二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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逃走中1 ー始まりの時ー 完結
日時: 2017/05/29 23:58
名前: ロクター (ID: .WGhLPV.)

かつて、王は兵士たちにこう告げたことがある。

瞬足自慢の兵たちから逃げ回れ。逃げ切ったものには大きな富を与える

と。

あるものは金に釣られて。

あるものは己が欲のために。

あるものは己の名誉のために。

その逸話が、現在の逃走中なる娯楽の起源であったとかなかったとか。



そして今、BBの手により逃走中が再現されるー。



※この小説に出てくるキャラは「俺得キャラで○○する小説」の設定を引き継いでいることが大いにあります。よってカオス展開もありうるので注意しましょう。



参戦者名(作品名順)

東方Projectより
博麗霊夢
霧雨魔理沙
十六夜咲夜
魂魄妖夢
東風谷早苗
鈴仙・優曇華院・イナバ
射命丸文
チルノ

アイドルマスターシンデレラガールズより
十時愛梨
神崎蘭子
渋谷凛
塩見周子
島村卯月
高垣楓

ファイアーエムブレム覚醒より
クロム
リズ
フレデリク
ルフレ
ルキナ

Fateシリーズより
衛宮士郎
アルトリア・ペンドラゴン
岸波白野
ネロ・クラウディウス
藤丸立花
マシュ・キリエライト


▽作者の初めての逃走中は予測不能?
▽25名の逃走者は作品の看板も背負う存在である
▽6代目シンデレラガール高垣楓の実力は?
▽セイバー死すべし!アルトリアVSネロ
▽最後に待ち受ける予想外の展開は?自首者は?逃げ切るのは誰だ!?

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Re: 逃走中1 ー始まりの時ー ( No.9 )
日時: 2017/05/25 23:21
名前: ロクター (ID: .WGhLPV.)

牢獄 de トーク

文「ほんと悔しいですよ!気をつけるのはあれぐらいだと思ってたのにそれで確保ですから!」

※あれ=出会い頭

クロム「気持ちはわかるが…俺は1分も逃げてないんだぞ」

凛「ハンターより早くても捕まる可能性もあるわけだね…」

鈴仙「はいりまーす…」

ルキナ「ごめんなさい、お父様…」

クロム「気にするな、ルキナ。おかげで残りの逃走者がミッションをクリアできたんだ」

鈴仙「文さんが捕まって、勇気がでなくなったところにハンターって、たちが悪すぎますよ…」

文「あやー、ハンターは待ち伏せはしませんけど、感情論はないでしょうし…」

凛「でも、まだ20人残ってる。ペースとしては…あれ、15分で5人ってことは全滅ペース?」

文「いえ、ミッションで3人確保ですから、それがないときは確保ペースも遅くなるもの。このあとの区間で1人か2人でしょうね、確保されるのは」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

64:55

チルノ「ミッションに貢献すると気分がいいね!」

ミッションをクリアし、上機嫌のチルノ。

チルノ「このまま逃げ切りを狙うよ!」

しかし…

ハンター「…」

ハンターが近くにいる…
















チルノ「そういえばお金のこと考えてなかったな…」

ハンター「…」

チルノ「そうだ、ミスティアに分けてあげようかな!」

ハンター「…」

スタッフ「どうしてですか?」

チルノ「ミスティアは屋台をやってるんだ!少しでも手伝えたらいいけど、あたい料理できないから…」

ハンター「!!」ダッ

見つかった…!

チルノ「うわっ!」ダッ

しかし、チルノも気づいた!


























チルノ「もうっ…!!」タッタッタッ

ハンター「…」タッタッタッ




















追いかけっこの勝敗は…





























ハンター「…?」

チルノ「ぜぇ、ぜぇ、…ふう、おってこないね」

どうやら、チルノがハンターを撒いたようだ。

チルノ「油断ならないなあ…」

トークミス寸前で、なんとか回避…。
























が、恐怖はまだ終わらない…



ハンター「…」

チルノ「…休もう」

ハンター「…」






























ハンター「!!」ダッ

チルノ「!!また!!」

別のハンターに見つかった…!!

