二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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EVIDENCEーmonster hunter:
日時: 2016/08/16 10:47
名前: 年中漢 (ID: OypUyKao)

モンハン2次小説、「エビデンス」
年中漢はモンハン2次小説を結構飽きずにかけています!
これからもどうぞよろしくお願いします!
さて、プロローグからどうぞ!
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狩人は世界と世界を行き来する者。

死と生

人と自然

愛しさと憎しみ

辛さと楽しさ。

何でこんなことするの?僕にも分からない。

でも命を奪っている。でも命を還している。

ぼくはどこに行けばいいの?



___________分かったのは、血の海にいたのを知った時。
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目次
#1始マリ
>>1-9

#2疾風迅雷
>>10-15

#3目覚メ
>>16-21

#4轟カレントスル運命
>>23-28

#5侵食
>>29-32

#( ^ω^ )世界観解説、キャラ紹介
>>22

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Re: EVIDENCEーmonster hunter: ( No.20 )
日時: 2016/08/05 10:04
名前: 年中漢 (ID: KZRMSYLd)

ガタンガタンゴトゴト

揺れている。日の光が自分を包み込むようだ。

ハッ

目が覚めた。

「ン……ここは……」
「船の上だ。」

スルガの問いにヴァルハが答える。

「船………」

思い出した。迫り来るジンオウガ、捻り折れる足、死、死、死、死
足を見る。
______________折れてない。アイルーか何かに治してもらっただろうか。


そしてスルガは気づく。
「……ミリアは?」

「応急処置をされながら、別の船に乗っている。」
「それ……じゃあ…?」
「あいつはかなりの重体だ。」
「そんな……」

スルガは落胆した。重体だって?この狩りでそんなことが起きるなんて……
だが、スルガはもう一つ疑問に思うものがあった。

「……誰が、ジンオウガを倒した?」
スルガはもう敵わないと思っていた。死ぬかも知れないと思っていた。しかし、違う。しっかりとヴァルハの手には「クエストクリア」を表す認定証が握り締められていた。

「……それは……ッ!」

言えない。ヴァルハはそう思った。ヴァルハは知っている。スルガが強大な力でジンオウガを切り裂いたことを。スルガ本人は知らないようだが、果たして、スルガにこのことを伝えた方がいいのだろうか。
これを伝えたら、本人にどんな影響があるか分からない。スルガの力をもし、他人に話せば、どんな研究をされるかも分からない。

「……俺だ。」
「凄いな、ヴァルハ一人か?」
「ああ、そうだぜ。」
「じゃあ、みんなに広めようかな。」
「武勇伝にするつもりか?」
「そのぐらい凄いってことだよ。」
「ははッ、ありがとよ。」

本当に倒したスルガには申し訳ないが、こうしておこう。これが一番良い答えだ。

ヴァルハは思った。


Re: EVIDENCEーmonster hunter: ( No.21 )
日時: 2016/08/04 10:14
名前: 年中漢 (ID: Kot0lCt/)

原生林、ジンオウガの死骸……

周りに倒したかどうかを実際に確認する調査隊がいた。
「……これは……!!」
「信じられん……」
口々に隊員が言う。

ジンオウガは最早、肉の塊に近いような状態になっていた。

「……いや、この力は人間のものじゃあない。他のモンスターが荒らしたのでしょう。イビルジョーとか。」

冷静な見解を述べながら、じっと死骸を見る20代ぐらいの若さの男。背中には大きな盾斧_______チャージアックスと呼ばれる武器を背負う。ハンターだ。

「なるほど、確かにそうですね。そんなアオアシラみたいな人間はいないですもんね。」
調査隊の一人もそのハンターに納得する。

「いやぁ、【円卓の騎士】の貴方のような素晴らしいハンター様について行って貰って心強いですよ。」
もう一人の調査隊の人間がそう言う。

「ああ、そうか。」

彼の名はソウゴ・イルナルク
ギルドから選ばれし【円卓の騎士】の一人。

「……」

彼は訝しげに、切り裂かれたジンオウガの死骸を見ていた。

一旦休憩。 ( No.22 )
日時: 2016/08/16 10:59
名前: 年中漢 (ID: OypUyKao)

一時休憩。

どーも、年中漢です!!

