二次創作小説(新・総合)
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- マリオと彩月の時空クソゲー日和(完結)
- 日時: 2022/05/15 13:20
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
マリオ
「ねぇこれ俺いる?」
彩月
「いるよ、いないとここで書けないじゃん」
【時空にはクソゲーが溢れている】
『注意』
実在しないクソゲーを遊びます
基本的に2人がだべってるだけ、映像はイメージしろ!
- Re: マリオと彩月の時空クソゲー日和 ( No.53 )
- 日時: 2021/07/22 15:57
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【最終回】
「プレイすると死ぬゲーム」
彩月
「さて、そろそろ実況動画のデータも溜まってきたから編集に移らないと」
マリオ
「思えば何十本もやった気がするなぁ」
彩月
「エピソードの都合上、話になってるのは12話程度だけどね」
マリオ
「……………で、最後に何やる?」
彩月
「任天さんから『クソゲーは作り替えちまえばいい』と教えてくれたから、ド派手なやつをやりたいかな!」
マリオ
「いや、あれは多分慰めの言葉として言ったわけで本気では…………」
彩月
「というわけで新たにクソゲーを改造してめちゃくちゃにする企画立てるから編集手伝って」
マリオ
「話聞け!!ていうか俺でもプログラミングなんてやったことないぞ!?」
彩月
「今任天堂で誰でもプログラミングできるソフト発売してるからそれやれば?」
マリオ
「ホントだ!なんでもあるなニンテンドーソフト!ちょっとこれで勉強してくる!!」ガチャッ
…………
彩月
「ふぅ………さて、マリオさん居ないうちに最後に1本だけゲームやっちゃおっと」
彩月
「改造を視野に入れてるからこそ取り寄せた曰く付きの特別ゲーム」
彩月
「【プレイすると死ぬんdeath】…………いやぁ」
彩月
「まさか遊ぶと死ぬなんてゲームが本当にあるとは思わなかったよ」
彩月
「ねむ姉と一緒にやろうと思ったけど、さすがに巻き込む訳にはいかないしね」
彩月
「よーし、やるぞー」
………………
マリオ
「ただいま」
彩月
「早かったね」
マリオ
「まぁスーパーヒーローだし?」
彩月
「よく分かんない理屈だね…………」
マリオ
「ん?またなんかゲームやってたのか、今度は何やってたんだ」
彩月
「ああ、プレイすると死ぬゲームだよ」
マリオ
「へー、プレイすると死ぬゲームかー…………そんなのもあるんだなー」
マリオ
「は?」
彩月
「プレイすると死ぬゲーム」
マリオ
「は?お前そんなのやったの?マジで?」
彩月
「大丈夫」
彩月
「任天さんに言われた通りゲーム改造したら向こうが根負けしたから」
マリオ
「なに凄いことしてんの?」
- Re: マリオと彩月の時空クソゲー日和 ( No.54 )
- 日時: 2021/07/22 16:10
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
マリオ
「で、どんなゲームだった?」
彩月
「ナナシノゲエムみたいな感じだったよ」
『ナナシノゲエム』
実際にDSで遊べる『呪われたゲーム』
遊んでも死ぬわけでもないのでご安心を
マリオ
「というとレトロなRPG的な?」
彩月
「うん、他のゲームよりはシステムはマトモだったから普通に楽しく遊べたんだけどね」
彩月
「背後から何かが迫ってくるのを感じて…………」
マリオ
「祟りに来たのか!?」
彩月
「かと思ってストーンのアッパーカットをぶつけたら消えたよ」
マリオ
「物理攻撃するなよ」
彩月
「で、途中からテキストがバグっておかしくなったんだよ」
『呪われて死ね呪われて死ね呪われて死ね呪われて死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死死死死死死死死死死死死死死死』
マリオ
「うわー、怖ぇ…………」
彩月
「テキスト編集してやった」
『うんち!w』
マリオ
「煽るな!!」
彩月
「ついでにキャラのテキスト全部これにしたんだけど危うく詰みかけたからちょっとだけ直した」
