「早く行かへんと……!」
そんな中、装置を目指すのはこの二人。
己の目的を果たすために、装置に辿り着いたのは……
??
「あった!」
どっちだ!
残り時間 63分20秒
残り逃走者 14人
天海春香 オーロラ 上条当麻 孤爪研磨 不知火半袖 周防桃子 東條希 Dr'53 夏風邪 パックマン 松野おそ松 ミズゴロウ ユリカ 横山奈緒
- Re: 逃走中『其の十』 〜Android and Road〜 ( No.47 )
- 日時: 2016/07/29 18:50
- 名前: 雨雲太郎 ◆0mi52od77Y (ID: pQJ8x1bd)
??
「あった!」
先に装置に辿り着いたのは……!
おそ松
「よっしゃ、これで賞金アップだな!」
おそ松の方だ!
おそ松
「誰か捕まることになるわけだが……悪く思わないでくれよな」
ピッ ピッ ピーッ
松野おそ松 指紋認証完了
賞金単価 200円→300円
おそ松
「これでもらえるお金もアップするんだよな。へへっ!」
2人目の承認が済み、賞金単価はさらに増額。
ハンター
「……!」ダッ
ハンター
「……!」ダッ
当然、犠牲者も増加する!
GPSが、発動したのは……!
Dr'53
「よし、くしゃみなおったな」
当麻
「わりかし普通の治療ですんでよかったよ……」
ピコンッ
Dr'53
「ん?」
当麻
「ん?」
ピコンッ
Dr'53
「……」
当麻
「……」
ピコンッ
Dr'53
「当麻」
当麻
「ああ」
ピコンッ
Dr'53
「お前は本当にいいやつだった。ってことでじゃあな!」ダッ
当麻
「まっでくれええええええええええええええええええええっ!」ダッ
上条当麻が、犠牲者だ!
Dr'53
「やめろ、来るなぁっ!」ダッダッダッ
当麻
「出番が増えだしたあたりでおかしいと思ってたんだよ!!そろそろやばいんじゃないかってな!!」ダッダッダッ
Dr'53
「まさかお前、俺を巻き添えにするために風邪のふりをして時間を稼いで……!?」ダッダッダッ
当麻
「あれは本当に死にそうになってたんだよっ!!」ダッダッダッ
ハンター
「……!」ダッ
喚く2人の姿を、ハンターが捉えた!
Dr'53
「3人目まで残れたんだし満足やろっ!墓は俺が立てといてやるから!」ダッダッダッ
当麻
「俺だって牢獄で不憫な目に合うためにここに来てるんじゃないんだよ!生活費がかかってんだ!」ダッダッダッ
Dr'53
「ほなお前一回自分が逃げ切ってるとこ想像してみいなっ!」ダッダッダッ
当麻
「俺が、逃げ切ってるとこ……?」ピタッ
当麻
『みんな、逃げ切ったぞ、うおおおおおおおおお!!』
奈緒
『念願の逃げ切りやな!みんなで胴上げや!』
みんな
『ワッショイ!ワッショイ!』
当麻
『ははははは!やめろってみんな!』
みんな
『ワッショイ!ワッショイ!』
当麻
『ははははは!ははははは!』
みんな
『えいっ』ポイッ
当麻
『は?』
パックマン
『YEAR! It looks very delicious!』
当麻
『』
春香
『オチは、ちゃんと用意しといたよ!』b
当麻
「いやだああああああああああああああああああ!!!!」
ポンッ
残り時間 62分42秒
賞金 1038000円
上条当麻 確保
残り逃走者 13人
当麻
「……」
ハンター
「……」
当麻
「……って、んなわけあるかよおおおおおおおおおおおおおお!!」
逡巡が、明暗をわけた。
Dr'53
「危なっ……揺さぶりかけて正解やったみたいやな。巻き添え確保とか誰も得せえへんからな」
上手くやり過ごした、男。
生き残るためには、口すら武器となる……。
prrrrrr♪
研磨
「『エリア3で上条当麻が確保。残る逃走者は14人。なお、この確保はGPS機能の作動によるものである』」
おそ松
「あのトゲトゲ頭くんか……。俺がいうのもあれだけど、不幸な奴だぜ」
春香
「またっ……!」
無慈悲な通達は、止まらない……。
奈緒
「そんな……私がもっと早く着いとけば、決断しとけば……当麻くんも捕まらずに済んだかもしれへんのに」
僅差で間に合わなかった、横山奈緒。
奈緒
「……嫌や……こんなん」
ショックを受ける彼女。
ハンター
「……」
追い打ちをかけるように、ハンターが忍び寄る……!
