二次創作小説(映像)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 逃走中〜希望の学園と絶望のハンター〜 (完結済み)
- 日時: 2018/09/26 23:49
- 名前: TDR (ID: B5mnT9uz)
----------------------------------------------------------------------------------------
〜WARNING! 注意!〜
・逃走中とダンガンロンパの二次創作小説です
・ダンガンロンパシリーズのネタバレ注意
・気を付けていますがキャラ崩壊の可能性あり
・ハンターの識別方法は名前や番号に基づかず適当にA・Bなどと付けています
以上の点を踏まえてお読みください
----------------------------------------------------------------------------------------
逃走劇の舞台は、私立希望ヶ峰学園。様々な才能に秀でた高校生を集めるこの学園で、
アイドル、野球選手、プログラマー、御曹司など、その才能を認められた
「超高校級」の高校生たち15人が、逃走者として逃げ回る。
ゲーム中に発動するミッションに翻弄されながら、賞金への欲望や己のプライドのために
最後まで逃げ切るのか、それとも堅実に自首を選ぶのか。それぞれの戦略が試される。
逃走者たちの人間性がさらけ出される心理逃走劇!
90分間逃げ切り賞金108万円を獲得するものは、現れるのか!?
逃走者:15人
朝日奈葵(スイマー )/戦刃むくろ(軍人)/石丸清多夏(風紀委員)
大神さくら(格闘家)/大和田紋土(暴走族)/霧切響子(探偵)
桑田怜恩(野球選手)/セレスティア・ルーデンベルク(ギャンブラー)
十神白夜(御曹司)/苗木誠(幸運)/葉隠康比呂(占い師)
腐川冬子(文学少女)/不二咲千尋(プログラマー)
舞園さやか(アイドル)/山田一二三(同人作家) [50音順]
- MISSION4-③ ( No.17 )
- 日時: 2018/09/23 22:11
- 名前: TDR (ID: B5mnT9uz)
[15:50]
スロット[====]グルグル
舞園「お願い、いいの出て…」
果たして、スロットの明暗は…?
苗木「……」
スロット[====]グル…グル…
スロット[ 水晶玉 ]
苗木「…水晶玉?どこかにあったかな」
舞園「水晶玉———」
「あっ、あった!さっき見かけました!ランドリーの所に置いてありました‼」
苗木「えっ、本当!?」
舞園「ランドリー近いです…!あと4分!行けます、きっと!」
苗木「取り合えずメールを…!」
舞園「あっ、そうでした」
大和田「……」
ハンターC「……」
大和田「ハンターだ…」
プルルルル、プル
大和田「!!」
ハンターC「……」
大和田「やべぇ、気づかれてねぇな。…またメール」
朝日奈「メールだ!舞園ちゃんから」
メール〈スロットで「水晶玉」が指定されました。ランドリーにあるはずです。近くに誰かいますか?〉
朝日奈「ランドリー?それなりに近いから行ってみるかな」
プルルルル、プルルルル
舞園「電話…朝日奈さんです」
「もしもし?」
朝日奈『舞園ちゃん?私ね、今結構ランドリーの近くにいるから、取りに行ってみるね!』
舞園「ありがとうございます、お願いします!」
朝日奈「よし、早く(ランドリー)向かおう」ピッ
苗木「ボクも行ってみるよ」
舞園「私も行きます!」
大和田「ランドリー?遠くねーぞ…けど行けるか分かんねーな」
ハンターC「……」
大和田「早くどっか行けよ、ハンター」
ミッションに挑戦する4人は、全員ランドリーへ向かうつもりのようだ。
ジェノ「ランドリーだって」
一方、ミッションに興味がないジェノサイダー翔。
ジェノ「…ここ?ここのはず」
なんと、ランドリーの目の前にいた…!
ジェノ「あった、水晶玉。思ったよりデカい」
ジェノサイダー翔 水晶玉 獲得
水晶玉を手に入れたのは、まさかのジェノサイダーだ…!
ジェノ「これ、(装置まで)持ってってやりゃいいんだっけ?」
「んー…せっかくだし、やってやりますか」
気が変わり、水晶玉を装置まで持っていくようだ。
ハンターE「……」
ハンターB「……」
ジェノサイダーがハンターに捕まれば、水晶玉は確保されたその場に置かれる。
他の逃走者は、水晶玉が移動しているのを知らない…!
