二次創作小説(新・総合)
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- Lunatic Play【完結】
- 日時: 2022/03/30 15:18
- 名前: ウィオ (ID: ryagdTnR)
以前カキコを引退したウィオです。諸事情で引退しましたが、復帰しました。
突然引退したりしてすみませんでした。
復帰作、開始します。
【Lunatic Play(ルナティック・プレイ)】。
それは決められた時間内を3匹の狼から逃げ惑い、賞金を獲得する遊戯である。
敵は狼だけでなく、「逃亡者の中の内誰か一人」も敵なのである。
深夜のアメリカの森に集められた20人の逃亡者。
果たして、賞金を手に入れられる者は現れるのか。
※注意事項
・設定の少ないキャラはオリジナルの設定を含ませております。
・作者は海外の作品は英語版しか見ない主義なので、海外製のキャラの口調・一人称などは自分のイメージで決めております。なので公式邦訳とは一人称・口調が違います。
それでもよろしい方はどうぞ。
~逃亡者~ ※【】内は作品名
レッド・マッカーサー(Red McArthur)【Southpark】
ウェンディ・テスタバーガー(Wendy Testaburger)【Southpark】
アニー・ニッツ(Annie Knitts)【Southpark】
ジェニー・サイモンズ(Jenny Simons)【Southpark】
ミリー・ラーセン(Millie Larsen)【Southpark】
エスター(Esther)【Southpark】
カレン・マコーミック(Karen McCormick)【Southpark】
エステラ・ハヴィサム(Estella Havisham)【Southpark】
レベッカ・コッツウォルズ(Rebecca Cotswolds)【Southpark】
チカ(Chica)【Five_nights_at_freddy】
バローラ(Ballora)【Sister_Location】
ミニリーナ(Minireena)【Sister_Location】
ギグルス(Giggles)【Happy_tree_friends】
ペチュニア(Petunia)【Happy_tree_friends】
ジェフ・ザ・キラー(Jeff_the_killer)【Creepypasta】
サリー・ウィリアム(Sally William)【Creepypasta】
ジン・アリ(진 아리)【플라워링 하트(Flowering Heart)】
ウ・スハ(우 수하)【플라워링 하트(Flowering Heart)】
ソヌ・ミン(선우 민)【플라워링 하트(Flowering Heart)】
イリザベス・ファウスト(Elizabeth Faust)【Fausts Alptraum】
GOOD LUCK, FUGITIVES.
△アメリカ、韓国、台湾製の作品のキャラが逃亡!
△個性的な逃亡者たち! そして全員海外製のキャラ!
△逃亡者20人の内誰か一人が敵!
△サウスパーク勢の過激なギャグ!
△果たして、逃げ切る者は現れるのか?
- Re: Lunatic Play ( No.3 )
- 日時: 2021/09/11 18:53
- 名前: ウィオ (ID: SUsN38YB)
【GAME PLAY】
{残りゲーム時間 200:00}
{残りゲーム時間 159:59}
{残りゲーム時間 159:58}
ペチュニア「深夜だからなんだけど、暗くて周りがよく見えないわね……」
------------------------------------------------------------------------------
《ゲームの舞台は、アメリカにある名も無き巨大な森。
巨大なところ以外は特に特徴の無い、平凡で安寧が保たれている森。
逃亡者はこのステージで200分間、3匹の狼から逃げ続ける。
制限時間内を逃げ切ると、200万円を獲得できる。
果たして、最後まで逃げ切れる者は現れるのか》
------------------------------------------------------------------------------
