二次創作小説(新・総合)

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Lunatic Play【完結】
日時: 2022/03/30 15:18
名前: ウィオ (ID: ryagdTnR)

以前カキコを引退したウィオです。諸事情で引退しましたが、復帰しました。
突然引退したりしてすみませんでした。
復帰作、開始します。



【Lunatic Play(ルナティック・プレイ)】。

それは決められた時間内を3匹の狼から逃げ惑い、賞金を獲得する遊戯である。
敵は狼だけでなく、「逃亡者の中の内誰か一人」も敵なのである。

深夜のアメリカの森に集められた20人の逃亡者。
果たして、賞金を手に入れられる者は現れるのか。

※注意事項
・設定の少ないキャラはオリジナルの設定を含ませております。
作者わたしは海外の作品は英語版しか見ない主義なので、海外製のキャラの口調・一人称などは自分のイメージで決めております。なので公式邦訳とは一人称・口調が違います。

それでもよろしい方はどうぞ。



~逃亡者~ ※【】内は作品名

レッド・マッカーサー(Red McArthur)【Southpark】
ウェンディ・テスタバーガー(Wendy Testaburger)【Southpark】
アニー・ニッツ(Annie Knitts)【Southpark】
ジェニー・サイモンズ(Jenny Simons)【Southpark】
ミリー・ラーセン(Millie Larsen)【Southpark】
エスター(Esther)【Southpark】
カレン・マコーミック(Karen McCormick)【Southpark】
エステラ・ハヴィサム(Estella Havisham)【Southpark】
レベッカ・コッツウォルズ(Rebecca Cotswolds)【Southpark】
チカ(Chica)【Five_nights_at_freddy】
バローラ(Ballora)【Sister_Location】
ミニリーナ(Minireena)【Sister_Location】
ギグルス(Giggles)【Happy_tree_friends】
ペチュニア(Petunia)【Happy_tree_friends】
ジェフ・ザ・キラー(Jeff_the_killer)【Creepypasta】
サリー・ウィリアム(Sally William)【Creepypasta】
ジン・アリ(진 아리)【플라워링 하트(Flowering Heart)】
ウ・スハ(우 수하)【플라워링 하트(Flowering Heart)】
ソヌ・ミン(선우 민)【플라워링 하트(Flowering Heart)】
イリザベス・ファウスト(Elizabeth Faust)【Fausts Alptraum】


GOOD LUCK, FUGITIVES.



△アメリカ、韓国、台湾製の作品のキャラが逃亡!
△個性的な逃亡者たち! そして全員海外製のキャラ!
△逃亡者20人の内誰か一人が敵!
△サウスパーク勢の過激なギャグ!
△果たして、逃げ切る者は現れるのか?

Re: Lunatic Play ( No.8 )
日時: 2021/09/14 17:20
名前: ウィオ (ID: SUsN38YB)

【Discovery】


フラウド「見つけた」グググ


ゲーム開始前に、ゲームマスターが支給してくれたフラウド専用の弓で、カレンを打とうとする。


カレン「とりあえずこっちへ……」

ドスッ!!










カレン「……」

カレン「……!?」


元々不安な状態だった彼女が、より顔を引きつらせる。フラウドの矢が自分の頬を掠めたのだ。飛んで行った矢はカレンの一番近くの木に突き刺さっている。


カレン「ひっ……いやだああ!」タッ


カレンは泣きながら逃げて行った。


フラウド「チッ、仕留め損なった……」











『地下牢 DE トーク』

レベッカ「みんなお疲れ……;」


牢獄へ転送されてきたレベッカ。失格になった者の傷は転送されると同時に完治する。


アリ「もう! もっとスハとミンと一緒にいたかったのにー!」プンプン

ジェニー「まあ、噛まれちゃったらもうここにいるしかないね……ここで友達を応援していよう?」

アリ「そうするしかないね……」

レベッカ「狼、足速すぎだよ……;」

アリ「ホントだよ! あんなの逃げ切れるわけないじゃん! 大変だった!」

ジェニー「僕も大変だったよ……」

アリ「あなたは狼関係ないところで勝手に漏らしただけでしょ」









{残りゲーム時間  140:00}







ペチュニア「あと140分……もう1時間経ってるのね……」


スマートウォッチ内臓のタイマーを見ている、ペチュニア。


ペチュニア「早く時間になってほしいわ……」











狼「ゴア゛ア゛ア゛!!!!!」ダダダダダ

ペチュニア「!!?」ビクッ


突如狼がペチュニアのところへ走ってきた。


ペチュニア「う、嘘っ!?」ダッ


それを見た彼女はすぐさま逃げる。彼女は木々を利用して逃げ続ける――。


狼「」ダダダダダ


しかし狼のほうが圧倒的に足が速いため、すぐに距離を詰められた。


ペチュニア「ギャアアアアア!!」

狼「ガア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」ガブガブガブッ!!