朝日奈「あと4分半…ちょっと急ごう」
水晶玉を取りに行く朝日奈。
ジェノ「持ち運びづらい大きさしてんな」
近くにはジェノサイダー翔がいる。
ハンターD「……」
2人に迫る、黒い影…。
朝日奈「他の人は向かってるのかな」
ジェノ「これ落として割れたらアウト?」
ハンターD「…!」ダッ
ジェノ「…お、来てんね」ダッ
ジェノサイダーが、見つかった…。
ジェノ「へー、速いじゃん」タッタッタ
朝日奈「…ん?腐川———ハンター!!」ダッ
逃げた先にいた朝日奈が巻き込まれた…。
ハンターD「……」タッタッタ…
しかし、このハンターは朝日奈を追わない…!
朝日奈「ハア、ハア、時間ないのに」タッタッタ
朝日奈は、そのことに気づいていない…。
ジェノ「簡単に負けるほど軟じゃねーのよ」タッタッタ
ハンターD「…?」
ジェノサイダーは、ハンターをまいたようだ。
ハンターC「……」
しかし、近くにもう1体…。
朝日奈「遠回りして、(ランドリー)行けないかな?」
ジェノ「ほら、ちゃんとまいた」
ハンターC「…!」ダッ
見つかったのは…。
ジェノ「これ、意外と逃げ切れるかもね」
朝日奈「階段の場所からして無理か…」
LOCK ON 【AOI ASAHINA】
ピ——————————
朝日奈だ…。
朝日奈「…えっ、また!?」ダッ
ハンターC「……」タッタッタ…
気づくのが遅れた…。
朝日奈が咄嗟に逃げた先は…。
朝日奈「…あっ!!」
行き止まり…。
ハンターC「……」タッタッタ…
朝日奈「ああ…」
ポン!
13:22 朝日奈葵 確保
残り4人
朝日奈「あ〜、やっちゃった…。ハンター多すぎだよ…」
終盤に来て、判断ミス…。
プルルルル、プル
舞園「…えっ!?朝日奈さん捕まりました」
苗木「ええ!?」
牢獄
大神「なんと…まさか朝日奈が」
石丸「大番狂わせだ!」
戦刃「これでアスリート系全滅だね」
ミッション終了まで、残り3分。
ハンター×30「……」ザッザッザッ
30体のハンター投入を阻止できるのか!?
残る逃走者:4人
大和田紋土 舞園さやか 苗木誠 ジェノサイダー翔
- MISSION4-④ ( No.18 )
- 日時: 2018/09/23 22:13
- 名前: TDR (ID: B5mnT9uz)
[12:59]
ミッション終了まで、残り3分を切った。
ハンター×30「……」ザッザッザッ
水晶玉を装置の前に持っていかなければ、30体のハンターがエリアに流れ込む…!
ジェノ「あと3分か」
現在、水晶玉を持っているのはジェノサイダー翔。他の逃走者は、それを知らない…!
ハンターA「……」
苗木「舞園さん、気を付けて。ハンターだ」
舞園「ありがとうございます」
水晶玉獲得へと向かう苗木と舞園。しかしハンターがいて、思うように進めない…!
大和田「こっちだったよな、ランドリー」
大和田も、水晶玉獲得に動く。
ジェノ「…ん?おお、わかりやすい頭髪のヤツいたわ」
大和田「あれ、腐川?…じゃねえ?」
ジェノ「お疲れ」
大和田「お疲れ…つーか、テメー持ってんの水晶玉じゃねーか!!」
ジェノ「おお、そうよ。今から持ってってやんのよ」
大和田「マジかよ、なら急ごうぜ!」
ジェノサイダーと大和田が合流し、装置へと向かう。
ハンターB「……」
ハンターE「……」
動けば、ハンターに見つかる危険が高まる…。
大和田「裏から回ろう。奥にハンター見えたから」
ジェノ「おー」
舞園「…あれ?大和田くんと腐川さんが」
苗木「あっ、ほんとだ!なんか持ってる?」
さらに、苗木と舞園も合流した。
ジェノ「やっほー、マコちん!」
苗木「あれ、腐川さんじゃなくてジェノサイダーになってる…」
舞園「あっ、それ!水晶玉じゃないですか!」
大和田「おう、早く持ってこうぜ」
苗木「でもこっちハンターいるんだよ」
ハンターA「……」
4人と装置の距離は、およそ30メートル。しかし、ハンターが邪魔をする…!
