二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 偽名リレー合作逃走中〜ルシードランド〜 リレー開始!
- 日時: 2017/02/13 01:09
- 名前: ゲームマスターGa. ◆DsB6yYTNZY (ID: apcZh59o)
逃走中小説史上初!リレー合作×偽名投稿の新感覚逃走中が始まる!!
舞台はルシードランド!
まるで夢のような幻想的な遊園地だが、この遊園地にはとある秘密が……?
今回このエリアで数十人の逃走者が逃げ回る!
果たしてハンターの脅威から逃げ延び、130分間逃げ切り、賞金78万円を獲得するものはあらわれるのか!?
そして主人公の正体とは………
舞台、逃走中の基本ルールとローカルルール >>1
偽名リレー合作逃走中ルール >>4
現在明らかになっている逃走者 >>5
現在参加している偽名作者 >>6
- Re: 偽名リレー合作逃走中〜ルシードランド〜 リレー開始! ( No.41 )
- 日時: 2017/02/19 00:45
- 名前: 源氏蛍 (ID: Xza5vGOz)
源氏蛍と申します。レベルの高い文が続く中、私のような者が混じるのは申し訳ないのですが、どうしても参加したくなったのでよろしくお願いします。小説を書くことに慣れていないので多少の矛盾には目を瞑っていただけるとありがたいです。
残り121:52【\48800】
ミッション発動後、三村航輝の中には幾らかの疑問が残った。
三村 航輝(暗殺教室)
まず、すぐに違和を感じたのが『特定の逃走者の特定の行動の数』という文章だ。一体誰の、どのような行動によってハンターの数が増減するのか。もしかすると自分の、今この瞬間の行動がハンター増加に関わっているのかもしれない。下手な行動は取れないな、と三村は思った。
そして、次に感じたのはミッションクリアの条件だ。20人が指紋を認証しなくてはならないと書かれてあった。しかし、この逃走中がよくできているゲームだからこそ、明らかにおかしいのだ。
三村航輝には、ある夢があった。それは編集の腕を磨き、自分が大好きなテレビドラマの制作に関わることだった。
そのため、たくさんのドラマに触れ、パソコンの勉強をした。また、三村は編集だけではなく、監督、音響、照明など様々な分野の知識を得て、テレビ制作に関わる全ての人間の気持ちを知りたいとも考えていた。編集とは多くの人間が魂を削って作ったものを、どの様な形で視聴者にお見せするかを考える仕事である。そのため、そこにある映像はもちろん、映像制作に命を燃やした人間の思いを汲み取らなくてはならない。現場の人間が足並みを合わせて初めて、良い作品が生まれるのだ。
そんな三村から見て、このミッションには疑問を呈さずにはいられなかった。このゲームを1つのドラマと考えると、最初に簡単なミッション、次に少し複雑なミッション、と徐々に難易度を上げていき、ラストの最高潮の盛り上がりに向けて準備を整えるシナリオにすることは基本であるのだ。まさか、このような壮大な計画が行き当たりばったりで作られたとは到底思えない。
それを考えると、と三村は一点を凝視する。このミッションは、まだ簡単な方なのではないのか。実はエリアには想像以上の人間がいて、20人など取るに足らない数なのではないか、とそう思うことしかできなかった。
しかし待てよ、と三村は首を捻る。これまでゲームが始まって8分ほどが経過した。その間、三村は結構エリアを探索している。それだけの人数がいて、1人も会わないというのは不思議である。皆隠れているとしても、それはおかしい。隠れ場所もいくつか探したのだ。
それに、と三村は地図に目を落とす。このエリア自体についても、何か隠されてるのではないかと疑った。
脚本家(この場合、漫画家や小説家も当てはまるが)の中にはひどく名前にこだわる者がいる。登場人物のキャラクターに合わせた名前だったり、仲間や家族にはあるテーマ(例えば海の仲間、サザエさんがいい例だろう)を付けたり、敵対する2人には対になる漢字(赤と黒など)を付けたり、また後々の伏線となるような名前をつける者もいる。親が子供に名をつけるように、適当なことは決して許されないのだ。
それを考えると、と三村は地図を穴が開くほどじっと見た。各エリアの名称。
レム商店街、ノンレムシティ、深夢密林。カフェイン山地、ドリーミングタウン。これらも人の名前と同様に考えると、必ず意味があるのだ。これらに共通するキーワード。それは「睡眠」だった。
......「睡眠」をテーマにしたテーマパーク?
