二次創作小説(新・総合)
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- アイドルチームVS究極悪軍団!完結!
- 日時: 2021/02/08 20:25
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
善と悪の究極の戦いの開幕――。
互いに全戦力を投入した空前絶後のバトルが今、はじまる。
アイドルチーム
高坂穂乃果 園田海未 南ことり 西木野真姫
矢澤にこ 絢瀬絵里 東條希
津島善子 国木田花丸
優木せつ菜 天王寺璃奈 桜坂しずく 中須かすみ 朝香果林 近江彼方 エマ・ヴェルデ
三船栞子 鐘嵐珠
唐可可 平安名すみれ
藤堂ユリカ 栗栖ここね
煉獄杏寿郎 竈門禰豆子
ロディ 不動仁王 カイザー=ブレッド ジャドウ=グレイ 闇野美琴 スター=アーナツメルツ
究極悪軍団
ステカセキング ブラックホール ミスターカーメン スプリングマン
アトランティス ザ・魔雲天 バッファローマン
スニゲーター プラネットマン ジャンクマン ザ・ニンジャ アシュラマン サンシャイン 悪魔将軍
ジェネラルシャドウ 鋼鉄参謀
童磨
ミスターX
現在の残りのキャラ>>7
- Re: アイドルチームVS究極悪軍団! ( No.8 )
- 日時: 2021/02/02 19:31
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
スプリング「・・・・・・」
スプリングマンは脂汗を浮かべてコーナーポールの上に立ち、動かなくなっていました。友であるステカセキングが倒されたので、自分がアイドル達を倒したいという気持ちはあるのですが、心に反して身体がリングに入るのを拒否していました。彼の対決の舞台となったリングは一風変わった作りになっており、三本ロープとコーナーポストは普通なのですが、マットの代わりが海なのです。
リングの外も海という海上試合でした。
一方の東條希はへそ出しの水着に着替え、大きな胸を強調させた何とも色気の漂う衣装でリングにザブンと入っていきました。
希「ほな、スプリングマンさんも入ってこな。試合にならへんと違う?」
彼女の意見は最もなのです。しかしながら、この試合方法を考えたのもまた、希なのです。希はふっくらとした唇を上げて少し意地の悪い笑みをしました。
スプリング「テメェ、考えやがったな!」
希「ん~? ウチは何もしてへんのやけど」
スプリング「こうなったら、どうとでもなりやがれ!」
ヤケを起こしたバネの超人はピョンとリングの中へ入ります。すると、予想していた通りの結果が起きました。ズブズブと体が沈んでいくのです。スプリングマンは泳ぐことができないのでした。懸命に手足を動かしますが、顔を浮かばせるのがやっと。そこへ希が泳いできて。
希「ウチが手伝ってあげよか」
スプリング「や、やめろー!」
希「わしわしMAXや!」
胴体を鷲掴みにされ、潜水されていきます。鉄製のスプリングマンの身体は、彼が警戒していた最悪の事態を巻き起こしました。身体が海水に触れ続けるうちに錆びて硬直化してきたのです。軟性エネルギーで攻撃を無力化することも、得意の空中旅行の戦法もこうなってしまえば、一切の発動ができなくなります。
スプリング「テメェは俺より悪魔だよ」
希「おおきに」
数秒後、赤銅色の腕が池から出てきました。
スプリングマンが勝利したのかと観客が思った次の瞬間、彼をバックブリーカーに捉えた希が姿を見せました。そして一切の容赦なく錆びついた彼の身体を真っ二つに折り、完勝をしてしまったのです。
哀れ、スプリングマンはリングに上がった瞬間から勝敗が決定していたのでした。
東條希 勝利
スプリングマン 敗北
- Re: アイドルチームVS究極悪軍団! ( No.9 )
- 日時: 2021/02/02 19:38
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
ブラックホール「私は君らに3VS1の変則試合を希望する」
顔にぽっかりと開いた大きな穴に真っ黒の身体、赤いマントを羽織った紳士然としたブラックホールは自分とアイドル達では力量の差があり過ぎるという理由から不利な試合形式を自ら指示してきました。人数が多ければそれだけアイドルチームは有利になりますから断る理由はありません。