大和田「マジか…。早くあっち行け!」
ミッション終了まで、残り2分。
苗木「最悪、ボクが囮になってハンター引き付けるから、その隙に(装置まで)行って」
大和田「苗木…、何カッコつけてんだ!テメーは朝日奈の分も残らねーといけねーだろうが!」
朝日奈は、苗木が賞金を獲得すれば、その半額を獲得できる。
苗木「そうだけど、全滅は避けたいし…」
舞園「苗木くん、そんなこと言わないで。囮なら、もっと適任がいます」
「足の速いジェノサイダーさんにやってもらえれば、きっと全員助かります」
「ジェノサイダーさん、お願いできますか?」
ジェノ「え、嫌なんだけど」
舞園「ええ…?お願いしますよ、万が一の時だけですから」
ジェノ「水晶玉持ってこさせておいて、囮までやってられっか。お断り」
舞園「復活させてあげたじゃないですか」
ジェノ「知らないっての、記憶共有してないつったろ?」
舞園「じゃあ、腐川さんに変わってください。彼女なら話が分かるはず」
ジェノ「あいつ(腐川)、どうせこのゲームに消極的なんだろ?そりゃ喜んで身投げするだろうな」
苗木「身投げって言い方…」
ジェノ「だからあいつとは変わらねーからな」
舞園「…わかりましたよ」
苗木「な、なんかごめんね…」
大和田「言い争ってる場合じゃねーだろ。ほら、ハンターどっか行ったぞ」
ジェノ「普段喧嘩っ早い奴に言われたかねーわ」
大和田「うるせーな、行くぞ!」
苗木「最後にこんなギスギスするなんて…」
なんとか装置までたどり着いた4人。しかし、時間がない…!
大和田「で、どうすりゃいいんだ?」
舞園「たしか、そのカメラに水晶玉を映せばいいはずです」
ミッション終了まで、残り1分。
ジェノ「カメラってどれ」
カメラ【 ………… 】
舞園「これです、これ!」ユビサシ
ジェノ「おっし、映れほら!」
カメラ【 ………… 】ピピピピピピ
カメラ【水晶玉 認証】ピピッ
校門「……」ガガガガガガ
苗木「門が閉じていく…」
ジェノ「随分メタリックな門だな」
校門「……」ガシャン
10:32 ミッションクリア
大和田「よし、これでハンターは入ってこれねーんだな?」
ハンター×30「……」ザッザッザッ
ハンター×30「……」ザッ…
門が閉じられたため、30体のハンターはエリアに侵入できなくなった。
舞園「やりました!ありがとう、苗木くん、大和田くん、ジェノサイダーさん!」
苗木「ううん、いいよ。ボクあまり何もしてないけど…」
大和田「俺の方が何もしてねーから気にすんな」
ジェノ「礼はちゃんとカメラの前で言う。好感度調整うまいよなー、アイドルって」
苗木「またそういうこと言う…」
すべてのミッションが終了し、ゲーム時間は残り10分。逃げ切る者は現れるのか!?
