二次創作小説(映像)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- EVIDENCEーmonster hunter:
- 日時: 2016/08/16 10:47
- 名前: 年中漢 (ID: OypUyKao)
モンハン2次小説、「エビデンス」
年中漢はモンハン2次小説を結構飽きずにかけています!
これからもどうぞよろしくお願いします!
さて、プロローグからどうぞ!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
------------------------------------------------------------
狩人は世界と世界を行き来する者。
死と生
人と自然
愛しさと憎しみ
辛さと楽しさ。
何でこんなことするの?僕にも分からない。
でも命を奪っている。でも命を還している。
ぼくはどこに行けばいいの?
___________分かったのは、血の海にいたのを知った時。
------------------------------------------------------------
目次
#1始マリ
>>1-9
#2疾風迅雷
>>10-15
#3目覚メ
>>16-21
#4轟カレントスル運命
>>23-28
#5侵食
>>29-32
#( ^ω^ )世界観解説、キャラ紹介
>>22
- Re: EVIDENCEーmonster hunter:B ( No.1 )
- 日時: 2016/07/21 21:34
- 名前: 年中漢 (ID: T0oUPdRb)
僕はハンターが嫌いだった。
父さん?何処に行くの?
こう言うと、決まって父は
「丘の上。お前もそのうち見ることになるさ。」
と言う。
酷いよ。父さんは何で誤魔化すの?父さんがハンターじゃなければ今頃こうはならなかったよ。
少年…スルガは指を指す。
そこにはボロボロになった母が横たわっていた。
「それも近いうち原因を探すからさ、これを母さんに渡してやってくれ。」
そう言って父は青い小さな果実を渡す。
そんな…しってるよ。僕は聞いたんだ。父さんみたいなハンターがその病気を持って来たんだって。
そんなことを言った。言わなければ良かった。父は残念そうな顔で
「宜しく頼むよ。スルガ、またな。」
と言って出かけて行ってしまった。
それが父の最期の言葉だった。
父の遺体は見つからなかったそうだ。
僕は怨んだ。父さんを殺した犯人を見つけたかった。犯人はほぼ決まっている。
モンスターだ。
そして十年後、スルガは、あの、嫌いだったハンターになっていた。
十七歳である。
- Re: EVIDENCEーmonster hunter:B ( No.2 )
- 日時: 2016/07/22 08:57
- 名前: 年中漢 (ID: OLpT7hrD)
砂漠の街、バルバレ。
砂上船に乗って多くの人が訪れる。
スルガもその一人だ。
デルクスが走る。この辺には大きな古龍も出現するらしい。
(…この古龍、《ダレンモーラン》の襲来時、大きなイベントになる…?本当だろうか…)
パンフレットを見ながらそう思う。
古龍は歩く災厄とも呼ばれる様な恐ろしい存在なのだ。イベントなんて考えられない。
港に着く。港から見えるのは、大海原ではなく、大砂漠だ。砂の上に舟を浮かべる。それがこの街の常識だ。
家を探す。スルガはこの街に引っ越してきたのだ。
あった。案外、港の近くにある。
一見、只のテントに見えなくも無いが、実はかなり強度の高い造りになっている。
「古龍に耐える為だろうか…いいな」
スルガはふと呟く。
彼は防具に着替えた。ランポスSシリーズ。攻撃力の強化などが出来る防具だ。
武器は太刀のシャルクルトゥラ。ケチャワチャから採れる素材で作る。水属性。
着替えた理由はクエストに早速行く為だ。
でないと、金欠で飢え死ぬ。
(3500ゼニー…とほほ…)
財布を見る。
正直言って、この武器は強化するのが高かった。そう思いながら集会所に向かった。
- Re: EVIDENCEーmonster hunter: ( No.3 )
- 日時: 2016/07/22 09:18
- 名前: 年中漢 (ID: OLpT7hrD)
「おお〜君がここに新しく引っ越してきたスルガ君かね?よろしく」
話しかけたのはギルドマスターだ。この集会所の一切の責任者である。
「あ、はい、そうですけど…」
スルガは少し照れながら答える。
「早速だが、君当てに面白い依頼があるのじゃが、見てみるかの?」
ギルドマスターが口を開く。
「はぁ、面白い依頼ですか…」
「リオレイア亜種の狩猟依頼じゃ。」
「ああ、なるほど。面白いと言うより怖いですね。マスター。」
スルガは少しびっくりした。自分はもうこんなレベルまで来たのか…
引っ越す前、スルガは自分の村でリオレイアと言うモンスターを狩った事がある。
飛竜種と呼ばれる、モンスターの中でも強大な種類に属し、体色は緑色である。口腔内からの火炎と尻尾からの毒には苦戦した。
亜種だとどう違うのかは分からない。噂で名前を少し聞いただけだ。情報は少ないがとりあえず解毒薬は持って行こう。
スルガはそう思う。
「あ…じゃあ、この依頼を受けます。」
スルガはリオレイア亜種の依頼表を指差す。
「良し、その意気じゃ!!」
そう言ってギルドマスターが笑う。
そして、受付嬢が依頼表にハンコを押そうとした時、
「ちょっと待って待て待てぇーーーー!!!」
隣から大声が聞こえた。
- Re: EVIDENCEーmonster hunter:B ( No.4 )
- 日時: 2016/07/25 09:27
- 名前: 年中漢 (ID: w32H.V4h)
「え…?」
流石に驚く。
「リオレイア亜種だろっ?!俺も狩りたいんだ。一緒に連れてってくれ!!頼む!」
「おお…あーうんいいよ。」
スルガは不審がったが、その大声を上げた青年も一緒に連れて行くことにした。
目的地までの荷車の上…
「俺の名前はヴァルハ。この依頼に同時参加した理由は新しく大剣を作りたいからだ。よろしく!」
「はぁ…そうなんですか…」
大声の青年…ヴァルハのテンションにはどうも乗れない。
「なぁ、俺が自己紹介したのにお前はだんまりかよ。何か言ってくれよ〜。」
ヴァルハが呼びかける。
「あ、ええと…僕はスルガ。よろしく。」
「何だ、言えるんじゃねぇか!ハハッ、挨拶は同時狩猟には大事だぜ。」
…言えるさ。スルガはそう思う。
しかし、彼の言うことは的を得ている。連携を決めるにはコミュニケーションが何より大事だ。
ヴァルハの背負う武器はフルミナントブレイド。
防具は暁丸シリーズ。
大剣使いだ。
そろそろ近づいてきた。
狩場、【地底洞窟】
荷車からも見える。地面に開いた大きな穴。この下に大きな洞窟が続いている。段差が多く、全体的に暗いのが特徴だ。
「近づいてきたな。」
ヴァルハも穴を見る。地獄の洞穴の様だ。
「ヴァルハはリオレイア亜種について何か知っている?」
スルガが聴く。タメ口っぽいのは、ヴァルハと奇跡的に同年代だからだ。
「知るかよ。見つけたら斬るだけだ。ハハッ。」
_______乾笑い。
スルガは不安になってきた。
この掲示板は過去ログ化されています。