{残りゲーム時間 157:00}
エスター「嫌やわ~……。狼とか絶対噛まれたら死ぬほど痛いやつやん」
サウスパーク小学校に通う女子小学生・エスター、辺りを警戒――
エスター「痛いのもややけど、狂犬病とかになったりせえへんやろか……;」
ウェンディ「狼って何処にいるのかな」
生徒会長のウェンディ・テスタバーガーも、森の中を慎重に歩く。
ウェンディ「3回までは噛まれても大丈夫なんだよね。まあ、そもそも噛まれたくないけど……;」
カレン「狼さん来ませんように……」プルプル
木の陰に隠れている小学1年生の幼女、カレン・マコーミック。
カレン「みんな、大丈夫かな……? 誰も傷つかないといいんだけど」
他人の心配もする、心優しい女の子。
ミニリーナ「早く終わんねえかな、このゲーム……」
バローラのバックダンサー担当の女の子、ミニリーナはタイマーを見ていた。
ミニリーナ「金は欲しいから来んなよ、狼……!」
バローラ「あら、ミニリーナじゃない」
そこに、人型のアニマトロニクスでバレリーナの女性・バローラが通りかかった。
ミニリーナ「バローラか。何だよ」
バローラ「辺りは暗いけど大丈夫? ここら辺地面が不安定だから、転ばないように気を付けるのよ」
ミニリーナ「分かってるよ、やかましいな(-_-;)」
バローラ「相変わらず口が悪いわね。女の子なんだからもっと上品な言葉を使いなさい。そんなのでは他人に嫌われちゃうわよ」
ミニリーナ「うっせえんだよババア!; 邪魔だ!(# ゚Д゚)」
バローラ「ふふふ、じゃあその邪魔者は何処かへ行くとするわ。狼に噛まれないようにするのよ」テクテク
ミニリーナの世話を焼くことが好きな彼女は、歩いて去っていった。
ミニリーナ「ったく……イラつくぜ。……どっか座ろ」
若干ヤンキーっぽい態度のミニリーナ、切り株の上に座って深呼吸。
アリ「そういえば、主催者が言ってた「もう一つのルール」ってなんだろ?」
韓国人の女子小学生、ジン・アリは思い出していた。
アリ「実は自首できます、とかかな? ……違うか」
その時、彼女の目の前に手紙がヒラヒラと舞い降りてきた。
アリ「? なんだろこれ……。from GAME MASTER ……主催者からの手紙だ!」
----------------------------------------------------------------------------
【主催者からの手紙
この紙にもう一つのルールの説明を記した。その説明をしっかり頭に入れておいてほしい。
ルールだが、敵は狼だけではない。逃亡者の内誰か一人も敵である。
その敵の名称は「フラウド」である。
フラウドの者は逃亡者を欺きながら襲い掛かり、地下牢送りにしてくる。
フラウドが逃亡者を倒すと、フラウドには10万円の賞金がプラスされる。
説明は以上だ。諸君ら、これからもゲームを楽しみたまえ。】
----------------------------------------------------------------------------
果たして、フラウドの正体は一体誰なのか――。
アニー「ウェンディ!」
ウェンディ「アニー!」
ブロンドの巻き毛の女の子、アニー・ニッツがウェンディと会った。
アニー「お前フラウドじゃないよな?」
ウェンディ「とんでもない! 違うよ」
アニー「でもお前初期のシーズンじゃエグイ性格してたからなぁ……」
ウェンディ「む、昔の話でしょ; とにかく私は違うから。そっちこそ、フラウドじゃないよね?」
アニー「違う違う」
ウェンディ「そう……なの;」ドキドキ
アニー「……なんか、怖えな、このゲーム、いろいろと……;」ドキドキ
ジェニー「フラウドってどんな風に襲い掛かってくるんだろ……僕、怖いなぁ;」
黒髪カチューシャの僕っ娘、ジェニー・サイモンズ、怯える。
ジェニー「やだなぁ、なんか……んっ!!;」ゴキュルルルルルル ←腹痛の音
ジェニー、腹痛に襲われる。
ジェニー「やばっ、ウンコしたくなってきた……ど、どっかトイレ無い!?;」キョロキョロ
無い。
ジェニー「も、もう我慢できなっ漏れ、漏れりゅうううううううううううう!!;」ブリョリョリョリョ!!