咲夜「チルノが追われてる!!」

咲夜が近くでそれを目撃!

チルノ「はぁ、はぁ、…」タッタッタッ

ハンター「…」タッタッタッ



































チルノ「くるなぁーーーーー!!」


LOCK ON
[CIRNO]


























ポン!























63:29
チルノ確保 残り19人

チルノ「二人連続は、さすがに無理…」

連続でハンターに追われては、いかにスタミナのあるチルノでも、無理があったようだ…



























咲夜「…結局、あのまま確保されましたか」

士郎「ミッションに積極的な逃走者が減るのは、こっちには痛手だな…」

























ルフレ「うん、まだハンターはいない」

最初に決めた隠れ場所から動かない、ルフレ

ルフレ「足が早くてもダメ、スタミナばかり高くてもだめ、なら頭のいい逃走者が逃げ切れそうなものなんだけど…」

その持論は、実証できるのか…



























61:48

ネロ「むう…」

ミッションの間の時間は、どうしたって手持ち無沙汰になる…


ハンター「…」

近くにハンター…











ネロ「いかん、この油断は確保がありうる」

ハンター「…」

















ハンター「!」ダッ

ネロ「この足音…きたか!!」

ハンターが先に見つけたが、その足音でネロが気づいた!!
























ネロ「このあたりは入り組んでいるな…なら!!」

ネロ、入り組んだ地形を利用してハンターの視界から消える作戦に出た!

ハンター「…」タッタッタッ































ハンター「…?」

見失った…






















ネロ「危ないな…」

ハンターは神出鬼没。いつどこから出てくるか、わからない…




























60:11
フレデリク「そろそろ次のミッションが来てもいい頃ですが…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

BB「次のミッションは、みなさんに動いてもらう必要がありますね。いつまでも隠れさせるわけにはいきませんよ」

ロクター「何してるんだ?」

BB「ロクター先輩!?」

ロクターがゲームマスタールームに入ってきた。もちろん管理者権限だ。

BB「ええ、逃走中ってゲームをやってるんですよ」

ロクター「これが次のミッション?…ん、ちょっといいかな」

BB「?…わ、それは鬼畜な…」

ロクター「でも、時には非情な決断ができないと逃走中は制覇できないってことを知らしめないとね」

BB「それもそうでしょうね…」


ロクターが口出ししてミッションが一つ追加されたようだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次回、とんでもないミッションが…!?

Re: 逃走中1 ー始まりの時ー ( No.10 )
日時: 2017/05/26 23:43
名前: ロクター (ID: .WGhLPV.)

立花「確保情報…?いや、メールだ。

『ミッション2 君たちのベストにはアラーム装置がついている』いつものきたね」

咲夜「『残り45分になると起動し、大音量でハンターを呼び寄せる』鳴ったら終わりね…」

ネロ「『無効化するにはほかの逃走者のカードキーを装置に通せば良い。カードキーは一人一回までしか使えない』…これは、動かないといけない、ということか」



ミッション2 アラーム起動を防げ!

逃走者のベストについているアラーム装置は、残り45分になると起動し、大音量でハンターを呼び寄せる。
それを防ぐためには、ほかの逃走者のカードキーを装置に通せば良い。なお、カードキーは一人一回までしか使えない。



愛梨「あれ。もう一通来てます…『ミッション3 残り40分になるとハンターが二体放出される』確保ペース上げに来てますか?」

魔理沙「『阻止する方法はない』おい、マジか!」

マシュ「『しかし、ほかの逃走者の顔写真を撮って本部に送信すれば、その逃走者の位置情報がハンターに伝わり確保に向かう。これにより逃走者を確保したハンターは消滅する』…なんてミッションなんですか!!」

早苗「『通報で減らせるハンターは2体まで。ハンター放出までが通報のできる時間だ』…」



ミッション3 ハンターを減らせ!

