二次創作小説(新・総合)
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- パークの歴史がまた一ページ
- 日時: 2019/09/28 12:21
- 名前: 生ブスカジ (ID: WEFYk.MN)
昔に別名義で書いていた小説のセルフリメイクになります。 自己解釈、オリキャラ等出ますので、苦手な方は全力逃走おススメします。
あらすじ
舞台はけものフレンズ2の世界、キュルル一行の旅の裏で、実はある別のフレンズのドタバタ騒動が起きていた!?
更に本編終了後に、更なる事件が!?
一体ジャパリパークで何が起きているんだ!?
登場キャラクター
ライガー
ライガーのフレンズ。一人称はあて。純粋にライガーのフレンズで、どっかのプロレスラーやロボットの方は関係ないし、その手のネタも無い。
パワーはあるけどおでぶでおっちょこちょいで、それでも困っているフレンズはほっとけない性格。
らじ
謎のフレンズ。紅くて、おでこに白い何かが付いている。
自分の事をRGK01988と呼ぶ。叩くとカアンと音がする。
性格は冷静ダウナー。然しセルリアンを見ると豹変。セルリアンを完全に倒すまで止まらなくなってしまう。
果たしてその正体は?
みしろ
シロフクロウのフレンズ。
森林地帯に根城を構え、各地で人の遺物の研究をしている。
性格はややお人好しでいつもマイペース。ライガーの事が好きで、最早ヤンデレレベル。
そこまでライガーを特別視してる理由は不明。ある理由で長時間の飛行が出来ないのが弱点だが、遺物で身を固めてそれを補っている。
自称三代目。謎は尽きない。
ウオノエ
みしろが自分の言う事を聞くように弄り回したラッキービースト。足をキャタピラにして機動力を上げていたり、他のラッキービーストをハックする為の機材を付けられていたり。反面、パークガイド機能は全て取り払われている。割と生意気。
火の鳥
あずあえんの神社風の建物(元は飼育員の休憩所)に居ついている不死鳥のフレンズ。
よく他のフレンズやラッキービーストを集めて昔話を語っているが、若干の虚言癖があり、真偽の程は不明。
黒い人
ライガーが出会った謎のフレンズ?
何処かで見たような姿をしている。
どうやらライガーの過去を秘密を知っているらしいけど?
どうぞお楽しみ下さい!
- Re: パークの歴史がまた一ページ ( No.1 )
- 日時: 2019/08/12 23:23
- 名前: 生ブスカジ (ID: s92qBU7.)
1話 最初の出会いは突然に。
ここはジャパリパーク。 沢山のフレンズが暮らすこの世界。その端っこの場所。
さばんなえりあにて。
一人のフレンズがこちらに歩いてくる。
クリーム色とオレンジ色のけがわ、変わった紐のポーチ、ふくよかな体つき、薄青い瞳。
恐らくは肉食獣、それも大型のネコ科の動物のフレンズだろう。しかしその気楽な表情やもったりした体つきは、一度も狩をした事が無いような雰囲気、箱入り娘のようなオーラを漂わせる。
「ふふ〜ん」
鼻歌交じりにこっちにくる。名前はライガーと言う。
ライガー「面白いもの見つかるかなー?」
ライガーが此処に来るのは初めてだ。それだけに喜ぶ気持ちが高鳴っている。
ライガーの趣味は、兎に角変な物を見つける事。 それに意味は余り無い。強いて言うなれば、ある友人を喜ばせるぐらいか。
そういう物は、そこまで遠出しなくてもそこそこ見つかるのだが、たまには遠出がしたくなる物だろう。
そして、どうやら浮かれ過ぎていたようだ。ライガーはうっかり古い木板の上に足を置いてしまった。
結構な音と共に、板を踏み抜き転げ落ちる。
「わああああああああ!!!」
ごろごろと転がり落ちた先は、少し広い空間だった。水が流れていた。どうやら何処かの川の源流か何かかも知れない。しかしライガーが見ていたのはそこでは無い。
そこの奥まった場所に、一人のフレンズがねっ転がっていた。 フレンズ。動物が人の姿を取ったもの--だが果たしてどんな生き物なのだろうか。 赤い髪とけがわ。頭の前には白い何かが埋まっているそんな生き物いるだろうか。
次回1.5話 似た者同士は惹かれ合う
- Re: パークの歴史がまた一ページ ( No.2 )
- 日時: 2019/08/13 22:29
- 名前: 生ブスカジ (ID: s92qBU7.)