ジェニー「(・_・)」
ジェニー「」ドサッ ←漏らしたショックで気絶
【ジェニー・サイモンズ 脱糞 ≪残りゲーム時間≫】
残り 19人 {153:22}
気絶したので肛門の緩いジェニーは地下牢へ転送された。
ピコン!
ミニリーナ「? 脱落情報?」
情報は、スマートウォッチで知らされる。
ミニリーナ「何々、『ジェニー・サイモンズが脱糞して失格』? 勝手に漏らして勝手に牢屋行きかよ;」
ウェンディ「あの下剤事件以来、ジェニーは肛門が緩くなったってジェニーから聞いた……;」
レッド「ご愁傷様」
---------------------------------------------------------------------------------
残り逃亡者……レッド、ウェンディ、アニー、ミリー、エスター、カレン、エステラ、レベッカ、
チカ、バローラ、ミニリーナ、ギグルス、ペチュニア、ジェフ、サリー、
アリ、スハ、ミン、イリザベスの19人。
※ジェニーの「肛門が緩い」という設定は二次設定です←
- Re: Lunatic Play ( No.4 )
- 日時: 2021/09/11 20:39
- 名前: 琴葉姫 (ID: g47nDRMH)
祝!ウィオさんカキコ&Twitter復帰!
琴葉姫です!
琴葉姫「逃走中は残念ですがウィオさんが帰ってきてくださったことが何より嬉しいです!新ゲームでもよろしくお願いします」
トルストイ「久しぶり。今回のゲームでは僕も感想を述べさせてもらうからよろしくね」
アーサー(ヘタリア)「今後の感想はこの3人でほぼ固定+αって感じになるから、よろしくな。こういう形式が好ましくなかったら遠慮せず言ってくれ」
琴葉姫「さて、今回ウィオさんが企画する(?)Lunatic Playですが、逃走中と人狼が混ざった様なルールなんですね。私人狼のルール全然把握してないのは申し訳ありませんが…(クズ)」
アーサー(ヘタリア)「というか、ゲームマスターウィオさんじゃないんだな…。なんか怪しい感じがするのは気のせいか?気のせいだったら申し訳ないと思うが()」
トルストイ「狼に噛まれるの!?大丈夫!?これ下手したら命に係わるんじゃ…」
琴葉姫「怪我したまま地下牢にずっといるのはきつくない?治療とか駄目なんかな…。でもウィオさんこのゲームでは死亡はないって言ってたからそこは大丈夫だと思うけど…」
トルストイ「えっ…?」
琴葉姫「アッイエナンデモアリマセンヨキニシナイデクダサイ!!!(大声&早口)さーみんな頑張れー!!!」
トルストイ「…みんなが無事でありますように」
アーサー(ヘタリア)「まぁ、みんな楽しい結果で終わって欲しいとは思うけど、このゲームのルールじゃ難しそうだしなぁ…」
琴葉姫「不穏なことを言うのはやめろ(戒め)でもカレンちゃんはこのゲームでもかわいいんじゃ^~」←
アーサー(ヘタリア)「お前マジでロリには甘すぎだろ(呆)言い争ってるミニリーナとバローラは作者と仲のいいフォロワーさんが一時期創作してた海外のホラーフリーゲームFNAFの外伝のキャラ(?)らしいな」
琴葉姫「ミニリーナちゃんはピクシブ百科事典にイラストが表示されてなかったからどういう感じなのか分からないけどバローラさんはパペさんに似てる感じで美人な感じがしますね」
トルストイ「美人…???」
琴葉姫「美人ですよ(マジキチスマイル)」←
トルストイ「あ、ああ、女性だもんね。怖い何て言ったら失礼だよね」
アーサー(ヘタリア)「ま、まぁホラーゲームの脅かし役だし怖いと思うのは無理ないと思うぞ…(汗)」
琴葉姫「FNAFのこと全然理解してないからそこはすまない…(震え声)ってミニリーナさんとバローラさんに文字数割き過ぎてる←ミニリーナちゃんも口悪いところがシンフォギアクリスちゃんみたいで可愛いと思います!(クズ)」
アーサー(ヘタリア)「やめろウィオさんはシンフォギア全然知らないんだよ(#^ω^)」