世界観全然分からんww説明無しにつらいと友達に言われたので、モンスターや、キャラ、その他諸々について説明をしたいと思います。

詳しくはモンハン用語で検索!

モンスターを狩る職業、それがハンターと呼ばれるもので、公務員とか医者みたいにデカイ組織ハンターズギルドの下で働きます。

毎回死者が出るので危険だから、そこそこ給料が高い。

何で兵器を使わないの?と聞かれると少し困ります。そこの理由は不明なのです。(大昔に、ある兵器を使って人類は絶滅したと言われてたりするが…)
まあ、剣で戦います。

【この小説はゲームとは関係ない。】

決め台詞。これはリアルを追求しているので、血が出て臓物が出て、骨が見える。ハンターも怪我するし、最悪死ぬぞ。
多分剣も折れるし、防具も溶けたりするんかな。

ゲームでは死なないし、防具も傷一つ無いが。

じゃあ、モンスター紹介しよう。(キャラ紹介の前かよ!!)

・リオレイア亜種
種族:飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科)
【桜火竜】と呼ばれる。リオレイア通常種は緑色だけど、亜種はピンク色だ。特徴は、斜め螺旋サマーソルトを使うということ。初見で避けたら拍手。普通避けらん無いよ。

ピンク色の体色って、ココット村の桜が咲く一時期では保護色になるとか。それ以外はどうしてるんだろ。まあ、舞台は洞窟だから関係無いけどww

肩の肉は通称【桜ロース】と言って食えるらしい。

・ジンオウガ
種族:牙竜種(竜盤目 四脚亜目 雷狼竜上科 ジンオウガ科)
一種しかいない牙竜種に属するモンスター。【雷狼竜】と呼ばれる。背中の体毛や甲殻に虫(雷光虫)を宿す。特徴は青緑色の狼のような見た目。これを見るとどのハンターも一瞬で「ジンオウガだ!」って叫ぶ。(嘘)
最初の個体は渓流で発見され、調査が進むにつれ生息地が案外多いことが分かる。
ちなみに背中の雷光虫は虫あみで取ることができる。
電気エネルギーは雷光虫から摂っているらしい。長い尻尾はアースの代わりになっている。

・ダレンモーラン
種族
古龍種(古龍目 峯龍亜目 ダレン科)
でかくて、砂を泳ぐクジラ型モンスター。古龍だが、周期的に泳いでくるので調査は割と進んでいる。

・ティガレックス
種族
飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 レックス科)
【轟竜】と呼ばれる。その名の通り、大きな声が特徴。しかし、声帯を利用した攻撃を多用するのは、亜種、希少種のみで通常種はそんなに声帯を使った攻撃をしない。その代わり発達した四肢を使った突進、丈夫なアギト(顎)を使った噛みつきなどの体を使う攻撃がメインとなる。古代の飛竜ワイバーンレックスの特徴を持っている。
崖などの壁に噛み付いて牙が刺さり、離れられなくなることもある。怒りやすい。

武器にされてるモンスターは調べてみてください!
モンハンwiki便利。

キャラ紹介

・スルガ・リーギル
おとなしめの少年。ひっそりとモンスターに恨みを持ち、村に蔓延した病気を父の調査していたモンスターの所為だと思う。最初はハンターの所為だと思っていた。主人公。太刀を使う。

・ヴァルハ・ギヴェルト
熱血漢。だが、冷静な一面もある。ダチ思いで、大剣を使う。

・ミリア・ルーシル
優しい性格だが少し抜けている。狩りの時は本気を出せる。ジンオウガ狩猟の時に重症を負い、ハンターとして復帰が出来なくなった。ヘヴィボウガン使い。

・ヘレン(ヘリオス・s・ナルメスタ)
スルガの幼馴染。気が強い。壮絶な過去がある。双剣使い。
ヘレンはあだ名。スルガは恐ろしくて「さん」付けする。しかし、本人はそう呼ばれたいとは思っていない。

・ソウゴ・イルナルク
ギルドが認めた五人のハンター、【円卓の騎士】の一人。いたって冷静。臨機応変が出来る。そしてずば抜けて強く、【巨龍】ラオシャンロンを倒した。昔は太刀を使っていたようだが、今はチャージアックスを使う。

