二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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逃走中 〜裏切りの連鎖〜[再投稿版]
日時: 2017/03/02 01:23
名前: ウツミ ◆oFYGv900Yc (ID: /xSFMP0P)

ウツミ小説第7弾! 今回の舞台は広大な町、内元町!

この町には、ある少年が住んでいる。その少年はスポーツの中でもバスケットボールが大好きで、
学校でもバスケ部に入り 充実した学校生活を送っていた。

しかし、数週間前のある事故が原因で この少年……尾神大毅(オガミ ダイキ)は記憶を失ってしまった。
………学校の屋上から転落したのだ。幸い、一命は取りとめたものの、記憶喪失になってしまったという。
学校のクラスメイト、部活仲間、家族………そして、自分自身の事も全て忘れてしまったのだ。
その事故からしばらく経った今も、記憶は戻っていない。
警察はその事故が起きた経緯を詳しく調べたが、不審に思ったある警部が 再び原因究明に当たる。

果たして、事故の原因とは何だったのか! そして、大毅は記憶を取り戻す事は出来るのか!
この出来事が、ゲームを大きく左右する!

今回 このゲームに集められたのは、配管工、会社員、英国紳士など、各界から集められた21人!
100分間逃げ切り、120万円を獲得する者は現れるのか!

〜GAME DATA〜
逃走エリア:内元町(ロケ地 池袋)
ゲーム時間:100分
賞金:1秒200円ずつ上昇し、逃走成功で120万円
自首:エリア内に設置された自首用電話から申告
逃走者:21人

逃走者紹介
( )内は、参加回数

アンパンマン (初)
伊月俊 (初)
ウルフ・オドネル (4)
エルシャール・レイトン (初)
大原ななこ (2)
鏡音リン (2)
木下秀吉 (2)
黒子テツヤ (初)
坂本雄二 (初)
桜田ネネ (2)
Ga. (初)
高倉文太 (3)
チェレン (初)
出木杉英才 (初)
ドラミ (4)
ノボリ (初)
フラット (2)
マーキー・F・ジョーイ (初)
YUMA (初)
ルイージ (3)
ヲタク大王 (2)

(五十音順)


▽内元町で逃走中!
▽新ジャンル、ポケモンBW勢の実力は!
▽参戦四度目、ウルフとドラミは逃げ切れるか!
▽裏切りと信頼、二つが交錯する!
▽フラット、ヲタク大王のリベンジなるか!
▽衝撃の結末! 逃げ切る者は現れるのか!

(過去ログ落ちいたしましたので、再投稿いたします)
※このスレの投稿者と『ウツミ ◆LAxb88pkSU』は同一人物です。ご安心ください。

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Re: 逃走中 〜裏切りの連鎖〜[再投稿版] ( No.25 )
日時: 2017/02/28 00:51
名前: ウツミ ◆LAxb88pkSU (ID: /xSFMP0P)

>じーくん

コメントありがとにゃー!! カキコでは数年ぶりにゃん!!!

はてさて、アンパンマンに見捨てられた(違)じーくんの運命やいかに……!

そして、不燃ゴミネタ懐かしい! ウツミのアイデンティティだぁ!(?)

Re: 逃走中 〜裏切りの連鎖〜[再投稿版] ( No.26 )
日時: 2017/02/28 00:55
名前: ウツミ ◆LAxb88pkSU (ID: /xSFMP0P)

46:43 839,100円


ハンターKR「……!」ダッ!


Ga.「こっち来た!?」


ハンターに見つかった、Ga.!


アンパンマン「こっちは来てない……という事は、Ga.さんだ……!!」


Ga.「くそっ、速いっ……!」


タッタッタッ!


ハンターKR「……」


タッタッタッ!


Ga.「はぁっ、はぁっ……」


タッタッタッ!


ハンターKR「……」


タッタッタッ!


ポンッ!


Ga.確保 残り10人
【46:22 845,400円】


Ga.「はぁ、はぁっ……ハンター、速すぎ……!」


ピリリリリ!


ルイージ「わっ、わっ! 静かにしてよっ!」


【逃走中 確保情報】
Ga.確保
残り逃走者 10人


ドラミ「確保情報……Ga.さん確保。遂に半分切っちゃったわね……」


アンパンマン「Ga.さん、ごめんなさい……


ネネ「……時間逆転まで、あと1分しかないわね」


46:00 852,000円
時間逆転まで 1分


ネネ「あの通達は……見なかった事にしよっと」


出木杉「誰か……誰か、近くに居ないんですか……!」


現在、指紋認証を済ませていないのは6人。このまま残り45分になれば、ゲーム時間が18分間、巻き戻ってしまう!