逃走者4人 vs ハンター5体
残る逃走者 大和田紋土 舞園さやか 苗木誠 ジェノサイダー翔
- 終盤戦① ( No.19 )
- 日時: 2018/09/25 22:52
- 名前: TDR (ID: B5mnT9uz)
---------------------------------------------------------------------------------------
モノクマ「ギスるタイミング読めねー…。まさかの一致団結するだろう場面で空気悪くなるかね」
「ジェノサイダー翔とかいうコミュニケーションブレイカー」
??「全然予想通りにいってないみたいだね?」
モノクマ「んー、まあそうなるね。それはそれでいいんだけどさ」
「ゲームマスターの予想だにしない展開が起こった方が、ある種絶望的でいいよね」
??「それと、最後のミッション。運要素強くない?水晶玉以外のアイテムは装置の近くにあったの?」
モノクマ「もちろん、その辺は配慮してるつもり。舞園さんがハズレばっかり引いちゃったけど」
??「そう?…まあ、不備が起こってないならよしとするよ」
モノクマ「さあ、最後の10分。何が起こるかな…?」
---------------------------------------------------------------------------------------
[9:27]
苗木「じゃあみんな、頑張ろうね」
舞園「はい、また全員無事で会いましょう!」
大和田「おう、4人共逃げ切りだ!」
ジェノ「はいはい、じゃ」
ミッションが終わり、離れ離れになる4人の逃走者たち。
苗木「運だけで残ってるところあるけど…きっと大丈夫だ」
最後のミッションで幸運を呼び寄せた苗木。
ジェノ「意外に残れんね、このゲーム」
水晶玉を獲得し、ミッションに貢献したジェノサイダー。
大和田「今マジで冷静だ俺…。ケンカしてたのも止めれたし。この冷静さがあればイケるかもしれねー」
ただ1人、追ってくるハンターが3体の大和田。
舞園「あと9分…。油断はしません」
ミッションに果敢に挑んできた舞園。
ハンターD「……」
ハンターE「……」
4人の逃げ切りを阻むのは、驚異のスピードと持久力を併せ持つ、ハンター…。
牢獄
山田「皆さんは、誰が逃げ切ると思いますか?」
桑田「やっぱ舞園ちゃんじゃね?すげー頑張ってるし」
石丸「やはり大和田くんだな!兄弟なら必ずやってくれると信じている!」
戦刃「意外に腐川さんが逃げ切れたりするかも」
大神「苗木が逃げ切れば、朝日奈は賞金の半額を貰えるんだったか」
朝日奈「あっ、そうだったっけ」
朝日奈は、苗木が賞金を獲得すれば、その半額を受け取れる。
苗木「緊張してきた…」
慎重にエリアを移動する、苗木。
ハンターA「……」
大和田「ここら辺ウヨウヨ(ハンター)いるから、上の階に行きてーな」
ハンターB「……」
舞園「…なんか静かですね」
ハンターC「……」
ジェノ「…あっ、くしゃみ出そう。やっべ、我慢しなきゃ」
ハンターD「…!」ダッ
見つかったのは…。
苗木「…来た!」ダッ
苗木誠…。
ハンターD「……」タッタッタ…
LOCK ON 【MAKOTO NAEGI】
ピ———————————
苗木「ハア、ハア、うわあ」
ポン!
6:47 苗木誠 確保
残り3人
苗木「ハア、ハア…。ダメだった。ごめん朝日奈さん…」
終盤で、運も体力も尽き果てた…。
プルルルル、プル
山田「…苗木誠殿、確保!」
一同「「「あー…」」」
葉隠「つーことは、朝日奈っちは賞金貰えねーってことか」
朝日奈「そっか…」
苗木が確保されたため、朝日奈は賞金獲得の権利が失われた。
舞園「苗木くん捕まった…!?ということは、そっちにハンターがいる…!」
大和田「『残るは、大和田紋土・舞園さやか・腐川冬子』…3人か。しかも男俺だけ」
残る逃走者は、大和田・舞園・ジェノサイダーの3人。
対するハンターは、合計5体…。
ジェノ「あたしが残ったら、誰か他にも賞金獲れるんだっけ?」
ジェノサイダーが賞金を獲得すれば、舞園はその半額を受け取れる。
ジェノ「ええ、じゃあこの賞金…100万円超えてるけど、逃げ切っても50万円くらいしか貰えないのか…」
スタッフ「賞金は何に使うつもりですか?」
ジェノ「ハサミの買い替え。あれ、手入れしてても錆びそうになるんだよね。血で」
スタッフ「……」
舞園「普段、歌とかダンスとかやってるので、体力は自信あるんです」
ゲーム終盤だが、まだ体力には余裕がある舞園。
舞園「ただ、足は速くないので…ハンターに遭遇したら結構危ないです」
ハンターC「……」
ハンターE「……」
逃走者3人 vs ハンター5体
残るは 大和田紋土 舞園さやか ジェノサイダー翔
- 終盤戦② ( No.20 )
- 日時: 2018/09/25 22:52
- 名前: TDR (ID: B5mnT9uz)
[5:19]
大和田「賞金100万円超えてる。揺らぐ…自首が揺らぐ…!」
賞金は、既に102万円に到達しようとしている。
大和田「いや、まだだ…。ここまで来たら逃げ切る!」
ゲーム終了まで、残り5分
ハンターD「……」
舞園「ハンター来ました」タッ
舞園にハンターが接近…。
舞園「…あれ、こっちって袋小路でしたっけ」
逃げた先は、寄宿舎。ここは簡単にハンターを振り切れるつくりではない。
舞園「判断ミスした…!」
ハンターD「……」
ハンターと舞園の距離は、およそ20メートル…!凌げるか…?
