二次創作小説(新・総合)

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逃走中~孔明の罠~完結!
日時: 2019/11/30 09:20
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

策士・諸葛亮孔明が新ゲームマスターに就任した!
これまでとは全く異なる逃走中!
逃走成功する者は現れるのか!?

注意事項
補正は当たり前ですが無いので、すぐに脱落することもあり得ます。
人気キャラなど関係なく、一気に脱落もあります。全ては孔明の気分次第です。
作者達は特殊能力が一切使えませんが、ハンター達は全力で使ってきます。
童話に関するエリアが出てきます。ミッション失敗すると食われます。
それでも良いという方は参加してほしいです。

参加者一覧

園田海未
絢瀬絵里
南ことり
星空凛
天王寺璃奈
トーマ=ヴェルナー
桜木霊歌
こなくん
エイジア



応募用紙
>>12

Re: 逃走中~孔明の罠~【作者応募】 ( No.20 )
日時: 2019/11/26 20:49
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

少し早いかもですが、本編を載せます。作者さん達はこれから挑むエリアの参考になるかもですよ。


もうずいぶん久しぶりって思った時に私の家に届いた、逃走中参加の通知。
最後に参加したのはいつだったのか忘れてしまったけれど。
戦闘中のことはよく覚えている。
ジャギっていう卑怯者に、にこちゃんが根性を見せつけて勝利をしたこと。
ことりちゃんがサードって人を破って優勝をしたこと。
そして何より――力石くんに会えたこと。
戦闘中最大トーナメントで出会った力石くん。
天才のボクシング選手でとても男らしくて紳士的だった。
ちょっぴりキザかもって思ったけれど、彼と全力で戦って本当に嬉しかった。
けれど、あれ以来。1度も彼から連絡が来ていない。携帯電話の番号、教えたはずなのに。懐かしい顔を思い浮かべてため息を吐く。そして視線を紙に落とした。
誰が参加するのかわからない逃走中。
ゲームマスターが変わったそうだけど、まともなゲームになるのかしら?
そして誰が参加しているのかわからないってことは、もしかすると万が一、彼が参戦することもあるかもしれないし。
そんな淡い期待に胸を膨らませ、逃走中の会場に足を運んだ私、西木野真姫。
辺りを見回すけれど、自分以外には誰もいない。
あーあ。こんなことなら家の中にいておけばよかった。
落胆していると巨大ディスプレイに男の人の顔が映った。
口ひげを生やした胡散臭さの漂う紳士だ。

「おはよう、エンジェル諸君!」
え?
エンジェルって私のこと。
っていうか諸君って何よ。今は私しかいないんだけど。

「失礼。今のは軽い発声練習みたいなものですぞ。西木野真姫さん、私が新ゲームマスターに就任した諸葛亮孔明です」
「三国志の英雄と同じ名前ね」
「妙な偶然もあったものですなあ。挨拶もそこそこですが、あなたには早速逃走中に挑んでもらいますぞ」

白い扇で顔を隠す仕草も孔明そっくり。もしかするとこの人は生まれ変わりか何かなのかも。髪をくるくるしながら考えていると、背後でガチャンと音がした。
まさか――

ピピッ

耳に飛び込んでくるのは機械の音。背後を振り向くとサングラスに黒服姿の男の人たちが追いかけてくる。ハンターだ。
いきなりなんて、心臓に悪いわよ!
走って走って、どこまで走ったのかもわからないくらい走って――気が付くと、ハンター達の姿は消えていた。
撒いたの?