残り40分になると、ハンターが2体放出される。
阻止する方法はないが、ほかの逃走者の顔写真を撮って本部に送信すればハンターに位置情報が伝えられ確保に向かう。そして通報された逃走者が確保されればハンターが一体消滅する。
残り40分になる、またはハンター二体消滅まで通報を行える。


























士郎「ムチャクチャだ…!!仲間を売るなんて正義の味方ができるか!!」

とんでもないミッションに怒りを隠せない士郎。




蘭子「これは、アラームを止めるためにほかの逃走者に会う必要がある…でも、そこで写真を撮られて通報ということもありうる…やばすぎます…」

恐ろしい、板挟みだ…


























フレデリク「リズ様!!」

リズ「フレデリクさん!」

フレデリクとリズは近くにいたためすぐにカードキーを交換!

リズ「フレデリクさんなら安心だね!」















シュッ

シュッ













リズ フレデリク ミッション2クリア

アラーム未解除 あと17人




フレデリク「リズ様を通報しようとする方には、私が絶対近寄らせません」

リズ「こういう時は頼もしいね!」

通報を避けアラームを解除するには、信頼できる逃走者を見つけることが鍵になる…

























アルトリア「でもこれは、合法的にほかのセイバーを潰すこともできるということですね」

ネロ「ちょうどいい、アルトリアを通報してやろう」








霊夢「魔理沙とか私を通報しそうね…いいわ、返り討ちにしてあげる」

魔理沙「霊夢を蹴落とすチャンスなんだぜ!!」

一方、ライバル関係の逃走者は俄然積極的に通報を狙う…
























59:33


白野「思い切り仕掛けたな…」

白野はこのミッションに憤慨しつつ、ほかの逃走者を探し始めた。

ハンター「…」

しかし、近くにハンター…




















白野「いざ探そうとすると、なかなかいないものだろうし…」

ハンター「…」





























白野「信頼できそうな相手を電話で呼ぶべきか?」

ハンター「…」


ハンターは、気づかないようだ…





























59:10

蘭子「うう…一歩も動けません…」

ミッションの衝撃に動くことができなくなり、言葉も素が出てしまった蘭子。

???「…」

そこに、近づく影…




















ハンター「…」

蘭子「だ、誰かいる…ここで見つかったらとても逃げ切れない…」
























ハンター「…」
























アルトリア「…ランコさん。こんなところでどうしているんですか…?」

蘭子「ひゃっ!?」


どうやら、アルトリアだった。


蘭子「あ…カードキー、まだですか…?」

アルトリア「まだですね。では、問おう。あなたが私のアラームを解除すのか」

蘭子「(このセリフ…私知ってる!!かっこいいって思いました!!)そうだ。よかろう…我に任せよ!」

アルトリア、とっさの判断で蘭子を勇気づけた!
















シュッ

シュッ
















アルトリア・ペンドラゴン 神崎蘭子 ミッションクリア
アラーム未解除 残り15人


蘭子「ようやく力が戻ったわ!フフフ…」

アルトリア「元気になって何よりです。ここから頑張りましょう」

逃走者の友情も育まれるのが逃走中である。






























立花「あ、卯月さん!」

卯月「立花さん!早く解除しましょう!」







愛梨「妖夢さん、ここにいたんですか?」

妖夢「できればハンターを先に見つけたいので偵察してたんです…あ、ミッションですね」



続いて、この二組がアラームを停止した!


























が、そのどちらかに…





















ハンター「…」

ハンター…































卯月「これで少しは安心ですね…」

立花「でも通報があるから、油断しないでね…」























妖夢「ハンターは…いないですね」

愛梨「どきどきします…ああ、体が火照って…」

スタッフ「脱がないでください!」


























ハンター「!」

どちらかが、見つかった!!







































妖夢「!!ハンター!!」

愛梨「ええっ!?」

妖夢・愛梨ペアだ…!






























妖夢「共倒れは避けないと!!」タッタッタッ

愛梨「ああ、速いです…!!」タッタッタッ

ハンター「…」タッタッタッ

妖夢の足が早いため、愛梨がおいていかれてハンターの標的に!!





























