二次創作小説(新・総合)

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戦士たちの愉快な日々
日時: 2022/04/15 21:26
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

女剣士です、初めましての方は初めましてですね。
無事前作を完結し、新しいお話を立てました。

勿論、キャラ紹介や次回予告もあるのでご了承下さい。
※犬夜叉と忍たまは、次回作の何処かで出します。

〜主な取扱ジャンル〜
スマブラシリーズ
ファイナルファンタジーシリーズ(Beも含みます)
ポケモンシリーズ
鬼滅の刃
ドラゴンクエスト ダイの大冒険
グランブルーファンタジー
ドラゴンボール超
カードキャプターさくら クリアカード
ナルトシリーズ(ボルトも含みます)
スーパードールリカちゃん
フルーツバスケット The Final
ぷよぷよテトリス
マギアレコード
テイルズ(アニメ版)
ドラゴンクエストシリーズ
クロノ・トリガー
半妖の夜叉姫
ONE PIECE
BLEACH
星のカービィ


第1章:復活した魔導士ケフカ 一気に読む>>1-29
第2章:導師と新たな仲間 一気に読む>>30-51
第3章:憂鬱な悪夢 一気に読む>>52-72
第4章:お帰り、2人共 一気に読む>>73-95
最終章:戦士たちの新しい旅立ち 一気に読む>>96-

66話>>96
67話>>98
68話>>99
69話>>100
70話>>101
71話>>102
72話>>103
73話>>104
74話>>105
75話>>106
76話>>107
77話>>108
78話>>109
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81話>>112
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85話>>117
86話>>118
87話>>119
88話>>120
89話>>121
90話>>122
最終話>>124
エピローグ>>125

〜コメント〜
ネルさん>>56
天竜さん>>57

〜コメント返信〜
ネルさん>>58
天竜さん>>58

オリキャラ応募>>
リクエスト応募>>76(再募集)
コラボリクエスト応募>>87
次回予告>>51 >>72 >>95
作者ファミリーの雑談>>54
今後の展開>>31 >>40 >>60 >>97 >>114
キャラ紹介>>
BGM設定集>>
次回作の主人公紹介>>123
誕生日企画>>
ホワイトデー企画>>29

スレッド誕生日:3月5日

Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.92 )
日時: 2022/04/01 07:29
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第63話「戦士たちの為に、少女の最期」

【忘らるる都 祈りの間】

「これが最後だ!! はぁぁぁぁぁ〜………」
「一気に決めてやらあ!! メドローア!!」

とわの使う斬星剣と、俺の最強の魔法・メドローアに寄って襲い掛かって来た人形たちは無事倒した。
しかし、斬星剣を使い続ける彼女の体力は限界を超えてしまい……そのまま倒れる。
くそっ、俺らがもう少し早く辿り着いていればこんな目に合わなかったのに。
踏ん張れ……、もう少しだけ踏ん張ってくれよとわ!!

「ポップ……、みんな! 私は此処までだけど……、皆は先に進んで行って………」
「何言ってんだよ。お前がいなくなったら、俺たちは……」
「駄目なんだ………」
「えっ……?」
「いつかせつなが言ってたんだ。この剣を使い続けると……私の魂は消えてしまうって……」
「…………」
「やっと……。自力で正気に戻れた、また皆に会えたよ……!」
「ああっ、やっとまた会えたな!!」
「…………」
「とわ……?」
「もう……、喋る力……残ってない……みたい……。じゃあ……ね……」
「とわ………? こんの……馬鹿野郎ーーー!!」

畜生、また目の前の仲間を救えなかった。
ダイは何とか助かってもよ、お前が犠牲になる事はねぇんだよ!!
どれだけ俺たちが強くなっても、お前なしでどうしたらいいんだ!!
もし例の演技とかって奴だったら、目を覚ましてくれよ!!

ポロリ………、ポロリ………(ポップが涙を流す音)

「くっ………。とわ……う う う………」
「ポップくん………」
「分かってるよ姫さん。でも……、今は振り返る勇気が出ねぇ……」
「………。馬鹿ねポップくんは、それ位あたしにだって分かるわよ!!」
「…………」
「ごめんなさい。私たちはもう少しこのままでいたいから、後の皆で彼女を静かに葬って上げて……」
「ああ。さあ行くぞ、今は辛いかも知れないが……私たちは諦めずに前に進もう!!」

他ならぬ彼女の頼みだ、本当は私だって泣きたい。
それでも2人がその分、沢山泣いてくれるだろう。
やっととわに会えたのに、こんな形で最期を迎えてしまうとは。
此処はレオナ殿に免じて、私たちはとわをあの泉へ静かに送り届けよう。

64話に続きます。

Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.93 )
日時: 2022/04/01 20:25
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