《指紋認証済》
ウルフ・オドネル、エルシャール・レイトン、出木杉英才、YUMA

《指紋未認証》
アンパンマン、黒子テツヤ、桜田ネネ、ドラミ、ルイージ、ヲタク大王


ヲタク大王「時間無い……!」タッタッタッ!


アンパンマン「どうしよう……離れちゃいました……」


黒子「うーん……無理ですね、諦めましょう」


現在、装置に向かっているのは、ヲタク大王1人!


45:30 861,000
時間逆転まで 30秒


ヲタク大王「はぁ、はぁ……あれか!」ダッ!


遂に、指紋認証装置に辿り着いた!


ヲタク大王「えっと……あ、ここでいいんですよね!」ピッ!


『時間逆転まで 00:22
 逆転予定時間 18分』


『時間逆転まで 00:21
 逆転予定時間 15分』ピッ!


ヲタク大王 指紋認証完了


ヲタク大王「間に合った……でも、この時点で15分とか絶望的だ……!」


ドラミ「……どれくらい戻るのかしらね?」


レイトン「……この辺りには、誰も居ないようだね……」


ルイージ「残り、7……6……5……4……」


45:03 869,100円


45:02 869,400円


45:01 869,700円


60:00 870,000円
15分間 時間逆転


ピリリリリ!


ウルフ「メール……ミッション結果」


【逃走中 ミッション結果】
ウルフ・オドネル、YUMA、出木杉英才、エルシャール・レイトン、ヲタク大王が指紋認証に成功。
但し、残り5人の指紋認証が確認しなかった為、時間が5人×3分=15分間逆転した。
これにより、逃げ切った時の賞金は195万円へ跳ね上がった。


ドラミ「あっ、本当だ! タイマーが60分からになってる!」


アンパンマン「あぁ〜……これは、ごめんなさい……賞金は増えたけど、15分は長い……」


ルイージ「195万……夢があるなぁ」


通達2を終えて、残る逃走者は半分の10人!
残り60分を逃げ切る者は、果たして現れるのか!


♪牢獄 DE トーク♪

リン「最後の賞金、195万!? なんか、凄い事になってる……!」

Ga.「本当ですね……最初は120万円だったのに」

ななこ「1ゲームの間に、こんなに賞金が増えるなんて……」

伊月「だよなー……それに今、自首すれば90万円ぐらい貰えるんだろ? 凄いよな、逃走中」

ノボリ「同感でございます……」

フラット「そういえば、秀吉は一回逃げ切った事あったよね? あの時の賞金、どうしたの?」

秀吉「あぁ、あれか? あれなら……明久達と少し高めの外食に行って、姉上にも少し分けて……あとは貯金しておる」

雄二「あん時の料理、マジで凄かったよな……学生の内にあんなの食えるとは思わなかった」

マーキー「うわぁ、いいなぁ……俺も行きたい(笑)」

チェレン「同感だよ……」

リン「あっ、じゃあさ! 誰かが逃げ切ったら、皆でご飯奢ってもおうよ!」

高倉「そうですね! 折角ですし、皆でパーッと行きましょうか!」

フラット「おぉ、珍しく園長が乗り気(笑)」


ネネ「丸々一時間、残ってるのよね……やっぱり、指紋認証行ってれば良かったかしら?」


先程の通達で、指紋認証へ向かわなかった桜田。


ネネ「……うーん……賞金の事考えたら、まぁ、当然なのかしらね?」


出木杉「ハンターは……今のところ、来てませんね……」


55:00 960,000円









佐原(演:野原ひろし)「……」

永下(演:クダリ)「ねー、警部ー。いつまで考えてるのー? もう署に帰ろうよー」


尾神大毅の部活仲間に事情を聞いた後、近くの公園で思案を巡らせていた佐原警部。数十分この状態が続いており、永下刑事も痺れを切らしていた。


佐原(演:野原ひろし)「……永下、事件の資料持ってるか?」

永下(演:クダリ)「はぁ……持ってるよ、ハイこれ」

佐原(演:野原ひろし)「助かる」


永下から資料を受け取り、佐原は事件資料を一枚一枚確認していく。そこには、現場の写真がいくつか貼られていた。フェンスの一部抜けてしまった屋上、大毅の下敷きになっていた錆びたフェンス、十字架の携帯ストラップ。そして──