こんなもんでしょう。新キャラ出たら更新。



Re: EVIDENCEーmonster hunter: ( No.23 )
日時: 2016/08/05 10:01
名前: 年中漢 (ID: KZRMSYLd)

船が湾に着く。湾と言っても、木の床が陸地から飛び出ているだけだが。
スルガとヴァルハは船から降りる。半日は船に乗っていた。

下の隙間から海が見える木の床の上。
ヴァルハが何かを決心したようにスルガを見る。

「どうしたヴァルハ?」
スルガが聞く。

「なぁ、スルガ。わりーけど、俺はミリアのところに行くぜ。」

突然だった。

「?!……どうして?」
「こうなったのは俺の責任だ。」
「ヴァルハ、何を思い詰めているんだよ。」
「だってよ……俺という大剣使いが居ながら……怪我人を出しちまった。俺は自分のことしか考えていなかった。」
「どうしたんだよ。ヴァルハは頑張っていたはずだよ。そこまで考える必要がどこにあるんだよ!」

「俺は!!」
鋭い怒気。スルガは黙る。

「……俺は……大剣使いは、ガードが出来る。人のことを考えた立ち回りなら、負傷者も出さない……彼女を守れたはずだ。」

そうだ。大剣はわずかながら大剣の広い一面を使ってガードが出来る。それをしなかったから、思い詰めているのだ。

「……分かった。ごめん、ヴァルハ。」
「ああ、俺もカッとなって済まない。お前も一緒に行かねェのか?」
「いや、僕はまだやり残したことがあるんだ。」
「そうか。じゃあ、一回別れちまうことになるな。また、共に狩りができると良いな。」
「そうだね。旅の途中で死ぬなよ。」
「分ァかったよ。」

トン

二人が、拳をぶつける。

また、共に会うことを願い、

二人は別々に、進んで別れた。

Re: EVIDENCEーmonster hunter: ( No.24 )
日時: 2016/08/05 10:46
名前: 年中漢 (ID: KZRMSYLd)

スルガは、ヴァルハと別れた。

その次の日
スルガは狩りに行かずに畑を耕す。耕作期がそろそろ近づいているのだ。
今回育てるものは、薬草、アオキノコ、虫箱ではハチミツを生産する。どれも使えるアイテムとなる。そして、食用でドテカボチャとシモフリトマト、意味はないけど趣味で、イキツギ藻を育てる。

美味しくなれよ。そう思いながら種を蒔く。土の中ではたくさんの命が輝いているように見える。

スルガの中ではどんな料理を作ろうかという妄想が広がる。



腹が減るな。

家の縁側に座っておにぎりを食べる。

畑は木々に囲まれている。何故なら飛んでくる砂を防ぐための防砂林だからだ。
その木に鳥が巣を作っている。微笑ましい光景だ。スルガは思った。

が、その時、鳥が飛んだ。

「あーのー、家に泊めてくれますかー!!」

女の声だ。うるさいな。スルガの耳は今にも潰れそうだ。近所迷惑。この言葉しか思いつかない。

「あの……なんですか?」
家の玄関に出る。
すると突然、先程まで叫んでいた女が、スルガに指を指す。
「あー!!スルガじゃん!」
「はい?誰でしょうか?」
「はぁ?覚えてないの?!」
「知り合いでも知りません。」
「そんな見た目変わっちゃったかなぁ?私よ!ヘレンよ!」
「あッ!!」
「思い出した?!ボケてるんじゃないよねェ?」
「あああああああッ!嘘だろ!ヘレンさん?!!」
「もう、なんで幽霊でも見るかのように私を見るの!気に入らないわね。」
「ひ……久しぶり…」
「よーやく分かってくれたようね。じゃあ、早速……」

パタン

スルガはドアを閉めた。こんな怖い幼馴染が来るなんて……
「開ァァァァけェェェェるおォォォォ!!!!!!」

大声

「ウワァァァァァ!!」

スルガも恐れおののく。というか、震えている。

バガンッッッッッ!

ドアが吹っ飛ぶ。どうやらヘレンが後ろ回し蹴りをドアに決めたようだ。

「ウワァァァァァァァァァッッ!!」
スルガは世界の終わりを悟った。

「スルガ、しばらくここに泊めてくれない?」
ヘレンは自信満々に、スルガの前で仁王立ちをしている。


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