ペチュニア「うぐああああっ!」ドサッ




【ペチュニア     失格   ≪残りゲーム時間≫】
    残り  16人      {138:43}



ペチュニアは地下牢へ転送された。



狼「グルルルルルル……」


ハンターより足の速い狼を撒くことなど、ほぼ不可能である――。














ピコン!

エステラ「『ペチュニアが失格となった。残り16人』」




ギグルス「うそっ! ペチュニアやられちゃったの!?;」













レッド「確かこっちに……」タッタッタ


その頃、レッド・マッカーサーは若い男性と共に本を盗っていった紫服の男を捜していた。


若い男性「あれ最後まで読んでないのにー!」タッタッタ

レッド「それは可哀そうに――!? あいつじゃないですか?」

若い男性「え!」


レッドが指さした方には、確かに紫服の男がいた。


紫服の男「はあ、はあ……」タッタッタ


若い男性「あいつです! 追いかけましょう!」

レッド「勿論です!」





果たして、捕まえることができるのか――。





---------------------------------------------------------------------------------


残り逃亡者……レッド、ウェンディ、アニー、ミリー、エスター、カレン、エステラ、
       チカ、バローラ、ミニリーナ、ギグルス、ジェフ、サリー、スハ、ミン、イリザベスの16人。



続く

Re: Lunatic Play ( No.9 )
日時: 2021/09/15 17:31
名前: ウィオ (ID: iaPQLZzN)