佐原(演:野原ひろし)「……ん?」

永下(演:クダリ)「どーしたの?」

佐原(演:野原ひろし)「ストラップの横に……彼の携帯電話も落ちていたのか」


佐原が目を留めたのは、ある一枚の写真。それは、携帯電話とストラップが20〜30cm離れたところに落ちていた様子を映した写真だ。
高所から落ちたのだから、いくら離れたところに落ちていても不思議ではない。


佐原(演:野原ひろし)「変だな……ストラップって、本来は携帯電話とかにつけるもんじゃないのか?」

永下(演:クダリ)「んー……まぁ、それ単体で持つ事は少ないかなー」

佐原(演:野原ひろし)「それなのに、このストラップは携帯電話と離れた所に落ちている……継ぎ目が切れた様子も無いし、先端が紐だから、この紐さえ切れなければ外れにくいはずなんだが……」

永下(演:クダリ)「本人が外したんじゃないの? 理由は知らないけどー」

佐原(演:野原ひろし)「……気になるな……」

永下(演:クダリ)「えー……帰ろうよー」


ーーーーー


大毅(演:火神大我)「……」


一方の大毅は、未だ自室に籠もっていた。ベッドに転がってみたり、窓の外を眺めてみたり、部屋の物を見て回るが、どれも彼の記憶を呼び覚ます切っ掛けには至らなかった。


大毅(演:火神大我)「……あれ?」


ふと、枕元の方に視線をやると、そこにはバスケットボールや置き時計、自分の携帯電話が並べて置いてあった。もちろん、並べたのは自分自身。でも、そこには疑問が生じた。


大毅(演:火神大我)「……何か……何かが違う。何だ、この違和感……?」


ーーーーー


月村(演:ウツミ)「それでは、次のミッションを発令しよう。移動の必要も無い簡単なミッションだが……果たして、リスクに怯えずに一致団結出来るかな?」


ピッ!









ピリリリリ!


ドラミ「メールだわ……ミッション③! 内容は……」


YUMA「……はぁ!?」


黒子「成る程……逃走者全員が信用し合わないとダメなんですね」


逃走者に送られた、衝撃のミッションとは、一体……!


 残り10人

アンパンマン、ウルフ・オドネル、エルシャール・レイトン、
黒子テツヤ、桜田ネネ、出木杉英才、ドラミ、
YUMA、ルイージ、ヲタク大王


通達2 結果 ゲーム時間が15分間逆転
逃走者 10人 VS ハンター 4体

Re: 逃走中 〜裏切りの連鎖〜[再投稿版] ( No.27 )
日時: 2017/03/01 16:00
名前: ウツミ ◆LAxb88pkSU (ID: /xSFMP0P)

55:00 960,000円


ドラミ「メールだわ……ミッション③! 内容は……」


 MISSION 投票に参加せよ!

 君達には、これよりある投票に参加してもらう。
選択肢は『A』と『B』の二択。メールで、どちらに投票するかを書いて本部に送信せよ。もし、君達全員がAに投票すれば、ハンターを2体減らそう。但し、1人でもBに投票すれば、Aに投票した逃走者のうちランダムで2人の位置情報をハンターに伝える。もちろん、どちらに投票しても構わない。
なお、残り45分までに投票しなければ強制失格とする。


YUMA「……はぁ!?」


黒子「成る程……逃走者全員が信用し合わないとダメなんですね」


逃走者に、ハンターを減らすチャンスが到来! 全員が、一致団結してAに投票すれば、逃走者を追うハンターが2体減少する!


ウルフ「AかB………裏切れば助かるんだよな」


ネネ「私がAに投票しても、誰かがBに投票したら、私の位置情報がハンターにバレるかもしれないの!? それはちょっと、リスキーじゃない……?」


但し、1人でも裏切れば、Aに投票した者が危険に晒されてしまう……!


アンパンマン「このミッションはどうしようかな……誰かが裏切る事を考えたら、B? でもなぁ……自分が裏切るのは違うし……」


黒子「……少し考えてみましょうか。45分までならいいんですよね?」


ルイージ「えぇ〜……でも、うーん……えぇ〜……」


YUMA「……」ピッピッピッ


他の逃走者達が悩む中、ミッションのメールを見た直後、すぐにメールを打ち始めるYUMA。


【YUMA ミッション③の投票】
Aに投票。


YUMA「送信……と」ピッ!


 YUMA 投票⇒A


YUMA「これは、どう考えたってAだろ……ハンター2体減ったら、かなり有利になるし」


他の男性逃走者よりも男らしい、女性作者……。


ドラミ「うーん……どうしようかしら……」


どちらに投票するべきか悩む、ドラミ。


ドラミ「誰かに電話してみようかな……あっ、ウルフさんにしよう! 何回も共演してるし!」


第2回、第4回に続き、三度目の共演となるベテラン2人。気の置けない仲になっているようだ。


プルルルル!


