二次創作小説(映像)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

6つの光とwhite
日時: 2017/08/26 17:43
名前: 白 (ID: YUWytwmT)

こんにちは!
(おはよう?こんばんは?…どっちでもいいですね←)
初めて六つ子の小説に挑戦することにしました!
きっと、
「駄作」「駄文」「こいつバカ?」の三拍子
だと思いますが!
どうか暖かい目で見守ってやってください。


※おそ松寄になると思います!

Page:1 2 3 4 5 6



Re: 6つの光とwhite ( No.14 )
日時: 2017/08/26 22:27
名前: 白 (ID: YUWytwmT)

鈴音side

一筋縄ではいかないと、わかっていた
でも、こう言われると
やっぱり少し悲しくなるんだな、


でも、これでわかった


6人は殴られること…人として扱ってもらえないことが
悲しいんだ


どんなに優しい言葉をかけられても
過去の傷のせいで信じることができない…

もし、
あたしがその立場にいたら、と考えると
到底我慢できそうにない



でも、だからこそ、
不幸なことだけじゃない、幸せだってあるんだってこと
伝えたい…


だったら、
あたしも体張るしかないよね


「……だから、どう言ったって…、って、おい!?」

思い立ったら吉日なあたしは
まずポケットの中身を全部出してテーブルの上に置いた

そして、
横髪を留めていたピンを、
靴下を、靴を脱いでいった

ポカーンとして六つ子は見ていたが
あたしが服に手をかけると焦ったように
慌てて止めだした


「ま、まて、落ちつくんだ!」
「え、ちょ、えぇっ!?」
「ちょ、はぁ?あんた、何してんの……?」
「落ちついてくだせぇ!」
「!?」


「たしかに、あたしはあなた達の傍にいたわけでもないし、そういう経験をしたわけでもない…でも、だからこそ、今度こそはそんな思いをしないよう守りたいだけなんだ…だけど、口で言っても伝わらないのならあたしはあなた達に危害は加えないよという意思表明のために…」

そう言って、再び服に手をかけた
すると、…


「……十四松でっす!」

思わずピタリと手を止めた

「えっと、俺の名前十四松です、だから、一旦落ちついてくだせぇ!」

「あ、ごめん、ビックリさせちゃったね、突然で」

そう言って
ソファーに座ると

ホッと安堵の息が聞こえた


Re: 6つの光とwhite ( No.16 )
日時: 2017/08/27 22:05
名前: 白 (ID: OSKsdtHY)

鈴音side


「十四松、君っていうんだ、よろしくね」
そう言って、
まだ少しの警戒心はあるが
幾分か柔らかい雰囲気になった彼、十四松君に微笑んだ


すると、
周りの兄弟達も十四松君に感化されたように

「…カラ松です」
「チョロ松です…」
「………一松」
「ト、トド松、です…」


顔が似ているからな、覚えるのが大変そうだ
なんて心の中で苦笑した

「うん、みんなよろしくね」

まだ俯いている人もちらほら
——今日はここまでが限度か…

でも、焦らないで大丈夫だよね
ゆっくり、ゆっくり傷を癒していこう…

「……今日はもう疲れたと思うし、取り敢えず休もう、
この部屋の隣に大きな部屋があるから…6人で使ってね
シャワーも自由に使って大丈夫だから、」

そう言うと、
何人かはコクッと頷いてくれた
その様子に少しの安堵を持ちながら席をたった

「…じゃあ、おやすみなさい……。あ、それと、今日から一時の間お手伝いさんには休んでもらうから…のんびりしてね」

——パタン


そして、今度こそその部屋をあとにした

あたしだって、多少の料理は作れる、
明日からしばらくの間は自炊だな……

みんなにも食べてもらえたらいいんだけど……

「……明日の朝御飯は何にしよう」


——明日は今日よりも6人との距離が縮みますように…

そんな願いを掲げながら自分の部屋へと入っていった

Re: 6つの光とwhite ( No.17 )
日時: 2017/08/28 23:27
名前: 白 (ID: GbhM/jTP)


——ピピッ、ピピッ、

耳元でなり響く目覚まし時計の音に
まどろみの中にいた意識が覚醒してくる

布団のなかでモゾモゾと体を捩り
手探りで目覚まし時計を探し、止めると
襲ってきた睡魔に瞼が落ち、再び深い眠りにつこうとしてハッとした

そうだ、朝御飯!