ハンター「・・・」

愛梨「来ないでくださーい!!」






























LOCK ON
[TOTOKI]

愛梨「もう、ダメ〜…」






























ポン!

































58:20
十時愛梨 確保 残り18人

愛梨「もっと逃げたかったです…」

ミッションをクリアしても、ハンターに確保されたら意味がない…





楓「確保情報…『十時愛梨 確保』あら、初代が…」

白野「なんだかんだで俺たち確保者がいないんだよな…」


































ルフレ「ちょっと電話してみるか」

ルフレは仲間に電話を試みる。





フレデリク『ルフレさん』

ルフレ「うん。ミッションのアラーム、もしよかったら…」

フレデリク『申し訳ございません。すでにリズ様と解除してしまっているので…』

ルフレ「そうか…ほかを当たるよ」

フレデリク『ご武運を』ガチャ





ルフレ「自分から探しに行くしかないかな」

隠れさせないのが、この手のミッションの目的だ…




























この時点でアラーム未解除の逃走者は、11人。

はたして、アラームが起動してしまうのは誰だ!?

Re: 逃走中1 ー始まりの時ー ( No.11 )
日時: 2017/05/27 00:20
名前: ロクター (ID: .WGhLPV.)

57:53

妖夢「ちょっと恥ずかしい真似をしてしまいましたね…」

先ほど、愛梨を囮にする形でハンターから逃れた、妖夢

妖夢「ちゃんとミッションに貢献して罪滅ぼしをしないと…」

そこまで、生き残れるか…






























54:22

ルフレ「ようやく目処が立ったよ」

スタッフ「誰に電話してたんですか?」

ルフレ「マシュさん。この先の交差点近くの隠れどころで待ち合わせすることになってるんだ」

どうやら、解除相手を見つけたルフレ。

ルフレ「(小声)でも、解除したら通報を狙ってみるよ」

スタッフ「ええ?」

ルフレ「…そうだね、ハンターが少ないほうが逃走成功者が多くなりそうだから、と言おうか。普通はだれも犠牲にしないけど…別に命をかけた戦いというわけじゃないからね」

それはそれ、これはこれ、ということか…



























マシュ「…遅いですね。まあ、ルフレさんは足が遅いから仕方ないんでしょうけど」

マシュは、先に待ち合わせ場所に着いた…

早苗「あ、誰かいます!」

その姿を、早苗が捉えた!

























早苗「私と解除しましょう!!」

マシュ「ええ…私は先約がありますので…」

早苗「でも…」

ルフレ「どうしたんだ!?」

ここでルフレが到着。

早苗「あっ…これじゃ、一人余ります…」

ルフレ「…なんだ、それなら簡単なことだよ。早苗が僕の、僕がマシュの、マシュが早苗のカードキーを使えばいいだけの話だから」

早苗「ほんとうに頭がいいんですね!!」

マシュ「よし、そうとわかれば…」


















ハンター「…」

しかし、その近くにハンターが…!


































ルフレ マシュ・キリエライト 東風谷早苗 ミッションクリア
アラーム未解除 残り8人

ルフレ「(これじゃ通報は無理だな)じゃあ、離れようか」

早苗「そうですね、このまま固まってるとハンターに見つかりますし」

マシュ「でも、気を付けないと…!?」

ハンター「!!」ダッ

気づかれた…!!



























ルフレ「くそっ!!」

早苗「フラグですかーやだー!!」

マシュ「うまく隠れないと…!」

三人は、バラバラに逃げる…!






















マシュ「私にきました…!」

ハンターの標的は、マシュだ…!


























ルフレ「…追ってこないな。ほかの誰かに向かったのか」

早苗「よかった…追われませんでした」

ほかの二人は、命拾い…























マシュ「…速い!!」

ハンター「…!」

マシュの走力では、あっという間にハンターとの距離が縮まってしまう!





















LOCK ON
[KIRIELIGHT]





























ポン!


