ウルフ「!……ドラミさんからだ……[もしもし]」

ドラミ「[あっ、もしもしー! ドラミでーす、お疲れ様ー♪]」

ウルフ「[お疲れ様です]」


ハンターTR「……」


電話中のどちらかに、迫り来る影……。


ドラミ「[ウルフさんって、もう投票した?]」

ウルフ「[いえ、まだです。どっちにしようか悩んでて……ドラミさんは?]」

ドラミ「[私もなのよねー。だから、ウルフさんの意見を聞きたくて。どうするかなって]」


ハンターTR「……」


ウルフ「[今のところはAにするつもりですけど、ルイージとかがちょっと怖……あっ、ごめんなさい、切ります!(ピッ!)]」ダッ!


ハンターTR「……」キョロキョロ


ドラミ「[あっ、ちょっと!(ピッ!)]……切れちゃった。突然、どうしたんだろう……」


ウルフ「あっぶな……今、あそこにハンター居ました。気付けて良かった……」


ハンターに見つかる前に、距離を取ったウルフ。間一髪だ……。


アンパンマン「……これで、送信!」ピッ!


 アンパンマン 投票⇒?


アンパンマン「これで……いいんですよね?」


投票後も、自分の選択に不安を持つ、正義のヒーロー。


出木杉「少し考えてみたけど……やっぱり、裏切りは有り得ないね。出来るだけたくさんの人が逃げ切れるように……」


【出木杉 投票します】
Aにお願いします!


出木杉「Aで、送信!」ピッ!


 出木杉英才 投票⇒A


出木杉「僕は、皆を信じるよ!」


♪牢獄 DE トーク♪

秀吉「これは、究極の二択じゃの……誰かが裏切れば、Aに投票した者が危機に晒されてしまう……」

ノボリ「皆さんなら、どちらに投票いたしますか?」

フラット「これは、当然Aでしょ! ハンター2体減少はかなりのメリットですし!」

Ga.「俺も同意見です。やっぱり、ここでBは選びにくいですから……」

マーキー「うーん……俺なら、B選びます」

ななこ「えっ、B選んじゃうんですか?」

マーキー「だって、いきなりハンター2体減少って……ちょっと怪しくないですか?」

高倉「あぁ、確かに……今思うと、そんな気もしてきました……」

チェレン「僕もBかな……ハンター減らすより、誰かに裏切られてるかもって考えちゃうよ」

リン「これは悩みどころだよねぇ〜……」


黒子「……こっちにします」ピッ!


 黒子テツヤ 投票⇒?


ヲタク大王「これは……うーん……こっちにしときます」ピッ!


 ヲタク大王 投票⇒?


ウルフ「……こっちで」ピッ!


 ウルフ・オドネル 投票⇒?


その後も、続々と投票を済ませて行く逃走者達!
現在の投票状況は、次の通りだ!


・Aに投票済み
出木杉英才、YUMA

・どちらかに投票済み
アンパンマン、ウルフ・オドネル、黒子テツヤ、ヲタク大王

・未投票
エルシャール・レイトン、桜田ネネ、ドラミ、ルイージ


ルイージ「ちょ、え、えぇ〜……凄く悩む……」


携帯電話を片手に頭を悩ませる、緑の男。


ハンターNN「……」


そこへ迫り来る、ハンター……。


ルイージ「AかB……いや、ぶっちゃけB選びたいんですけど、今回はちょっと悪目立ちし過ぎてるからなぁ……」


ハンターNN「……」


ルイージ「だけど、誰かがB選んでたらアウトだし……」


ハンターNN「……」





























ハンターNN「……」スタスタ


ルイージ「あ〜、悩む……」


ノット、ニアミス……。


ウルフ「……あれ? あそこに居るのって……」


佐原(演:野原ひろし)「んー……」

永下(演:クダリ)「まーだー?」


ウルフが発見したのは、公園のベンチでうんうんと唸っている佐原警部。
そして、その佐原が動かないので仕方なく待っている永下刑事だ。


ウルフ「……え、あの2人って逃走者じゃないですよね? 何やってんだろ……」

永下(演:クダリ)「……あ。ねぇねぇ、あそこに人来てるよ。狼っぽい人。あれ逮捕する?」

佐原(演:野原ひろし)「狼っぽい人? そんなの居るわけ無いだろ……集中して考えたいから、そういう冗談とか言わず、もうちょっとだけ待っててくれ」←捜査資料から目を離していない