奈緒
「私はこの前のゲームで、みんなで協力して頑張ることの凄さを教えてもらった」
ハンター
「……」
奈緒
「逃げ切れたのも、みんなのおかげやと思ってたし、私はとても嬉しかった」
ハンター
「……」
奈緒
「じゃあ、この、今回のゲームは……今回のゲームは、何なん!?」
ハンター
「……!」ダッ
見つかった!
奈緒
「っ!」ダッ
ハンター
「……」ダッダッダッ
奈緒
「……っ」ダッダッダッ
ハンター
「……」ダッダッダッ
ポンッ
残り時間 60分56秒
賞金 114400円
横山奈緒 確保
残り逃走者 12人
奈緒
「はぁっ……はぁっ……」
ハンター
「……」テクテク
奈緒
「……わからへん。わからへんよ、私……」
綺麗事も、美学も、ハンターには通用しない。
彼らは、彼女らは、自らで選び、自らで切り捨てなければならない。
それが、逃走中というゲームだ。
残り時間 60分20秒
残り逃走者 12人
天海春香 オーロラ 孤爪研磨 不知火半袖 周防桃子 東條希 Dr'53 夏風邪 パックマン 松野おそ松 ミズゴロウ ユリカ
- Re: 逃走中『其の十』 〜Android and Road〜 ( No.48 )
- 日時: 2016/08/05 01:24
- 名前: 雨雲太郎 ◆0mi52od77Y (ID: pQJ8x1bd)
残り時間 60分10秒
賞金 119000円
計3人の確保者を生んだミッション1は、終わりを迎えた。
残り時間 60分00秒
賞金 120000円
残り時間 59分59秒
賞金 120300円
その結果、2人の指紋認証により賞金単価は3倍の300円となった!
prrrrrr♪
真美
「ミッション結果だよ!」
ミコト
「どうなったの!?」
真美
「『周防桃子、松野おそ松の2人の指紋認証により、1秒当たりの賞金は300円に』……えっ、ももーんが!?」
ミコト
「意外ですね……松野さんはなんていうか、そこまで驚きはしませんけど」
ミズゴロウ LV:12
「桃子ちゃんって、あの女の子なのら!?」
夏風邪
「…………侮れないな、あの子」
半袖
「くひひっ♪引っ掻き回してくれるねぇ!」
ミッションメールにより、指紋認証を行った逃走者の名前が全員に通達された。
おそ松
「まっ、これは覚悟の上だよな」
2人は、他逃走者からマークされることになるだろう。
希
「いやぁ、けっこう複雑な展開になってきたやん?」
割と状況を楽しみつつある、東條。
希
「桃子ちゃんにおそ松くん。両者多分、認証した理由は違うんやろうけど、誰がミッションに動いてもおかしくないってことが証明されたわけや」
未来を見透かすスクールアイドルには、何が見えているのか。
希
「……まだ、あるで。ここで終わりじゃない。カードがうちにそう告げるんや」
春香
「桃子ちゃん……いったい、なんで……?」
同僚の行動に戸惑いを隠しきれない、天海春香。
春香
「……電話しなきゃ」
prrrrrr♪
prrrrrr♪
——。
春香
「……」
電話は、繋がらない。
春香
「……」
ユリカ
「あ、あれは……春香ちゃん?」
意気消沈する彼女を見つけたのは、ユリカ。
ユリカ
「おーいっ、春香ちゃ……きゃあっ!?」ドテッ
春香
「えっ、あっ、ユリカさん!?大丈夫で……いやあああっ!?」ドンガラガッシャーン
両者、謎の転倒合戦だ。
春香
「あいたたたた……あっ、大丈夫ですか!?」
ユリカ
「これが、本家本元の何もないところでこける芸……!擬音が私と全然違う……!」
春香
「げ、芸じゃないですからね!?」
ユリカ
「あはは、冗談ですよっ!……それで、何か困ってたみたいだけど?」
春香
「えっ!?あー、いや、別に何もないんです!」
ユリカ
「桃子ちゃんのこと?」
春香
「……!」
ユリカ
「……まあ、そりゃ、動揺するよね。仲間だと思ってた子が、敵になってるんだもんね」
春香
「……仕方ないです。だって、そういうルールですから。桃子ちゃんはお仕事に真剣だから、アンドロイドとしての役割をちゃんと果たしてるだけなんです」
ユリカ
「そっかぁ……それもそうなのかもしれないね」
春香
「……」
ユリカ
「……でも」
春香
「えっ?」
ユリカ
「雨雲さんは、わざわざ『アンドロイド』って言い方をしてたんだよね。『ロボット』じゃなくてさ」
春香
「ど、どういうことなんですか?」
ユリカ
「うーん……簡単に言うと、桃子ちゃんはやっぱり機械じゃなくて人間だよって話」
春香