琴葉姫「サーセンw← そして主催者が最初に言わなかったもう一つのルール、「フラウド」…逃走中で言う裏切者、人狼で言う狂人…かな?予め決められてるんだろうけど、誰がフラウドか分からないのは怖いよな…(汗)」
トルストイ「フラウドも役割として必要とは言え、仲間を裏切るようなことをするのはつらいだろうな…」
アーサー(ヘタリア)「いやサウスパークの奴らなら喜んで襲い掛かって地下牢行きにすると思うぞ」←
琴葉姫「カートマンじゃないんだから(おい)…でも油断は出来ないよね。ウィオさんもダーク寄りな作風にするって言ってたし…」
トルストイ「ええっ!?みんなが怪我したり辛い思いをするのは嫌だな…」
琴葉姫「ギャグも入れるって言ってたから大丈夫ですよ(適当)←って、ジェニーちゃん…()」
トルストイ「えっ、あっ…ぼ、僕は何も見てないよ!!!」
アーサー(ヘタリア)「あいつ最早様式美な気がするな…()物理的に痛い思いはしなかったが、精神面と社会的にはこれ以上の辱めはない…(汗)」
琴葉姫「ジェニーちゃん…これからも強く生きて…(震え声)他の参加者も頑張って!狼やフラウドに気を付けてね!」
最後に、地下牢に送られたジェニーちゃんにはポリカルボフィルカルシウムの市販薬(おい)と色んな種類のマリトッツォ各20個、参加者の人数分のバヤリースオレンジ(500ml)を贈ります。他の人が地下牢に送られた時用に…(おい)あと地下牢に送られた時には怪我してるかもなので、包帯、綿、消毒液一式も贈らせていただきます。こういうの駄目でしたら遠慮なく仰ってください(汗)
では、次回も楽しみにしています。
では(・ω・)ノシ
- Re: Lunatic Play ( No.5 )
- 日時: 2021/09/13 17:17
- 名前: ウィオ (ID: SUsN38YB)
>琴葉姫さん
リアルのほうで色々と忙しかったですが、復帰できました!
こちらのほうでもよろしくお願いします!
感想のメンバーの件については問題なしなので大丈夫です(・∀・)
今回のゲームは逃走中と人狼を足して2で割った感じのゲームです!
ゲームマスターの正体は謎に包まれています!
Lunatic Playはホラゲーを意識しており、ウィオ版逃走中よりダークな作品ですが、
一応ギャグはちょくちょく挟んでいきます←
カレンちゃんは相変わらず天使級の可愛さです! 私も大好き……←
FNAFの外伝に出ているヤンキーっぽいミニリーナは私も好きで気に入ってます←
バローラさんは美人ですよ(・∀・) あ、シンフォギアは全く知りません←
ジェニーちゃんはこのゲームでも漏らしましたw 確かに様式美ですw←
サウスパークの人間ならやりそうですが(え)、果たしてフラウドの正体は一体誰なのか?
お楽しみにください!
差し入れ(ジュースなど)のほうですが、申し訳ながらNGとなっております;
すみません;
次回もお楽しみに! では!
- Re: Lunatic Play ( No.6 )
- 日時: 2021/09/13 17:35
- 名前: ウィオ (ID: SUsN38YB)
【WOLF】
サリー「狼って一体どこにいるんだろうなー」
少女の幽霊・サリーは呑気に森の中を歩いていた。
サリー「狼が来たら遊んであげたいな。というか私幽霊だけど、狼は私に触れられるのかな?」
触れられる。このゲームの狼が特殊能力を持っており、実体のない物に触れることができる。
ジェフ「ふう……少し休憩するか」
このゲーム唯一の男性の逃亡者である少年殺人鬼のジェフ。
ジェフ「歩いても歩いても誰にも出くわさないからつまんないな」
ジェフ「ところでこのゲームの狼って殺しちゃいけないんだよな?」
殺しは勿論、少し攻撃を仕掛けるだけでも強制失格である。
ジェフ「ああ、早く殺しをしたいなぁ~」
アニー(狼と出くわしませんように……)
その頃、アニーはビビりながら森の中を歩いていた。この森は非常に静かである。風の音も一切しない。よく耳を澄ましても、自分の心臓の音しか聞こえないくらいに静かだ。
アニー「ああ、マジで怖え……」
ガサガサ!!