マシュ「さすがに、逃げ切れるほど甘くはないですね、このゲーム…」

53:48
マシュ・キリエライト確保 残り17人

ハンターは神出鬼没。いつどこから現れるか、わからない…


























立花「確保情報…『マシュ・キリエライト確保』ああ…」

士郎「ついに俺たちからも確保者が…!」































霊夢「魔理沙はどこにいるのよ…」

アラームそっちのけで魔理沙を探す、霊夢

霊夢「魔理沙は私を狙って通報してくるはず…その前に通報してやるわ」

返り討ちにできるか…!?




























魔理沙「ハンターだぜ…」

ハンター「…」


その魔理沙は、ハンターを発見し足止めだ…
























霊夢「!!」

足止めを食らっている魔理沙を霊夢が発見!

士郎「霊夢と魔理沙か!?これはまずいかもな…」

その様子を士郎が発見!!

























魔理沙「早くどいてくれよ…」

霊夢「…ハンターに気を取られてるわね。行くわよ」

士郎「霊夢は通報する気満々だな…」

ハンター「…」



























ハンター「!!」

魔理沙「うぉっ!?」

突然、ハンターが走り出した!!

魔理沙「…あれ?」

横道の魔理沙に、目もくれない…


























霊夢「やっば、急にこっち向かってきた!」

ハンター「!!」タッタッタッ

霊夢「…あれ??」

隠れた霊夢も、スルー…




























士郎「なっ!?」

一直線に、ハンターが士郎に…!


























士郎「くっ、こっちだ!!」

ハンター「…」

入り組んだ地形を使い、ハンターの追跡をかわす!


























ハンター「!」

士郎「なっ…二体目!?」

しかし、逃げた先に二体目のハンター!!
























LOCK ON
[EMIYA]

























士郎「これ、俺を通報したのか…!?」
























ポン!


















50:14
衛宮士郎 確保 残り16人

通報による確保のため、ハンター一体消滅

士郎「すまない、セイバー…」

位置情報を通報されてしまえば、逃げ切るのは不可能に近い…



























アルトリア「確保情報…『ネロ・クラウディウスの通報により衛宮士郎確保』シロウ…!!やはりセイバーは潰さねばなりません」

ネロ「将を射るならまず馬を。マスターを退場させるのもサーヴァントのやることよ…甘いやつだな」

マスターを、狙い撃ち…

時は、遡る。






























士郎「霊夢を止めたいが…これは、通報してでも止めるべきか!?」

迷う士郎。しかし、その近くに…

ネロ「あれは…セイバーのマスターか!?」

ネロ…



























士郎「後ろにハンターは…いないな」

ネロ「!!」























カシャ!!






























士郎「あ、霊夢が動いた!行くぞ!!」

ネロ「気づいていないか…よし、送信だ!!」




























霊夢と魔理沙に、気を取られすぎだ…



























霊夢「…なんだか、興ざめね」

魔理沙「ああ…私たちだけじゃなかったのか、通報狙いは」

この騒ぎにすっかり通報する気を削がれた、このコンビ。

霊夢「…解除しましょうか」

魔理沙「そうだな…」




























博麗霊夢 霧雨魔理沙 ミッションクリア
アラーム未解除者 残り5人

























現在、アラームを解除できていないのは…

咲夜「だれにも会いませんね…」

周子「みんな、どこにいるんだろ?」

楓「みなさんはどこに…?」

白野「みんな解除し始めてるんだよな…」

ネロ「よく考えたら、余のアラームも解除しなければならんな…」

この五人だ…!



























はたして、アラームを解除できるのか!?次回、ミッション2決着!!

Re: 逃走中1 ー始まりの時ー ( No.12 )
日時: 2017/05/27 17:36
名前: ロクター (ID: .WGhLPV.)

49:45

アラーム起動まで あと5分を切った!