※今回初登場のミドは、FFBeからの女性キャラです。

第64話「互いの憂鬱」

【ユライシャ号 バルコニー】

「………」

やっと、ティナと再会出来たと思ったらとわが旅立ってしまうなんて。
あの最期を見ると、俺が17の時に見とった親父の姿を想像してしまう。
だからこそ、長い旅に出ようと決めたんだ。
今までは1人で旅をして来たし、悲しみを乗り越えていた筈だった。

カツカツカツカツカツ………

「バッツ。そんな暗い所で何をしている?」
「琥珀、それにミド!!」
「最近のあなた、浮かない顔してるって父さんが心配してたよ!」
「………」
「ミド。済まないが、此処は俺に任せてくれないか?」
「分かったわ。じゃあ私はティナたちの所にいるから、何かあったら呼んで!」
「ああっ!!」

一瞬だけど、彼女の後ろ姿を見る限り勉強熱心なミドと面影を重ねていた。
初めて古代図書館に行った時、祖父を説得するのにあの頃は必死だったよなぁ。
魔物が近くにいると知ってた筈なのに、あいつは本に夢中で気付かなかったっけ。
いや、ただ単に名前が似ているだけかも知れない。

スッ………

「琥珀?」
「ずっとうわの空だったからなぁ、俺でよかったら話を聞くぞ?」
「………。なあ、琥珀。お前の親父って生前はお頭だったのか?」
「ああっ。初代の棟梁が俺の親父だ、2代目としての候補者として姉上の名が上がっていたけど……今の義兄上あにうえと結婚してからすっかり子育てに奮闘するようになったからなぁ」
「………。折角のチャンスだったのに、勿体無いよ」
「いや。そうじゃないさ、姉上には姉上にしか出来ない事があったからな!」

珊瑚にしか出来ない事、それは結婚してからも俺たちと旅を続けるってことか。
そうだ、その手があったか!
珊瑚に聞けば、ティナを立ち直らせる方法を教えてくれるかも知れないぞ。
今行ったところで、彼女がすぐに立ち直る訳ないよな。
これ以上悲しい顔にひたる前に、俺自身の力でティナの笑顔を取り戻して見せるぞ!!

65話に続きます。

Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.94 )
日時: 2022/04/01 21:57
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第65話「フィーナの涙」

【ユライシャ号 甲板】

「………」

私にも、そんな最期があったなぁ。
異界を旅して回ったお陰で、カルミアやポネ マズルカたちに会えた気がする。
そのせいで、魔列車を操縦していたリノラが暴走してたんだよね。
ブルースさんが命を懸けてリノラを正気に戻し、彼は私たちのいる目の前で帰らぬ人になってしまった。

しゅうぅぅぅん…… ピカーン………

『フィーナさん!』
「ブルースさん? 何処、何処にいるの?」
『レイチェルさんの力を少しだけお借りして、あなたに話し掛けています!」
「良かった……」
『ですが、私にはあまり時間がありません! だから、あなたに言い忘れた事を今の内にお伝えしたいと思います!』
「………」

魔列車にいる時、どうして気付かなかったのかなぁ。
どうして私の名前が、あの乗客リストに入っていたんだろう。
ううん、今聞くのはそこじゃない!
折角ブルースさんとお話し出来るのに、悲しい顔をしてちゃ駄目!!

『フィーナさん。あの戦いから暫くが経ちましたが、リノラは元気にしていますか?』
「はい。ディペルがブルースさんのように鍛えてくれてね、すっかり成長しています!」
『そうですか。もし私が生きていたら、成長した彼に会いたかったですね!』
「………。あのね、こっちも少し前に大切な仲間が逝ってしまったんです! 彼女は私とは違って勇敢で、いつも私たち仲間を見ていました。その仲間を失って、皆が暗い顔をしてしまったんです……」
『そうだったんですね。ですがフィーナさん、あなたには受け止めてくれる人がいるじゃないですか!』
「えっ……!?」
『大丈夫です。その彼とあなた方ならきっと、その女性をもう一度蘇らせる事が出来ると思います! だから安心して下さい、私はいつでも……あなたやリノラたちを遠い空から見ていますから!!』
「!?待って、待って下さいブルースさん!!」
『短い時間でしたが、あなたとお話し出来て良かったです! さようなら、フィーナさん!』
「ブルースさん………」

ブルースさん、ありがとう。
ううん、お礼を言うのは私の方です。
あの時一緒に戦ったり、私の説得を聞き入れてくれて嬉しかったです。
本当はもっと沢山お話したかったけど、時間は限られていたんですよね。
静かに泣いていると気付いていたのか、何処からか暖かい温もりを感じたんだ。

