二次創作小説(新・総合)
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- アイドルチームVS究極悪軍団!完結!
- 日時: 2021/02/08 20:25
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
善と悪の究極の戦いの開幕――。
互いに全戦力を投入した空前絶後のバトルが今、はじまる。
アイドルチーム
高坂穂乃果 園田海未 南ことり 西木野真姫
矢澤にこ 絢瀬絵里 東條希
津島善子 国木田花丸
優木せつ菜 天王寺璃奈 桜坂しずく 中須かすみ 朝香果林 近江彼方 エマ・ヴェルデ
三船栞子 鐘嵐珠
唐可可 平安名すみれ
藤堂ユリカ 栗栖ここね
煉獄杏寿郎 竈門禰豆子
ロディ 不動仁王 カイザー=ブレッド ジャドウ=グレイ 闇野美琴 スター=アーナツメルツ
究極悪軍団
ステカセキング ブラックホール ミスターカーメン スプリングマン
アトランティス ザ・魔雲天 バッファローマン
スニゲーター プラネットマン ジャンクマン ザ・ニンジャ アシュラマン サンシャイン 悪魔将軍
ジェネラルシャドウ 鋼鉄参謀
童磨
ミスターX
現在の残りのキャラ>>7
- Re: アイドルチームVS究極悪軍団! ( No.18 )
- 日時: 2021/02/05 06:37
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
スニゲーター「お前、泣いているのか」
しずく「確かにあなたの言う通り、私はこれまで皆に好かれるいい子を演じてきました。そのことは否定しません」
スニゲーター「潔いものだ」
しずく「でも! ありのままの私を好きだと言ってくれる人に会えたんです!
だからもう、私は自分に嘘は付かない!!」
しずくの頭の中をよぎったのは中須かすみが言った「私は桜坂しずくのことが大好きだから」という言葉でした。
彼女の言葉を聞いたスニゲーターはスニーカーに変身し。
スニゲーター「少しは成長したじゃねぇか。だが言葉だけじゃなく行動で示せ。
お前に覚悟があるなら、俺の紐をほどいてみな」
しずく「・・・・・・」
少女は瞳孔が縮まり心臓が激しく動きました。紐を外せば何が起きるのかおおよその見当はついています。それだけに恐怖が背筋を凍らせるのです。
けれどしずくは一歩を踏み出し、巨大スニーカーの紐を外しました。
スニゲーター「地獄の封印、解除―ッ」
中から飛び出してきたのは巨大なティラノサウルスの足でした。
しずく「これがあなたの正体!」
スニゲーター「その通りよ。だが姿を見られたからには、ただじゃいかないぜ」
巨大な足がしずくの華奢な身体を踏み潰し、足の指で蹴飛ばし、壁に叩きつけます。
しずく「ゴフッ、ガハッ」
血を噴き出し、脇腹からも血が滴り落ちている影響で、しずくは頭がぼんやりしてきました。視界がぼやけ、少しでも気を緩めると倒れてしまいそうです。
瓦礫をかき分け、彼女は再び起き上がりました。特徴の赤い大きなリボンは歪み、服はボロボロで虫の息の状態です。今の彼女を支えているのは、この男にだけは負けてはならぬという執念でした。
しずく「スニゲーター、私と勝負!」
スニゲーター「面白い! 受けて立つぞ!」
しずくは最後の力を振り絞り跳躍して正面からティラノサウルスの足に挑みます。五本の指先を両腕で掴まえ、絞り上げます。
すると、五本指からスニゲーターの顔が浮かび上がりました。
スニゲーター「どれが本当の顔かわかるか」
しずく「わかりません。でも、わからないなら全部潰すまでです!」
スニゲーター「貴様、まさか――」
しずく「はああああああっ」
しずくは自分もろともスニゲーターの頭部をコーナーの鉄柱に衝突させました。
両者の体勢が傾き、最初にスニゲーターの身体が崩壊。次にしずくも落下し、大の字に倒れ伏しました。天から差し込む光に向かって手を伸ばし、少女は呟きました。
しずく「ねえ、かすみさん。私、少しでもかすみさんに近づくことが、できたか・・・・・・な・・・・・・」
桜坂しずく 勝利
スニゲーター 敗北
- Re: アイドルチームVS究極悪軍団! ( No.19 )
- 日時: 2021/02/05 08:05