魔理沙「近くで見ちまうと、どうもその気になれなくなるんだよな…」

先ほどの通報劇の証人の一人、魔理沙。

魔理沙「まあ、逃走に向けて気を取り直すか…」

スタッフ「賞金の使い道は?」

魔理沙「?そうだな…香霖にお金少しは払っておこうかな…ツケ倒してるしな」

意外に、律儀なところがある…

魔理沙「私のオヤジと仲いいからな、多少は誠意ってのを見せないとな」

間接的な、親孝行は出来るのか…





























フレデリク「リズ様のほうにどうも人が来ないですね…」

リズの周りをガードする、フレデリク

リズ「ミッション早々に終わらせたせいかな…ひーまー」

リズは何もなく過ぎていく時間に暇を持て余し始めた…

























ハンター「…」

その二人に、望まざる存在が…


























リズ「逃走中ってハンターに追われるスリルが持ち味なのに、それがないと楽しめないよー!」

フレデリク「いえ、リズ様、それは無謀な判断かと…」

ハンター「…」

























リズ「そもそも…!!」

ハンター「!」

見つかった!!

























リズ「どうしよう!?ハンターが来た…フレデリク!?」

フレデリクは、ハンターに気づき距離をとっていた!

フレデリク「申し訳ございません、このままだと共倒れになりかねないので…」


























リズ「こんなの聞いてないよー!!」

ハンター「…」

全速力で逃げ出したリズ。幸い、発見が早く距離はそれなりにある。


























蘭子「…リズさん?」

それを蘭子が見かける。

リズ「ちょっとごめん…!!どいて!」

蘭子「!?黒き魔物!?(ハンター!?)」

巻き込まれた…!!

ハンター「!」


























蘭子「連れてくるでない!!(連れてこないでください!)」

リズ「そんなこと言ったって〜!!」

ハンター「…」タッタッタッ








































ハンター「…?」ピタッ

蘭子「はあ、はあ、なんとか撒いたようね…」

リズ「助かった…」

なんとか、振り切った…
























ハンター「…」

しかし、ハンターが周囲を捜索。






















蘭子「黒き魔物はまだ近くにいるのか…?(ハンターはまだ近くにいますか…?)」

リズ「少し休もう…」




























ハンター「!!」

見つかったのは…




























ポン!


























47:59
神崎蘭子 確保 残り15人

蘭子「そんな…」

鉢合わせとなったか、一歩も動けず…

























卯月「確保情報…『神崎蘭子 確保』どんどん減っていってます…」

霊夢「まずいわね…全滅もありそうなペースよ」


























楓「!あなたは、まだ解除してませんか?」

楓がようやくほかの逃走者を見つけた!
























白野「いいところに!!」

白野だ!彼もほかの逃走者を探していた!

楓「渡りに船、まさに波がきましたね…フフッ」

白野「俺の名前がそうだからか?とにかく、カードキーを」

















高垣楓 岸波白野 ミッションクリア
アラーム未解除 残り3人

楓「これで、残り何人でしょう?」

白野「ああ、だれが解除したかわからないんだよな…立花は卯月と解除したっていうし」

楓「うーん…」





























46:40

咲夜「片っ端から電話して、ようやくいきあたったわ…」

咲夜はようやく解除相手を見つけ、今待ち合わせをしている。

その相手は…

































周子「こっちであってるんだよね?」

周子だ…!
















ネロ「奏者に電話してみるか」

その頃、ネロは白野へ電話するが…































白野『セイバーか?悪い、アラームの件はもう済ませたんだ」

ネロ「そうか…すまんな」

ついさっき、楓と解除した…



























楓「どうしたんですか?」

白野「セイバーを忘れてた…」

罪悪感が、募る…
























46:20

咲夜「こっちよ!」

周子「いたいた!」

ついに、二人が合流!




















咲夜「ハンターはいない!今よ!」

周子「早くやっちゃおう!」




















シュッ

シュッ

























十六夜咲夜 塩見周子 ミッションクリア

ネロ ミッション失敗!






















ビーーーーーーッ!