永下(演:クダリ)「嘘じゃないよっ、ほら! あそこ! あれ逮捕案件だって!」

佐原(演:野原ひろし)「だから、ちょっと静かにしてろって! もう少しで閃きそうなんだよ……」←捜査資料から目を(ry

永下(演:クダリ)「そっかー……じゃあ、あれ逮捕しないの?」

佐原(演:野原ひろし)「しないしない、野良犬ならほっとけ」←捜査資料(ry

ウルフ「……扱いが雑すぎる」

Re: 逃走中 〜裏切りの連鎖〜[再投稿版] ( No.28 )
日時: 2017/03/03 23:25
名前: ウツミ ◆LAxb88pkSU (ID: /xSFMP0P)

49:54 1,051,800円


黒子「あっ、もう100万円超えてますね……」


目標金額が20万円の黒子テツヤ。現在の賞金は、その5倍以上に跳ね上がっている。


黒子「……単純に考えれば、この投票ミッションの結果が出る前に自首、ってのが一番賢いですよね。でも……僕が自首したら、黒バス組は全員ゲームから離脱になるんですよね……それも少し悩みます」


悩みの種が、尽きない。


ネネ「あと5分か4分くらい……いい加減、腹を決めて投票するわ!」


覚悟を決めた、桜田。本部への投票メールを打ち込む。


ネネ「えっと……よしっ、これで送信!」ピッ!


 桜田ネネ 投票⇒?


ネネ「あとは、なるようになるわよ! 多分ね!」


レイトン「ふむ……難解なナゾですね」


未だ、投票を済ませていないレイトン。Bへの投票者が居た時のリスクを考えているようだ。


レイトン「一番確実なのは、全員に頼んでAに投票してもらう事……しかし、本当にAに投票したかは本人にしか分からない……となると……」

ドラミ「あら? もしかして、レイトンさん?」

レイトン「!……おや、ドラミさんですか」


定位置に隠れ続けているドラミに、声を掛けられた。彼女も、まだ投票を済ませていない。


ドラミ「ねーねー、レイトンさんはどっちに投票したの? A? それともB?」

レイトン「それが……実は、まだ決め兼ねてまして」

ドラミ「やっぱりかー……私も悩んでるのよね。さっきウルフさんに相談しようとしたら、ハンターが居たのか途中で電話が切れちゃったし……」

レイトン「でしたら……この場で、2人同時にAに投票しますか? それなら、少なくとも互いがAに投票した事が分かるので、僅かですが通報される確率も減ります」

ドラミ「あぁ〜……それ、イイと思う! レイトンさんも一緒にAに投票してくれるなら安心するし!」

レイトン「では、早速投票しましょうか。メールを送る直前に、お互いの文面を確認するという事で」

ドラミ「オッケー!」


たまたま合流した事で、互いにAに投票する踏ん切りがついた。時間が迫る中、投票メールの文面を作成する。


ドラミ「……出来た!」

レイトン「私も出来ました」

ドラミ「じゃあ、ちゃんとAになってるか確認しよっ! 私のはこれ!」


【ドラミ 投票のミッション!】
Aに投票しまーす!


レイトン「では、私の方も確認お願いします」


【レイトン ミッション③の投票】
私、エルシャール・レイトンはAに投票します。


ドラミ「うん、オッケー! じゃあ、せーので送信ね!」

レイトン「えぇ、分かりました」

ドラミ「いくよ? せーのっ!」ピッ!

レイトン「送信……!」ピッ!


 ドラミ 投票⇒A
 エルシャール・レイトン 投票⇒A


ドラミ「ふぅ……これで一安心ねっ!」

レイトン「えぇ、通報に怯えてBに投票してしまっては、他の方に申し訳ないですからね……」


ルイージ「……」


この男は、まだ決められずにいた。


ルイージ「安全を取るならB……だけど、Aを選べばハンターが減るかもしれない……」


46:00 1,122,000円
未投票者・強制失格まで 1分


スタッフ「あと1分です」

ルイージ「えっ?……うわっ、本当だ!? えっ、どうしよう!!?」


唯一、投票を済ませていないルイージ。もし、投票しないまま残り45分を迎えてしまえば、ルイージは強制失格となってしまう!


ルイージ「あっ、え、えー……うーん……安全を取るか、通報のリスクを犯すか……好感度を取るか、ゲスさ全開でも確実な安全を取るか……」


投票に悩みすぎるあまり、遂には自らの好感度までも天秤にかけ始めた。
果たして、彼の選択は……!