アニー「!?」ビクッ
突如彼女の近くから、草むらをかき分ける音がした。音がした方向に恐る恐る振り返るアニー。
レッド「アニー」
アニー「!? レ、レッドかよ。驚かすなよなー! ……はあはあ」ドキドキ
音の正体は、レッド・マッカーサーであった。
彼女は草むらをかきわけながら、こちらに向かってきていたのであった。
どうやらレッドは、適当に森の中を歩いていただけだったらしい。
レッド「随分汗を搔いているわね」
アニー「そりゃそうだろ……こんなクソ怖い森にずっといたらおかしくなっちゃいそうだ」
アニー「さっき心臓止まりそうになったぞ……」
レッド「怯えていては駄目よ。こういうのは冷静になることが大事なの」
アニー「そう言われてもなぁ……狼がいるんだぞ? 時速70キロメートルで走ってくる生き物だぞ? とても冷静になんかなれねえわ……つーかレッドはよく冷静でいてられるな」
レッド「冷静じゃないといざという時困るからね」
気が強くでクールな小学四年生、レッド。
レッド「ま、とりあえず頑張りなさい」クスクス
レッドは手を振りながらアニーから離れていった。
アニー「……お前こそな」
イリザベス「……この森、何も面白いものが無いわね……」
一方、不機嫌そうな少女、イリザベス・ファウストはつまらさそうな顔をしながら森の中を歩いていた。
イリザベス「退屈ね……ふああ……あら?」
あくびをしながら何かを見つけた。それは――
イリザベス「……切り株」
一つの切り株であった。
イリザベス「ちょうど良かったわ……」ゴロン
退屈を持て余して眠たそうにしている彼女は、切り株の上に寝転がった。
イリザベス「おやすみなさい……」zzz
退屈が嫌いな少女は、すぐに眠りについた。狼がいる森の中だというのにかなり呑気である。
アリ「狼と出会わないままゲームが終わればいいなぁ……」
そんな彼女の近くに――
スハ「あ、アリ!」
アリ「スハちゃん!」
アリの親友であるメガネっ娘のウ・スハが通りかかった。そして――
ミン「おっ、アリじゃん!」タッタッタ
アリ「ミンちゃんも!」
同じく親友であるスポーツ大好き少女のソヌ・ミンも通りかかった。
スハ「この三人で集まれて嬉しいです!」
アリ「うん! 私、ずっと不安だったから安心したよー!」
ミン「誰かと一緒にいれば怖くないよ。これから一緒に行動しようよ!」
アリ「もちろん!」
どんな怖い場所でも、アリは友達といれば怖くなくなるようだ。
ミン「ねっ、アリ、スハ。こないだ勧めたスポーツ漫画読んだ?」
アリ「うん、読んだ読んだ! 迫力あって面白かったなー」
スハ「ストーリーも凝ってて読みごたえがありました」フフフ
ミン「良かったー! 布教成功!」
ミン「ね、今度は何して遊びたい?」
アリ「いつか海水浴したいなー」
ミン「いいね! じゃ浮き輪とかスイカとか持っていこうか! スイカは勿論、スイカ割り!」
スハ「スイカは向こうでも買えると思いますが……」
ミン「そうだった」ハハハ
アリ「もー、ミンちゃんったらー」クスクス
グルルルルルルル……
スハ「!? しっ! 今何か聞こえました!」
アリ「えっ!?」
ミン(やだ、狼とかじゃないよね……?)