最初はそう思った。しかし一つ気にかかることがある。それはルシード城、そしてこのエリアの名前、ルシードランドだった。
『ルシード』とは何か。三村は必死に考えた。中学時代の受験勉強を思い出す。隣の席の英語の得意な金髪の少女によく教えてもらったっけ。代わりに彼女の苦手な公民を教えていたなあ......。
あ。
思い、出した。
『lucid dream』。意味は確か......。『明晰夢』。
ここまで考えて三村の頭の中にはある一つの仮説が浮かんだ。考えたくなかったが、こう考えるしかなかった。
今、自分は夢の中にいるのではないか。明晰夢を見ていて、はっきりと動き、架空のハンターという存在、いるはずもないほかの逃走者を作り出しているのではないか。
そう考えると、全てつじつまが合う。突然連れてこられたというのも、自分がそう思っているだけで、寝てしまったと考えれば合点がいく。まさか、ここは夢の中......?
「すいません。」
そんなことを思っていると、突然後ろから何者かに話しかけられた。三村は振り返る。そして驚愕した。
「犬!?」
なんと犬が二足歩行してるのだ。しかも日本語を喋っている。
「申し訳ありません、驚かせてしまって。私バウワンコ王国のクンタック王子と申します。」
クンタック王子(ドラえもん のび太の大魔境)
犬は王子と名乗った。ますます不思議だ。
「呼びづらければ、ぜひ『ペコ』とお呼びください。私の恩人からいただいた名前です。」
堂々とした様子でこの......。ペコ、だっけ?は、話す。常識で考えられないことが、次々と起こっている。これはやはり、夢ではないか......?
と、考えながら、頭の中のもう1人の自分がこの考えを否定する。何を言っているのだ。お前は半年前に自分が経験したことを忘れたのか。
忘れるわけがなかった。忘れられるわけがなかった。突然「三月に地球を破壊する」と宣言したタコ型の超生物がなぜかうちのクラスの担任になったのだ。そこで俺たちは、その担任を暗殺するために、防衛省所属の堅物体育教師や優れた美貌で世界中の政府の要人を虜にし、暗殺してきた英語教師と共に暗殺訓練を受けた。何故か世界の殺し屋と戦うことになったり、人質に取られたこともあった。何度も死にそうになり、それでも生きて、笑って、泣いて、考えて。そして、担任を殺した。あの一年は確かに現実だった。それなのに、今の状況を夢と疑うなど可笑しいのではないか。
「......あの。」
考えを張り巡らせていると、ペコが話しかけてきた。
「ミッション、行きますか?」
そうだ。夢かどうか判断するのは、別に今でなくていい。今はとにかく、目の前の危険を回避することが先決だ。
「うん。行く。」
「それでは、一緒に行きましょうか。えっと......。」
「あ、俺は三村航輝。ああ、一緒に行こう。」
ここは夢か現か。三村にはまだ判別がつかなかったが、取り敢えず今はペコと共にミッションに行くことにした。
この時、一瞬だけ浮かび、でも言葉にならないまま消えていったもう一つの疑問には目を瞑ったまま。
追加逃走者情報
三村 航輝
職業 高校生
基本行動 ペコと共にミッションに向かう。ここが夢の中なのではないかと疑っている。
クンタック王子(ペコ)
職業 バウワンコ王国の王子
基本行動 三村と共にミッションに向かう。
- Re: 偽名リレー合作逃走中〜ルシードランド〜 リレー開始! ( No.42 )
- 日時: 2017/02/19 07:11
- 名前: ゲームマスターGa. ◆DsB6yYTNZY (ID: apcZh59o)
さぁ盛り上がってまいりました"""本家"""偽名リレー逃走中。
ここで重要なルールのおさらいです。
・本名義の推測はこのスレで発表しないこと。
地味に予測→推測に変えました。このスレ以外だと推測は自由です
あっ、
>>>この予測で自分の所だけ嘘つくのも可能です。<<<
- Re: 偽名リレー合作逃走中〜ルシードランド〜 リレー開始! ( No.43 )
- 日時: 2017/02/19 18:59
- 名前: ゲームマスターGa. ◆DsB6yYTNZY (ID: apcZh59o)
今回のゲームについて勘違いされている方がいますので報告します。
今回の偽名リレー合作逃走中、その偽名の理由としては、主に"""ここから去ったけど復帰しづらい(一部の(元)逃走中作家が苦手、知名度が低くて復帰しづらい等)"""方々への全面的な支援です。
元の名前を捨てる裏切り行為という捉え方をされて、自分が頑張って計画したのにとても残念に思います。
参加されている方々には申し訳ございませんが打ち切りも模索している途中です。
- Re: 偽名リレー合作逃走中〜ルシードランド〜 リレー開始! ( No.44 )
- 日時: 2017/03/02 21:51
- 名前: ゲームマスターGa. ◆DsB6yYTNZY (ID: apcZh59o)
色々ありましたけど続けます、せっかくいろいろなひとが参加してくれたので、よろしくおねがします!
- Re: 偽名リレー合作逃走中〜ルシードランド〜 リレー開始! ( No.45 )
- 日時: 2017/03/19 22:06
- 名前: くりおね (ID: eOcocrd4)
お久しぶりです、くりおねです。
なかなか書けなくて申し訳ありません!でもこの作品は読むのも書くのも好きなのでこれからも続いて欲しいなと思ってます。駄文失礼します!