ルイージ「うーん、うーん……」


45:30 1,131,000円
未投票者・強制失格まで 30秒


ルイージ「……決めた! そうと分かれば急いでメール……!」


投票する選択肢を決めて、慌ててメールを作成する。


ルイージ「……よし、送信!」ピッ!


 ルイージ 投票⇒?


ルイージ「皆……





























──ごめん!!」


45:00 1,140,000円


ピリリリリ!


黒子「メール来ました……ミッション③の結果ですね」


出木杉「どうか、ハンターが減ってますように……」


YUMA「投票の結果は……」





























【逃走中 ミッション結果】
投票の結果、
『A』に投票⇒7人
『B』に投票⇒3人
となった。
よって、Aに投票した逃走者からランダムに選ばれた『アンパンマン』と『エルシャール・レイトン』の位置情報をハンターに伝える。両者、気を付けたまえ。


ハンターKR「……!」ダッ!
ハンターTR「……!」ダッ!


2人の位置情報を聞いた4体のハンターが、それぞれ確保へと向かう……!


アンパンマン「嘘っ、僕!? えっ、どうしよう!? どうしよう!!?」


ドラミ「えっ、レイトンさん選ばれちゃった!」

レイトン「マズイ……ドラミさん、早く逃げてください! 早くしないと、貴方も巻き添えに……!」


ハンターNN「……!!」ダッ!


【LOCK ON LAYTON DORAMI】


偶然、近くに居たハンターが、レイトンとドラミを捉えた……!


レイトン「くっ、やはり来たか……! ドラミさん、逃げてください!!」

ドラミ「えっ!? でも……!」

レイトン「早く!!」

ドラミ「はっ、はいっ!!」ダッ!


ドラミをその場から逃がすが、レイトン自身は逃げずにその場に留まった。


レイトン「『私が逃げた事で、標的が彼女ドラミに移ってしまう』なんて最悪の事態だけは絶対に起こさせない……淑女を守るのは当然さ、英国紳士としてはね」

ハンターNN「……!」


ポンッ!


エルシャール・レイトン確保 残り9人
【44:37 1,146,900円】


レイトン「……私が通報される事で、通報枠が一つ減ったと思えば、儲けものです」


アンパンマン「わっ、うわっ! 来た!!」ダッ!


ハンターOF「……!」ダッ!


【LOCK ON ANPANMAN】


アンパンマン「待って! 来ないでぇ〜!!」


タッタッタッ!


マーキー「あっ、あそこ! アンパンマンが追われてる!」

雄二「うわっ、本当だ……通報から追われるまでのスパンが早すぎだろ……!」

伊月「アンパンマーン! 頑張れー! ハンターに捕まるなっ! ハンター……ハンター……ハンターから逃げるならハンターイに逃げ」

リン「気合い入れて走れー!!」


アンパンマン「どべぶっ!」ズザーッ!!


Ga.「あ、結構派手に転んだ」

秀吉「あやつ、大丈夫なのか……? 確か、顔が濡れるか潰れると力が出なくなるのでは……?」

高倉「大丈夫だといいんですが……どちらにしても、ハンターは逃がす気無いようですけど……」


ハンターOF「……」スタスタ


ポンッ!


アンパンマン確保 残り8人
【43:52 1,160,400円】


アンパンマン「うわぁ〜……嘘でしょ〜……Bにしてれば良かった……」投票⇒A


信じる者は『殺される』、それが今回のゲームの本質。裏切りまみれの逃走中で逃げ切るのは、容易ではない。


ピリリリリ!
ピリリリリ!


出木杉「メールが届きました……2通とも、確保情報ですね」


【逃走中 確保情報】
エルシャール・レイトン確保
残り逃走者 9人

【逃走中 確保情報】
アンパンマン確保
残り逃走者 8人


ドラミ「レイトンさん……私を逃がす為に、自分は逃げなかったんだ……」


ルイージ「ホンットにごめんなさい……!! Aは通報が怖くて選べなかった……!」投票⇒B


ネネ「危なかったわ……他にB選んだの、2人も居たのね……もしA選んでたら、私が通報されてたかも……」投票⇒B


ヲタク大王「これ、Bに3人とか多すぎでしょ……このせいで、Aを選んだ2人が犠牲に……」投票⇒A


黒子「運が良かったです。7分の2って、そこそこ確率高いですからね……僕が選ばれてもおかしくなかったから、ツイてると思います」投票⇒A


ウルフ「……申し訳ない。運が無いから、Aだとほぼ確実に通報対象にされそうな気がしたんだ……ルイージなら、迷わずBに入れる気がしたから…….」投票⇒B


ミッション③の投票先は次のようになった! Bに投票した者が居た為、Aに投票した2人の逃走者の位置情報がハンターに通報され、確保されてしまった!
その結果、現在生き残っている逃走者は8人! 一体、何人の逃走者が逃げ切れるのか!