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
バッファローマン「ハリケーン・ミキサー!」
猛牛のように突進してくるバッファローマンに天王寺璃奈は何の防御も取ることなく、まともに食らってしまいます。しかし、彼女には策がありました。
璃奈「問題ない」
璃奈の右腕とバッファローマンの右腕には鎖がされており、ハリケーンミキサーで跳ね飛ばされても高く飛ばないだけでなく威力を半分以下に抑えられるのです。しかも、彼女が開発した鎖は特別で、とてつもなく頑丈で切れることもありませんでした。
璃奈「傾向と対策さえできていれば、倒せる」
バッファローマン「俺とお前の体格差は絶望的だぜーッ」
璃奈「そうとも言える。でも、勝負は立ち技だけじゃない」
スライディングで横転させるとバッファローマンの右足にしがみつき、関節技をかけます。子どもが大木に抱きついているようにしか見えませんが、璃奈は真剣でした。無表情の口の端からは血がポタポタ落ちていますが、戦いは続行できるくらいの軽傷です。
バッファローマン「確かに寝かせれば俺のロングホーンは使えないな。それに体格差も関係がなくなるってか。小さいが頭は働くようだな」
璃奈「璃奈ちゃんボード、テレテレ」
バッファローマン「だがしかぁし、パワーの差はどうしようもないぜ」
璃奈「こっちも対策済み」
バッファローマン「グオオオオオオッ」
璃奈はパワードスーツの力で普段の数百倍の力を出すことができました。元がどれだけ非力だったとしても各段にパワーアップした今なら話は違います。
バッファローマンはまるで足に巨大な錘でもついているのかと思うほどの圧迫感を覚えました。
足を掴まれているので両膝のトゲも使えず、ロングホーンもダメです。
振りほどこうにも手は届きません。おまけに利き手には鎖が付いて動きがあまりできないのです。更に璃奈は鎖を巧みに動かし、ロングホーンに絡めてしまいました。幾重にも巻き付けられた鎖が何を意味するかは明白でした。
下手に振りほどけばロングホーンが切断され著しく戦力が低下するのです。
まさに完璧な詰みでした。
バッファローマン「ギ、ギブアップ」
ポンポンとマットを叩き、屈辱のギブアップ。
体格差も体重差も圧倒的だったにも関わらずあまりにも相手が用意周到に策を仕掛けていたので、それにかかってしまったのです。
璃奈「璃奈ちゃんボード、にっこりん♪」
天王寺璃奈 勝利
バッファローマン 敗北
- Re: アイドルチームVS究極悪軍団! ( No.20 )
- 日時: 2021/02/05 08:12
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
魔雲天「魔雲天ドロップ!」
体重1トン。柔道着姿の山脈という一度見たら忘れられない外見のザ・魔雲天がコーナーポストから跳躍し、振ってきました。リング全体を覆いつくすほどの巨大な影ができたと思った瞬間、栗栖ここねは潰されてしまいました。
魔雲天はゲヒヒと笑い、ゆっくりと体を起こそうとしました。
魔雲天「蝶々のように綺麗に潰れたか?」
ここね「問題です。このリングはどこに設置されたでしょう」
魔雲天「ゲヒヒ、最後の言葉がクイズとは面白い奴だ。ここはウルル・・・・・・別名地球のへそと呼ばれている場所だ」
ここね「つまり?」
魔雲天「つまりも何もあるか。お前はもう終わりだ」
ここね「世界の中心は~?」
ここねはマウンテンのドロップから脱出しますと、うつ伏せのマウンテンの胴体を掴み、唇を噛みしめ、滝のような汗を流し始めました。
それを映像で見ていたスター流のメンバーは思わず椅子から立ち上がりました。
ロディ「まさかあのお嬢ちゃん、魔雲天をパワーボムするつもりか!?」
カイザー「馬鹿な。1トンだぞ!?」
ジャドウ「無謀の極みですな。持ち上がるはずが無かろう」
不動「いや、浮かび上がってきた」
ジャドウ「あり得ぬ・・・・・・」
ブチブチッ
ここねの筋繊維の切れる音がしましたが、彼女は技をやめません。
やがて体が黄金色に輝きはじめました。
美琴「あれは友情パワーですね!」
スター「今日は初めてみるが、美しい輝きだね」
画面上では発光したここねが自分の頭よりも高く魔雲天を抱え上げていました。
ここね「世界の中心はここね!」
観客全員「だよね!!」