マリオ
「呪いのゲームにハッキングでやりたい放題するのやめろ」
彩月
「そしたらポルターガイスト現象起こってね」
マリオ
「怒るわ!そりゃ霊だって怒るわ!!」
彩月
「勇者を改造してステ9999にしてNPC片っ端から殴ったらすすり泣きと共に治まったよ」
マリオ
「お前やってる事兄ちゃんと変わんねぇぞ」
『兄ちゃん』
桜井彩月の兄、桜井兄威。
彩月がゲームを知ったキッカケでマリオも出来ない下手くそだったがプログラミングの天才だったのでチートコードを作ってえプレイしていた
彩月
「楽したくてチートしてるあの人と一緒にしないでよ」
彩月
「私はプレイすると死ぬゲームを逆に死なせる為にやってるんだよ!」
マリオ
「何がお前をそこまで動かすんだ!」
彩月
「ゲームに込められた怨念VSクソゲーが思ったよりクソでイラついた八つ当たり」
マリオ
「勝手に戦え!もう結果だけ教えろ!!」
彩月
「ある意味ゴジラVSコングでしょ」
マリオ
「ゴジラ級クソゲーはわからなく無いけどコング級小学生ハッカーってなんだよ」
- Re: マリオと彩月の時空クソゲー日和 ( No.55 )
- 日時: 2021/07/22 16:19
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
彩月
「で、なんだかんだでラスボスまで進めてね」
マリオ
「1週間以内に死ぬとかじゃない?」
彩月
「定期的に霊はぶちのめしてたから大丈夫」
マリオ
「俺がいない間にここを曰く付きの物件にするのやめてくれない?お姉さん泣くぞ」
彩月
「泣かしたら殺すから大丈夫」
マリオ
「多分もう死んでるけどな、で、ゲームとしてはどうだった?」
彩月
「やばいクソゲーよりは面白かったかな、意外とシナリオもしっかりしてたし」
彩月
「霊はたくっちスノーさんに頼んで魔封波してもらうし」
マリオ
「たくっちスノーをなんだと思ってやがる」
彩月
「便利キャラ」
マリオ
「元々悪役やぞ」
………………
マリオ
「しっかし、そんな作品がなんで『プレイすると死ぬゲーム』なんて曰く付きの作品になっちまったんだろうな?」
彩月
「だよね、霊からなんか話聞いておけばよかった」
マリオ
「普通は霊なんてボコれないからな?」
彩月
「そういう系の人に見せると時間かかるし…………」
彩月
「とりあえずメーカーから会社を特定しよう」カタカタカタカタ
マリオ
「とりあえずでやることが女の子でも小学生でもゲーマーでもないんだよ」
彩月
「あった…………流石にファイルファンタジアの会社ってオチではなかったか」カチカチ
マリオ
「もしそうだったらお前、ネット界隈で『ファイルファンタジアの人』って言われるところだったな」
彩月
「不名誉だからやめて」
マリオ
「で、どこの霊?ルイージの掃除機いる?」
彩月
「えーとね………ああ、なるほど」
彩月
「霊自体はゲームと無関係らしい」
マリオ
「え?」
彩月
「無差別テロみたいな、無関係な霊がたまたまゲーム会社の人を呪い殺して生まれた代物で」
彩月
「会社員がゲームの中に魔封波したらしいんだ」
マリオ
「会社員すげぇな」
彩月
「リアルワールドで出来ないことって大抵の世界で出来るからね」
マリオ
「じゃあお前関係ない幽霊をひたすらいじめ抜いたってこと?」
彩月
「まぁ、多分その人達としては真っ当にゲームして欲しかっただろうしオーライオーライでしょ」
- Re: マリオと彩月の時空クソゲー日和 ( No.56 )
- 日時: 2021/07/22 16:24
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
彩月
「……………ねぇ、マリオさん」
彩月
「どうしてクソゲーは生まれるんだろう?」
マリオ
「そうだなぁ………製作者の傲り、技術不足、不運、縺れに拗れ合い、理由は色々あるけど……………」
マリオ
「じゃあ彩月、どうして俺はスーパースターになれたんだろうな?」
彩月
「え?」
マリオ
「俺のゲームはドンキーコングから始まって………まぁそんときは名前なかったけど」
マリオ
「マリオブラザーズからスーパーマリオブラザーズになってやれ30年、様々なゲームに出てその殆どがスター級の作品となった」
マリオ