一気に覚醒した意識にこうしてはいられない!
と、バタバタと寝間着から普段着に着替えて
エプソンを棚から引っ張り出した

「6時過ぎ、か……よし、7時になったらみんなを起こしに行こう」

そういいながら、身支度を済ませ
鏡の前で身だしなみをチェックすると
少し急ぎ足で部屋をあとにした



——ジュゥ、

「まずは、無難にスクランブルエッグとかだよね」

と、思い立ったらすぐに
卵やらベーコンなどを準備して手際よく進めていく

「…スープは、コーンスープにしよう」

一人で呟きながら朝御飯をつくり
チラリと時計を見た

「6時半過ぎ…、よし、ちょうどいいな」

テーブルにお皿を置き、盛り付けをしていく
最後に人数分のグラスを用意して一息ついた

「……ふぅ、よし、起こしにいきますか…」

エプソンを無造作に椅子にかけると
結んでいた髪をほどいて
六つ子達が眠る部屋を目指した

Re: 6つの光とwhite ( No.18 )
日時: 2017/08/28 23:46
名前: 白 (ID: GbhM/jTP)

チョロ松side

前までなら、
夜中だろうが関係なしに起こされ
殴られていた。でも、今はそんな喧騒はない。

ふと、周りを見回してみる
他の兄弟達も同じことを考えていたのか
皆、声は発さないが起きているようだった

そんな兄弟達を一瞥し、
今自分がいる部屋を見渡した

恐らく、6人分の服が入るであろうクローゼット
部屋のすみに6つ設けられた机
今、僕達が寝ている清潔感のある白い布団
ギラギラしたものや、派手なものはないけれど、
ほぼ白で統一された品のある綺麗な部屋だと素直に思った

なんて考えを巡らせていると

——コンコンッ

控えめなノックが聞こえた
その音に思わず条件反射でガバリと体を起こした
……僕だけじゃなかったみたいだけど

——乗り込んできて、殴るのか?
そう思ってた
でも、ドアを叩いた本人は扉を開けることなく

「…朝ご飯の準備できたよ、よかったら食べてね」

ドア越しにそう言うと
そのまま遠ざかっていく足音が聞こえた
思わず拍子抜けした顔でいると

「…もしこれで機嫌が損ねられたら困るかんなー
さっさと着替えて行くかー」

そう言って着替え始めるおそ松兄さんに続いて
僕も慌てて着替えると
拭いきれない不安を抱えながら
主人の待つ、リビングへと向かった

Re: 6つの光とwhite ( No.19 )
日時: 2017/08/29 23:07
名前: 白 (ID: 69bzu.rx)

テーブルの前に立ち尽くし
椅子に座ろうとしない六つ子達を見て
鈴音は

「(え、え、何かまずかった…!?もしかして毒でも入ってるんじゃないかって思われてるとか…!?)」

内心冷や汗まみれだった

「…椅子に、座っていいんですか?」

コテッと首をかしげ
不安げに見つめてきたのは十四松君だった

「え?いいに決まってるよ…それに毒とかも入ってないから、なんなら、あたしは後ろの方で食べてるよ?」

言った傍から
鈴音は食事を手に取るとスススッと後ろに下がり
六つ子達に座るよう促してさっそく朝御飯を食べ始めた
すると、おずおずと六つ子も座り始め
「…いただきます」と各々に言うと
おそるおそるだが食べ始めた

鈴音は息を潜めてジッと様子をうかがった
そして、ふいに6人の食べる手が止まった

「(ま、不味かった…!?口に合わなかったとか…)」

内心オロオロしまくってると、

「………おいしい」

ポツリ、声が聞こえた

「あぁ、おいしい…」
「久しぶりに、まともなもの食べた…」
「…うん」

そんな会話を聞いて安堵したが
今までどんな食生活を送ってたんだ…と考えると悲しくなった。でも、これで胃袋はゲットできたかな…?なんて、パクパクと食べ進める6人を見て鈴音はやさしく微笑んだ


Page:1 2 3 4 5 6



この掲示板は過去ログ化されています。