魔雲天はこの一撃でKOされ、1時間52分51秒に及ぶ長い、長い戦いに終止符が打たれました。
勝利 栗栖ここね
敗北 ザ・魔雲天
- Re: アイドルチームVS究極悪軍団! ( No.21 )
- 日時: 2021/02/05 08:24
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
サンシャイン「グオフォフォフォフォフォッ」
花丸「ついに対決の時が来たずらね」
サンシャイン「お前とこうしてリングで対峙する日が訪れるとは思わなかった。
だが俺は全力で倒す!」
花丸「おらも負けないずら!」
サンシャイン「ジャイアントスィング!」
いきなりサンシャインは怪力で花丸を振り回しはじめました。遠心力によるミスミスという空気を裂く音が花丸の耳に聞こえます。思いきり振り回されマットに叩きつけられますが、花丸は受け身を取っていたので軽快に立ち上がります。
サンシャイン「地獄のコマ! 地獄のピラミッド! 地獄の凱旋門!」
花丸「ぎぃやああああああ!」
サンシャイン「これでお前の負けだ。いかにジェロニモを彷彿とさせる印象でも、お前は決して奴にはなれんのだ」
花丸「そんなことないずら。サンシャインさんはおらを恐れているずら」
サンシャイン「何っ」
花丸「だってそうじゃなきゃ。これだけ試合序盤から飛ばすはず無いずらよ」
サンシャイン「グウウウッ」
図星でした。サンシャインは彼女の指摘通りの焦りがありました。
先手を打ち怒涛の攻撃で押し切るしかないと考えていたのですが、攻撃には耐えられてしまったのです。そして彼にとって最も恐るべき展開になったのです。
胸部にある日輪マークを引っ張りだされてしまったのです。これは砂で出来た体を繋ぐキー・パーツの役割を果たしており、これなくしてはサンシャインは姿を維持することができないのです。
サンシャイン「やめろー!」
花丸「これでおらの勝ちずらね」
サンシャイン「ゴフッファ~!」
サンシャインの砂の身体はあっという間に崩れ落ちてしまいました。
国木田花丸 勝利
サンシャイン 敗北
- Re: アイドルチームVS究極悪軍団! ( No.22 )
- 日時: 2021/02/05 08:48
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
悪魔将軍「フンッ」
エマ「やっぱり悪魔将軍さんって強いんだね」
エマはニコニコと笑顔でいながらも悪魔将軍の猛攻を巧みに捌いていました。
手技も足技も一向に寄せ付けないほどの強さを発揮していたエマでしたが、彼女は戦いながら違和感を覚えていました。
悪魔将軍「地獄のメリーゴーランド!」
両腕を剣に変えて猛回転しながら突進してくる将軍を両手で受け止め、投げつけた時、違和感は確信になっていました。あの伝説の悪魔将軍にしてはあまりにも手ごたえが無さ過ぎるのです。
エマ「あなた、誰!?」
悪魔将軍「フン、気づいていたか。察しの通り、私は悪魔将軍ではない」
将軍の身体に亀裂が走り身体が砕けますと、中から現れたのは大魔王サタンでした。
エマ「モンブラン博士の作品って本物の悪魔将軍様が出たことないよね(汗)」
サタン「ゲギョゲギョ。この姿を見せたからにはお前などすぐに――」
放ったローキックを捌くエマの姿にサタンも概見感を覚えていました。
そうです。嘗て自分を倒した男の戦闘スタイルによく似ているのです。
サタン「ゲギョゲギョ。気に入らん奴だなお前は! あの男を思い出す!」
肘を回転させたエルボーを見舞いますが、地面を転がって躱されサタン様は怒り心頭です。
エマ「私はね、ジャスティスマンと出身地が同じなんだよ。私も彼もスイス生まれなの」
サタン「!?」
エマ「私はあまり戦いとかは好きじゃないんだけど、放っておいたら多くの人が悲しみそうだから、ごめんね」
コーナーポスト上にサタンを乗せたエマは右手でサタンの顔面を鷲掴みにして、片足を極めて、大きくジャンプしました。
エマ「簡易式・ジャッジメントペナルティ! ギルティ―!!」
サタン「ゲギョーッ!」
本家と比較すると高度は劣るものの、それでもサタンを倒すには十分すぎるほどのものでした。エマの怪力でマットに叩きつけられ、サタンは一瞬で塵となってしまいました。
エマ・ヴェルデ 勝利
大魔王サタン 敗北