栞子「あなたには悪魔の適正がありませんね」
ブラックホール「光栄な評価に感謝する」
果林「暑い日差しで戦うと日焼け止めが汗で流れちゃうから早く決着をつけたいわね」
ランジュ「あなたを倒すなんて私たちにかかれば無問題ラ」
ブラックホール「正々堂々、良い試合をしようではないか」
ブラックホールは3人と握手をして、自分のコーナーに戻り屈伸運動を始めました。その穴しかない顔からは表情を知ることはできません。しかしながら、彼はマントをサッと外すと驚くべき言葉を口にしました。
ブラックホール「親愛なるアイドル諸君! 私は君達に代わり、ここにいる裏切者3名に悪魔の制裁を下す!」
彼の言葉に唾を飲み込んだのは果林さんでした。
果林「成程。最初からそれが狙いだったってわけね」
栞子「友好的な態度で油断させておいて、自分の土俵に入らせる。悪魔としての適性があるみたいですね」
ランジュ「肉を食べたら強くなるわよ。私たちの強さを皆に示してあげる」
ブラックホール「お前たちの所業は兼ねてより腹に据えかねていたのでな。
今日はたっぷりと可愛がってやるぜ。カ~カカカカカッ!」
3名の運命が決まるかもしれない鐘が鳴りました。
- Re: アイドルチームVS究極悪軍団! ( No.10 )
- 日時: 2021/02/02 19:49
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
ブラックホールは全体をガラスで覆ったリングで得意の影戦法を全開にして戦うことに決めました。素早く影の中に入り込み、八つに分離して果林さん達をぐるりと囲みます。影から飛び出した8人のブラックホールは四方八方から飛び蹴りを見舞って3人を滅多蹴りにしていきます。
ブラックホール「8メンブラックホールキック!」
再びひとつに戻ると今度は栞子さんの影から背後に回って彼女をジャーマンスープレックスで放り投げます。投げられた先には鉄柱があり、栞子さんは脳天を叩きつけられKOされてしまいました。
果林さんが拳を炸裂させようとしますと顔面の穴を広げて通過させて無効化し、急激に穴を縮めて腕の自由を奪い、そのまま投げ技に移行します。
マットに全身を打った果林さんも負けてしまいます。
残ったのはランジュさんです。先ほどまでの強気な態度はどこへやら、すっかり怯える子羊となった少女に悪魔は近づきます。
ブラックホール「お前はスクールアイドル同好会に分断を作り上げた。
そのこと自体があまりにも許しがたい。よって悪魔からの贈り物を捧げるとしよう」
ランジュさんを上空に放り投げたブラックホールは彼女を追って自らも上昇し、逆さにした状態でランジュさんの両腕を交差させ両足を極め、凄まじい勢いで落下していきます。
ブラックホール「フォーディメンションキル!」
ランジュさんは舌を出して完全に意識を失っていました。
ブラックホール「お前がどれほど優れたパフォーマーかは知らんが、悪魔の奇術師にかかればこんなものよーッ カーッカッカッカッカ!」
勝者 ブラックホール
敗北 朝香果林 三船栞子 鐘嵐珠
- Re: アイドルチームVS究極悪軍団! ( No.11 )
- 日時: 2021/02/02 20:04
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
ジャンク「矢澤にことやら、お前は持ち芸がひとつしかないんだってな」
にこ「失礼ね。誰が芸よ。アレは自己紹介よ」
ジャンク「俺の前でやってみな」
にこ「いいわよ。特別だからね。にっこにっこにー! あなたのハートににこにこにー。笑顔届ける矢澤にこにこー。にこにーって覚えてラブにこっ(最後まで言えた・・・・・・)どう?」
ジャンク「確かに一つの技を磨いただけあってそこそこのものは感じる。
だがそれが果たして我が血の池地獄の悪魔騎士、ジャンクマンに通用するかな」
にこ「アンタに教えてあげる。スクールアイドルを甘くみない方がいいわよ」
ジャンク「小娘如きにこの悪魔騎士が倒せるとでも?」
にこ「私と戦った相手はどいつもこいつも同じことを言ったわよ」
ジャンク「ジャンク・クラッシュ!」
ジャンクマンは巨大な棘のついたプレス機の両腕でにこを挟み潰そうとしますが、俊敏さに勝るにこに躱されてしまいます。
にこ「危ないわね。いきなり何するのよ」
ジャンク「ジャンク・クラッシュ!」
にこ「アンタ、そんな腕で不便じゃないの?」