【Scary girl】


レッド「待ちなさい!」

紫服の男「!?」ダダダダダ


レッドたちに気づかれた紫服の男は、走る速度をあげる。


若い男性「本を返せー!」タッタッタ

紫服の男「くっ! 誰が返すか!」タッタッタ

紫服の男(これは質屋に売って金にするんだ! これで貧乏な生活からおさらばd)タッタッタ

レッド「」ゴゴゴゴゴ


なんとすでにレッドが紫服の男の間近に迫ってきていた。彼女の形相は恐ろしくなっている。


紫服の男「ひっ!?」ビクッ


そしてレッドは力を込めた拳でその男の頬を殴り、彼を吹っ飛ばした。その際に彼の頬が軽く折れる音が鳴った。


紫服の男「」ドサッ

レッド「……」

若い男性「すごい」


レッドは紫服の男を恐ろしい目つきで睨みつけながら、無言でゆっくりと、仰向け状態になっている彼に近づく。


紫服の男「ひいっ……!!」ビクッ

レッド「返してやりなさい」

紫服の男「や……やだ! これは質屋に売ってお金にするんだ!」

紫服の男「高い食べ物とか、高価な服とか欲しくて……」

レッド「……被害者の気持ち、考えたことある?」

紫服の男「そんなやつのことなんか知らねえよ! 金さえ手に入ればそれで――ガアッ!!」ドガッ


喋っている途中でレッドが彼に重い蹴りを食らわせた。


レッド「最低ね……」グググググ

紫服の男「ご、ごめん……なさい……返します……返しますから……;」

若い男性「」ビクビク


レッドは紫服の男から本を取り返し、持ち主に返した。


若い男性「あ、ありがとうございます……」

レッド「いいえ」

若い男性「あ、ああ、お礼の品として、こちらを差し上げます……どうかお受け取りくださいませ!」


【レッド・マッカーサー   銀の懐中電灯 獲得】


※銀の懐中電灯……これで狼を照らすと、狼を追い払うことができる。ただし使用できる回数は3回のみ。


レッド「ありがとうございます」








{残りゲーム時間  135:00}









ウェンディ「早くこのゲーム終わってほしいな……」ドキドキ


森の中を歩いているウェンディ・テスタバーガー。その途中で――


イリザベス「zzz」


今も切り株の上で寝ているイリザベスを発見した。


ウェンディ「なんで寝てるの……;」

イリザベス「zzz」

ウェンディ「ちょっとイリザベス! 寝てたら狼に襲われちゃうよ!」ユサユサ

イリザベス「う、うううん……何よ貴方……」ムニャムニャ

ウェンディ「あなたよくこんなところで寝てられるね……;」

イリザベス「だって退屈なんだもの……というか眠いの、寝かせてちょうだい……」ゴロン


イリザベスは再び眠りについた。


イリザベス「zzz」

ウェンディ「……もう、知らないからねっ!」









チカ「よし、あっちに狼はいないっと……」


ヒヨコ型のアニマトロニクス・チカは狼に警戒していた。


チカ「お金欲しいなぁ。早くゲーム終わらないかなー」

チカ「お金手に入ったら、美味しい食べ物いっぱい食べちゃいたい!」


見た目は可愛いが、意外と食いしん坊のようだ。









ウェンディ「とりあえず隠れられる場所を……」タッタッタ


あれからイリザベスと別れた彼女は、身を潜められる場所を探していた。


ウェンディ「洞窟とか無いかな……? って、森の中にそんなにあるわけないか」タッタッタ

狼「ゴア゛ア゛ア゛!!!!!」ダダダダダ

ウェンディ「!!」ビクッ


遠くにいた狼が、ウェンディを発見し、襲い掛かってきた。


ウェンディ「そんな――!」タッタッタ


狼の雄たけびを聞いたウェンディは咄嗟に逃げる。しかし――


狼B「ガア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」ダダダダダ


前方から、もう一匹の狼が襲い掛かってきた


ウェンディ「くっ!!」

狼2匹「ガア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」


ガブガブガブ!!


ウェンディ「っ――」ドサッ




【ウェンディ・テスタバーガー     失格   ≪残りゲーム時間≫】
         残り  15人         {132:20}




ウェンディは地下牢へ転送された。











ピコン!

エステラ「『ウェンディ・テスタバーガーが失格となった。残り15人』」



レッド「あの運動神経抜群のウェンディが……」



アニー「狼ってほんと怖えな……;」ビクビク









サリー「狼、来ないかなー……」


その頃、サリーは狼を捜していた。


サリー「狼にまたがって森を駆け回りたいな。面白そうだし」


ピコン!

その時、スマートウォッチにメールが来た。


サリー「あら、何かな? ……『お知らせ』?」






ジェフ「『森の中に5個の宝箱を設置した』」

アニー「『宝箱の中にはゲーム攻略に有利なアイテムが入っている』」

チカ「『頑張って探したまえ』」




レッドが貰ったような、ゲーム攻略に有利なアイテムが宝箱の中に入っている。果たして、逃亡者たちはアイテムを手に入れられるのか――。






---------------------------------------------------------------------------------


残り逃亡者……レッド、アニー、ミリー、エスター、カレン、エステラ、チカ、バローラ、ミニリーナ、
       ギグルス、ジェフ、サリー、スハ、ミン、イリザベスの15人。



続く

Re: Lunatic Play ( No.10 )
日時: 2021/09/15 20:48
名前: ウィオ (ID: iaPQLZzN)