ミンの予想は的中した。
狼「グ゛ア゛ア゛ア゛!!!」ダダダダダ
ミン「ひいっ!!」ビクッ
このゲームの敵である狼が襲い掛かってきた。それを見た三人は咄嗟に逃げ出す。
アリ「た、助けてー!!」タッタッタ
スハ「は、速いです……!!」タッタッタ
ミン「怖いよー!」タッタッタ
必死に逃げ続ける三人――
アリ「そ、そうだ! みんなバラバラになって逃げよう!」
スハ「はい!」
ミン「二人とも噛まれちゃ駄目だよ!」
アリ「うん……ミンちゃんもね!」
三人は解散して逃げる。
狼「グ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」ダダダダダ
狼の標的は――
アリ「わわわー!!」タッタッタ
ジン・アリ。
アリ「や、やめてー!!」タッタッタ
逃げている途中で――
ガッ
アリ「わっ!」ドサッ
石に躓いて転んでしまった。痛みで悶えている間に狼が近づいてくる。
狼「!!」ガブッ
アリ「ぐっ!!」
狼「ガア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」ガブガブッ
アリ「ああっ――」
【ジン・アリ 失格 ≪残りゲーム時間≫】
残り 18人 {148:20}
3回噛まれたため失格となり、アリは地下牢へ転送された。
ピコン!
スハ「『ジン・アリが失格となった』。アリ……やられてしまったんですね……!」
ミン「ごめんよ、アリ……!」
狼「グルルル……」
狼は逃亡者を見つけ次第、高速で襲いにかかってくる恐ろしい存在である――。
その頃、レッドは――。
レッド「あっちに狼は……いないわね……」
警戒しながら歩いていた。
レッド「それにしても、フラウドは一体誰なのかしら……」
???「はあ、はあ……」タッタッタ
レッド「?」
その時、怪しげな人影が見えた。挙動不審な男が何かから逃げるように走っている。
レッド「? 何かしら……?」
---------------------------------------------------------------------------------
残り逃亡者……レッド、ウェンディ、アニー、ミリー、エスター、カレン、エステラ、レベッカ、
チカ、バローラ、ミニリーナ、ギグルス、ペチュニア、ジェフ、サリー、
スハ、ミン、イリザベスの18人。
続く
- Re: Lunatic Play ( No.7 )
- 日時: 2021/09/13 21:02
- 名前: ウィオ (ID: SUsN38YB)
【Suspicious looking person】
エスター「うち絶対狼にやられんのは嫌やわ~……」ドキドキ
その頃、エスターは警戒しながら森の中を歩いていた。
エスター「早ようちに帰りたいわぁ……」ドキドキ
ミシッ
エスター「!?」ビクッ
突如、一番近くの木からみしっと音が鳴った。
エスター「な、何や!? まさか狼かいな……!?」ビクビク
その瞬間、その木の太い枝から何かがぶら下がった。
ミニリーナ「ばあっ!!」
エスター「ぴぎゃあああっ!!;」ドサッ
ぶら下がってきたのは、いたずら好きなミニリーナであった。彼女は両足で枝にぶら下がっている。
エスター「ひゃ、あ、あんたは……?;」ビクビク ←腰抜かしてる
ミニリーナ「逃亡者仲間のミニリーナだ! へへっ、驚いたか?w」ヘラヘラ
エスター「も、もう! ビックリしたやないかあ!;」プンプン
ミニリーナ「ヘヘヘ! 楽しかった! あばよ!w」
バローラ「ミニリーナ?」ヌッ
ミニリーナ「ひゃっ!?;」ビクッ
ミニリーナが去ろうとした瞬間、バローラが目の前に現れた。
バローラ「何の騒ぎかと思えば……駄目じゃない、人様をからかっちゃ」
ミニリーナ「はあ? バローラには関係ねーだろ、引っ込んでろよ」
バローラ「駄 目 じゃ な い」ゴゴゴゴゴ
ミニリーナ「」
バローラはお仕置きとして、ミニリーナにキャメルクラッチを放った。
ミニリーナ「グブブブブウブブブブウ!!;」←悲鳴
ミニリーナ「イ、痛ぇよ巨乳ババア!; グブブブブブ!!」
エスター「何やこれ……;」
レベッカ「ううーん……。狼の気配が全然しないけど、本当に大丈夫かなぁ、私……」キョロキョロ
その頃、勉強家の女の子であるレベッカ・コッツウォルズは緊張しながら森の中を歩いていた。
レベッカ「このまま出てこなきゃいいんだけど……」ドキドキ
狼「グア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!」
レベッカ「ひいっ!!?」ビクッ
突如、狼が襲撃してきた。狼は神出鬼没。いつ現れてくるかは誰にも予測できない。
レベッカ「た、助けてえ!」タッタッタ
一目散に逃げる彼女。しかし狼のほうが圧倒的に足は速い。
狼「ゴア゛ア゛ア゛!!」ダダダダダ
レベッカ「ひ、ひゃああああ!!」タッタッタ
すぐに距離を追い詰められた。
狼「ガア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」ガブガブガブッ!!