ジャンク「生憎ながら俺の腕は生まれつきでね。日常生活で不自由は無いのさ。
食事だってバーベキューでいいんだからよぉ」
にこ「豪勢ね。筋肉にはたんぱく質が必要って感じね。これだから脳筋は」
にこ「よく見るとアンタの腕、食べかすひとつ付いてないわね」
ジャンク「悪魔騎士という名は伊達ではない。念入りに手を掃除している。血や食べかすが付いていたら相手に失礼だからな」
にこ「見た目に反して意外と礼儀正しい面もあるのね」
ジャンク「という訳で、潰れろ」
にこ「お断りよ!」
にこは素早さを活かしてクラッシュ攻撃を躱し続けているうちにあることに気が付きました。彼の攻撃はこれまでのところ常に前からしか来ていません。
それでは後ろから攻撃すれば隙を突くことができるのではないか。
にこ「思いついたら即行動! それがにこのアイドルとしての強み!」
ジャンク「どこへ消えた?」
にこ「ここにいるにこーッ」
にこの体当たりが決まり、ジャンクマンが呻きます。
その後も前面の攻撃を躱しつつ、ドロップキックにパンチと面白いように攻撃がヒットしていくのです。
にこ「やっぱりにこの予想は当たったニコ。あんたは後ろを取られると何もできなくなるニコね」
ジャンク「本当にそう思ってるならもう一度やってみな」
にこ「何度でもできるニコ。学習能力が無さ過ぎニコ」
ジャンク「俺が学習能力が無いなら、お前は発想力に欠ける。魔技・ダブルフェイス!」
にこ「えっ」
にこの拳が途中で止まりました。ジャンクマンの後頭部にもうひとつの顔が現れ仰天してしまったのです。
ジャンク「ジャンク・クラッシュ!」
にこ「い、今のは結構痛かったニコよ」
全身血塗れの姿でにこが姿を現しました。
至るところから出血しとても無事には見えませんが、彼女は笑っています。
ジャンク「貴様はもう打撃を放つこともできない。止めの一撃を大人しく受けろ」
にこ「にこはこの程度で負けるほど、へにゃへにゃなメンタルはしていないわよ」
- Re: アイドルチームVS究極悪軍団! ( No.12 )
- 日時: 2021/02/02 20:27
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
ジャンク「ジャンク・クラッシュ!」
にこ「にっこにっこにー!」
ジャンク「クラッシュ!」
にこ「にっこにっこにー!」
ジャンク「クラーッシュ!」
にこ「にっこにっこに~!」
ジャンク「テメェ、さっきからなんで倒れない。ジャンククラッシュを4回も受けて身体は限界のはずだ。それなのに、どうして立ち上がれるー!?」
にこ「にっこにっこにーは魔法の言葉。唱えるだけで身体の底から元気が沸き上がるニコ。それに、最上級生のにこが負けたら可愛い後輩たちに示しが付かないでしょうが!」
ジャンク「ケッ。だったら望み通りあの世へ直行させてやるよ」
にこ「私はアンタの弱点を発見したわよ」
ジャンク「強がりなど無意味でしかない。ジャンク・クラッシュ!」
潰されるにこですが血飛沫を出しながらも強引にジャンクハンドをこじ開け前進してきます。
ジャンク「コイツ、ただの人間じゃねぇ!?」
にこ「当たり前ニコ。にこはねぇ、宇宙№1アイドルになる存在ニコ。
血の池地獄のひとつやふたつ、耐え切れないと宇宙№1にはなれないニコよ!」
ジャンク「馬鹿な。お前はもう、全身の血を放出しきって息絶えるのだぞ。怖くはないのか」
にこ「アンタに屈することは絶対に無いニコ。さっきも言ったわよね。アンタの弱点を発見したって」
ジャンク「まだ何かをしようというのか」
にこ「アンタはいつも前が無防備ニコ~!」
ジャンク「しまった」
渾身のパンチが胸板に見舞われますが、にこの腕の方が血だらけになりました。
驚くべきことにジャンクマンは身体の前面にも巨大な棘を隠していたのです。
ジャンク「ニヒニヒ。奥の手は最後まで取っておくもんだぜ」
にこ「・・・・・・じゃあ、アンタはこれで終わりニコね」
ジャンク「貴様、まだ息が!」
にこ「にこの狙いは胸じゃない。ここよ!」
残った右腕で渾身の拳を顔面にめり込ませます。全ての力を込めた打撃は衝撃波と化し、前面と後方の顔を同時に破壊しました。
ジャンク「お前、チビの癖にすげぇ根性だ」
にこ「アンタの技も中々だったニコよ・・・・・・」
両者は同時に倒れ力尽きました。
もう、どちらも立ち上がる力さえ残っていません。
にこ「あとは頼んだわよ。みんな」
矢澤にこVSジャンクマン 引き分け