【Treasure】


チカ「宝箱だね! よーし、取りに行くぞー!」


チカちゃん、走り出す。


チカ「ゲームが有利になるんなら取っておかないわけにはいかないよっ!」タッタッタ









イリザベス「ううん……アイテム、ですって?」ムニャムニャ


イリザベスは眠たそうに目を擦りながら、スマートウォッチに届いたメールを読んでいる。


イリザベス「……」

イリザベス「面白そうね。退屈を紛らわせそうだし、行きましょう」


退屈嫌いの少女も、宝箱を探しに行くことに。









ギグルス「アイテムかぁ……。どうしようかな、取りに行こうかな……」


迷っているギグルス。そんな彼女の後ろに――。


ミニリーナ「ばああっ!!」

ギグルス「びゃああああっ!!;」ビクウウッン


ミニリーナ。


ギグルス「ミ、ミニリーナ!? 寿命が縮みそうになっちゃったよ、もう!;」

ミニリーナ「サーセンwwwww」

ミニリーナ「でも、まあ、へへへ、人を驚かすのって楽しいわwww」

ギグルス「この悪魔!(# ゚Д゚)」

ミニリーナ「HAHAHA! ――ぶおっ!!;」ドサッ


突如バローラがミニリーナの頬にドロップキックをかましてきた。


バローラ「私のミニリーナがごめんなさいね、ギグルス。ちょっと今からお仕置きするわ」

ミニリーナ「今やったのはお仕置きじゃなかったのかよ……ババア……;」ピクピク

ギグルス「(・_・;)」











{残りゲーム時間  130:00}









カレン「宝箱、無いかなぁ……」トテトテ


その頃、カレン・マコーミックは宝箱を求めて走っていた。


カレン「狼さんとか、フラウドさんとかに遭遇しませんように……あれ?」


なんと、宝箱を発見。


カレン「あった!」ガチャッ


開けると、中には『スロウポーション』が入っていた。


カレン「何だろ、これ……あ、説明書がある」




※スロウポーション……これを狼に向かって投げつけると、その狼の動きを永久に鈍足状態にすることができる。




【カレン・マコーミック   スロウポーション  獲得】



カレン「狼さんの動きを遅くできるんだ……。でも、永久に足が遅くなるって、可哀想かも……」


敵のことも気にかけるカレン。










スハ「宝箱……」


その頃、スハも宝箱を探している途中であった。


スハ「急ぎたいですが、フラウドも狼もいますし……急ごうにも急げませんね……これは……」










レッド「? あそこにいるのは……」


遠くで、誰かが走っている。


ミン「宝箱、宝箱……!」タッタッタ


ソヌ・ミンだった。


レッド「宝箱探してるようね……頑張りなさい」フフ


レッドはすでにゲームに有利なアイテムを持っているため、宝箱を探す必要が無い。











スハ「ありました……!」タッタッタ


スハ、宝箱を発見。


スハ「何が入ってるんでしょうか……」ガチャッ


中には、俊足の薬が入っていた。



※俊足の薬……これを飲むと、1分間走る速度が二倍になる。



スハ「これは有益なアイテムですね……」

ミニリーナ「おっ、これがアイテムか?」パシッ

スハ「あっ!;」


スハが手に取ろうとした瞬間、ミニリーナが素早く横取りした。


ミニリーナ「ふー、あのババア撒くの大変だったぜ……それより、これは……」

スハ「ちょ、ちょっとそれは私が見つけたんです! 私のものです! 」

ミニリーナ「ほうほう、これを飲むと足が速くなるのかー。こりゃいいもんを手に入れたぜw」

スハ「返してください!;」

ミニリーナ「んー、どうしようかなー?www」ヘラヘラ

スハ「酷いですよミニリーナ!;」

ミニリーナ「んんー、ほれ、取ってみなwww」ヒョイ


ミニリーナは薬を高く持ち上げ、スハに取られないようにした。


スハ「(◎_◎;)」ピョンピョン ←ジャンプして取ろうとしてるが届いてない

ミニリーナ「お前の背じゃ届かないよなぁwwwww」ヘラヘラ

スハ「……」

ミニリーナ「ん? なんだよwww」

スハ「그것을 빨리 나에게 돌려 주세요!」

ミニリーナ「えっ!?;」ビクッ

スハ「당신은 최악입니다.적당히 하지 않으면 당신을 때립니다! 사람이 노력하고 손에 넣은 아이템을 횡령하다니, 당신은 심합니다!」ペラペラ


スハ、韓国語ぼこくごでブチギレ←


ミニリーナ「え、え!? 何言ってんだマジで!; 怖い! わ、分かったよ、ほら!」

スハ「전혀, 당신은……」



【ウ・スハ   俊足の薬  獲得】



ミニリーナ「怖かった……;」ビクビク





---------------------------------------------------------------------------------


残り逃亡者……レッド、アニー、ミリー、エスター、カレン、エステラ、チカ、バローラ、ミニリーナ、
       ギグルス、ジェフ、サリー、スハ、ミン、イリザベスの15人。



続く

Re: Lunatic Play ( No.11 )
日時: 2021/09/16 19:41
名前: ウィオ (ID: iaPQLZzN)