ギュッ………

「レイン………」
「此処にいたのかフィーナ、随分探したんだぞ!」
「1人になりたかったから……。それに、私の情けない姿をレインに見せたくなかったから……」
「全く。静かに泣きたいなら俺に相談すれば良かっただろ!」
「えへへっ、ごめんなさい……」
「ごめん。途中で話を盗み聞きしちゃったけど、ブルースって前に君が言ってた手品の人か?」
「うんっ。レインやラスウェルともう一度会う為に、私はそこでデイジーたちと冒険していたんだ!」
「………。王の業務とかなかったら、フィーナと2人旅出来たんだけどな………」
「きっと出来るよ。その為にも私たちには、やらなきゃいけない事が沢山あるんだもん!」
「そうだな、また君と旅をする為にも俺たちは俺たちの出来る事を片っ端からやろうぜ!」
「うんっ!!」

また、大好きな人との旅が出来る日を信じて私たちは再びお互いを抱き合う。
嬉しくて、溜めていた涙が一気に溢れ始めてしまったんだ。
それをレインは見過ごさず、私の背中を優しく撫でてくれている。
皆と一緒に『この世界』を救った後は、どんな所に2人で行くのかを今か今かと楽しみにしているんだ。
今は私が流しているこの涙を、あなたの腕の中で沢山泣き続けていたいな……。

66話に続きます。

Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.95 )
日時: 2022/04/01 22:15
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

次回予告

呪われた人形との死闘を終えたポップたち。
しかし、ダイの無事と引き換えにとわは眠りについてしまった。
彼女と再び再会する為にも、ポップたちは新たな決意を胸に歩き出そうとしている。

次回最終章:戦士たちの新しい旅立ち

フィーナ「さあ行こう。私とレインの知らない世界へ」

第4章:お帰り、2人共 完結!
最終章:戦士たちの新しい旅立ちに続きます。

Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.96 )
日時: 2022/04/02 08:16
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第66話「各地の復旧作業」

【FF7の世界 ニブルヘイム ティファの家】

ガチャっ

「クラウド。もうすぐ2人の両親の命日だったな、翡翠からこの造花を持っていけと言われたから持って来たぞ!」
「済まないせつな、助かった!」
「水臭いことを言うな、私たちは仲間じゃないか! これ位の任務なら容易い御用さ!」
「ああ、そうだな!!」

此処が、クラウドたちの故郷なんだな。
宿屋の他にも民家やよろず屋、そして2人の家もある。
確かフィーナはクリスタルとして目覚めたから、自分の故郷はないと言っていたな。
既にもろはにはそう伝えたから、大丈夫だと思うぞ。
落ち着いたら私も、他の皆に会いに行くとしようか!

【王国歴1000年 ガルディア城 王の間】

バンっ

「一体どういうつもり? 各地の農作物がこれだけしかないってどう言うことよ!💢」
「申し訳ありませんセリスディア王妃様。しかし、クレティアやダラルから送られる農作物内が全て駄目になったと!」
「全く……。ほむら、さやか! 至急クレティアとダラルに赴き安全な農作物があるか調べてきなさい!」
「はい、すぐにでも支度をして参ります!」
「さやか。ほむらをしっかりサポートして上げてね!」
「勿論です、王妃様!」

あの呪われた人形との死闘後、マールから直々に私とルイージをこの国に迎え入れてくれたの。
引き受ける代わりに、私は彼女にある条件を出したわ。
その条件が、私を実の娘の様に育ててくれた彼のお世話をする事。
本来の世界以外に旅した事がないあの子にとっては、いい機会だと思ったのよ。
落ち着いたら、会いに行きたいわね。

コトっ

「ルイージ……」
「セリスさんは凄いなぁ。王妃様としての責務を全うするなんてね……」
「ふふっ。この国の王妃は強しって事を城の兵士たちに教えて上げたかったのよ!」
「ねえ。責務が一段落したら、他のとこも見て回ろうか?」
「そうね……、でも私たちはそう簡単に外出は出来ないわ!」
「お話は聞かせて頂きました。羽根伸ばしがてら私が王妃様たちの代わりに各地を訪問致しましょう!」
「で……、でもハドラー……」
「ご心配には及びません王妃様。この元魔軍司令ハドラー、王妃様たちのお力になる為に見参致しました!!」
「君がそこまで言うならいいよ、近くに若い夫妻もいるから彼らも同行して上げてね!」
「はっ!!」

ルイージ王の言う、若い夫妻と言うとトルース街に住んでいると言うあいつらの事だな。
かつて未来を救った経験を持つ2人の勇者と魔法使い。
その勇者は本来の故郷にいるクラウドの、実の弟的に存在するツンツンとした赤い髪が特徴の少年だ。
そして魔法使いとは、メカを長年研究し続ける才色兼備の異名を持つ紫の髪形が特徴の少女。
確かにあの2人ならば、俺の良きバックアップになりそうだ。

67話に続きます。


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