舞園「視界に入らなければなんとか…」
ジェノ「あと4分ちょい。イケんじゃない?」
ハンターA「……」
さらに、ジェノサイダーの近くにも、ハンター…。
ハンターA「…!」ダッ
ジェノ「おっ、来てる」ダッ
ジェノサイダーが、ハンターに見つかった。
ハンターD「…!」ダッ
舞園「見つかった…!」ダッ
さらに、舞園もハンターに追われる。
2か所同時に、逃走劇が始まった…!
ジェノ「……」タッタッタ
快速で逃げる、ジェノサイダー翔。
ハンターA「……」タッタッタ…
ジェノ「視界から外れればいいんだっけ」タッタッタ
曲がり角を利用し、巧みに逃げる。
ジェノ「ハンターさ、サツ(警察)よりかは有能じゃねーかな」
ハンターA「…?」
ジェノサイダーは逃げ切ったが…。
ハンターD「……」タッタッタ…
舞園「ハア、ハア、ハア」タッタッタ
舞園は、まだ追われている…!
山田「あっ、舞園さやか殿が!追われてる!!」
桑田「舞園ちゃーん!頑張れー!!」
舞園「ハア、ハア、ハア」
食堂のテーブルを使い、距離をとる。
ハンターD「……」タッタ…
にらみ合いだ…。
不二咲「すごいねぇ、あんな風に逃げれるんだ」
桑田「舞園ちゃーん!!!」
舞園「ハア、ハア…」
ハンターD「……」ダッ
ハンターが動いた…!
舞園「!!」ズルッ
舞園の足が滑った…。
舞園「…!」ダッ
ハンターD「……」タッタッタ…
舞園「ハア、ハア…」
ポン!
3:38 舞園さやか 確保
残り2人
舞園「ハア…、ダメでした…」
桑田「あー!!舞園ちゃーん!!!」
十神「うるさい」
プルルルル、プル
大和田「舞園確保、残り2人」
ジェノ「んじゃ、みんなのアイドルのためにも逃げ切ってやりますか」
残るは大和田紋土とジェノサイダー翔の2人。
大和田「上の方はハンターそんなにいない…よな」
4階へと来た大和田。
ハンターB「……」
ハンターE「……」
4階と5階には、ハンターが1体ずついる…!
大和田「あと…3分か。逃げ切りてぇ」
ゲーム終了まで、残り3分
スタッフ「腐川さんの時より足速いですね」
ジェノ「そう?」
スタッフ「どうしてですか?」
ジェノ「知らないけど、あいつ(腐川)の走り方悪いとかじゃねーかな」
「…ん?」
スタッフ「どうしました?」
ジェノ「今話しかけんな」
「なんかここ、ハンター多い感じか」
ハンターA「……」
ジェノサイダーの周りにハンター…。
ジェノ「移動したほうが良さげ」
ハンターD「……」
移動しようにも、ハンターだらけだ…!
ジェノ「…あっ、これヤバいかも」
ハンターD「…!」ダッ
ジェノ「ほらぁ」ダッ
先ほども追われたジェノサイダー翔。今回も逃げ切れるか…?
ハンターD「……」タッタッタ…
ジェノ「ヤバいでしょこれは」タッタッタ
ハンターA「…!」ダッ
逃げる先にいたハンターにも見つかる…!
ジェノ「うわ、多いって」タッタッタ
ハンターA「……」タッタッタ…
徐々に距離を詰められる、殺人鬼…!
ジェノ「…あ、ダメっぽいわ」
ポン!
2:14 ジェノサイダー翔 確保
残り1人
ジェノ「あーあ…。でもハンターいい男だったね」
プルルルル、プル
山田「…腐川冬子殿、確保!」
一同「「「あー…」」」
セレス「これで舞園さんも賞金獲得できない、というわけですね」
舞園「みたいですね…」
復活させたジェノサイダーが捕まったため、舞園は賞金を獲得できない。
不二咲「これで残るは…」
大和田「俺だけになった…」
残るは、大和田紋土ただ1人…!
果たして、逃げ切れるのか…!?
次回、衝撃の結末が待ち受ける!?