ネロ「な!?時間を待たずにアラームが!?」

























妖夢「メール?『ミッション2結果 ネロ・クラウディウスがアラーム解除不可となったため、アラームが起動した』え!!まだ45分になっていないのに…」

白野「ああああ…」

アルトリア「因果応報ですね…ほかの逃走者、そしてシロウを通報した罰です」

なんと、ミッション失敗が確定した瞬間、容赦なくアラームや失格裁定を下すBB!!ミッション失敗が確定している状況の自首を、許さない構えだ…!






















ハンター×2「!!」

そして、アラームの音を聞いたハンターが、ネロを確保に向かう!






















ネロ「止むを得ん!自首電話に向かうぞ!」

さすがに自首電話に向かうネロ。しかし…





















ハンター「!!」

ネロ「もう来たのか!!」

ハンターは、近くに居た!!!


























ネロ「しつこい…!!」

ハンター「…」

しかし足は速いネロ、ハンターに距離を詰めさせない。


















ハンター「!!」

ネロ「二体目か!!」

しかし、別のハンターも反応していた!そして…




















ネロ「挟まれたか…」

一本道なので、もはやハンターを切り抜けるのは不可能だ…


































ポン!


























45:22
ネロ・クラウディウス確保 残り14人

ネロ「アラームがなっては、どうしようもないな…」

個人ミッションを失敗した者には、容赦なくハンターに排除される…




























さらに、先ほどアラームを解除した二人に…

???「いた!!」

通報の魔の手が迫る…!




















咲夜「いつまでもここにいられないわよ?まだ通報は残っている」

周子「でもいままで人にあわなかったし、行けるかも」












凌げるか!?

Re: 逃走中1 ー始まりの時ー ( No.13 )
日時: 2017/05/27 18:08
名前: ロクター (ID: .WGhLPV.)

44:36

周子「案外、逃走中って楽なゲームかもね」

ここまでハンターを見ていない、周子

周子「このまま逃走成功できるかなー」

しかし、周囲に魔の手が迫る。

ハンター「…」

ハンターが、いた…






























周子「!あれがハンターだね」

ここは、周子が気づいたようだ。

???「あ、ハンター…」

隠れて様子を伺っている逃走者も、気づいた…




























ハンター「…」

ハンターは、だれにも気づかず去っていった。

周子「うん、いい感じだね」
























???「撮れた!!」

全然良くない…!!


























ハンター「!」ダッ

さきほど周子が見つけ、周子に気付かなかったハンターが、方向転換した!!

周子「えっ!?いきなりこっちに向かってきた!!」

気づいた周子も、逃げ始めた!
























周子「ここを曲がって…」

ハンター「…」

周子は角を利用し、ハンターの視界から逃れる作戦だ。

周子「次はこっち…」

ハンター「!!」

周子「ええ!?」

別のハンターがいた…!!



















もちろん、来た道を引き返せばおってきたハンター。
逃げ場は、ない…



























LOCK ON
[SHIOMI]

















周子「これは無理だね」

ポンッ





























43:00
塩見周子 確保 残り13人

通報による確保のため、ハンター一体消滅 通報時間終了

























周子「そりゃ、通報されてちゃだめだよね…」

油断すると、たちまちハンターの餌食となる…


























その、周子を通報したのは…































ルフレ「あれ、もう二人通報されたのか…」

ルフレ、ではなく…



























立花「うわ、この子がやるんだ!?予想外すぎるよ!」

立花、でもなく…












































卯月「『確保情報 島村卯月の通報により塩見周子確保 残り13人 ミッション3結果 これによりハンターが一体消滅 ハンターが計2体消滅したのでミッションクリアとする ハンター2体の放出は予定どおり残り40分だ』本当にごめんなさい…!!」

卯月だ…!!

彼女が通報に至るまで、少し見てみよう…

































47:11

卯月「このままじゃ、私が通報されるかもしれないです…」

さきほどのネロによる通報メールに、衝撃を受けた卯月。



















卯月「通報できるのは、あと一人なんですよね?」

スタッフ「そうですが…」

卯月「正直、通報が怖い…なら、自分で通報して枠を埋めてしまえば、怖くなくなる…!」

なんと、通報されるぐらいなら自分が通報すると決めていた!
