レベッカ「いぎっ……」ドサッ
【レベッカ・コッツウォルズ 失格 ≪残りゲーム時間≫】
残り 17人 {146:15}
レベッカは地下牢へ転送された。
ピコン!
ギグルス「『レベッカ・コッツウォルズが失格となった。残り17人』」
エステラ「もう残り17人ですのね……」
レッド「さっきの人は何だったのかしら……?」
若い男性「ああ、すみません、そこのお方!」タッタッタ
その時、一人の若い男性がこちらへ走ってきた。
レッド「?」
若い男性「あの、紫色の服を着た男を見かけませんでしたか……?」
レッド「紫色の服……?」
若い男性「僕、そいつにお気に入りの本を盗まれてしまいまして……結構高価なものなんです!」
レッド「盗み……? ああ、その男ならあちらに走っていきました!」
若い男性「本当ですか!」
レッド「はい! 私も取り返すの手伝いましょうか?」
若い男性「ありがとうございます! お願いします!」
レッド、彼の本を取り返せるか――。
エスター「……とりあえず、離れといて正解やったな;」タッタッタ
その頃、エスターはバローラとミニリーナから走って離れていた。
エスター「あの人ら一体どういう関係なんやろ……」
ミリー「えーーーすたーーっ!」ダキッ!!
エスター「!?」ビクッ
エスター、本日で二度目のビックリ。
ミリー「エスター、ここにいたんだね!」スリスリ
エスター「み、ミリー! もうやめーや、うちに抱き着くの!;」
ミリー「だめ♪」ギュウウ
エスター「ぐううう……;」
そこに――
アニー「あれ、お前ら何やってんの?」
アニー・ニッツが通りかかった。
エスター「あ、アニー……。ちょっとミリーを何とかしてーや;」
アニー「別にいいけど……その前にさ、お前らそんな仲良かったっけ?」
ミリー「んー? 最近エスターが大好きでさー! 話せば長くなr」
アニー「ゴメンいいわ、俺百合とか興味無いし;」
エスター大好きっ娘、ミリー・ラーセン。
エスター「うう~……ミリーったら何でこんなキャラになっちゃったんや……;」
その頃、カレンちゃんは――。
カレン「誰かと会いたいなぁ……」
周囲に警戒しながら、恐る恐る人を捜していた。このゲームは逃走中と違って、連絡を取れる手段が存在しない。
カレン「また誰かやられちゃったりしちゃうのかな……? 私、もうこれ以上失格の人出てほしくないよ……」ドキドキ
そんな彼女を――
フラウド「……」ニヤリ
逃亡者の敵である「フラウド」が木の陰から覗いていた。果たして、カレンの運命はいかに――。
---------------------------------------------------------------------------------
残り逃亡者……レッド、ウェンディ、アニー、ミリー、エスター、カレン、エステラ、
チカ、バローラ、ミニリーナ、ギグルス、ペチュニア、ジェフ、サリー、
スハ、ミン、イリザベスの17人。
続く