【The efforts of the fugitives】





現在、残っている宝箱はあと三つ。果たして、逃亡者は残りのアイテムを手に入れられるのか――。






{残りゲーム時間  120:00}



ミリー「えへへ~~……。エスター……///」スリスリ

エスター「ミリー……;」


エスターはミリーに後ろから抱き着かれながらも、森の中を歩いている。


エスター「暑苦しいから離れてくれへんか;」

ミリー「断る♪」スリスリ

エスター「あとあんさんの口、タバコ臭いねん。またこっそりタバコ吸ったやろ」

ミリー「バレたか」


ミリーは小学四年生だが、喫煙者である。









その頃、イギリス人のお嬢様であるエステラ・ハヴィサムはしんどそうにしていた。


エステラ「狼の存在自体が神経を擦り減らせてきますわ……; 少し休憩しましょう;」


彼女は近くの木に寄りかかり、座り込んだ。


エステラ「それにしても、何で身分の高いわたくしがこんな面倒くさいゲームに参加しなければなりませんの?」

エステラ「早く帰って家でゆっくり紅茶を嗜みたいですわ……」ブツブツ


不満を垂らしまくる、お嬢様であった。









ギグルス「よし……アイテム、取りに行こう!」タッ


ギグルス、ようやく決断。


ギグルス「「アイテム有りか無しかどっちがいい?」と質問されたら、そりゃある方がいいと答えるよ」

狼「ガア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」ダダダダダ

ギグルス「!?」ビクッ


突然、ギグルスの近くに狼が。


ギグルス「そ、そんな……うわああっ!!」


ガブガブガブッ!!


ギグルス「」ドサッ


逃げる余裕も無く3度噛まれてしまったギグルス。




【ギグルス     失格   ≪残りゲーム時間≫】
   残り  14人      {117:15}




ギグルスは地下牢へ転送された。









サリー「今、何の叫び声だったの……?」


偶然近くにいたサリーが、狼の叫び声を聞いたようだ。


サリー「もしかして、近くに狼がいるのかしら……?」


その時――。


狼「ガル゛ル゛ル゛!!」ダダダダダ

サリー「!」


今しがたギグルスを失格に追いやった狼が、サリーを発見し襲い掛かってきた。


サリー「来た、狼だ! ほら、私と遊びましょう?」

狼「ガル゛ル゛ル゛!!」ダダダダダ


恐怖心の薄い彼女は逃げずに遊びたがっている。


サリー「さあ、来て!」

狼「ゴ゛ア゛ア゛!!」ガブガブガブ!!

サリー「」ドサッ




【サリー・ウィリアム     失格   ≪残りゲーム時間≫】
      残り  13人        {115:59}



サリーも地下牢へ転送された。










ピコン!

エステラ「『ギグルスとサリー・ウィリアムが失格となった。残り13人』」



アニー「おいおい、一気に二人もやられちゃってるじゃねーかよ……;」



チカ「二人同時……!?;」










イリザベス「アイテムが見つからないわね……」キョロキョロ


その頃、イリザベスは宝箱を探していた。


イリザベス「……あら、もしかしてアレ?」タッタッタ


そして、宝箱を発見。


イリザベス「何が入ってるのかしらね」ガチャッ


中には、銀の懐中電灯が入っていた。



※銀の懐中電灯……これで狼を照らすと、狼を追い払うことができる。ただし使用できる回数は3回のみ。



イリザベス「これはいいわね。退屈を紛らわせそう」


レッドが持ってるのと同じものだ。








ジェフ「あー、そろそろ誰かを殺したいな……」


一方、ジェフ・ザ・キラーは殺人をしたい欲を沸かせていた。


ジェフ「でも、僕が殺すのは――」








{残りゲーム時間  110:00}







レッド「あと110分……まだまだね……」


タイマーを見ていたレッドの近くに――。


狼「!!」ダダダダダ!!


一匹の狼が襲撃してきた。


レッド「! 来たわね」カチッ


レッドは慌てず、咄嗟に銀の懐中電灯で光を狼に当てた。


狼「!?」ビクッ


すると狼はすぐさまに逃げて行った。


レッド「あと2回ね、使えるのは」





---------------------------------------------------------------------------------


残り逃亡者……レッド、アニー、ミリー、エスター、カレン、エステラ、チカ、バローラ、ミニリーナ、
       ジェフ、スハ、ミン、イリザベスの13人。



続く

Re: Lunatic Play ( No.12 )
日時: 2021/09/18 14:27
名前: ウィオ (ID: iaPQLZzN)

【Trap】


ミン「アイテム全然見つからない……もう諦めよう……;」ゼエゼエ


アイテム探しに疲れたようだ。その時――



ピコン!