『A』に投票
アンパンマン(通報→確保)
エルシャール・レイトン(通報→確保)
黒子テツヤ
出木杉英才
ドラミ
YUMA
ヲタク大王

『B』に投票
ウルフ・オドネル
桜田ネネ
ルイージ

ミッション3 終了
逃走者 8人 VS ハンター 4体

Re: 逃走中 〜裏切りの連鎖〜[再投稿版] ( No.29 )
日時: 2017/03/05 23:17
名前: ウツミ ◆LAxb88pkSU (ID: /xSFMP0P)

42:56 1,177,200円


ドラミ「あと43分……レイトンさんの為にも逃げ切らなきゃ……」


直前まで話していたレイトンが、通報によって確保された事で、決意を固めたドラミ。当初は満額の半分を目標にしていたが、もう自首の選択肢を捨てたようだ。


ドラミ「……定位置に戻ろっと。もうハンター居ないでしょ」タッタッタッ


ヲタク大王「俺、このまま行けそうじゃない? 結構逃げてるよ……?」


前回参加時は、ゲーム時間の半分も逃げ切れなかったヲタク大王。逃走成功が、見えてきた。


ヲタク大王「どうせなら、募集参加で残ってるYUMAさんと逃げ切りたいですよね……」


YUMA「……」


周囲を警戒する、もう1人の募集参加勢。


YUMA「油断したら終わりだからな、常に気を張らないと……」


逃走成功に向けて、余念がない。


ウルフ「……あ、居た」


ベテラン勢のウルフが見つけたのは……


ルイージ「大丈夫、今回の投票は誰がBに入れたとかバレてないから……」


同じスマブラ枠の、緑。


ウルフ「……まさか、あれで隠れてるつもりじゃないよな? 緑の帽子が綺麗に見えてる……」


ルイージ「あ、でもヤバイかも……別のミッションで一回裏切ってるってバレてるし……」


ウルフ「……まぁ、あいつなら大丈夫だろ。捕まる時は数秒で捕まるけど、 逃げる時は逃げるし」

黒子「何やってるんですか?」

ウルフ「あぁ、今ルイージを見つけ……え?」

黒子「あ、どうも」


バスケ部員と狼が、再会した。


ウルフ「……お前……いつの間に生えた?」

黒子「さっきです。というか、そのセリフ二回目ですよ」

ウルフ「そうだったか? だったら悪い」


ルイージ「……あ、あれ? こんなポスター、貼ってあったっけ?」←ウルフ達に気付いてない


ルイージが発見したのは、一枚のポスター。


ルイージ「何だろ……あ、これ次回予告のポスター?」


『次回の逃走中の舞台は、自然豊かな夕暮れの公園!
 此処に現れた一組のカップルと幽霊達が、ゲームに大きく関わってくる!
 更に、悪霊の仕業により、ゲームが永遠に終わらないという緊急事態が発生!?
 様々なミッションが登場するこのゲームで、ハンターから逃走せよ!
 80分間を逃げ切り、96万円を獲得する者は現れるのか!!
 【逃走中 〜大好きな貴方へ〜】近日公開!』


ルイージ「へぇ〜、新作やるんだ……僕、招待されるかなぁ?」


ネネ「賞金、もう120万円ぐらい行ってる……これ、自首もありかしらね……?」


現在、当初の満額であった120万円を既に超えている。その為、生き残っている全ての逃走者が、目標金額を達成しているのだ。


ネネ「うーん……いや、もう少し粘る! 賞金が増えたなら、たくさん持って帰りたいもの!」


40:00 1,230,000円


ーーーーー


大毅(演:火神大我)「……」


部屋に並べてある物に違和感を感じ、大毅は腕を抱えながら考えていた。どれも、記憶を失う前に自分が置いた、あるいは記憶を失ってから自分が触った物に違いは無い。


大毅(演:火神大我)「……ダメだ、思いつかない」


しかし、やはりその違和感の正体には気付けなかった。軽く伸びをし、再び、窓の外に視線を移す。そして、気分転換をする事にした。


大毅(演:火神大我)「……散歩にでも行くか」


どうせすぐ帰るからと、母や弟には告げず、身支度を済ませてから家を出た。これが、何か閃くきっかけになればいい、そう淡い期待を抱きながら、大毅は足を進めた。


???(演:???)「……」


──背後から彼の後を追う、謎の人物には気付かずに。


ーーーーー


月村(演:ウツミ)「さて、続いてのミッションだ。次は、裏切る事で全員にリスクが増えてしまうが……逃走者達が賞金に惑わされないでいられるか、見ものだね」


ピッ!