「え、えぇ?」
ユリカ
「ふふっ、それじゃ、頑張ろうね!」
春香
「あっ、待ってくださいユリカさん!……行っちゃった」
ユリカから受けた、メッセージ。
春香
「……どういう、ことなんだろう」
天海は、うまく呑み込むことが出来るのか。
残り時間 57分35秒
残り逃走者 12人
天海春香 オーロラ 孤爪研磨 不知火半袖 周防桃子 東條希 Dr'53 夏風邪 パックマン 松野おそ松 ミズゴロウ ユリカ
- Re: 逃走中『其の十』 〜Android and Road〜 ( No.49 )
- 日時: 2016/08/07 13:41
- 名前: 雨雲太郎 ◆0mi52od77Y (ID: pQJ8x1bd)
ヒスイと私は、食い入るように画面を見つめていました。
第一のミッションに大きなエラーが発生した様子もなく、とりあえず一安心です。
ヒスイ
「なるほど…これは色々と興味深い結果ですね…」
No.0127
「任務を与えられている以上、ほとんど全員がミッションに向かうものかと思っていました。難しいです…」
ガチャッ
ラク
「それが今回の実験の面白いところかもな」
ドアが開き、ラクさんが顔を覗かせます。
ヒスイ
「どうも、ラクさん。話は終わりましたか?」
ラク
「ああ。ありがとうな、ヒスイ」
ヒスイ
「いえ。では、私はこれで。またね、No.0127」
ヒスイに手を軽く振り見送ってから、私はラクさんに向き直りました。
ラクさんは私の隣に腰掛けて微笑んでいます。
No.0127
「ラクさん。今回のミッションの結果、ある程度は予想していた通りなんですか?」
ラク
「うーん……俺もちょっと想像以上でびっくりしたかな。まあ父さんは今ごろしてやったりって感じかもな。ひとまず無事にミッションも成功したしさ」
頭に小踊りしている博士の絵が浮かびました。
ラク
「でもさ、」
ラクさんは満足げに続けます。
ラク
「一番驚いてるのは、お客様方だろうよ」
室内のモニターのいくつかには、驚くお客様たちが映っています。
客A
「ほう…!?」
客B
「さっき捕まったアンドロイドの発言が気になりますな…」
客C
「まるで、心を持っているようだ…」
大喜びで盆踊りをしている博士の姿が目に浮かぶようです。
ラク
「アンドロイドに、感情があるのかどうか…」
先ほどとは打って変わった真面目な表情で、ラクさんはそう呟くのでした。
ラクさんが発したその言葉がなぜか気になった私が訪ねようとすると、しかしまたいつもの表情に戻ったラクさんは、それを遮るかのようにモニターを指さしました。
ラク
「ほら、息をつく間もなくもう次のミッションが始まるみたいだよ」
私は結局、喉元まで出かかった質問を飲み込み、頷くのでした。
prrrrrr♪
夏風邪
「…………メールだ。ミッションだな」
おそ松
「次はどんなミッションだろうかなっと」
半袖
「『ミッション②、君たちに追加機能を手に入れるチャンスを与えよう』。ほむ?」
Dr'53
「『ゲーム時間残り45分までにレーダーマップをアップグレードすれば、ハンターの追跡対象から10秒間外れることのできるステルス機能を手に入れることが出来る』」
ミズゴロウ LV:13
「ステルスって……消えることが出来るってことなのら!?」
オーロラ
「『アップグレードは、エリアを巡回するサポートアンドロイドに頼めば行ってくれる』」
春香
「……」
希
「……」
桃子
「……」
真美
「……『ただし』」
ミコト
「ま、まさか……?」
真美
「……『誰かがアップロードを完了するごとに、誰か1人のGPS機能が無作為に作動するようになっている。なお、アップロードが行えるのは3人のみである』」
奈緒
「う、嘘やろ!?なんでさっきと同じ条件が付いてるん!?」
当麻
「これは……徹底してるな」
奈緒
「なあ、美柑さん!こんなんおかしいって!なあ!」
美柑
「……」
MISSION②
アップグレードせよ
残り時間45分までにサポートアンドロイドに頼んでレーダーマップのアップグレードを完了させると、誰か1人のGPS機能が作動する代わりに、ステルス機能を獲得することが出来る。ステルス機能は10秒間のみ有効であり、1度使用すると効果が終了するまで使用を中断することはできない。
ユリカ
「そんな……今日はずっとこういうミッションなの?」
研磨
「冗談にしてはきついし……これは、いよいよ攻略までの道のりを探すべきだろうね」
逃走者にとっての、悪夢は終わらない!