唐突に、逃亡者のスマートウォッチにメールが届いた。



ミン「ん? 何かな……『お知らせⅡ』?」




チカ「『この森に3体の「妨害者」が出現した』」

エスター「『妨害者は逃亡者を見つけると追いかけてくる。妨害者に捕まったものはペナルティが科される』」

アニー「『失格になることは無い』」






ジェフ「妨害者の出現か……」



ミン「一体どんな見た目してんだろ」



イリザベス「妨害者ね……。失格にならないのならいいわ、寝ましょ」zzz









妨害者3体「……」テクテク


妨害者は逃亡者の邪魔を行ってくる。果たして、どんなペナルティなのか――。





-----------------------------------------------------------------------------------



【牢獄 DE トーク】

アリ「頑張ってー! スハ、ミン!」

サリー「ああー、狼と遊びたかったなぁ……」

ギグルス「あんな怖い狼と遊びたがるって凄いね、サリーは……;」

レベッカ「ところでメール見たけど、妨害者ってのが現れたみたいだね」


メールは地下牢の者にも届く。


ウェンディ「狼、フラウド、妨害者……。ちょっと敵多すぎないかなぁ?;」

ジェニー「どんどん難易度が上がっていくね……;」

ペチュニア「みんな大丈夫かしら……;」




------------------------------------------------------------------------------------




{残りゲーム時間  105:00}




ミリー「とりあえず妨害者にも気を付けないとね」

エスター「せやな……んで、あんさんはいつになったら離れるんや?」

ミリー「このゲームが終わった時かなー///」スリスリ

エスター「……ゲーム中に離れる気はあれへんってことか;」


相変わらず、ミリーはエスター大好きっ子だ。


エスター「大体うちの何がそんなにいいん?」

ミリー「ふっくらした頬っぺた、綺麗な生足、可愛いおてて……///」ハアハア

エスター「……とんだ変態やな;」


大変だな、エスターは。









ミン「あれって……妨害者?」

妨害者「……」テクテク


彼女の遠くには妨害者が歩いていた。もちろん見た目が狼ではないので、すぐに分かった。


ミン「なんか怖いし……とりあえず離れよう!」タッ








ミニリーナ「妨害者だと? 見つけたらそんなもん、逆にこっちが妨害してやんよ!」ワクワク


妨害者の妨害は禁止である。


ミニリーナ「……あっそ;」








アニー「……どっかに隠れてなきゃ、駄目だよな……狼もフラウドも、妨害者もいるし……」キョロキョロ


ますます不安になっている、アニー・ニッツ。









フラウド「……」


狼「……」


妨害者「……」


どんどん敵が、増えていく――。








{残りゲーム時間  102:00}





ミン「そろそろあと2分で100分切る……」


タイマーを見ている彼女の近くに――


妨害者A「!」タッ


妨害者が走ってきた。


ザッザッザッ


ミン「なんか後ろから足音が……げっ!;」ダッ


後ろから近づいてきている妨害者に気づき、咄嗟に逃げる彼女。


妨害者A「……」タッタッタ


しかし妨害者の方が、足は速い――。


ミン「ちょ、ちょっ、止めてー!;」ガシッ


捕まってしまった。


妨害者A(役:No.1 Crate(出典:Freddy Fazbear's Pizzeria Simulator))「……」

ミン「な、何こいつ!? カゴ……!?;」

No.1 Crate「Psst! I have something to tell you!」

ミン「え?」

No.1 Crate「Jackpot!」


ビシイッ!!


するとNo.1 Crateはミンの顔に張り付いた!


ミン「ぬああっ! 目がぁ! 目がぁあああ!;」アタフタ


ミンは引き剝がそうとするが、全然取れない。


ミン「前が! 前が見えねぇ!;」アタフタ

狼「!」ダダダダダ


そして狼がやってきた。


狼「グルルルルルル!!」ダダダダダ

ミン「もう! 狼まで来て――ギャアアアアア!!」


ガブガブガブ!!




【ソヌ・ミン     失格   ≪残りゲーム時間≫】
    残り  12人      {100:22}



ミンは地下牢へ転送された。







ピコン!


エステラ「『ソヌ・ミンが妨害者に邪魔され、さらに狼に3回噛まれ、失格となった』」



チカ「わわわ……妨害者が早速逃亡者をやっちゃってる……!;」



スハ「アリにミンもやられ……これでフラワーリングハート勢は私だけですね……;」



イリザベス「zzz」





果たして、これからどうなっていくのか――。





---------------------------------------------------------------------------------


残り逃亡者……レッド、アニー、ミリー、エスター、カレン、エステラ、チカ、バローラ、ミニリーナ、
       ジェフ、スハ、イリザベスの12人。



続く


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