1,5話 似た者は引かれ合う
ライガー「えーっと、だ、大丈夫?」
???「。。。。。。。。」
話しかけても、返事が無い。軽く揺さぶる。やはり何も起きない。
ライガー「(ていうか、こんな所にいる時点でおかしいって、ここあてが踏み抜くまで密閉されてたじゃん!)」
もう一度見つめ直す、と。
そのフレンズが起き上がった。
ライガー「わあああああああああ!!」
驚いてその場から立ち去ろうとする、が。
ずしゃあ。テンパり過ぎて転んでしまった。
ライガー「あわわ…………あれ?」
そのフレンズは、こちらをじっと、心配そうな顔で見つめている。
ライガー「あ、大丈夫大丈夫……」
???「あの…あなたは誰?」
ライガー「あてはライガー。このパークで面白い物を見つけるために旅してるんだ。」
???「??パーク?面白い物??」
ライガー「(うーむ、この反応だとフレンズになったばかり?でも余計有り得ないような気が…………それに何のフレンズか検討もつかない見た目だし…)」
ライガー「自分が何のフレンズか分かる?」
とりあえず当たり障りの無い質問をしてみるライガー、しかしその答えは予想を遥かに超えていた。
???「自分の…フレンズ…」
ライガー「うんうん、分からなくてもいいから、正直に。」
???「自己診断プログラム…記憶回路にエラー…」
ライガー「え!?今なんて!?」
???「…前回のスリープから◆◆◆◆年経過…稼働エネルギー不足…火器使用不能…自動遮蔽…」
そう言い残すと、そのフレンズは元あったようにばったり倒れてしまった。
ライガー「ちょ、ちょっとー!?」
…………………………
???「お陰で助かりました。」
ライガー「いやあ、そんなことないよ、偶然偶然。それにロバさんが通りかかってなければきみを引っ張り上げて、ついでにじゃぱりまんも食べられてなかったし…ロバさん、ありがとうございました。」
ロバ「いえいえ、それにしても今日は不思議なお客さんが二回も…………」
ライガー「なにそれ?」
ロバ「サーバルとカラカルが連れてきて…キュルルとか言っていたわね。」
ライガー「それは変わった名前のけものだね、まああてもあんまり突っ込めた物じゃ無いんだけどさ。」
???「…………」
ライガー「あ、そうだ、あなたの名前は何なの?あてはライガー、よろしくね!」
???「RGK01988」
ロバ「はい?」
ライガー「……言いにくいし、らじで良いかな?…(数字が名前って、変わってるにもほどがあるような…ロバさんがさっきあったキュルルとか言うのがまだましじゃん。)」
らじ「あの、何か?」
ライガー「あ、いや何でもないよ、数字が名前ってちょっと不思議だなあって、その、けなす気は全然ないから。」
らじ「そう、それで私は何のけものなんでしょうか?」
ライガー「うーん、それを聞かれると難しい…ロバさん、心辺りはある」
ロバ「(無言で首を横に降る)」
ライガー「そっかー、そうなれば……あの子に聴くしかないや!」
次回1,9話 そして最初のトラブル
- Re: パークの歴史がまた一ページ ( No.3 )
- 日時: 2019/08/17 01:27
- 名前: 生ブスカジ (ID: s92qBU7.)
1.9話 そして最初のトラブル
らじ「それで、今あなたは何処へ向かっているのでしょう?」
ライガー「ふっふーん、じーつーはー、みんなには内緒の秘密メカが有るんですよ!」
らじ「秘密メカ?」
ライガー「うんうん!みしろちゃんが直してくれたんだけどね、びゅーんって何処にでも連れてってくれるの!」
らじ「そのみしろさんというのはすごい方なんですね。」
ライガー「ふふ、あての自慢の友達だよ!」
が。
ライガー「Σ(・□・;)あ、あれ!?」
らじ「どうしました?」
ライガー「誰かが乗って行っちゃったみたい………(嘘ー、あれあては誰にも使い方教えてない筈なんだけど、まさか自力で!?)」
らじ「誰かが乗って行った……恐らく電車を逃したのですね。待っていればいいと思います。」
ライガー「う、うん(そしてらじちゃんはなんで電車って分かるの?)」
らじ「何か顔色悪いですよ。」
ライガー「いやいやそんな事ないよ!」
らじ「そうですか、なら質問、何故私をらじと呼ぶのですか?」
ライガー「あー、えー、そう、RGKナンタラって言っていたよね。だから最初のもじってらじ。もしかして、嫌だった?」
らじ「いえいえ。ありがとう。」
ライガー「そうですか。って、あてまでなんかうつっちゃってる!?」
かくしてライガーとらじは何処へ向かって行ってしまった秘密メカを追いかけることになったのだった。
一方その頃。
高山の山頂付近
サーベルタイガー「………見間違いだったんじゃないのかなあ……やっぱり信じられないなあ……私達そっくりなセルリアンなんて……でもエトピリカさんやオイナリさんが嘘付くなんて信じられないしなあ……」
サーベルタイガー「………とりあえずお茶飲んで落ち着こう。よし!」