「お嬢さん、そんなに急いでどこへ行く?」

声がしたので上を向くと、大きな岩に小人のおじいさんが座っていた。
そんなところに座っていたら落ちた時大変そうね。
なんてことを思ったら、彼は再び訊ねた。

「そんなに急いでどこに行く?」
「うるさいわね。どこに行こうと私の勝手じゃない!」

鼻の先を鳴らして、先を急ぐ。
ずんずん歩いていくと大きな岩が現れた。
これをよじ登れっていうの?
イミワカンナイ!
ここは回り道をした方が良さそうね。
くるりと振り返って絶句した。
後ろの道に巨岩が立ちはだかっている。通せんぼみたいにして。
左右も岩で防がれて。つまり私は岩に閉じ込められてしまった。
ちょっと嘘でしょ。さっきまでこんな岩なんかなかったのに。
軽く拳骨で叩いてみるけど、堅くて割れそうもない。
ああ、もう最悪。
花陽じゃないけど、いつの間にか大きな声が口から出ていた。

「ダレカタスケテー!」

西木野真姫 脱落

Re: 逃走中~孔明の罠~【作者応募】 ( No.21 )
日時: 2019/11/26 21:15
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

「ユニや琴爪ゆかり、西木野真姫は素直になれんし、悪魔超人達やデルザー軍団の奴らはどいつも根が腐っている。わしの試練だけで最悪、全滅もあり得るかもしれんなあ」

小人は遠眼鏡を置き、長い顎髭を撫でで唸った。
真姫からはじまった第1のミッションの脱落者は以下の通りである。

西木野真姫
ユニ(スター☆トウィンクルプリキュア)
調辺アコ
琴爪ゆかり(キラキラ☆プリキュアアラモード)
荒ワシ師団長
ドクターケイト
狼長官
ジェネラルシャドウ
アシュラマン
サンシャイン
プラネットマン
スプリングマン
アトランティス
ミスターカーメン
ブラックホール
ザ・魔雲天
ステカセキング
ジャンクマン
悪魔将軍
ジャギ
アミバ
タイガー・ザ・グレート
十六夜九衛門
ビブリー
ブラッディ
サンダール

どちらかというと素直になりにくい子や歴代逃走中や戦闘中で猛威を振るったヒール達がどんどん脱落している。

「お、アレは津島善子だな」

遠眼鏡に映ったのは津島善子だった。
彼女は大量のハンターに追われ、全力で逃げている。

「善子じゃなくてヨハネ~!」

小人のところへ向かってくるが、彼の岩に到達する矢先に小石に躓き、確保となってしまった。

津島善子 確保

「推しキャラ№1決定戦で優勝した私は、今回の逃走中なんて眼中にないの。
次はもっと頑張って絶対に逃走成功してみせるわよ! 堕天使ヨハネとして」

ヨハネの不幸は健在だった……

これまでに27名が第1ミッションで脱落。
クリアする者は現れるのか。

Re: 逃走中~孔明の罠~【作者応募】 ( No.22 )
日時: 2019/11/27 07:44
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

「ニャ?」

ハンターから逃走していた星空凛は岩の上に小人が座っているのを発見した。

「そんなに急いでどこへ行く?」
「おじいさん! 凛はハンターから逃げていたんだけど、もう撒いちゃったから逃げなくてもよくなったニャ。行くところって言っても特にないニャ!」

身振り手振りで伝える凛に小人は目をキラリと光らせると、岩から飛び降り彼女の前に着地した。

「ビックリしたニャ。おじいちゃんってちょっと小さくて可愛いニャ」

小人は髭を撫で、微笑した。

「お前は正直な若者だ。行くあてがないのなら、この道を真っすぐ行ってみるといい。城があるはずだから」
「おじいさん、ありがとうニャ。じゃあ、さっそく行ってくる!」
「待て待て。城に行く途中で腹が減っては困るだろう。お前にこれをやろう」
「あ! 穂乃果ちゃんの家のお饅頭ニャー」
「空腹になったら食べるといい」
「ありがとうニャー」
「頑張ってこい」

バイバイと手を振り城へ向かって走り出す凛を見送った小人は再び岩に座り。

「やっと1人目のクリア者が出たか。このままクリアが続くといいのだが」


星空凛 第1ミッション クリア

Re: 逃走中~孔明の罠~【作者応募】 ( No.23 )
日時: 2019/11/27 08:18
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

ピピッ

花陽「ダレカタスケテー!」

ポンッ!