卯月「でも誰かを犠牲にしないといけないんですよね…」

それでも、葛藤する…
























咲夜「あら、ミッション結果ね…そんなことあるの!?」

周子「そういうマスターじゃないの、BBっての」















卯月「あ、誰かいます…!」

メール着信音で、二人に気づいたのだ!

ミッションクリアの安堵からか、二人は卯月に気付かなかった…



































あとは、???の部分を卯月にすれば正しい展開となる。

立花が意外というのも、納得のケースだ…


























ハンターA「…」

ハンターB「…」

現在、ハンターは2体となっている。

しかし、残り40分に新たに2体放出されるため、そこからは4体のハンターから逃げなければならない。

41:00

魔理沙「なんだかんだ言ってみんな安全が欲しいんだな」

他人を蹴落としてでも生き残る覚悟があるほかの逃走者の心情を察した魔理沙。

フレデリク「好きで他人を蹴落とす方ばかりじゃないですよ」

そこに、フレデリクがやってきた。

魔理沙「フレデリクじゃないか。リズはどうした?」

フレデリク「いえ、ハンターの襲撃ではぐれてしまって…」

嘘は、言ってない。

魔理沙「でも、あとでハンター二体増えるんだろ?気は抜いていられないだろ」

フレデリク「そうですね、しかしどこから湧いてくるのでしょうか…」

そう言ってフレデリクは離れていった。

























魔理沙「そういやそうだったな…」

40:03

40:02

40:01































40:00

ハンター×2「!!」

ハンターが、解き放たれた…!!



























霊夢「ちょっと!!」

…場所が、霊夢のすぐ近く!!




























霊夢「これは聞いてないわよ!!」

ハンター×2「…」

急いで逃げる霊夢だが、至近距離だ!!

























LOCK ON
[HAKUREI]

























霊夢「ちょっとー!!」




























ポン!!





























39:20
博麗霊夢 確保 残り12人

霊夢「ああ…私のお金が…orz」

ハンターの放出場所を書かない、BBの地味な嫌がらせの犠牲になった…



























妖夢「霊夢さん確保ですか!?」

魔理沙「よっしゃ!霊夢に勝った!」

早苗「もしかして、ハンター放出ポイントの近くにいたとか、ですか…?」

巫女の勘は、侮れない…

























一方…


























アルトリア「メールですか…『通達 これより残り30分まで、牢獄前にルーレットを設置した』」

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凛「『逃走者がルーレット前の装置に指紋を認証すれば、ルーレットが回りだし「復活」に止まれば確保者を一名復活させることができる」!!来た!復活だ!」

牢獄全員「やったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

凛「まって、『ただしルーレットは6マスあり、そのうち一つがハンター放出になっている。ここで止まるとハンターがルーレット横のハンターボックスから放出されてしまい、同時にルーレットも撤去となる』簡単な話じゃないんだね…」

鈴仙「それに、『復活マスが選ばれたとき、次回ルーレットを回すときはそのマスはハンター放出マスとなる。ルーレットは一人一回しか回せない』…そりゃ、そうよね」

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通達 確保者を復活させろ!

牢獄前にルーレットと指紋認証装置、ハンターボックスが設置された。
逃走者は指紋認証装置に指紋を認証すれば、ルーレットが回りだし復活マスに止まれば確保者を一人復活させることができる。
しかしハンター放出マスがひとつだけあり、そこで止まってしまうとハンターボックスからハンターが放出、同時に復活チャンスも終了となる。
また、一度選ばれた復活マスは次回からハンター放出マスに変わる。ルーレットは一人一回しか回せない。


























妖夢「これを待っていました!行きましょう!」

アルトリア「シロウを復活させます!」

卯月「申し訳ないことをしましたし…行きます!」

真っ先にこの三人が牢獄へ向かう!






















果たして、復活の行方は…!?

残り逃走者 12人


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