エリア内に、レバーが付いた2つの装置が転送された!









ピリリリリ!


出木杉「メール……確保メールではないようだね。次のミッションだ」


 MISSION エリア縮小を阻止せよ!

 エリア内に、エリア縮小装置と電源装置を設置した。残り25分になるとエリアの東半分が封鎖され、その時点で封鎖エリアに居た者は強制失格となる。

 それを阻止するには、東エリアにあるエリア縮小装置の3本のレバーを3人同時に下ろさなければならない。
また、エリア縮小装置とは別の場所に設置した電源装置には電源が入っているが、レバーを下ろせばエリア縮小装置の電源を切る事が出来る。この状態でエリア縮小装置のレバーを下ろしても、エリア縮小を阻止する事は出来ない。
つまり、電源装置のレバーが上がっていないと、エリア縮小は阻止出来ない。

 もし、ミッション失敗時に電源装置が下ろされていた場合、最後に電源装置のレバーを下ろした逃走者には、ボーナスとして30万円が与えられる(但し、捕まればボーナスは没収)。


黒子「3人ですか、少し大変そうですね……」

ウルフ「あぁ……8人のうち3人が集まらないと、エリア封鎖を阻止出来ない」


ドラミ「えぇ〜……動かなくちゃいけないの? ここ、東エリアだ……」


もし、ミッションに失敗すれば、エリアの東半分が封鎖となる。しかし、エリア縮小装置は東エリアにある為、強制失格のリスクを冒さなければならない!


ルイージ「30万……30万!? えっ、結構大きい……でも、リスクも大きい……」


一方、電源装置があるのはエリアの西側! こちら側はエリア封鎖のリスクが無い為、容易にレバーを下ろす事が出来る!


YUMA「少し遠い……でも、仕方ないか。レバー行きます、3本の方」


エリア封鎖阻止へと向かう、YUMA。


ハンターTR「……」


そこへ、1体のハンター……。


YUMA「確か……こっちだったな」タッタッタッ


ハンターTR「……」キョロキョロ


YUMA「……あ、やばっ!」ダッ!


ハンターTR「……!」ダッ!


【LOCK ON YUMA】ピピッ!


ほぼ同時に、互いの存在に気付いた……!


YUMA「やばい、これはやばいっ……!」


タッタッタッ!


ハンターTR「……」


タッタッタッ!


黒子「これ、行った方がいいですよね。僕とウルフさんが行ったら、あと1人だけ来ればいいですし」

ウルフ「……そうだな……裏切りの可能性も考慮して、早くやっといた方がいいだろう」


YUMA「早く撒かないと……!」タッタッタッ!


YUMAの逃げた先に、黒子とウルフの2人!


ハンターTR「……!」


【LOCK ON YUMA WOLF KUROKO】ピピッ!


黒子「……あ、YUMAさんが走ってきます」

ウルフ「ん? 本当だ……あの、どうし」

YUMA「悪いっ!!」タッタッタッ!


YUMAが、何も知らない2人を追い抜いた!


ハンターTR「……」


タッタッタッ!


黒子「……そういう事ですか」ダッ!

ウルフ「え? おい、ちょ……うわっ、来たか!」ダッ!


遅れて、黒子とウルフも逃げ出す……!


YUMA「本当ごめんっ……流石に1人では撒けない!」


タッタッタッ!


黒子「……脇道に逃げましょう」


タッタッタッ!


ウルフ「路地に逃げる……!」


タッタッタッ!


ハンターTR「……?」


3人とも、無事にハンターの視界から消えたようだ。


YUMA「あ、危なかった……確保情報が来てないって事は、あの2人も多分、大丈夫……?」


ウルフ「来て……ないな。よし、これで一安心……してる場合でもない。早くエリア縮小装置のレバーに行かないと……」タッタッタッ!


黒子「……ウルフさんと別れてしまいました。どうしましょうか……」


しかし、ウルフと黒子は別々になってしまった。ウルフはそれでもレバーへ向けて移動するが、黒子はミッションに行くかどうか、悩んでしまう。


黒子「この近くに自首電話、あるんですね……するにしても、しないにしても、一度行ってみましょう」


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