「漫画だって沢山出たし、昔はカップラーメンやふりかけにもなったしアニメ映画だって作ってもらった」
マリオ
「今やリアルワールドで俺を知らない奴はいない、そんなすげーキャラクターが俺だ」
マリオ
「俺は、マリオはどうして名作ゲームになったのか彩月は分かるか?」
彩月
「キャラクター性………としてはヒゲのおじさんって推すのは勇気いるし、その時代でアクションゲームを作ったこと?………でもなさそう」
彩月
「…………………でもね、1番思い当たるのは、確信がないのは」
彩月
「製作者さんが、マリオのことが本当に好きだったから……………なのかな」
マリオ
「…………だったらいいよな」
マリオ
「俺、キャラクターだからリアルワールドの人間と違って歳を取らない、いつまでも今のままだ」
マリオ
「なぁ、彩月…………」
マリオ
「出来ることなら俺はあと10年………いや100年はスーパースターをやっていたいな」
マリオ
「沢山のマリオゲーム並べてさ、こんなこともあったなーって思い出に浸りたい」
マリオ
「その時はまた、動画撮ってくれよ………絶対くるから」
彩月
「………クソゲーだけは勘弁してよね」
マリオ
「大丈夫だよ、多分な」
マリオ
「…………ま、無理は言わないけど」
彩月
「いいよ」
彩月
「またマリオ35周年にでもなったら、それやろうよ」
彩月
「私たちキャラクターは歳をとるもとらないも自由自在だからさ」
マリオ
「………ふっ」
「…………ねむ姉、編集終わったよ」
- Re: マリオと彩月の時空クソゲー日和 ( No.57 )
- 日時: 2021/07/22 16:30
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
そして、彩月が製作した動画はまとめてリアルワールド以外の全域に流れた。
リアルワールドに送らなかったのは、『マリオが実際に存在していると知らないのはこの世界だけだから』という配慮によるものだった。
その物々しくも圧倒的なクソゲーの力に視聴者は慄いた
あと小学生がイカれたことするギャップがネットトピックで話題になった。
あとファイルファンタジアのマジモンのヤバさに全世界がドン引きした。
かくして、桜井彩月は一夜にしてスーパースターとなった
マリオ
「あのさ」
マリオ
「俺が30年かけて築いた領域に乗り込んでくるのやめてくれない?」
彩月
「大丈夫、クソゲーの帝王と名作ゲーの王者は全然違う」
彩月
「これでも私どん底だし、この人気も一時的なものだから」
マリオ
「…………ま、ゲームを愛してこそ任天堂戦士だけどな」
彩月
「その割には全然任天堂のゲームをしていない…………」
マリオ
「あ、そういえばお前、最初に任天堂ってリアルワールド以外にも沢山あるって言ってたよな?」
マリオ
「今度はそれをやるっていうのもいいんじゃないのか」
彩月
「あ、それもいいかもね…………じゃ、例のショップで詰め合わせ買ってくるから」
マリオ
「待て!!」
マリオ
「お前だけで行くとまたクソゲー買ってきそうな予感がする、俺も行くぞ!」
彩月
「えー?そんなことないよ」
マリオ
「そんなことあるから今までのことになってるだろうが!!」
彩月
「………………ま、いいけど」
音牟
「あ、何しに行くの?」
彩月
「動画収入でゲーム買ってくる」
音牟
「いってらっしゃーい」
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【CAST】
桜井彩月
マリオ
鈴蘭音牟
任天正樹
【作者】
メタルメイドウィン
※この作品に登場したクソゲーはフィクションです
実在するゲーム、会社、創作、人物その他諸々とは何の関係もありません。
※また、特定の作品を貶す意図などは決してありません、ご了承ください。
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彩月
「どうも、ねむ姉から独立したクソゲーの彩月チャンネルです」
彩月
「今日は時空任天堂クソゲー詰め合わせ袋の開封動画を…………」
マリオ
「どうしてこうなったあああああああああああああ!!!!」
【おしまい。】
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