逃走者1人 vs ハンター5体
残るは 大和田紋土
- ゲーム終了 ( No.21 )
- 日時: 2018/09/26 23:32
- 名前: TDR (ID: B5mnT9uz)
[1:47]
残るは大和田紋土、ただ1人。ゲーム時間は残り2分を切った。
大和田「頼む、ハンター来ないでくれ」
ハンターC「……」
ハンターB「……」
逃げ切れば、賞金108万円。捕まれば、0…。
牢獄
石丸「頑張れ、兄弟!!」
桑田「マジでイケるんじゃね?」
山田「いや、まだわかりませんよ。残り数秒で捕まることもあるかもしれません」
朝日奈「ここまで来たんだからきっと大丈夫だよ」
不二咲「お願い、耐えて…!」
スタッフ「ここからどうしますか?」
大和田「どうするって、逃げ切るしかねーだろ」
ゲーム終了まで、残り1分
大和田「あと1分。59、58…」
ハンターA「……」
ハンターC「……」
大和田「…ん?」
ハンターE「……」
大和田の見据える先に、1体のハンター。
大和田「あれって、ハンターだよな…。けどどっちだ…?」
大和田を追うハンターは、5体の内3体。このハンターは、大和田を見つけても追わない。
大和田「あれが俺を追う奴なのか、そうじゃないのか…」
ハンターB「……」
その背後から、大和田を追うハンターが迫る…!
大和田「…わかんねー、判別できそうにねー」
ハンターB「…!」ダッ
見つかった…。
大和田「…うおっ!?」ダッ
ハンターB「……」タッタッタ…
大和田「くそっ…!」タッタッタ
LOCK ON 【MONDO OWADA】
ピ——————————
大和田「うおおおおお!!」
ポン!
0:22 大和田紋土 確保
大和田「ぐあああああ!!!クソー!!!」
ハンターB「……」
大和田「あー…後ろ見てなかった…」
牢獄
山田「メールです!」
「…大和田紋土殿、確保!!!」
一同「「「あああああ!!」」」
石丸「兄弟…!!」
大神「全滅か…」
大和田「あと少しだったってのに…」
G A M E O V E R
山田「大和田紋土殿、お疲れ様です」
大和田「クッソ悔しい」
石丸「惜しかったな…兄弟」
不二咲「残念だったね…」
大和田「最後に油断というか…ミスした」
葉隠「つーことは、誰も賞金を獲れないで終わりってか」
戦刃「なんか悲しい…」
桑田「まあ、ある意味一体感あっていいんじゃね?」
苗木「そういう捉え方もありだね」
大和田「いや…マジで悔いが残るわ」
霧切「最後、大和田くんが占めて」
大和田「俺が?ああ…」
「次があったら逃げ切ってやるからな!!」
--------------------------------------------------------------------------------------
そして、ゲームが終わった後の指令室は…。
モノクマ「いやー、面白かった!さすが逃走中!」
「やっぱ全滅は、視聴者にとっちゃ絶望的な展開だね!今までどれだけ頑張ってきても、最後は
あっけなく終わっちゃうんだよ!これがいい!」
「まあ、昔からこのゲームに慣れ親しんでいるボクからしたら、絶望感はそんなでもないけどさ」
??「……」
モノクマ「いやー、それにしても良かった。超高校級の高校生が逃走者でも、人間関係入り乱れるさまが
見られた気がするよ!それに少なくとも、ボクの予想は裏切られまくった!!」
「そうだ、もっと人間関係かき乱すいいミッションが思いついたぞ…!うぷぷ」
??「…次回をやるかもわからないのに、このテンション」
??「いいんじゃない?念願かなって、このゲームやれたんでしょ?」
??「…そうだね。仮に視聴率が好調ならこっちとしても助かるしね。あくまで仮にだけど」
「次回以降あるかは、会議通して上が決めるからね」
モノクマ「わかってるよ。わかってるから、終わったんだしもうどっか行ってくれない?」
??「……」
??「まあまあ」
「次があったらまた頼むよ、モノクマ…いや、〝未来のゲームマスター〟さん」
モノクマ「もちろん!次はもっと、視聴者にとってもボクにとっても、絶望的な展開になるように…
いいゲーム案を考えるよ!」
「うぷぷぷぷ…ぷひゃひゃひゃひゃ!」
「アーッハッハッハッハッハッハ!!」
Team Dangan Ronpa presents “Chronos Game : Run for Money 逃走中”
END
この掲示板は過去ログ化されています。