小泉花陽 確保

果南「ハグしよ?」

体力お化けの果南は大量のハンターに詰め寄られ怯むが、ハグで和解を試みる。結果は。

ポンッ!

果南「ハンターをハグしたら確保扱いになるのか」

ハンター「プシュゥゥ」

果南のハグの心地よさにハンターの1体は機能を停止してしまった。

松浦果南 確保

ルビィ「ルビィ、こんなの無理だよぉ。ピギィ!?」

ポンッ!

涙目になったルビィをハンターが捕えた。

黒澤ルビィ 確保

花丸「ハァハァ……まる、もう限界、ずら」ポンッ!

体力で劣る花丸も小人のいる地点まで到達できず、脱落。

国木田花丸 確保

梨子「今回は自首はできないのね。だったら! とりゃああああああ!」

自らハンターの群れに突っ込んでいく桜内梨子。

ポンッ!

梨子「自首できないのなら早くに脱落した方がいいわ。牢獄で楽しく過ごせるもの」

桜内梨子 自滅

梨子は割り切りが凄い。

そして。

鞠莉「oh!ハンターはこっちに来ないでほしいのデース!」

そんな願いが通じるはずもなく。

ポンッ!

小原鞠莉 確保

鞠莉「前回の戦いで出オチを払拭できたと思ったのに悔しいデース!」

孔明の罠だ。


孔明は参加者の様子をモニター越しで眺め、不敵に笑った。

孔明「体力が無い参加者はハンターに確保され、体力があっても素直さや運が無ければ脱落してしまうのが今回の第1ミッションですぞ。今のところクリアされたのは星空凛さんだけ。歴代の戦闘中・逃走中の出場者ともあろう方々が何と情けない。まだ何人か残っていますが、クリア者は出ますかな」

Re: 逃走中~孔明の罠~【作者応募】 ( No.24 )
日時: 2019/11/27 08:56
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

その後の脱落者一覧

輝木ほまれ
ルールー=アムール
来海えりか
花咲つぼみ
南野奏
夢原のぞみ
白雪ひめ
ブンビー
キントレスキー
フリーザ
セル
魔人ブウ
ウォーズマン
イリューヒン
チェックメイト
バリアフリーマン
野乃はな
薬師寺さあや
愛崎えみる
キラ星シエル
黒樹リオ
春野はるか
立神あおい
宇佐美いちか
有栖川ひまり
剣崎真琴
ミスタークエスチョン
嵐虎之介
近江彼方


小人は遠眼鏡で観察を続けていたが、嘆息した。
尋常ではないほどに脱落者が多いのだ。

小人「星空凛以降ここに到達できた者さえいない始末。この調子では全滅も近いか。
おっ、園田海未が来たぞ!」

海未「どうやら撒いたようですね。穂乃果やことりが心配ですね。確保されていないといいですけれどハァハァ」
小人「そんなに急いでどこへ行く?」
海未「ハンターから逃げていましたら、いつの間にかここへ来ていました。
特に行くところもないのですけれど、逃走中に参加した仲間が心配です」
小人「お前は正直な若者だ」

穂乃果の家の饅頭を渡され、丁寧に頭を下げてお礼を言う海未。

海未「ありがとうございます」
小人「お前はこれまでと違って今回は何か燃えるものがあるみたいだな」
海未「私、凄く嬉しいんです。主催者は違っていたとしても、こうして逃走中に参加できることが。だから精一杯頑張って、逃走成功したいんです」
小人「その気持ちを忘れるな」
海未「はいっ!」

凛々しい顔で宣言し、歩き出す海未。
その様子を見て、小人は一言。

小人「お前がどこまでできるのか、楽しみだ」

園田海未 第1ミッションクリア


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