オーロラ
「今回は賞金増額じゃなくて、逃走成功をより確実にするためのアイテム……か」
ステルス機能は、窮地から逃れることのできる強力なアイテム。
手に入れることが出来たときの恩恵は、デカい。
おそ松
「もちろん……これもいただくでしょ!」
桃子
「……」
先のミッションで他人のGPS機能を作動させた者は。
ミズゴロウ LV:13
「こ、これは……正直欲しいのら……でも……」
春香
「……」
先のミッションで傍観に回り、恐怖を味わった者は。
半袖
「くひひっ♪さあさあ、みんなどうするどうする?……いひひひひひっ!」
どう決断を下すのか!
残り時間 54分46秒
残り逃走者 12人
天海春香 オーロラ 孤爪研磨 不知火半袖 周防桃子 東條希 Dr'53 夏風邪 パックマン 松野おそ松 ミズゴロウ ユリカ
- Re: 逃走中『其の十』 〜Android and Road〜 ( No.50 )
- 日時: 2016/08/07 13:40
- 名前: 雨雲太郎 ◆0mi52od77Y (ID: pQJ8x1bd)
ミッション①に引き続き、ミッション②でも他人の危険を引き換えに自分の利益を手に入れる内容となった。
『アンドロイド』達は、自らに与えられた使命を全うするのか、それとも……。
おそ松
「このステルス機能もいただいていくぜ!みんなには悪いけど、俺は逃げ切りに来たんだし」
早速ミッション参加を決めたのは、賞金単価を上げたばかりの松野おそ松。
おそ松
「やるって決めた以上、最後まで貫かないとな」
長男らしい、スッパリとした決断だ。
希
「やっぱり、同じようなミッションが続いたやんね?」
彼女のカードのお告げ通りとなった、東條希。
希
「ウチは……どうしようかな」
スタッフ
「それはどうすべきかカードに聞かないんですか?」
希
「もー、ウチがなんでもカードに聞くと思ったら、大間違いやで」
スタッフ
「えっ」
希
「自分の頭で決めないと後悔することなんて山ほどあるんやから。カードに聞くんは、ウチの決断を後押ししてもらうときだけ」
彼女には彼女なりの、ルールがあるようだ。
パックマン
「いやぁ、大変なことになってきたよな!あはは!」
ゲーム開始から、登場シーンも口調もキャラも全く安定していないパックマン。
パックマン
「イロモノって思われてそうだけど、俺の本業は逃げることだからさ!このゲーム、結構自信あるんだぜ?」
パックマンは、4体のゴーストから逃げるゲーム。
その主人公である彼は、いわゆる逃走のエキスパートだ。
パックマン
「まあ見ててくれよ!活躍するからさ!」
ダークホースとなることはできるのか。
オーロラ
「そういえばしれっとメールに書いてあったけど、サポートアンドロイドって誰なんだろうな?」
アップグレードを行ってくれるサポートアンドロイドは、計3体。
いずれもエリアをランダムで徘徊しており、早めの遭遇がミッション突破への鍵となるだろう。
オーロラ
「イカちゃんがアンドロイドって可能性もあるよな。アンドロイドのイカちゃんか……イカすぜ!」
どこまでいっても、ぶれない男。
??
「……」
半袖
「およ?あれは……」
??
「……」
半袖
「見たことがないけど……ああ、あれがサポートアンドロイドってやつ?」
??
「お呼びになりましたでしょうか?」
最初にサポートアンドロイドを発見したのは、不知火半袖。
半袖
「お呼びしたわけじゃないんだけどぉ……君がアップデートをしてくれるってんで間違いないのかな?」
??
「はい。わたしはNo.0505であり、博士から逃走アンドロイドの持つレーダーマップのアップロードを任命されております。不知火様のレーダーマップをアップロードいたしますか?」
半袖
「ふーん……うーん、そうだねぇ」
ここまで、奇妙な立ち位置から他逃走者を見てきた不知火。
ミッションに参加し、他人を脅かすつもりなのだろうか。
半袖
「じゃあ……くひひっ♪」
不気味な笑みが、ゲームを動かす!
残り時間 51分36秒
残り逃走者 12人
天海春香 オーロラ 孤爪研磨 不知火半袖 周防桃子 東條希 Dr'53 夏風邪 パックマン 松野おそ松 ミズゴロウ ユリカ
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