ミッションが出された後、うらなり一夫は即座に動き始めた。その理由は2つあった。
1つはハンター放出を阻止するため。賞金を増やしても、捕まってしまえば賞金は0、両親にも、もう会えなくなってしまう。
もう1つは、他の逃走者を通報するためだった。このミッションは、複数の逃走者が1箇所に集まる必要があるため、このチャンスを逃すわけにはいかなかった。
3つの指紋認証装置に均等にばらけても、必ず1つの装置に6〜7人はやってくる。ここを狙って、誰かが認証した後即通報する。それが彼の作戦だった。
ハンターを警戒しながら指紋認証装置に向かう。その途中、携帯電話を覗き見た。
「通報、失敗しちゃったか......。」
「危なかった......。」
「ハンター行ったみたいですね......。」
「りんご、よく分かったね。」
「はい。視力にはかなり自信があるので。」
「助かるよ。」
先ほどうらなり一夫は鷹の爪団の総統を通報した。しかし時間が経っても確保メールが届かない。どうやら失敗したようだ。
黒づくめの男の説明によると、通報しても確保されなければ賞金は増えないらしい。通報ペースが早かったせいでハンターをうまく動かせなかったのか。今後は気をつけよう。
うらなり一夫は携帯電話をしまい、近くの指紋認証装置に向かおうとした。
「すいません。」
突然、誰かに呼び止められた。
声の方を見ると、そこには薄黄色の服を着た、柔らかな雰囲気の少女が立っていた。
「あ......。」
この人は......。
名簿を思い出す。しかし、その前に彼女が自分から名乗ってくれた。
「私、高森藍子です。あなたの名前はなんですか?」
ゆっくりと身をかがめ、目線を合わせてきた。
「あ......。うらなり一夫です。」
「一夫君ですね。よろしくお願いします。」
そう言って藍子は、右手を一夫の方へ伸ばしてきた。
「......よろしくお願いします。」
一夫は握手を求められていると察知し、自分の右手を重ねた。
「私、お散歩中にベンチに座って休憩していたら、急に眠くなっちゃって。それから気づいたらここにいたんです。あなたも、そんな感じですか?」
「あ......。まあ。」
知っていた、などは口が裂けても言えない。一夫は、適当にごまかした。
「じゃあ、一緒にノンレムシティに行きませんか?」
「えっと......。ごめんなさい。僕、深夢密林駅に行きたいので。」
ここで一緒に行動してしまうと、通報が制限されてしまう。
「そうですか。お互い頑張りましょうね。」
「あ、はい。」
では、と軽く会釈をして一夫は藍子から距離をとった。
「あ、一夫くん!」
距離を取ろうとしたその時、呼び止められた。少しの間硬直する。
「はい?」
「逃走中、楽しみましょうね!」
ニコっと笑い、藍子はその場を去っていった。
一夫は、藍子を通報するかどうか迷い、辞めることにした。なぜなら、地形が悪かったからだ。ここは一本道で、隠れやすそうなところがない。もしハンターが2体来てしまったら、自分も巻き添えを食らってしまう。それに、彼女を通報することは......。
取り敢えず今は認証装置のところへ行こう。なぁに、時間はまだある。装置付近に隠れ、来たものを片っ端から密告すればいいのだ。
一夫はゆっくりと動き出した。
高森藍子はうらなり一夫と別れた後、これでよかったのかと自責の念に囚われた。
藍子の仕事は公民館や小学校、夏祭りなど小学生くらいの子たちがいる所での営業活動が多かった。プロデューサーが見つけてくれた仕事だし、藍子自身も自分に合ってると思っていた。もともと子供は大好きだし、最初は元気のなかった子も自分の歌やダンスでパッと明るい笑顔になってくれることが嬉しかった。
そしてこの仕事を続けていくうち、藍子はある特殊な才能を身に付けることができた。それは目を見ただけで小さな子どもが思っていることが大体わかるというものだ。あ、この子はお母さんと喧嘩したな。この子は何かできないことがあって悩んでるに違いない。不思議と、かなりの確率で正解していた。
しかし、うらなり一夫の目を見て感じたものは、「無」だった。色でいうと、透明ですらない無色。こんなことは、初めてだった。他の子どもは、それが濁った色であれ、きちんと「色」を見せてくれた。黒だったら、藍子が白い絵の具を出してやればいい。透明だったら、後ろに貼る色のシートを置いてやればいい。しかし......。
......思い過ごしだったら、いいんだけど。
そうだ。きっとたまたまに違いない。少しの時間しか会ってなかったから、見えなかったんだ。もっと多くの時間を共有すれば、きっと見えるよね。
高森藍子は予定を変更し、彼の向かった深夢密林に行くことにした。
追加逃走者情報
高森 藍子
高校生・アイドル
基本行動
うらなりが気になる......。深夢密林に行き、もう一度彼に会う。
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